うつ病の人にお見舞いに行くときの注意点ってある?
うつ病の患者さんの入院しているところにお見舞いに行く場合は、聞き上手になるよう心がけるようにしましょう。
患者さん(家族や親しい人)の今感じていることや、不安に感じていることなどを聞いてあげることで、うつ病に関しての理解や共感をしてあげることが大切となります。
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うつ病の人が病院に入院する場合、
に入院することとなります。精神科というと小汚くて、隔離されているというイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
精神科に入院するからといって、小汚かったり隔離されるということは
昔の映画やドラマのようなフィクションの世界をイメージする人もいますが、実際にはそんな場所はありません。通常の病院に入院するような綺麗な内装となっていて、通常の病院のように普通に個室もあります。
精神科に入ると怖いことをされるのではないかと思う人や、一回入ったら出てこられないのではないか、という不安に襲われることもあるでしょう。しかし、
で、通常の病院での入院生活と何ら変わりはありません。一回入院したからといって一生出てこられないということもなく、症状が安定してくれば誰であっても退院することは可能です。
精神科だからといって、昼夜問わず大声で叫んでいる人がいるなどということもありませんし、薬漬けになることもありません。
精神科で入院生活を送る場合、まだまだ知らないことが多いので1つ1つ解明していきましょう。精神科に入院するといっても、精神科の入院病棟は、以下のの2つに分かれています。
は自由に出入りができる空間での入院となっていて、 は病棟の出入り口にカギがかけられている病棟になります。
うつ病で入院生活を送るという人の場合は、もちろん開放病棟に入院することになるでしょう。しかし、
までになると、自分で命を落としてしまうことが考えられますので、閉鎖病棟に入院しなくてはならなくなります。
このような状態の患者さんでなければ、開放病棟に入院し強制的に閉じ込めるということはありません。入院生活では4~6人部屋、または個室で入院をすることになりますし、
です。これらは通常の病院と何ら変わらず、いつでも出入りができる環境となっています。
入院生活では今まで規則正しくない生活を送っている人でも、決まった時間にご飯が出て、決まった時間に寝ることで規則正しい生活が送れるようにしていきます。これらも、
だと考えられていて、日中はゆっくり過ごし生活スタイルを元に戻していくのです。
日中になるべく寝ないようにすることで、夜間の睡眠が取れると考えられています。必要になるうつ病の患者さんに対しては、抗うつ剤などの薬を処方することもあります。
このような入院生活を
の間続けて行うことで、少しずつ症状が改善していき前向きになり始め、やる気も出てくるようになるようです。前向きになり始め、やる気も出てきたら入院生活も終わりに近くなってきます。
後は、カウンセリングを行いながら医師が経過を記録していき、社会復帰できるようにしてくれるのが、精神科で入院生活を送るということです。
如何でしょう、精神科に入院するというイメージがガラッと変わったのではないでしょうか。これであれば精神科に入院するのも怖くないと感じたら、社会復帰に向けて入院生活を送るのもうつ病を克服するためには良いかもしれません。
うつ病になってしまった人は、意欲がなくなっていくことや、人を避けるなどの傾向が出てきます。悲観的になってしまったり、時には絶望的になり死にたいと感じることすらあるようです。
うつ病の症状が酷くなってしまうことは決して珍しいことではなく、
こともあります。症状が酷くなると、精神科に入院することが病気を克服するのに最適だといわれています。精神科に入院した場合、誰であっても簡単にお見舞いに行くことができます。
しかし、お見舞いに行く場合は、入院しているのが家族であっても話す内容にはとても気を使う必要があります。うつ病を抱えている患者さんにとっては
のです。だからといって、うつ病の人を責めるのは間違っています。では、どのように患者さんに接していけば良いのでしょうか?
うつ病の患者さんの入院しているところにお見舞いに行く場合は、
になるよう心がけるようにしましょう。患者さん(家族や親しい人)の今感じていることや、不安に感じていることなどを聞いてあげることで、うつ病に関しての理解や共感をしてあげることが大切となります。
これはカウンセリングを行っている医師などが利用しているやり方で、会話の内容ではなく感情を汲み取ることで治療を行うものです。この方法であれば、患者さん自身も支えてもらっていると感じたり、
ことができますので、うつ病を克服できるのではないかと思わせることができます。
これが良い結果に導かれるようであれば、うつ病に悩んでいた家族や友人、恋人などは病から立ち直ることができるようになります。
入院生活が長くなっていることで患者さんが不安に感じているようであれば、お見舞いに行った家族や友人などは、良くなるためには
です。うつ病は克服ができる病気でありながら、克服には相当な時間と忍耐が必要になります。
患者さん自身でも嫌になるほどの苦痛を感じる病で、お見舞いに行っている家族や友人、恋人などであれば尚更、苦痛に感じてしまうかもしれません。しかし、そのことに関して患者さんに怒ってしまったり焦らせてしまうことは、症状が悪化してしまうことにもなりますので注意しましょう。
うつ病の人は悩みや不安を一人で抱え込んでいるため、入院中でお見舞いに行く時は、きちんと悩みや不安を聞いてあげるようにしましょう。その中で、悩みが大したことないと思ってもそれを否定したり、入院中の患者さんを説得させたりするのも良くありません。
また、悩みや不安に対して
をしたり、 にならないように注意しましょう。うつ病の人の苦しみは、健康な人が感じていることよりも、想像をはるかに超えている悩みや不安を抱えている場合もありますので気をつけて接するようにしてください。
うつ病を発症しているからといって、全ての人が同じ症状を訴えるとは限りません。症状にはそれぞれ個人差があり、食欲がなくなる場合や過食症になってしまうこともあるのです。
うつ病は、下記の3つの症状に分かれていて、比較的軽度である場合は入院は必要ないといわれています。
しかし、症状が一向に良くならない場合や悪化傾向にある場合は、入院をして治療に専念した方が良いこともあります。
うつ病だと診断されても、
の場合は、
などのうつ症状がありますが、
状態だといえます。
だと診断された場合は、仕事に行く気分になれないということで欠勤してしまうようになり、日常生活に支障が出てしまいます。
になってしまうと、1日中気分が沈んだままになってしまい食欲がなくなったり、自殺しようと考えることもあります。この場合は一人でいるのは危険だと考えられますので、精神科に入院して治療を行った方が良いでしょう。
基本的に、うつ病になってしまった人でも、軽症や中等症の場合は自宅での治療となり、薬などで改善していけます。しかし、うつ病の症状の段階が重症になっている時は
休息を行ったり薬による治療や精神療法を行うなどの方法で、治療を行っていきます。
重症になってしまった場合でも、自殺する危険性がない場合はカウンセリングを小まめに行ったり、薬で精神面を安定させることで良くなっていくこともあります。
ですが、中にはうつ病の治療に必要な薬を飲むことで体調が悪くなってしまう場合や、
場合もあるのです。このような症状が出ている場合は、うつ病を克服したくても環境のせいで治せない状態の可能性があるでしょう。
その環境から離れ入院をすることで、うつ病の症状が安定し回復に向かう場合もあるかもしれません。こういった場合であれば、重症でなくても入院することができ、環境の整っている病院での治療が一番良いと考えられています。
うつ病の症状では食欲がなくなることが多く、体が栄養を吸収できないことで衰弱してしまうこともあります。体が衰弱してしまう場合は、休養や薬での治療が最も必要になり、早い段階で入院が必要になります。
このような症状を訴える人も多く、衰弱をしている場合はうつ病の症状を和らげる薬を使用したり、点滴を行って栄養を体に送ることが必要となるでしょう。
自分でうつ病の症状を理解することで早い段階で治療を行うことができ、治療を早く行うようにすれば、速やかにうつ病を治すことができるようになります。