躁うつ病と総合失調症(精神分裂病)の症状の違いとは?
総合失調症の場合は、周りの人はその声が聞こえないのですが、傍から見ると、まるで誰かと会話しているように見えます。また、急に笑い出す『突笑』と呼ばれる総合失調症に特有の症状があります。
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このような症状が出た場合、『急に暴言を吐いたり一人で笑い出すかと思えば、寝込むように気分が落ち込む』というところがもうキーポイントだと思って、この人はもう躁うつ病なのではないかと思うことがある。だが、この場合は
である可能性高い。
ポイントは以下の部分だ。
ここにあるのは『被害妄想』、『幻聴』である可能性が高く、
場合などは、特にそうである。周りの人はその声が聞こえないが、傍から見ると、まるで誰かと会話しているように見えて、全くの他人であれば、その光景や異様であり、不気味である。
また、『急な笑い』というのは、楽しそうな陽気な笑いではなく、
である可能性がある。
躁うつ病と総合失調症の決定的な違いは、この『幻聴』、『ひとり言(誰かと会話をする)』という部分だろう。被害妄想、感情の起伏が激しい等のことは躁うつ病と似ているのだが、総合失調症の場合は必ずしも激しい感情の波があるとは限らない。
私は、
だったからよくわかっている。そして奇しくも、 だったのだ。だから、彼らの姿は見慣れているのである。そんな私の幼少期の素直な感想はこうだ。
やはり幼少期ともあって、自分との人間関係の深さで、差別的に見てしまっていたようだ。
叔父も隣人も、よく見られたのは『ひとり言』である。急に誰かと話し出し、あっはっはと急に笑い出す。まるで、
とでもいうかのように、その妄想の中で、誰かと話しだす。
それを見ていると、楽しそうなときもある。夢の中に自分の好きな人が出てきて、その人と楽しく話をして、幸せそうにも見える。しかし、やはりそれだけではなく、被害妄想的な奇行もあるだろうから、苦しいときもあるのだろう。
私が叔父に、ひとり言中に話しかけると、急に顔が
をして、空返事をし、ひげを触りながら、自分の部屋に帰っていく、ということがよくあった。
幼少の頃は、その顔の急激な変化が少し怖かったが、あれはもしかしたら、子供である私に対して害を与えない様に、自分の感情をコントロールしようと彼なりに闘っていたのかもしれない。私は叔父に何かひどいことをされたことは一度も無かった。