躁うつ病(躁状態、うつ状態)の幻覚や妄想の特徴とは?
躁状態の妄想は、考え方によっては ポジティブなものもあります。
しかし、『有名な人と特別な関係を持っている』と考える等、度が過ぎた妄想があります。うつ状態の妄想は、考え方によっては、単なるネガティブな思想だと捉えられるものもあります。しかし『重い罪を犯した。死刑になる』と考える等、度が過ぎたものがあります。
先生
今回は、躁うつ病(躁状態、うつ状態)の幻覚や妄想の特徴について考えていくよ!躁状態もうつ状態も、ポジティブ、ネガティブっていう言葉の枠では収まりきらない症状があるのが特徴なんだ!
更に詳しく知りたい人は、以下の記事を見るっす!
ハニワくん
Contents|目次
躁状態の思い込み・症状とは
躁状態
自分は、
- 特別に優れた能力を持っている
- 素晴らしい発明をした。またはすることができる
- 大金持ちである
- 誰からも尊敬されている
- 有名な人と特別な関係を持っている
- とても高い身分である
- 神である
- 世界一幸せな人間である
- 異性がみんな自分に夢中だ
また、
- 神の声が聞こえる
- 天使が見える
などといった幻覚、幻視、幻聴がある。
先生
躁状態の場合は、かなりハイになっちゃってるイメージだね!ポジティブに考えるだけなら全然いいけど、『大金持ちである』とか『とても高い身分である』という発想は、ポジティブというよりは妄想だよね!
ポジティブとはちょっと次元が違うっす!
ハニワくん
うつ状態の思い込み・症状とは
うつ状態
自分は、
- 何の能力もない
- 不治の病にかかっている
- 完全にぼけた
- 破産した。お金が無くなった
- 重い罪を犯した。死刑になる
- 不貞をした
- 内臓が無くなった
- 食べ物に毒を入れられている
- 皆が自分を殺そうとしている
- 家族も皆死ぬ。殺される
また、
- 『死ね』という声が聞こえる
- 自分を焼き殺す姿が見える
などといった幻覚、幻視、幻聴がある。
先生
これもネガティブというレベルとはちょっと違って、『自分を焼き殺す姿が見える』とか、そういう幻視があるなんて、よっぽどだよね!『不治の病にかかっている』っていうのは妄想だけど、放っておくとこれも危険だね!
つまり、プラシーボ効果っすね!
ハニワくん