精神疾患の種類にはどういうものがあるの?
『テキスト臨床心理学4 精神病と物質関連障害』を参考にして考えていきましょう。
先生
今回は、『テキスト臨床心理学4 精神病と物質関連障害』を参考にして、精神疾患の種類について勉強していこう!
更に詳しく知りたい人は、以下の記事を見るっす!
ハニワくん
Contents|目次
精神疾患の種類
精神疾患の種類は様々なものがある。『躁うつ病と境界性パーソナリティ障害の症状の違いとは』や、『躁うつ病と総合失調症(精神分裂病)の症状の違いとは』なども参考にしながら、それぞれの種類と特徴を確認していきたい。
幼児期から青年期までに現れる障害
- 学習障害や運動障害、広範な発達障害など
認知障害
- 認知症、譫妄、健忘性障害など
物質関連障害
- 酒、たばこ、薬、麻薬などへの依存(中毒)
統合失調症とその他の精神性障害
- 妄想、幻覚、自我解体などの症状
気分障害
うつ病性障害
- 大うつ病性障害、気分変調性障害
双極性障害
- いわゆる躁病、躁うつ病、気分循環性障害
一般身体疾患による気分障害
- からだの病を原因とする
物質誘発性気分障害
- 酒や薬物などの中毒を原因とする
不安障害
パニック障害
- 呼吸困難など身体的、心理的なパニックを起こす
社会恐怖
- いわゆる対人恐怖症、赤面症など
外傷後ストレス障害(PTSD)
- 自己、事件、犯罪被害などで心に傷を負った状態
その他
- 小児の過剰不安障害、強迫性障害など
摂食障害
- いわゆる拒食症や大食症
身体表現性障害
- からだの病がないのに耐えがたい痛みなどがある
虚偽性障害
- いわゆる詐病。しかし犯罪目的などではない
解離性障害
- いわゆる記憶喪失、ヒステリー、離人症など
性障害と性同一性障害
- 男(女)が自分を女(男)と感じる、不能、不感症など
他に分類できない衝動制御の障害
- しばしば激しく怒る、窃盗癖、放火癖など
適応障害
- 他の明白な障害はないが仕事は学校に行けない
精神遅滞
- 通常は『知的障害』と呼ぶ
睡眠障害
- 不眠や早期起床、嗜眠症など
パーソナリティ障害
- 思春期以後に現れる非常に偏った性癖、人格
その他治療の対象になることもある状態
- 対人関係、虐待や無視などで問題がある状態
出典『テキスト臨床心理学4 精神病と物質関連障害』