青年のうつ病の特徴とその原因ってなに?
リストカットという自傷行為が最も多いのは、青年です。
事実、スチューデントアパシー(学生無気力症)が青年男子に多いのに対して、リストカットは10代~20代、未婚の女性に多く見られます。そのうち8割が女性であるという特徴もあります。うつ病の原因は色々ありますが、例えば『執着』という問題を考えることは極めて重要です。
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『子供のうつ病の特徴とその原因』と併せて考えていきたい。そこに書いた子供のうつ的症状の特徴には、
と書いたが、もしこれを『青年』がやっていたらまずい。あるいは、そこにも書いた様に、大人がやっていたらまずい。許されるのは、
というぐらいで、後のことは子供だから許されることだという印象が強いわけである。
そこにある違いは
である。それをすることで、いかに周囲の人に迷惑がかかるか、大人というものは子供と違って責任が重く、従って法律上でも年齢とともに全ての責務が課せられ、あるいは権利が解放される。
煙草や飲酒にアダルト関係。それらは全て『自主責任』で、やるならやれ、という風に、責任を押し付けられるのである。
しかし、子供の場合は違う。守られている。悪い事をしても『逮捕』、『懲役』ということではなく、『保護』、『矯正』という考え方になる。
そこにあるのは責任能力の有無だ。よく、奇妙な罪を犯した人間の精神鑑定をし、責任能力の有無を調査することがあるが、もし、あれで加害者に責任能力がなく、精神的に問題があった、ということになれば、罪は違った形で償うことになる。これを援用して、
も、テレビドラマで見たことがあるはずだ。
さて、リストカットという自傷行為がある。あれが最も多いのは、青年であるという印象が強い。事実、スチューデントアパシー(学生無気力症)が青年男子に多いのに対して、リストカットは
に多く見られるという。そのうち8割が女性であるという特徴もある。
なぜ、リストカットが『10代~20代、未婚の女性に多い』のか。男性や、それ以外の時期に少ないのか、そこには間違いなく何らかの答えがあるだろう。
それはもちろん、『精神未熟』であるということもある。『女性のうつ病はホルモンの影響もある。(産後うつ病・マタニティブルーズ)』で書いたこともある。また、『その範囲』の最も多い悩みの特徴として考えられるのは、『老化』だ。
そのように発想するのは『10代~20代、未婚の女性』以外にはない。
他の範囲の人々になると、例えば男などは、確かに多少の執着はあるが、特に、別に年を重ねても金を稼げばいい、というような考え方があって、そこに固執しない。だが、よく目を凝らしてみるとわかるが、
のだ。
つまり、そこにあるのは『女心』である。人生で最も輝くこの時期に、綺麗な写真を撮っておきたい。そういう願いが女性には人一倍あるのだ。
マリリン・モンローは言った。
IQ – IQ |
私の最高の瞬間。女には、そういう意識が強く存在しているのだ。
しかし、30、40、50歳と年を重ねるにつれてリストカットは減るわけだ。だとしたらそこにあるのは、
。つまり、全ての面で精神が熟達してくることもそうだし、避けられない老化を受け入れ、ある種の覚悟が固まった。また、子供の成長など、年齢を重ねなければ味わえない様々な楽しみを知ったこともそうだ。
青年時代のうつ的症状は、もちろんここに書いたようなことだけではない。ここに書いたのは氷山の一角でしかない。一つ言えるのは、青年時代は、『早とちり』をしないことが重要だ。
、ということだ。