うつ病の予防・治療に入浴は効くの?
効きます。入浴は人間の心身をリラックスさせる効果があります。重荷を取ることがうつ病の治療の原則なので、適切な入浴は効果的です。
先生
ハニワくん
Contents|目次
適切な入浴は人間の心身を癒す
この記事は、
と併せて考えていきたい。やはり、自分の体から少しでも重荷を取ることが重要なテーマとなるわけだが、入浴についてもそれを最適化することが出来る。
まず単純に考えて、『70℃のお湯』に浸かることと、『40℃のお湯』に浸かることでは、体感温度は違うわけだ。すると当然、それをして感じる感想も変わることになり、前者の場合は、火傷に近いような痛みを伴うわけで、正直そこに入浴したところで、まったくリラックス効果は得られない。だが、40℃等、適温に入浴することは、なんだか妙に
し、疲れが取れていく実感を得る。
では、冷たければいいのかというと、今度は『5℃の水』に浸かると、これはもうほぼ氷のような冷たさだ。従って、長くその水に浸かっていると、体が冷え切って、大きなストレスとなる。
ということはやはり、
ということになるわけだ。では具体的には、それぞれの温度によってどのような体の変化が起きるのだろうか。
先生
ハニワくん
先生
ハニワくん
- 40℃等の適温に入浴することが心身のリラックスに繋がっている。
入浴で体重が9分の1になる
38~40℃
- 副交感神経が刺激される
- 精神状態が落ち着く
- 血管が拡張し血圧が下がる
- 体の深部温度は上がらない
41~43℃
- 交感神経が刺激される
- 精神状態が覚醒・興奮する
- 血管が収縮して血圧が下がる
- 体の深部温度が上がる
これを見てわかるように、通常は、このような理論が当てはまることになる。38~40℃が適温で、それ以外の温度が、不適温だということが言えるわけだ。
ということは、その
ことがわかる。うつにとっては、自分の体から少しでも重荷を取ることが重要なテーマとなるので、この適温を守って入浴することで、効果を得られることになるのだ。
よく、温泉に行くと『効能』のところに、『リウマチ、冷え性』などという記載があるのを見るはずだが、あれは温泉の効能もさることながら、『入浴そのもの』だけでも得られる効能もある。身体を温め、内臓の機能を高め、筋肉の緊張をほぐし、神経を落ち着かせる。入浴にはそういうリラックス効果があるのだ。
また、人は水の中に浸かっていると
ので、肩や足以外に、知らない間に負荷をかけている背中の筋肉等の緊張が解け、それだけでリラックス効果を得られる。シャワーではなく、なるべく入浴によって、その効果を存分に上げていきたい。
重荷を取る方法は様々あるが、こうした入浴の最適化も、そのうちの一つだ。無理は禁物だが、取りれられる全ての要素を取り入れていきたい。
先生
ハニワくん
- 入浴で体重が9分の1になる。
- 不適温のお湯に入浴するということは、『重荷』となる。