人間がハゲてしまうメカニズムとは?側頭部の薄毛はAGAじゃない?
ハゲのメカニズムは脱毛症の種類によって違います。
様々な脱毛症の種類があり、そのすべてが厳密なメカニズムは違います。ただ、それでも往々にして共通することがあります。それは、食事やストレスや生活習慣等といったことですね。その最適化を怠っていれば、薄毛になりやすいと言えます。
『AGA(男性型脱毛症)』の原因は『DHT(ジヒドロテストステロン)』です。男性ホルモン(テストステロン)には、体毛やひげなどに代表されるように、毛を生やす、という作用がありますが、前頭部と頭頂部の毛乳頭に多くある特殊な酵素(Ⅱ型5α-還元酵素)と結びつくと、DHTという脱毛を促進する物質がつくられるわけです。ですから、側頭部が薄毛になるということは、AGA(男性型脱毛症)ではない可能性があります。
その他の薄毛の原因はいろいろありますが、例えば、体内毒素を溜めず、活性酸素は常に除去するように心がけ、ホルモンバランスが崩れるようなことはせず、ストレス対策を万全とする。例えば、睡眠不足や生活習慣の乱れ、食生活の乱れなどを改善するのです。そうすれば、身体には薄毛の原因となる毒素が溜まることはなく、また、常に良い新陳代謝ができるため、新鮮な状態でいることができます。
Contents|目次
人間がハゲてしまうメカニズムはこのサイトの至る所で書いていますが、ハゲの種類にも色々ありますからね。
その他にも下記の記事に書いたように、
薄毛の原因
薄毛の原因には、このような問題が挙げられるわけです。また、下記の記事に書いたように、
『過剰なマッサージ』もそうですね。それらによって抜け毛は促進されることがあります。また、下記の記事に書いたように、
遺伝という要素もありますが、それは確実ではありません。ハゲの種類は色々あり、それらの原因は全て異なっていますので、一概に何が原因ではげてしまうかは断言できません。
例えば『AGA(男性型脱毛症)』というならば、その原因は『DHT(ジヒドロテストステロン)』です。男性ホルモン(テストステロン)には、体毛やひげなどに代表されるように、毛を生やす、という作用がありますが、前頭部と頭頂部の毛乳頭に多くある特殊な酵素(Ⅱ型5α-還元酵素)と結びつくと、ジヒドロテストステロン(DHT)という脱毛を促進する物質がつくられるわけです。
これに関しては、下記の記事に書いたように、
『テストステロンの量が多い=ジヒドロテストステロンができやすい』わけではないため、男性ホルモンが多いからといって薄毛になりやすいというわけでもないので、性欲が強いからといってハゲるわけではありません。
また、下記に書いたようなことは全て『噂』です。
このうち、確かに『ストレスで薄毛になる』ということだけは一理あります。円形脱毛症がそうですね。この脱毛は小指大から手のひらサイズの大きさで丸く脱毛が生じるというもので、他の部分はしっかりと髪の毛が生えているのにも関わらず、その部分だけ完全に毛がなくなってしまうという特徴があります。主にストレスによって生じることがあり、ストレスの原因となるものがなくなれば、薄毛が改善することもあります。
AGA(男性型脱毛症)と違って『一時的なハゲ』であることが多いので、深刻度は低いとも言えるかもしれません。しかし、『ストレスで一夜にして白髪になったりハゲになる』ということはほぼあり得ません。
ですが、ストレスというものは人間に甚大な被害を与える毒です。下記の記事に書いたように、
当、薄毛以外の様々な問題を引き起こす原因となるのです。更にストレスについて調べるために見るべきなのは以下の記事です。
これ以上ネット上でストレスの害悪について書いた記事はないでしょう。
また、『薬害脱毛』と言うことに関して言えば、『体内毒素』というキーワードがそれに該当します。下記の記事にも書きましたが、
ここには更にその後に続く詳細を書きます。
『育毛の真理』にはこうあります。
このように体内に取り込まれて、汗や大小便などで排泄しきれなかった老廃物(残留成分)が髪の毛に含まれて体の外に運び出される仕組みになっているが、残留成分の量が多くなると、髪の毛をつくる細胞である、毛母細胞の働きが弱くなって、やがて脱毛現象が現れる。
急性の場合、薬剤の摂取をやめると、髪は早々に回復する場合もあるが、相談者のデータでは、残留成分がもたらす脱毛現象は、摂取した成分や量、本人の体質などによって、場合によっては数か月後、10年以上も後になって現れることもあり、しかも、頭皮下に蓄積された残留成分が毛母細胞の妨げにならない量まで排泄されるまで、脱毛が続く。
これは体内毒素の記事にも書きましたが、抗がん剤や放射線などによる脱毛があるように、『排泄機能を超える毒素が体内に溜まると脱毛してしまう』のです。
これはAGA(男性型脱毛症)の抜け毛のメカニズムとは全く違うものですよね。このようにして、脱毛の種類によって、その原因とメカニズムは変わってくるのです。まずは、前述した要素を全て最適化することが重要です。まず簡単なのは、
という要素以外の最適化ですね。前述したような問題です。薬物を過剰摂取しない。なるべく薬に頼らない。タバコを吸わない、排気ガスを吸わない。夜更かしをしたり、睡眠不足にならないようにする。
髪の毛にいい食事を心がけ、ジャンクフードや添加物の入った食事を摂らない。オーガニック(無添加食品)などがいいですね。それは『薬害』なわけですから。農薬ですからね。オーガニックなら『基本的には』薬害を受ける心配がないわけです。
それから旬のものを食べるということにも気を配りましょう。旬の食物以外を食べるときは注意が必要で、食物を旬のとき以外にどうして食べれるのかというと、その間、『何かで長期保存する』わけです。輸入する際に腐らないように、保存料も使うこともある。そうすると、食材を変な時期に食べると、有害物質を体内に入れることになるのです。それは『薬害』ですよね。
それから先ほどの食事の記事にも書きましたが、『肉食』は本来タブーとされています。獣肉を食べると加齢臭の元がつくられやすくなります。肉にはもともと動物が排泄するはずだった老廃物をたくさん含んでいるからですね。
解体後の動物の老廃物まで取り込むことになれば、細胞が汚れ、疲労と老化をもたらします。肉を食べるとエネルギーが溢れる気がするがこれは気のせいで、その老廃物に含まれている尿素がカフェインに似た構造をしているため、精がつくと誤認識します。残留アドレナリンを吸収するため、一時的に高揚した状態になるだけなんですね。
賢明な人ほど食事は『少数精鋭』になります。ジャンクフードをたらふく食べれば脳内に報酬系物質の『ドーパミン』が大量に放出されますが、それはある種の麻薬です。その麻薬の快楽にも似たドーパミン欲しさに、『大量の有害物質』を摂取することは、見る人から見れば麻薬中毒と同じなのです。
そこにあるのは欲望への依存と執着。普通、そうしたエゴに支配されている人の人生はうまくいきません。それが、薄毛という問題になって表面化しても、何ら不思議ではないのです。自業自得ということですね。
前述したように、抜け毛の原因は様々です。また、『最後に読む育毛の本』にはこうあります。
なぜ髪は抜けてしまうのか
髪は再生と退行を規則的なサイクルで繰り返し、抜けては生えるという『ヘアサイクル』の話を先にしました。それでは、髪は何度も生えるはずなのになぜ少なくなってしまうのでしょうか?育毛サロンに通われていいたお客様からこんな悩みを聞いたこともあります。
『私の貯金が減るのと髪が減るのが比例している。』
深刻な悩みです。だって両方う大切なものがなくなるのだから…。まず薄毛で悩む人の多くは男性型脱毛症(AGA)ですが、主な原因は4つあります。
『男性ホルモン』『酵素』『遺伝』『年齢』
前述しましたが、髪の毛根には5-αリダクターゼという酵素が存在します。血流に乗って流れてきた男性ホルモンのテストステロンは、この酵素の作用によりジヒドロテストステロンに変化します。これが薄毛の元凶である『5α-DHT(ジヒドロテストステロン)』と呼ばれる脱毛因子です。
AGAの最も大きな原因は、DHTですね。このジヒドロテストステロンの存在によって、薄毛現象は起きてしまうのです。
ジヒドロテストステロンというのは、薄毛の原因となる男性ホルモンです。この男性ホルモンは、テストステロンという男性ホルモンから生まれる物質です。
『AGA(男性型脱毛症)』の原因は、この『DHT(ジヒドロテストステロン)』です。男性ホルモン(テストステロン)には、体毛やひげなどに代表されるように、毛を生やす、という作用がありますが、前頭部と頭頂部の毛乳頭に多くある特殊な酵素(Ⅱ型5α-還元酵素)と結びつくと、ジヒドロテストステロン(DHT)という脱毛を促進する物質がつくられるわけです。(ちなみに女性の場合は、アンドロステンジオンという物質からもDHTが生じます。)
したがって、このジヒドロテストステロンの大元である、
の部分に何か仕掛けをして、ジヒドロテストステロンを発生させないようにすれば、AGAにはなりにくいということになります。何しろ、まず女性はこの男性ホルモンのテストステロンが少ないので、AGA(男性型脱毛症)になる確率も男性よりは低いのです。女性の血中のテストステロン濃度は男性の20分の1から10分の1と言われているので、それだけAGAになる確率は低いわけですね。
しかし、女性の場合でもAGA(男性型脱毛症)にはなります。その場合、AGAの前に女性を意味する『Female』をつけ、『FAGA(女性男性型脱毛症)』と呼ぶこともあります。
ただ、テストステロンが少なければそれだけAGAになる可能性も低くなるということですよね。ジヒドロテストステロンが発生しにくいということになります。(厳密に言うと、テストステロンの量は関係ないのですが)
また、下記の記事にも書いたように、
筋肉増強剤にテストステロンが使われるという事実があります。それで、『プロテインを飲んだらハゲる』という噂が広まったのですが、実際には、プロテインは筋肉増強剤ではありませんからね。それは間違った噂ということになります。
しかし、『だが筋肉増強剤(テストステロン)を使用したのなら、ハゲる可能性はある』ということなんですよね。その理由は今言ったように、テストステロンがジヒドロテストステロンの大元となるからです。
ちなみに、『性欲が強いとハゲる』という噂も間違っています。詳しくは下記の記事に書きました。
ただしそういう人は、性欲だけじゃなく『精力』も旺盛ですから、
などに対してあまり難しく考えずにガンガン進めていく傾向がありますから、それらが相まって結果薄毛の原因を作り出してしまう、という可能性はありますね。
このようにして考えてみると、
などの特殊な例がない以上、あまり『テストステロンを操作する』ことはできませんので、ここに働きかけをするのは難しいと考えられます。女性の場合なら、更年期に近づくにつれて女性ホルモン(エストロゲン)のバランスが崩れ、男性ホルモンが優位になってしまう、という逆現象が起きやすいのですが、男性が高齢になって女性ホルモンが優位になる、ということはありませんので、テストステロンの変化に期待するのは難しいかもしれません。
では、『Ⅱ型5α-リダクターゼ』の方はどうでしょうか。そもそも男性の頭の、
に関しては、このⅡ型5α-リダクターゼがほとんどありません。したがって、この部分だけが髪の毛が残る『波平さんスタイル』を多く見受けることになるんですね。
このⅡ型5α-還元酵素は、側頭部と後頭部にはあまりないのです。ですから、『サザエさん』の『波平』のような、側頭部と後頭部の髪の毛だけが残る脱毛の仕方をすることが多いのです。つまり、波平さんの場合は、AGA(男性型脱毛症)である可能性が高いということですね。
したがって、その逆である『側頭部』が薄毛になってしまったということは、AGA(男性型脱毛症)ではなく違う脱毛症が原因だと言えることになります。もちろん確実ではありませんけどね。AGAの可能性もあります。
『ササっとわかる薄毛の悩み解決最前線』(講談社)にはこうあります。
男性型脱毛症(AGA)は『男性ホルモン』の影響から
(省略)実は男性ホルモン(テストステロン)には、体毛やひげなどに代表されるように『毛を生やす』という作用があるのですが、前頭部と頭頂部の毛乳頭に多くある特殊な酵素と結びつくと、ジヒドロテストステロン(DHT)という脱毛を促進する物質がつくられます。しかし後頭部と側頭部の毛乳頭には、このDHTと反応するレセプター(受容体)がほとんど存在しないため、脱毛も起こりにくいのです。
『ほとんど存在しないため、脱毛も起こりにくい』ですからね。『全く存在しないので、絶対に脱毛は起きない』ではないので、AGAの可能性もあるということですね。ここからもわかるように、もしこのⅡ型5α-リダクターゼの量を減らすことが出来たら、ジヒドロテストステロンの発生を抑制することを期待できるわけです。そこで注目したいのは、
というキーワードです。まず亜鉛とイソフラボンですが、これらの栄養素は、5α-リダクターゼを阻害する働きを期待できます。また、下記の記事に書いたように、
亜鉛は、体内に入ってきたタンパク質をケラチンに変換する効果があり、これにより質の良いタンパク質を生み出すことができます。体内の亜鉛が減ってしまうことでケラチンを生成できなくなり、髪の毛に良い栄養が届かなくなってしまうと考えられます。
タンパク質の一種であるケラチンは、髪を育毛させるのに必要となる栄養素の99%を占めていますからね。タンパク質を摂取していただけでは髪の毛には不十分で、そこにプラスしてこの『亜鉛』が必要なのです。したがって、これらの栄養素を摂取するということは、
という意味で、薄毛改善にとっては非常に効果的なのです。
また、女性はこのイソフラボンによって、とても大きな恩恵を得られます。
また、ダイエットなどによって亜鉛不足になりがちな女性は、『味覚障害』などの症状を覚えることが多くあります。男女にとってこの二つの栄養素は、あらゆる意味で効果を得られるのでぜひとも摂り入れていきたいですね。もちろん、過剰摂取は逆効果になることもありますので、適量を心がけてください。
また、
ですが、これは育毛剤に含まれる成分のことです。前頭部と頭頂部の毛乳頭に多くある特殊な酵素(Ⅱ型5α-リダクターゼ)ですが、『ある対策』によって、この酵素の動きをある程度阻害することが可能です。それが、この2つの成分が含まれた薬なのです。
日本でそれが含まれた製品は、
ということになります。
男性型脱毛症の治療薬(育毛剤)として米国皮膚科学会や国際毛髪外科学会が効果を認め、薄毛治療の診察ガイドラインで強く勧めている塗る育毛剤はこの『ミノキシジル』だけです。日本の製品名は『ロゲイン』と『リアップ』ですね。
また、フィナステリドが含まれた『プロペシア』は、米国皮膚科学会の男性型脱毛症診療ガイドラインや国際毛髪外科学会の指針では『ミノキシジル』と共に強く推奨されており、アメリカ食品医薬品局(FDA)も内服して薄毛を改善する薬として唯一有効性を認めている薬です。
また、デュタステリドが含まれた『ザガーロ』は、2015年9月に厚生労働省に認可されたばかりの新薬です。しかし、その効果は抜群で、Ⅰ型の5α還元酵素にはフィナステリドの100倍の抑制効果、Ⅱ型には3倍の抑制効果があり、副作用も少なく、安全性が高いと考えられています。
つまり、テストステロンに関しては現段階ではあまりコントロールできませんが、Ⅱ型5α-リダクターゼの方は、このようにして打てる対策が少なからずあります。これら対策によってⅡ型5α-リダクターゼの働きをある程度抑制すれば、ジヒドロテストステロンの発生を阻止することに繋がります。
ただし、『ササっとわかる薄毛の悩み解決最前線』(講談社)にはこうあります。
AGAは遺伝や男性ホルモンと大きく関わっていることはわかっていますが、何かひとつの原因で起こるわけではありません。しかし、生活習慣やストレスなどが引き金になってスイッチが入ると脱毛が始まって、何もせずに放っておくと髪の毛の数は減り続けます。AGAは進行性の症状です。いったんスイッチが入ると止まらないので、薄毛が気になっている人は何らかのケアが必要ですし、そのケアが早ければ早いほど効果的な改善につながります。
つまり、『Ⅱ型5α-リダクターゼの抑制』という直接的な働きかけだけじゃなく、もっと『前始末』寄りの発想を持つことで、更にこの問題を最適化することができます。AGAが発症してから牡蠣や大豆を食べるより、重要なのは『前始末』ですからね。見るべきなのは以下の記事です。
といった様々な要素を健全に最適化することが求められます。
しかし、このあたりの最適化をすることで得られる恩恵は、薄毛対策や改善だけじゃありませんからね。思っている以上のはるかに大きな恩恵を得られますので、やりがいがあります。最終的にジヒドロテストステロンを多く発生させないために、こうした『前始末』を意識するようにしましょう。
また、まだまだフィナステリドやミノキシジルだけでは発毛率も大したことはありません。しかし、いつかそのうちもっと薄毛に有効な育毛剤が出るかもしれませんからね。そこは楽観的に捉えるのが賢明です。ジタバタしたってストレスになるだけで、それがまた更に薄毛を進行させますからね。
技術的な対策と同時に、精神的な対策も万全にしましょう。
では、AGA以外の理由で薄毛になるとしたら、何が原因だと考えられるでしょうか。
という人もいれば、
という人もいます。先ほどの本には、
『タバコをやめないといけませんか?』
ハッキリ言えば即座にやめていただきたいところです。育毛にとってタバコは害になります。タバコに含まれるニコチンが、血管を収縮させるというのはご存知の方も多いでしょう。血管収縮が起きると、栄養分を髪に運ぶのが妨げられ、成長を阻害し、さらに毛乳頭に通っている毛細血管も収縮してしまいます。すると、髪に栄養分がいきわたらずに髪が抜けやすくなるわけです。
またハーバード大学公衆衛生学部の調査によると、喫煙がテストステロン、DTH等、多くの男性ホルモンを増加させるそうです。これはやはり脱毛を増加させる要因だと考えられます。
とありますが、違う本には、
と発言しているものがあります。従って、これらのすべての要素を悪条件にしても、薄毛にならないという人がいるのが事実です。そう考えると、『遺伝』という要素が注目されることになります。もうそうなったら、そういう目に見えない要素以外には考えられませんよね。しかし遺伝的要素は薄毛の原因の25%程度だと言われているわけで、遺伝がすべてだとも言い切れないようです。
しかし、これだけの原因がわかっている以上、最適化したいですよね。例えば私は敏感肌で、髭剃りをしただけで肌が痛くて流血も当たり前なのですが、CMやテレビなどを見ていると、他の人はカミソリでジョリジョリと簡単に顔を剃っています。
これは当たり前のことではありません。少なくとも私のような敏感肌から言わせてみれば、恵まれた体です。これが遺伝なのか何なのかはわかりませんが、そういう体質に生まれた以上、それに対する最適化をすることは使命だと言っていいでしょう。
さて、今回考えるのは原因と対策。上記に、原因については詳細を書きました。後は対策ですね。しかしそれも、これらの原因たる要素を最適化することが、対策となることはわかりますね。
体内毒素を溜めず、活性酸素は常に除去するように心がけ、ホルモンバランスが崩れるようなことはせず、ストレス対策を万全とする。例えば、睡眠不足や生活習慣の乱れ、食生活の乱れなどを改善するのです。そうすれば、身体には薄毛の原因となる毒素が溜まることはなく、また、常に良い新陳代謝ができるため、新鮮な状態でいることができます。
また、シャンプーの最適化もしましょう。シャンプーには先ほど貼った記事もそうですが、育毛剤や育毛シャンプーに関する知識を入れることも重要です。
育毛剤や育毛シャンプーを使って髪の毛が生えるなら、この世にハゲはいませんよね。これらは上に挙げた様々な要素、対策の一つにすぎません。しかし、やらないよりはやった方がいいということですね。
例えるならプロテインです。筋肉隆々の身体にするためにはプロテインは有効ですが、しかし、プロテインを飲んだだけではそういう身体にはなりません。まず何よりもしっかりと運動をし、筋肉を傷めつける必要があります。それでプロテインを飲み、身体に『補修材』を入れるわけです。
後は休養です。睡眠中にその補修材があることで、身体が効率的にダメージを負った筋肉を補修し、以前よりも強い筋肉になるというわけです。従って、プロテインというものは飲んだだけでは意味がないのです。しかし、使用方法を最適化すれば、素晴らしい補助食品となるわけですね。
育毛剤や育毛シャンプーも同じことです。これを使用したからといって、薄毛が治るわけではありません。その他のすべての要素をおざなりにしてこれだけやっても、何の意味もないのです。
しかし、すべての要素を最適化し、髪の毛を清潔にして育毛シャンプーで土壌を整え、更にそこに育毛剤を加えることで、効果は間違いなく向上するということですね。
ちなみにプロテインは、摂取タイミングも重要です。筋トレや運動直後30分以内、睡眠前が『ゴールデンタイム』と言われています。これはアスリートの常識です。霊長類最強女子の吉田沙保里選手も、
と言っていました。また、フットボールで有名になった五郎丸選手のいる早稲田大学では、廊下にプロテインが置いてあります。好きな時にそれを摂取して、そして睡眠時間も十分に確保されています。
スケジュールに『スリープ』という項目があり、一日に3回は仮眠を取って疲れた体を回復させ、筋肉を補修するのです。ですから五郎丸選手は、
と言っていました。それほど身体を酷使するし、また、ぐっすりと寝るわけですね。それをトレーニングのスケジュール内に入れるわけですから、極めて合理的に考え抜かれていると言っていいでしょう。
同じように、育毛剤や育毛シャンプーに関しても使用方法の最適化が求められます。上記記事内の、薄毛の原因はシャンプーにあるかもしれないにも書いたように、育毛シャンプーだからといってやりすぎるのはむしろ頭皮にとって害悪となり、それは薄毛の原因となります。これらの要素は、『それをしただけで改善する』というものではなく、一つの大きな改善ポイントとして捉えることが重要です。
また本にはこうあります。
男性型脱毛症の『発症率は約30%』
製薬会社の行った調査によれば、男性型脱毛症=AGAの発症率は、20歳以降の男性全体で約30%だそうです。また、自分が薄毛であると認識している男性は日本で1260万人、そのうち気にかけている人は800万人、何らかのケアを行ったことのある人は650万人というデータもあります。
男性型脱毛症の『発症率は約30%』。男性全体のおよそ3割で、3人に1人と考えると、結構多いですね。ですから、男性の薄毛の場合はまずAGA(男性型脱毛症)を疑うことが多いわけです。
女性の場合も同じようにAGA(男性型脱毛症)になります。しかし、女性の場は、血中のテストステロンの濃度は男性の20分の1から10分の1と言われているので、男性と比べるとはるかにAGAになりにくいと言えます。
女性の場合、
とありますが、最初の2つはどちらもAGA(男性型脱毛症)のことです。ジヒドロテストステロンが原因で薄毛になるのは、AGAですからね。また、AGAとは違う脱毛症の『びまん性脱毛症』の場合はホルモンバランスの乱れが原因で起こる脱毛症です。
ただ、実際には薄毛の種類はこれだけあります。
このうち、その薄毛の種類がどれに当てはまるかは、実際に検査してみなければわからないですね。円形脱毛症なんかはわかりやすいですが、薬害性脱毛症や円形脱毛症の場合、『どこからハゲる』という決まりはないので、AGAだと思ったら薬害性脱毛症だった、ということはあり得ますね。
この側頭部の薄毛も同じように、AGAだと思ったら薬害性脱毛症、あるいは円形脱毛症だった、ということがあり得ます。その場合の原因は、ジヒドロテストステロンというよりは、
などが挙げられることになります。また、牽引性脱毛症だった場合は、髪の毛を引っ張るような髪型にしていることが原因です。まあ、側頭部を引っ張るということはあまりありませんが。脂漏性(しろうせい)脱毛症と粃糠性(ひこうせい)脱毛症という可能性もありますね。これは、フケや乾燥などが原因で起きてしまう脱毛症です。
また、先ほどの本にはこうもありますが、
AGAは遺伝や男性ホルモンと大きくかかわっていることはわかっていますが、何か一つの原因で起こるわけではありません。しかし、生活習慣やストレスなどが引き金になってスイッチが入ると脱毛がはじまって、何もせずに放っておくと髪の毛の数は減り続けます。AGAは進行性の症状です。いったんスイッチが入ると止まらないので、薄毛が気になっている人は何らかのケアが必要ですし、そのケアが早ければ早いほど効果的な改善につながります。
といった、様々な要素が重なり合い、それを誘発する可能性があります。側頭部の薄毛の原因がAGAだとしても、そうじゃないにしても、
これらの要素は全て最適化することが大切ですね。例えば、『食事』や『肥満』というキーワード一つ考えても薄毛に関係しています。『最後に読む育毛の本』にはこうあります。
肥満は身体の中の主要臓器を圧迫しやすくなり、血流も悪くなります。くわえて血の質も不純物が多くなり濁ってくるため、いわゆるドロドロ血になってきます。これは身をもって体験したことですが、日ごろの激務でストレスがたまった時期があり、食生活も乱れていた時期がありました。すると気がついたら、自分でも驚くほどお腹も出て内臓脂肪がたっぷりたまっており、同時に髪も弱弱しくなっていったのです。
ですから、側頭部の薄毛がどのような原因であれ、ここに挙げたすべてを最適化する必要があるのです。そうすれば逆に、薄毛以外のあらゆる問題を未然に解決しますからね。一石二鳥どころの騒ぎじゃないんです。やりがいがありますよね。