頭皮が臭いとフケが出てハゲる?
頭皮が臭いということは『細菌の分解と酸化』が考えられます。
大量の汗が出ると、
などの付着物が汗と混じって細菌の培地となります。すると、汗で溶かされた皮膚表面の付着物が、細菌によってどんどん分解・酸化されていくことになります。このときに発生する脂肪酸などの匂いが『汗臭さ』の原因となります。髪や頭皮が臭いということは、
という問題を抱えている場合があります。その場合は、薄毛と無関係ではないと言えます。脂肪やたんぱく質を分解するときに、さまざまな腐敗毒素も一緒に生み出してしまうわけで、高たんぱく、高脂肪、高カロリーの食事を暴食しすぎるとことは匂いの原因となりやすいのです。そして、その食事の暴食というものが、薄毛に関係しています。
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の原因はいろいろありますが、こと頭皮の匂いということであれば、その原因はこの記事に書いたように、『細菌の分解と酸化』が考えられます。大量の汗が出ると、
などの付着物が汗と混じって細菌の培地となります。すると、汗で溶かされた皮膚表面の付着物が、細菌によってどんどん分解・酸化されていくことになります。このときに発生する脂肪酸などの匂いが『汗臭さ』の原因となるわけですね。
また、悪玉菌と呼ばれる腐敗臭は、脂肪分とたんぱく質の分解を担当していて、善玉菌では分解できない高分子の成分を分解する役割を担っています。しかし、脂肪やたんぱく質を分解するときに、さまざまな腐敗毒素も一緒に生み出してしまうわけで、やはりこれも匂いの原因となっているのです。
そうすると当然、目を向けるべきところは『食事内容』ですよね。体臭と食事に関しては下記の記事にたっぷりと書きました。
高たんぱく、高脂肪、高カロリーの食事を暴食しすぎると、
といった体内から発せられる臭いという臭いが、すべて悪臭となりがちです。したがって、頭皮の臭いが気になるという人は、食事の最適化をすることが求められますね。
食事の最適化をするということは、これらの臭いの問題以外にもありとあらゆる問題を解決します。一部だけ紹介すれば、
なんかにももちろん影響があります。こと薄毛ということで考えても、下記の記事に書いたように、最適化するべき大きな要因の一つとなっています。つまり、頭皮の臭いがするということは、『薄毛の原因でもある食事』をぞんざいにしている可能性があります。したがって、
という考え方は、あながち否定することができないということですね。
『気になる 口臭・体臭・加齢臭』にはこうあります。
頭皮にニオイと毛髪のニオイ
頭のニオイの原因には2つあります。ひとつは、頭の皮脂に細菌が繁殖することによってにおうケース。もうひとつは、髪の毛が周囲のニオイを吸着・濃縮してニオイを発生するケースです。頭皮のニオイに関係が深いものに、フケがあります。(中略)フケは細菌の栄養分になるからです。(中略)フケ症の原因は、主にストレス過多や睡眠不足、刺激物や甘いものの過剰摂取などですが、最近になってフケ症には真菌というカビの一種が関係していることがわかってきました。
ここにも同じように『頭の皮脂に細菌が繁殖し、フケが細菌の栄養となる』と書いてありますね。フケなどの付着物が細菌によってどんどん分解・酸化されていくことになり、このときに発生する脂肪酸などの匂いが『汗臭さ』の原因となるわけですね。
また、フケ症の原因として、
とありますが、食事に関しても出てきました。それは前述したとおりです。しかし、もう一つ参考文献から引用をしておきましょう。
『薬いらず!すぐに役立つ健康読本』(新風舎)にはこうあります。
抜け毛が増えてきたみたいで最近どうも気になる
頭を鏡で見て薄くなってきたと感じたら、食事が陰性に偏っている証拠です。アルコールの好きな人、甘いものや果物が好きな人は前頭部から薄くなります。肉類の好きな人は脳天から薄くなります。アルコールも甘いものも肉類も存分に食べている人は、頭頂部と前頭部から薄くなります。髪の毛薄くなる場所の毛根の力が弱くなっているのです。
フケが多く出るのは、体の新陳代謝がうまくいってないからです。肉や魚、卵や乳製品、甘いものなどを摂りすぎると、代謝機能があまり働かず、フケが出やすくなります。抜け毛予防と同様、これらの酸性食品を控え、血液をきれいにしてくれるアルカリ性の食べ物を積極的に摂りましょう。
ここにはフケのことも出てきましたね。また、食事の内容が高カロリー、高脂肪であることの問題性と説いています。また、アルカリ性の食べ物も重要です。カルシウム、ナトリウム、カリウムを多く含む緑黄色野菜や海藻類がその代表ですね。そうした『メンテナンスフード』を食べることは、あらゆる問題の最適化に繋がります。
また、ストレスや睡眠不足という問題は、下記の記事に書いたように、
など、ありとあらゆる問題を引き起こす原因でもあります。つまり、頭皮対策をすることによって、一石二鳥どころではない恩恵を同時に得られることができるので、これはぜひとも最適化したいところですね。
また、『気になる 口臭・体臭・加齢臭』にはこう続きます。
頭皮と違い、髪の毛が臭いのは、外からニオイ物質が付着したことが原因です。髪の毛にニオイがつくのは、洗髪やその後の乾かし方に問題があると考えてよいでしょう。頭の皮脂は、皮膚を守って毛髪にうるおいを与えるのが本来の役目ですから、におうからといって乱暴にゴシゴシこすってはいけません。洗いすぎると頭皮や毛髪の表面(キューティクル)が傷つき、そこに細菌が入り込んで、かえってニオイが強くなってしまいます。洗いすぎやこすりすぎに気を付けましょう。
このように、髪の毛の臭いの原因として、下記の記事に書いたように、
念入りなシャンプーによる皮脂の過剰な洗浄による、皮脂の分泌過多も挙げられています。
『シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった!』にはこうあります。
枕がにおわなくなる
シャンプーをやめるよりもまえに、彼のオヤジくささが気になりだしていた彼女。『枕などもにおっていました。加齢臭でしょうね。ところが、シャンプーをやめてから、少しずつそれが消えていって、いまは枕も、頭からもいやなニオイがしません』シャンプーをやめたことで薄毛が改善されたうえに、加齢臭も解消されたのは、私だけではなかったのです。
シャンプー剤には界面活性剤が入っています。その洗浄力の強い成分は、皮膚や頭皮に悪影響を及ぼします。したがって、ニキビ、薄毛といった様々な問題を引き起こす原因となります。ですから、よほど体にいい成分が入ったシャンプー剤でない限り、むしろ使わないほうがいいという考え方もあるわけですね。
薄毛の原因
薄毛の原因には、このような問題が挙げられるわけですが、ここに挙げた記事をしっかりと確認し、すべての要素を最適化することを心がけましょう。
使うとしても、『すすぎ』を念入りに行う必要があります。
『発毛・育毛の新常識―これだけ知っていればハゲになりません!』にはこうあります。
すすぎを簡単に済ませてはいけない
(省略)実際は、シャンプー剤の作用によって髪と頭皮から浮き上がった汚れを完全に取り除く行為が洗髪である。つまり、シャンプー剤の泡で汚れを包み込み、その泡を完全にすすぎ落して、初めてシャンプーといえるのである。配合成分の内容に関わらず、洗浄剤であるシャンプー剤を残したままで、髪と頭皮に日光が当たると、洗浄剤が化学変化を起こし、大きなダメージを与えてしまう。(中略)洗浄剤であるシャンプー剤は、神経質なくらい丁寧にすすぎ流してちょうどよい。
発毛・育毛の新常識―これだけ知っていればハゲになりません! (B&Tブックス)
界面活性剤の直接的な害悪だけでなく、洗浄剤が日光によって引き起こされる化学変化によってもダメージを食らうんですね。
また、日光というのであれば、紫外線に関しても考える必要があります。下記の記事を見て理解を深めましょう。
また、そうなると『活性酸素』というキーワードも出てきますね。紫外線を浴びると活性酸素が増えます。活性酸素は、
と、様々な問題を引き起こす要因となります。全てが繋がっているわけですね。
また、頭皮の臭いの原因は『育毛剤』である可能性もあります。薄毛対策を一生懸命やっている人は育毛剤にも気を配っているかもしれません。しかし、現時点で育毛効果が認められているのは、
の3種類しかありません。それらは『脱毛の進行予防・発毛促進』を促す『医薬品』ですが、その他の『毛母細胞、毛乳頭への作用』を促す製品は、『医薬部外品』です。医学的な検証を経ていないものなので、効果はそれより更に引き下げられます。
確かに、下記の記事に書いたように、
育毛剤と育毛シャンプーで言えば、効果があるのは育毛剤です。しかし、育毛シャンプーが『育毛剤の土壌づくり』だとしたら、育毛剤も『育毛のための土壌づくり』でしかなく、その耕された土壌に豊潤な作物が実るかどうかという保証はありません。農業も薄毛対もそう単純なものではありませんからね。その他にあらゆる環境や条件が影響しています。
ですから、育毛剤を乱用したところで、薄毛の改善にはつながりません。それどころか、むしろ頭皮の臭いの原因は、その使いすぎた『育毛剤』である可能性もあります。
『発毛・育毛はコロンブスの卵』にはこうあります。
育毛剤の使用と加齢臭
(省略)すると、強烈なにおいの不純物が、驚くほど多量に抽出された。翌日、夫の体臭は見事に軽減されていた。私はあんなに悩まされたにおいの原因が、実は夫がこれまでに使用してきたさまざまな育毛剤の残留成分によるものの可能性があると知り、『加齢臭には、ほかにも原因があるのでは?』と、がぜん、探求心が沸き起こるのを抑えられなった。考えるに、育毛剤などのなかった昔の人にも加齢臭はあったのだから、加齢臭とは、長年にわたって体内に蓄積された不純物が放つにおいだと思われる。
育毛剤も含めた蓄積された不純物は、加齢臭となって体から発せられる可能性があります。そう考えると、あまりむやみやたらに育毛剤を使用するのは、逆効果だということが見えてきますね。
また、加齢臭というならば、『気になる 口臭・体臭・加齢臭』にはこうあります。
加齢臭を増加させる原因
加齢臭は、じつは生活習慣病と大きな関係があります。典型的な例を挙げてみましょう。食べ物では肉類が好きで、お酒はガンガン、たばこもスパスパ、仕事仕事で運動不足、当然ストレスも多い、このような生活を送っていると、生活習慣病になりやすいということはよく知られています。加齢臭が発生するシステムも似ています。年を重ね、不摂生を続けていると、血管の中にコレステロールが蓄積されるのと同じように、皮脂腺にも脂肪分が増えていきます。分解される脂肪分が多くなるということは、当然、加齢臭の元となるノネナールの量も多くなっていくのです。
これらの問題をぞんざいにしているのであれば、それは加齢臭を引き起こす原因となるので注意が必要ですね。
また、先ほど紫外線の問題を考えるとき『活性酸素』というキーワードを考えましたが、この本には活性酸素の害悪についても書いてあります。更に『ニオイをかげば病気がわかる』にはこうあります。
加齢臭の正体とは
じつは、加齢臭もストレスや酸化物質と密接な関係があることがわかってきました。(中略)ノネナールは、皮脂腺から分泌される『9-ヘキサデセン酸』と『スクワレンハイドロパーオキサイド』という物質によって発生します。前者は、毛穴の奥の皮脂腺から分泌され、体の老化が表れ始める40歳ころから増加する傾向があることがわかっています。
後者は酸化物質、いわゆる『体のサビ』にあたるもので、これも若いころは皮脂中にはほとんど存在せず、年齢とともに増えてくるものです。この物質は前述の活性酸素とも関係しています。活性酸素は体をサビさせて、加齢臭のもととなる物質も分泌させてしまうのです。
これでわかったように、活性酸素の害悪というものは侮るべきものではありません。ですから、活性酸素対策として、抗酸化作用のある栄養素を摂り入れることも忘れないようにしましょう。
その抗酸化作用のある栄養素のなかでも注目なのは『アスタキサンチン』です。ビタミンEの約1000倍もの高酸化力があるといわれているんですね。詳しくは下記の記事に書きました。
また『薬いらず!すぐに役立つ健康読本』(新風舎)にはこうあります。
娘に『臭い』と言われた…。加齢臭、口臭を消したい!
健康な人は本来体臭はありません。体臭があるのは体が酸性になって、汚れがたまっているからです。(中略)体臭や口臭が出るほど体が酸性になっているという人は、疲れやすかったり風邪をひきやすかったりと、どこか体調が悪いはずです。放っておくと深刻な病気に繋がりかねません。
体臭のある人は、体が注意信号を出しているととらえ、酸性体質の改善に取り組みましょう。肉や魚、甘いものや乳製品などの酸性食品を控え、根菜類や海藻、梅干しなどのアルカリ性食品を積極的に摂りましょう。血液がきれいに、そして元気になります。そうすれば体臭が気にならなくなると同時に、体も快調になってきます。
アルカリ性の食べ物に関しては、先ほど少し触れました。カルシウム、ナトリウム、カリウムを多く含む緑黄色野菜や海藻類がその代表ですね。そうした『メンテナンスフード』を食べることは、あらゆる問題の最適化に繋がります。
ここでも結局『高脂肪・高カロリーの食事』の弊害について説いているわけです。
これらの要素を全て最低化することで、頭皮の臭いの対策になり、ひいては薄毛の原因を排除することになるので、ぜひとも真剣に考えていきましょう。薄毛以外の様々な問題を解決しますから、やりがいはありますよね。
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