脂漏性(しろうせい)脱毛症と粃糠性(ひこうせい)脱毛症ってなに?おでこの剃り込みが痒いのと関係ある?
粃糠性(ひこうせい)脱毛症は、乾燥したフケが毛穴を塞ぎ、菌などが繁殖して毛根が炎症してしまう脱毛症です。
脂漏性(しろうせい)脱毛症は、皮脂が過剰分泌し、こびりついたフケやホコリに細菌が繁殖し、頭皮が炎症してしまう脱毛症です。どちらもフケが原因で起こる脱毛症なので、乾燥やフケ、あるいは皮脂の過剰分泌には注意が必要です。フケや乾燥によって頭皮が痒くなることはあります。そしてあまり度が過ぎると、フケが原因の脂漏性脱毛症等に注意が必要です。
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フケが原因での脱毛症については、下記の記事にも書きました。
まず第一に、なぜフケが出るのかということについて記事を読んで理解することが重要です。多少のフケならなにも問題ありませんが、異常なフケになると皮膚科へ行く必要があります。
『医師による切らない薄毛・抜け毛・円形脱毛症最新治療―豊富な症例数が信頼の証し』にはこうあります。
頭皮のトラブル(脂漏性皮膚炎など)
フケが多い方や脂っぽい髪の方は、脂漏性皮膚炎など細菌による炎症が薄毛やハゲの原因となっていることもあります。こうした頭皮のトラブルが原因となっている場合は、まず皮膚疾患の治療が優先となります。皮膚疾患の治療のめどがついてから毛髪再生の治療に移行していきます。
『脂漏性皮膚炎』という病気は、フケなどが原因で起きてしまう病気なので、すぐに皮膚科へ行って治療をすることが重要です。脂漏性皮膚炎は、『脂漏性脱毛症』が悪化しても起きてしまう症状です。ここでちょっと脱毛症の種類について見てみましょう。
乾燥したフケが毛穴を塞ぎ、菌などが繁殖して毛根が炎症してしまう脱毛症
皮脂が過剰分泌し、こびりついたフケやホコリに細菌が繁殖し、頭皮が炎症してしまう脱毛症
脂漏性脱毛症と粃糠性脱毛症というものがあるんですね。しかもその原因の共通点に『フケ』があります。ですから、フケの対策というものは、リンクした記事を見てしっかりと行っていくようにしましょう。
ただ、記事にも載せた参考文献でも言っていますがが、フケは、頭皮が健康であっても(というより、健康であるからこそ)、多少は出るのが当たり前ですので、あまり神経質になる必要はありません。
粃糠性脱毛症は、フケがカサブタ状になり、毛穴を塞いでしまうほど大量のフケが異常発生してしまうことが原因で起きる症状なので、多少のフケなら気にする必要はありません。つまり、
というほどのものでない場合は、そう神経質に気にする必要はありません。もちろん、だからといって全く気にしないのはダメですから、後は記事に書いたように最適化をしましょう。
この二つの脱毛症、つまり、
の原因は、
が主に言われているところです。ホルモンバランスが崩れると頭皮の常在菌が異常繁殖して脱毛の原因となると言われていますが、実際のところは確実なことはわかっていません。
また、『脂漏性(しろうせい)脱毛症』に関しては、ホルモンバランスが原因となっているのはどちらかというと冒頭に書いた『脂漏性皮膚炎』の方だと言われているので、ホルモンバランスだけを重視することは違うという見解があります。
まあ通常、どんなことでも『何か一つだけやればいい』ということはありませんからね。例えば、薬を投与すれば後はなにしてもいいとか、そういうことはほとんどありません。下記の記事にも書きましたが、
薄毛の原因
薄毛の原因には、このような問題が挙げられるわけです。これらすべての要素を最適化して初めて効果が得られるという中で、
と言っている人がいるなら、本末転倒です。その人は完全に『アウトサイド・イン』の発想の典型ですからね。見るべきなのは以下の記事です。
どんなことにおいても、外部要因に依存するのではなく、内部要因を最適化し、自らの行動に責任を持つ考え方以上の対策はありません。ただ、どちらにせよ
の問題を最適化しようと思えば、先ほどの要素を最適化することになりますので、おのずとこれらの脱毛症の原因を解消することになるでしょう。ホルモンバランスが崩れるのはストレスや睡眠不足、食生活や生活習慣の乱れだったりしますからね。
また、体に悪いものを摂取することでも悪影響を及ぼしますし、活性酸素の対策をすることは、それらの問題を全て行わないとできないことですから、すべてが一蓮托生というか、繋がっていることなので、これらの最適化することを心がければ往々にして状況はよくなります。もちろん、症状が悪い場合は皮膚科に行って専門家に診てもらいましょう。
おでこの剃りこみや生え際が『かゆい』ということは、どんな状況にあると考えられるでしょうか。基本的に、AGA(男性型脱毛症)の症状に『かゆみ』というものはありませんので、AGAが原因ではないということになります。
ただし、下記の記事にも書きましたが、
によって頭皮が痒くなることはあります。例えば私なども、妙に頭を掻きたくなって掻くと、爪の先に白いゴマのような小さい粒が入っているように見えますが、あれは乾燥によってフケが出て、それで頭が痒くなったんですね。
また、その記事にも書きましたが、『シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった! 』にはこうあります。
異常なフケなら皮膚科へ
フケは、頭皮が健康であっても(というより、健康であるからこそ)、多少は出るのが当たり前ですので、あまり神経質にならないほうがいいでしょう。けれど、肩に真っ白く積もるほどフケが落ちるのは、明らかに異常です。何かの原因で、頭皮が皮膚炎を起こしていると考えられます。炎症の原因としてよく知られているのが、マラセチアというカビが原因の脂漏性皮膚炎です。
フケの数が異常だと思った場合は、皮膚科へ行きましょう。めったにありませんが、もしかしたら、
という脱毛症と無関係ではないかもしれません。これらはいずれもフケがその大きな原因となっている可能性があります。『脂漏性皮膚炎』という病気は、フケなどが原因で起きてしまう病気なので、すぐに皮膚科へ行って治療をすることが重要です。脂漏性皮膚炎は、『脂漏性脱毛症』が悪化しても起きてしまう症状です。
つまり、おでこの剃りこみや生え際、あるいは『頭皮自体』が痒いということは、
という問題と無関係ではない可能性があり、それらすべてを注意深く見て対処しなければ、より状況が悪化することになるので注意が必要です。
例えば、乾燥を放っておくとフケが出て、
の原因となります。また、脂漏性脱毛症を放っておくと、今度は『脂漏性皮膚炎』になり、これまた頭皮にかゆみを覚えることになります。かゆいということは皮膚炎の可能性もありますからね。ではここで、少しアトピー性皮膚炎の原因について考えてみましょう。
『油を断てばアトピーはここまで治る―どんなに重い症状でも家庭で簡単に治せる!』にはこうあります。
アトピーは皮膚の上で起きている『火事』だった
アトピー性皮膚炎は、たとえれば『燃え盛っている火の固まり』です。火の勢いがとても強く、皮膚は焼けただれた状態です。そのうえ、火の粉が飛んで火事が燃え広がっていきます。最初は小さかったアトピーのかゆみが全身に広がっていきます。とにかく、この火を消さなければなりません。どうすればいいのでしょうか。簡単なことです。まず、燃える材料をそれ以上与えないこと。燃料がなければ火はそれ以上に燃え広がらずに、やがて消えていきます。アトピー性火皮膚炎での火事の燃料とは、ズバリ、間違った食べ物のことです。
かゆみと言えば『アトピー性皮膚炎』ですが、この原因となっているのは『火事の燃料』、つまり『食事』です。それも、『間違った食事』ですね。これは、脂漏性皮膚炎を考えたときにも同じことが言えます。脂漏性皮膚炎は、皮脂が過剰分泌されることで、皮脂を好む真菌であるマラセチア菌が異常繁殖して発症する病気です。ということは、皮脂の過剰分泌を抑えなければならないので、『高脂肪・高カロリー』な食事は控える必要があります。
下記の記事にも書きましたが、アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎だけでなく、
等、実に様々な問題を引き起こす原因となります。単純に『太る』ことも挙げられますからね。脂っぽい食事で血液がドロドロになれば、血行不良も引き起こしますから、それもまたあらゆる問題を引き起こす原因となります。
そういった『酸性食品』を控え、『アルカリ性食品』を摂取することを心がけましょう。カルシウム、ナトリウム、カリウムを多く含む緑黄色野菜や海藻類がその代表ですね。そうした『メンテナンスフード』を食べることは、あらゆる問題の最適化に繋がります。
この記事では更に『口臭』という新たな問題も出てきていますが、本当にすべての問題が一蓮托生で、繋がっているのです。しかしそう考えると、『食事の最適化』を一つ真剣にするだけ、ありとあらゆる問題を最適化することに繋がるので、なんだかお得な気分になりますね。