虫歯と抜け毛の関係は?
虫歯が原因で薄毛になるということはそうはありません。しかし、注意深く目を凝らせば影響があると言えます。このページで取り上げるのは以下の4つです。
一つ一つ見ていきましょう。
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虫歯になると薄毛になる。そういうことはあるでしょうか。いや、私は子供の頃よく虫歯になっていましたが、薄毛になったことはありません。また、成人後も友人は虫歯になっていましたが、彼が薄毛になっているということはありません。しかし、注意深く目を凝らせば影響があると言えます。このページで取り上げるのは以下の4つです。
これらのキーワードと虫歯が関係していて、更にこれは薄毛とも関係しているのです。一つ一つ見ていきましょう。
『図解 むし歯 歯周病の最新知識と予防法』にはこうあります。
喫煙者のリスクは非喫煙者の3倍以上!
歯周病は生活習慣が深く関係している病気です。なかでも、一番のリスクとされているのが『喫煙』です。タバコはがんや肺疾患など、さまざまな病気の原因となりますが、実は歯周病も喫煙の影響が大きい病気のひとつなのです。(中略)タバコのニコチンや一酸化炭素は毛細血管を収縮させ、歯肉の血行を悪くさせます。また歯肉の免疫力が低下し歯周病菌に感染しやすくなります。
タバコは歯周病の原因になりますが、同時に薄毛の原因にもなります。下記の記事に書いたように、
『最後に読む育毛の本』にはこうあります。
『タバコをやめないといけませんか?』
ハッキリ言えば即座にやめていただきたいところです。育毛にとってタバコは害になります。タバコに含まれるニコチンが、血管を収縮させるというのはご存知の方も多いでしょう。血管収縮が起きると、栄養分を髪に運ぶのが妨げられ、成長を阻害し、さらに毛乳頭に通っている毛細血管も収縮してしまいます。すると、髪に栄養分がいきわたらずに髪が抜けやすくなるわけです。
またハーバード大学公衆衛生学部の調査によると、喫煙がテストステロン、DTH等、多くの男性ホルモンを増加させるそうです。これはやはり脱毛を増加させる要因だと考えられます。
二つとも共通して『毛細血管を収縮させる』と出てますね。基本的に毛細血管が収縮すると血流が悪くなりますので、体に良い影響は与えません。とにかく、虫歯になっているということは、タバコを吸っている可能性があります。タバコを吸っている可能性があるなら、薄毛になってしまう可能性もあるということですね。
しかしもちろん、私の周り、あるいはテレビに出るような有名人は60歳を過ぎてもたばこを吸い続けていますが、それが原因で薄毛になっているということはありませんので確実ではありません。ただ、たばこに関しては『百害あって一利なし』ですからね。私は、
等の様々な専門書を平均10冊ずつ読みましたが、そのすべての本で『タバコはNG』と出ていました。知識を深めた専門家が必ずその結論にたどり着いているので、やめた方がいいでしょうね。上に挙げた以外にも、肺炎などの病気を入れれば、本当に『百害』ですからね。
次は『肥満』です。
『図解 むし歯 歯周病の最新知識と予防法』にはこうあります。
歯のトラブルがあると『メタボ』になりやすい
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満に高血圧、高血糖、脂質異常といった生活習慣病の要素をあわせ持った状態をいい、こちらも動脈硬化の重大な危険因子です。歯周病はこのメタボリックシンドロームとも深いかかわりがあります。(中略)ところが、歯周病によって歯槽骨にトラブルがあると、よく噛めなくなるために満腹中枢が刺激されず、食べすぎによってメタボを招きやすいのです。メタボ解消の基本は食生活の改善。その食生活の土台となるのが歯の健康です。
歯周病があると、満腹中枢が刺激されず、食べすぎによってメタボを招きやすいわけです。そしてメタボになると、皮脂の分泌が過多になりやすくなり、そのせいで薄毛になりやすくなります。
皮脂の分泌が過多になっているということは、皮脂腺が大きくなっているということです。その大きくなった皮脂腺は栄養を多く持っていってしまいますので、髪の毛に栄養が回りにくくなります。すると、産毛のような未発達の髪の毛が増えてしまい、それを客観視すると薄毛状態になってしまうんですね。
またその太った原因がどのような食事かによっては、下記の記事に書いたように、『薬害性脱毛症』のリスクも上がってしまいます。
食品の中には『あまり食べるのはよろしくないもの』が含まれていることがあります。
などがそうですね。それを摂取してそれが過剰だと、その排出(デトックス)にエネルギーが回ってしまい、先ほど同様、髪の毛にいい影響は与えません。また、集積される量が排泄機能を上回ると、頭皮下に蓄積されていきます。この蓄積された不純物は、毛母細胞にとっては完全な毒素であり、髪の成長を阻害するばかりか、深刻な脱毛症をも発症させてしまうのです。
メタボリックシンドロームというのは、必要以上な食事をしていなければかからない少雨場です。『必要以上な食事』をすると、やはり『不必要なものの摂取』をしてしまうリスクが高くなりますので、その点にも注意が必要です。
次に、『女性ホルモン』です。
『図解 むし歯 歯周病の最新知識と予防法』にはこうあります。
そもそも女性の歯は弱く唾液の量も少ない
女性のリスクのひとつは、唾液腺のサイズが小さく、唾液の分泌量が少ないことです。男性に比べると唾液の中和力である緩衝能が著しく低く、口の中がいったん酸性に傾くとなかなか中性に戻りません。そのため、虫歯になりやすく進行もしやすいのです。特に更年期はホルモンバランスが崩れて唾液の分泌量はガクッと減少します。虫歯だけでなく、歯周病やドライマウスのリスクも加わります。
更年期になるとホルモンバランスが崩れて唾液の分泌量が減り、虫歯等の原因になるわけですね。そしてホルモンバランスが崩れると虫歯だけでなく、薄毛にもなりやすくなります。詳細は下記の記事に書きました。
そこに引用した専門書には『『プレ更年期』である、30~40代も注意が必要だ』と記載されていますが、女性は30歳を過ぎてしまうと、みるみるうちに老化が進んでしまい、あらゆる問題を引き起こすリスクを抱えるので大変です。
女性の人生はよく寿命が短い『花の一生』に例えられることがありますが、私も、とある第一線で活躍する女性タレントが、30歳になったとたんに番組の司会をおり、それ以降はテレビで観る機会が激減したのを目の当たりにして、つくづくそう感じさせられました。
とても残酷で儚い。次に司会を務めたのは自分よりも一回り若い女性でした。人間に与えられた運命の残酷さを物語るワンシーンを見た気がしましたね。しかし、人はいつか必ず死にますからね。そう考えると、そういう構図を見て私は、真理に触れたような気がしました。しかし、私の好きな歌の歌詞に、こういうものがあります。
未来永劫続く世界と終わりのある世界
随分 世界観 違う気がしませんか?
僕は常に死からの逆算で生きて行こうと思ってます。
不老不死に生きる命と限りのある命
随分 心拍数 変わる気がしませんか?
僕は常に制限時間で生きて行こうと思ってます。
だからといって、この世界が未来永劫続いたり、あるいは自分の命が不老不死であったことを想像すると、それはそれでとても虚無を覚えます。制限時間があり、有限だからこそ、我々の命は躍動するのです。私はこのような老化や死の問題を通して、いつもそう感じています。もし、まだまだ自分の人生は若くてエネルギーに満ち溢れていると自負する人は、どうかその命が限りあるものだといち早く気づき、悔いのない人生を送っていただきたいですね。
最後に、血流不全です。『最後に読む育毛の本』にはこうあります。
歯周病になると血が汚れ、血流も悪くなり毒が全身に回るのです。歯周病の細菌が血中に入り込むことで、血の塊ができるため血液が悪化するという調査結果もあります。ただしい育毛のためには、健康な歯から見直す必要があります。
まだあります。歯周病は、歯と歯茎の間から雑菌が入り、歯を支える歯茎が毒を抱えます。その雑菌は全身の血管に流れ、さらにインスリンの活動に障害を起こすことが最近の研究で判明しています。私たちの身体は頭のてっぺんから足のつま先までつながっていますが、歯の不調だけで全身の血液が汚れることを知っている人は、そうそう多くないようです。ましてやそれが育毛にも関与しているということは知られていません。
下記の記事に書いたように、薄毛・抜け毛を解消する2大ポイントは毛母細胞の『血行促進』と『栄養補給』ですからね。虫歯や歯周病によって血行が悪くなると、それがおざなりになります。
すると、それが原因で髪の毛に酸素や栄養素を届けられなくなり、薄毛の原因となるのです。