『シャンプー剤、朝シャン、炭酸水、リンス、コンディショナー』は薄毛対策?抜け毛が増える原因?
薄毛の原因の一つがシャンプー剤です。
その他にもアトピー性皮膚炎等、様々な問題を引き起こす可能性があります。また、朝シャンというよりも、一日にシャンプーを念入りに何度も行うことが薄毛の原因となります。炭酸水は血管を拡張して血液の流れをスムーズにする効果があると言われていますので、炭酸水で洗髪をするということは薄毛対策になるかもしれません。ただし注意点は、
になります。まず、シャンプー剤自体を使用することが推奨されません。もちろんピンキリですから、300円のものから1万円を超えるものまであり、高いシャンプー剤ほど原料に気を使っているため、安全性は高くなる傾向にあります。また、リンスとコンディショナーですが、ヘアケアの基本はシャンプーとコンディショナーをセットで使用することであり、洗髪はコンディショナーの使用によって完結する行為です。しかし、それをしっかりとすすぎ落とすことが条件です。リンスやコンディショナーで薄毛になるなら『すすぎ落とし漏れ』が原因だと言えます。
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シャンプーをやめた人の本、『シャンプーをやめると髪が増える』には、価値観をガラッと変えさせられる内容が書いてあります。頭皮をシャンプー剤ではなく
と、適量の皮脂が髪に残る。それが、天然の整髪料として毛髪をコーティングするようになり、著者は、人間が本来もつ整髪力を知ったというのです。彼は、油ギッシュかつ加齢臭的にギトギトしていたのは、すべてこのシャンプーが理由だというわけですね。
シャンプーをし過ぎた人の頭皮を顕微鏡で見ると、毛穴のまわりの皮膚がクレーター上に陥凹しています。このくぼみは、発達した皮脂腺と、慢性的な炎症によって穴の周囲の真皮が溶けてしまったものと思われます。シャンプーをしすぎれば、皮脂腺が大きく発達し、発達した皮脂腺からは皮脂がたっぷりと出てくるようになる。つまり、シャンプーで頭の皮脂をすっかり洗い落としてしまうと、皮脂が不足してくる。
したがって皮脂腺が大いに発達するということなのです。
毛根は毛細血管から栄養を貰い、その栄養を使って細胞分裂をくりかえすことで髪が太く、長く成長していきます。しかし、皮脂腺が発達し過ぎると、毛に供給されるはずの栄養の多くが、皮脂腺へいってしまい、
に陥る。そうなると、太くて長い髪が減って、逆に、細く短い産毛のような毛が増えることになるので、髪は当然まばらになり、薄毛への道をたどることになるということなのです。。
人の身体には、
が備わっているのは大体の感じでわかっているはずです。例えば、風邪が治り、傷が治る。これを考えただけで、人間の身体というものは、常に健康かつ正常を維持しようという働きがあるわけです。それはもちろん、人間に限った話でありません。
皮脂は確かに酸化してしまうと粘着力を持ち、その時点で汚れに変わります。粘着力がついた皮脂には空気中のちりやほこりがたくさんつきやすくなります。フケは、酸化してしまった皮脂と古くなった角質(アカ)、そして汚れが積み重なってできたもので、頭皮の汚れを毎日洗わずにいると、
ことになるわけです。
しかし、だからといって皮脂を過剰に洗い落とそうとすると、それまた脱毛のリスクを高める結果になるのです。
つまり、こういう悪循環となるわけですね。
陥りたくない悪循環
『
』ということになるのです。
実は、『毛穴パック』も同じ考え方でNGだといいます。あれによって確かに一時的には大量の皮脂が取れて気持ちいいのですが、
私は偶然この事実を本で見る前に、余っていた毛穴パックをやってしまっていて、鏡を見たらたしかに『綺麗にしたはずの鼻の周り』に吹き出物が出来たり、黒ずんでしまっていたのがわかりました。
を思い知ったのです。
頭皮が極端に薄い人には、ほとんどの人が
で、念入りにシャンプーをしていたといいます。以下の条件に該当するという人は、頭皮の洗浄方法を考え直したほうがいいですね。
シャンプーをし過ぎると頭皮が薄くなる理由は、強力な洗浄効果を持つ
。これによって頭皮のバリアを壊して、頭皮の新陳代謝を衰えさせます。頭皮も含め、皮膚の表面には外部からの異物の侵入を食い止め、皮膚内部の水分の蒸発を防ぐバリア機能があるのです。
バリア機能を構成しているのは、以下の二つで、
この二つ交互に積み重ねられて、強固なバリアを形づくっています。
これは、バリア機能を形成している角質細胞内の天然保湿因子と油溶性の細胞間脂質のどちらも溶かして、バリアを破壊します。バリア機能が失われれば保湿できなくなるので、水分がどんどん蒸発していって、頭皮は乾燥し、干からび、細胞の再生ができなくなるというわけです。
更に、我々の身体は、
ために、皮膚の表面に『常在菌』を棲ませているわけです。非常に生命力が強く、普通の入浴や海水浴ぐらいでは死滅しないこの常在菌も、『殺菌効果』のあるシャンプー剤によって打撃を受け、徐々に弱まっていきます。殺菌効果のあるシャンプー剤は悪玉のばい菌だけではなく、こうした のです。
すると、善玉菌である常在菌の力が弱まり、雑菌に対して抵抗力がなくなった頭皮は雑菌の繁殖力が増してしまう。そうなれば、ばい菌に対して無防備な状態となり、炎症が起きやすくなる。
のです。
『殺菌効果』のあるシャンプー剤だけではありません。シャンプーというのは、
などの強力な
が入っていません。よく考えたらわかりますが、風呂場のような雑菌やカビが繁殖しやすい場所で何年置いてもシャンプー剤が腐らないということは、中に防腐剤が入っていて、それが殺菌力があるからなのです。そしてそれらの殺菌力は、傷を消毒するときの消毒薬よりもはるかに強力だといいます。つまり、それらの防腐剤も『殺菌効果』のあるシャンプー剤同様、頭皮の常在菌に大きなダメージを与えます。回復しても毎日それを行い続けてれば、いずれは することもあるかもしれません。
その他、シャンプー剤に含まれる抗菌効果のある成分は、以下のようなものがあります。
また、もし以下のような成分が入っていた場合は
これらの成分は『
』と言われ、頭皮に付着すると、頭皮のたんぱく質を煮た状態にし、毛穴が潰れてしまいます。これらの成分は薄毛を加速化させる原因にもなるので、薄毛を気にする人は必ず避ける必要がありますね。
シャンプー剤に含まれる抗菌効果のある成分
成分 | ミコナゾール硝酸塩、ジンクピリチオン、ピロクトンオラミン、グリチルリチン酸ジカリウム、ニラゾールローション(ケトコナゾール) |
---|---|
AES系 | ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩、スルホン酸ナトリウム |
ちなみに、『
』でも同じようなことが起こる可能性があります。塩素は、殺菌、酸化、漂白などの働きが非常に強い成分なので、このおかげでプールの衛生環境を守られるわけですが、これら塩素入りの水は、病原菌だけではなく、 のです。
また、界面活性剤というのは、確かに肌のバリア機能を破壊するもので最も代表的な存在です。しかし、だからといって『100%天然植物由来』というシャンプー剤は存在しません。安価で大量生産ができることから、
ので、なるべく質の良い界面活性剤が含まれているシャンプー剤が理想的だということです。
私も市販のシャンプーはかれこれ15年以上使っていない。知り合いの美容師に、
と言われたのです。つまり、ここで考えている『殺菌』という弊害以外にも、『毒素の吸収』という問題が存在しているのです。
まとめると、『シャンプーのしすぎ』によって、以下の問題を引き起こしてしまう可能性があるというわけです。
しかし、シャンプーをしないとしないで、今度不衛生になり、今度はマラセチアなどの感染症となるリスクが高まります。善玉の常在菌よりもマラセチアなどの悪い菌が優位になれば、『脂漏性皮膚炎』になる可能性もあるのです。シャンプーの殺菌力で常在菌だけではなく、こうした悪い菌も殺菌しているので、
のです。
先ほど毛穴パックの話をしましたが、注意するべきなのは洗髪だけではありません。
実は同じように、
などの場合においても、過剰な洗浄をすることは推奨されません。 間違った洗顔は逆にニキビや肌荒れの原因になります。『!私のニキビクリニックへ―さあ、お入りください。ニキビ完治への最後のドア…』にはこうあります。
一日に4回も5回も洗うと、逆に皮脂の分泌を促し、ニキビをできやすくします。皮脂の分泌が正常な状態では、洗顔後、皮脂は失われますが、その皮脂を補おうと、脳から皮膚を分泌する指令が出ます。そこで一時間もすると皮脂は補われて、しっとりとしてきます。ところが何回も洗顔すると、そのたびに皮脂を分泌する指令が出され、逆に脂っぽくなってしまうのです。
一日に何度も顔を洗う、また、粒の粗い洗顔フォームでゴシゴシと肌を洗うということは、肌にとってよくありません。
『美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール』にはこうあります。
洗顔料は、肌をこすらないために、適度に泡立てて使う。
- こすらないために泡のクッションを
あなたは毎日、どのように洗顔していますか?やさしく洗顔しているつもりでも、こすりすぎている人が案外多く、ニキビや毛穴の汚れを気にする人ほどこすってしまう傾向があるようです。じつのところ、洗顔時の『こする刺激』が肌荒れをまねいているのに、あれた部分をまたこすって悪循環になていることも。
美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール (PHPビジュアル実用BOOKS)
どのような専門家の意見に目を向けても、言っていることは同じです。また、ワキガなどの体臭にも影響してきます。ですから、身体をアカスリなどでゴシゴシ洗ってしまうと、皮膚にある善玉の常在菌も殺してしまい、あるいは皮脂が過剰に洗い落とされ、臭いの原因になります。したがって、
などは、『発売している』だけであって、使用してはならないのです。洗顔で言うなら、
ということは、両方肌にとって最悪の影響を与えます。これは頭皮の問題もおなじで、
という行為は、逆に薄毛を招く危険性があるので、タブーとされているのです。
ワキガの場合も同じです。『ワキガはたった30分で完治します!―超音波日帰り手術法なら』にはこうあります。
ワキガの原因は汗と皮脂
(省略)汗にはアポクリン汗とエクリン汗の2種類があります。ワキガのニオイの原因となるのはアポクリン汗です。これに含まれる成分が毛穴や皮膚の表面に生息する細菌によって分解されると、特殊なニオイを発するのです。このニオイを拡散させるのが、もうひとつの汗、エクリン汗です。これに、表皮で皮脂が分解されてできた脂肪酸のニオイが加わり、ワキガ臭を更に助長するわけです。
アカスリなどによって念入りに洗体をすると、皮脂が過剰に洗い落とされ、それが原因で頭皮と同じように、皮脂が過剰分泌されます。すると、細菌が分解する脂肪酸が増加することになるわけですから、ワキガや体臭の原因となるのです。
私もよくサウナでアカスリをやっていたものですから、それが当たり前だと思っていましたが、それは全く逆効果だったんですね。ああいうサウナのアカスリサービスは、いずれ体臭や加齢臭を生み出す、『加齢臭製造場所』だったと言っても過言ではありません。
今でもお風呂に行けば大体の確率でアカスリサービスがありますが、もう二度とやることはないでしょう。以前は、確かに垢が取れるし、スッキリした気分になるので好きだったんですけどね。それは、
と同じで、スッキリするからといってそれをやることは、無知ということになってしまうのです。この時点で、念入りに『洗う』ことは、
といった問題を引き起こすことがわかりましたね。
しかし、『洗う』方法を間違えて引き起こされる問題は、これだけではありません。
『アトピーは合成洗剤が原因だった!』にはこうあります。
最大の原因は合成洗剤だった
(省略)1976年(昭和51年)頃から、合成シャンプーや台所用洗剤が次々に登場し、またたくまに合成洗剤の国内消費量は、それまでの主流だった石鹸を上回るようになりました。電気洗濯機ブームが起こり、日本中の下水や河川に泡だらけの排水が流されるようになったのもこの時代です。
人々は、便利で手ごろな合成洗剤や合成シャンプーを手に入れたことで、文化的な生活イコール清潔な生活といわんばかりに、毎日のように入る入浴習慣を、当たり前のことのように日常生活のなかに定着させていたのです。その一方、時代をほぼ同じくして少しずつ症例が目立つようになってきた不思議な皮膚病、それがアトピー性皮膚炎でした。
この本では、これらの合成洗剤や合成シャンプーが、『アトピー性皮膚炎』の原因にもなっていると主張しています。高度経済成長期は、『人や環境に良いもの』に対する意識は今よりもはるかに低かった時代です。『それよりもやることがある』と、ある種拝金的に、戦後で朽ち果てた日本に潤いをもたらそうとして、日本中が『復興』という大きな一つの目標に向かって、突き進んでいました。
『花粉症の最新治療』にはこうあります。
なぜ花粉症がこんなに増えたのか
戦後に植林されたスギが大量の花粉をまき散らす
(省略)スギ花粉症が急激に増えた最大の理由は、やはりスギの花粉が増えたことによるのだろうと考えられています。飛散するスギ花粉の量を毎年調べたデータによると、昭和50年代に入ってから、花粉の量が急激に増加していることがわかります。特に1976(昭和51)年、1979(昭和54)年、1982(昭和57)年に、スギ花粉の大量発生があり、そこで患者数も急増したと考えられます。
昭和50年代からスギの花粉が急に増えたのは、昭和20年代後半から、全国の山林に大量のスギが植林されたことが原因になっています。戦中戦後に多くの木が切られ、山林が荒廃していたため、復興事業として、成長の早いスギの木が全国の山林で植林されるようになったのです。
戦後の日本は、このスギの木のように『ぐんぐん復興する』ことを目指して、心を一つにしていました。だからこそ戦後の日本は、GDPで世界第2位の地位にまで上り詰める先進国となったことも確かな事実です。
しかし、この時点ですでに、
という問題性を引き起こしてしまっていますよね。復興することを第一に考えてGDPを上げて世界有数の先進国になったのはいいですが、それと同時に支払った代償も大きかったということなのです。
五木寛之の著書、『大河の一滴』にはこうあります。
当時の行政官の告白…『自分たちは分かっていた。あの工場が有明海に有毒な汚染物質を流しだしていたことは、当然のように理解していた。けれど、その時点では止めることが出来なかった。なぜかというと、それは当時の日本が飢えていたからだ。食糧増産のためには、農村に科学肥料を送る必要があった。もしもあの時点で汚染を恐れて工場の操業を止めていたならば、日本の復興は二十年ほど遅れていただろう』
などの水質汚染による公害も、この復興による大きな代償の一つだと言えるかもしれません。ちなみに、宮崎駿のあの『風の谷のナウシカ』は、このときに汚染された海で、植物たちが『水銀を分解する』菌、『有機水銀分解菌』を作り出し、海を浄化していた事実を受けたとき、宮崎駿が心を打たれ、作り出された物語です。
見識ある人物たちは皆、このような『表に出ない真実の姿』から目を逸らしません。ここで挙げた各ジャンルの専門家たちも、一つの道を深く掘り下げた結果、真実の姿にたどり着いただけにすぎないのです。ここまで考えたとき、
について、どのような意識の変化が起きたでしょうか。薄毛の原因はもしかしたら『間違った洗い方』にあるのかもしれませんね。
下記の水素水の記事にも書きましたが、
専門家が『お風呂後に飲むと効果的だ』と言っていました。炭酸水に含まれる二酸化炭素が、お風呂で血液の循環がよくなった体中に巡り、それを除去しようとして逆に酸素がたくさん出て、身体がポカポカします。それによって冷えが改善されたり、良質な睡眠を得やすいという理論です。
炭酸水を使ったシャンプーで薄毛を改善するということも、考え方はこの『血行改善』にあります。炭酸水は血管を拡張して血液の流れをスムーズにする効果があると言われていますので、炭酸水で洗髪をするということは薄毛対策になるかもしれません。ただし注意点は、
になります。まず再三言っているように、シャンプー剤自体を使用することが推奨されません。もちろんピンキリですから、300円のものから1万円を超えるものまであり、高いシャンプー剤ほど原料に気を使っているため、安全性は高くなる傾向にあります。
しかし逆に市販のものになると、大量生産する過程でどうしてもほとんどが動物性や植物性の油脂からつくられた界面活性剤を使用してしまっているので、体に悪いのです。もちろん、頭皮と髪の毛にも悪い影響を与えます。ですから、どのようなシャンプー剤を使用するかによって、むしろ炭酸水シャンプーが逆効果になるということもありえますので注意が必要です。
『シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった! (ノンフィクション単行本)』にはこうあります。
シャンプーが恋しいなら、『純せっけん+クエン酸』
水洗髪に切り替えたばかりの頃は、まだシャンプーを使いたくなる日もあるでしょう。そのようなときにはできれば、シャンプーではなく、純せっけんの使用をおすすめします。シャンプーなどの合成洗剤が科学的に合成された界面活性剤なのに対して、純せっけんはオリーブ油やヤシ油、パーム油などの植物性の油や、牛脂などの動物の脂をベースに苛性ソーダなどを加えることで、界面活性作用を持たせたものです。自然界にある原料からつくられている点が、合成洗剤のシャンプーとは決定的に異なります。
シャンプーするくらいなら、『水洗い』、あるいは『純せっけん+クエン酸』にした方がいい。そういう意見もあるくらいですからね。炭酸水シャンプーの仕方によっては、逆効果になることもありますので気を付けましょう。例えば先ほどの血流不全の記事に書いたように、この『血行促進』ということに関してもやりすぎは問題となります。いくら頭皮の血行を促進して薄毛対策をしたいからといって、『ブラシなどで頭皮を叩く』と逆効果になる場合があります。
記事にも書いたので、ここでは一部を紹介します。『発毛・育毛の新常識―これだけ知っていればハゲになりません! 』にはこうあります。
ブラシなどで頭皮を叩いてはいけない
皮下組織は、固い頭蓋骨と頭皮にはさまれているので、頭皮を叩き続けると、皮下の柔らかい組織が痛むだけでなく、ときには完全に破壊され、やがて皮下組織そのものが回復不能になってしまう。
発毛・育毛の新常識―これだけ知っていればハゲになりません! (B&Tブックス)
そういうことなんですね。また、PRESIDENT2018.1.1号にはこうあります。
ほとんどの俗説に根拠なし
髪に関しては昔から多くの俗説が語られてきましたが。『昆布やワカメを食べると丈夫で黒々した髪になる』『頭皮に溜まった脂が脱毛の原因である』などですが、そのほとんどに科学的根拠はありません。
1980年代に『ヘアブラシで軽くたたくと脱毛予防になる』という育毛剤のCMが放映されました。その製品は大ヒットしたため、今なお信じている方が大勢いますが、こちらも科学的根拠はゼロ。こうした俗説とはまったく違い、現在はきちんとした科学的根拠に基づくAGAの治療法が確立しています。その方法は大きく分けて『投薬』と『手術』。
この俗説に関しては、下記の記事にまとめてあります。
皮脂が多くなって髪の毛が抜ける理由は、『皮脂が多いから』ということではなく、『皮脂腺が大きくなり、そこに栄養が持っていかれる』ため、髪の毛に影響が回らなくなるからなんですね。
また、ワカメや昆布ですが、確かにそれを食べるだけでは髪の毛は直接生えることはありません。しかし、これら海藻類の持つパワーは思っている以上に大きなものですので、記事を見て積極的に海藻類を食べるようにしましょう。
そして『ヘアブラシで軽くたたくと脱毛予防になる』ですよね。これを信じていたあるタレントが、テレビで必死にその『銀色の棒』みたいなもので、頭をカンカンと叩いていましたが、よくよく頭皮を見ると内出血していて、とても痛々しいものでした。あれから10年ほど経つでしょうか。彼を今もテレビで観ることがありますが、薄毛が改善されているということはありません。
ということは、間違った対策だということを知る必要がありますね。また、下記の記事には『最大の原因は合成洗剤だった』という参考文献を引用しています。
アトピー性皮膚炎ですね。そしてもちろんそれは、アトピー性皮膚炎だけに限ったことではないのです。『アトピーは合成洗剤が原因だった! (危険警告Books)』にはこう続きがあります。
界面活性剤は、郷士洗剤には必ず配合されている物質です。これが配合される理由は、最も落としにくい汚れの成分がほとんど油性であることに起因しています。ホコリやゴミ、砂や泥などによる汚れ程度なら、水かお湯かの手洗いで十分ですが、油汚れはそれだけでは簡単に落ちません。皆さんもよくご存じのように、油は水に溶け込まない性質を持っているからです。
(中略)このように、水やお湯だけでは落ちにくい油汚れが簡単に落ちてしまう。この便利で実用的な合成洗剤やシャンプーは一見、いいことずくめのようですが、実は同時に返す力で、界面活性剤が私たちの皮膚や肌にも同じ働きをおよぼしていることを忘れてはなりません。
(中略)当然、界面活性剤は皮脂膜にとりつき、一方で水とも見事になじんで、脂質を水の中に引っ張り出そうとする力が働きます。要するに、皮膚表面にある、私たちにとって大切な脂の膜まで容赦なくはぎ取ってしまうのです。
先ほどの『純せっけん』の本で、界面活性剤と合成洗剤の害悪について書いたように、別の本でも別の専門家が、同じように界面活性剤について厳重注意を促しています。ですから、炭酸水シャンプーがいくら血行促進に役立ち、それが薄毛対策になるからといって、やり方を間違えると逆効果になるということを覚えておきましょう。
また、単純に値段の問題もありますよね。炭酸水を用意するということはそう簡単ではありません。だから銭湯などの炭酸風呂などがあると珍しくて、ついつい入ってしまうんですよね。それだけ非日常的なものであり、非日常的なものを用意するとなると、費用がかさんでしまうのがこの世の常です。
元々一部のセレブやモデルさんなどから流行しだしたものですから、費用のことは度外視されてるんですよね。もちろん、馬鹿みたいに高い値段で売っているわけではありませんから買えないこともないですが、水道代よりははるかに高いですからね。
を節水気にせず使ったら、大体毎月3,000~6,000円かかるのが相場です。炭酸水は500mlでも一本100円はしますから、毎日やるとそれだけで3,000円になりますからね。それにプラスして前述したお金がかかるわけです。
更に、それが間違ったやり方であれば逆効果。ただお金が無駄に消え、むしろ薄毛が悪化するということもありますから、よほ金銭的に余裕がない限り、無理にやる必要もないでしょうね。費用対効果はそこまでよくありませんから。また、毎日やることで頭皮が乾燥してしまうデメリットもあるといいます。乾燥すると様々な薄毛の原因ともなりますからね。
朝シャンでハゲるという理論は簡単です。まず、『朝シャン』をするような人は、きれい好きです。きれい好きということは、朝だけじゃなく、気がついたらお風呂に入りたいような人です。更に、その一度のシャワーやお風呂で自分の身体を洗うとき、つまり、洗顔、洗体、洗髪、そのどれをとっても、普通の人よりも『入念に行う』可能性があります。
そうなると問題が発生します。キーワードは、
ですね。『発毛・育毛の新常識―これだけ知っていればハゲになりません! (B&Tブックス)』にはこうあります。
たとえば『きれいになる』といって、一日に何度も風呂に入り続けたり、顔を洗い続ける方はまずいないだろう。第一そんなことをしたら湯疲れしてしまい、体の調子まで狂わせてしまう。私たちの身体は、洗髪、洗顔によって皮脂が失われると、命を護る保護システムが働いて、大量の皮脂が急速に分泌される仕組みになっており、一日に何度も洗髪を繰り返すと、皮脂の大量分泌が習慣化されてしまい、深刻な脂性を引き起こすという結果を招いてしまう。
そんなことのために大切な時間を無駄にしてまで一日に何度も洗髪する必要はない。繰り返していうが、洗髪はヘルメットや帽子を着用する方で、夏場に大量の汗をかいた場合を除いて、一日一回、入浴の際に行うだけで十分なのである。
発毛・育毛の新常識―これだけ知っていればハゲになりません! (B&Tブックス)
念入りなシャンプーによって皮脂が余計に剥がれ落ち、それが逆に皮脂の過剰分泌を促します。すると、皮脂腺が発達し、栄養がそこに持っていかれ、髪の毛に栄養が回らなくなります。すると産毛のような弱弱しい髪の毛が増えることになり、それを客観視すると『薄毛』の完成となるわけですね。
なぜ合成シャンプーを使うのでしょうか。それは一言、『髪の毛や頭皮に悪影響を与えるとは思っていない』からです。人間の判断基準は、たたそれだけですからね。しかし、専門家は『合成シャンプーは使わない方がいい』と言っているわけです。一体どちらの意見が正しいのでしょうか。
というだけでその商品を選んでいるのであれば、それがどんなことかは、今考える時間を設けているから理解できますよね。見るべきなのは以下の記事です。
人間の意見というものは、とかく信憑性がないものであります。例えば、以前マクドナルドの中国の工場で、食肉が床に落ちたのに、工場で働く中国人がその肉を淡々と拾い上げ、機械の中に戻した映像が世界中に放映されました。そのせいで多くの人々がこう口をそろえました。
そして、私の実家の近くに古くからあったマクドナルドの店舗は2つ潰れてしまい、マクドナルド自体も大きく売り上げを落としました。
確かに、こういう事実もあります。日刊サイゾー2015年11月18日のニュースにはこうあります。
292億円の大赤字……マクドナルド凋落の発端は「手提げ袋撤廃」と「ポテトの量」?
ハンバーガーチェーンのマクドナルドが、上場以降で最大の赤字と伝えられ、今年1~9月期連結決算では最終損益が292億円もの赤字(前年同期75億円の赤字)となった。一般的には昨年7月の使用期限切れの鶏肉を使っていた問題と、今年1月の異物混入問題で家族連れの客離れが進んだことが響いたと解説されているが、飲食業界に詳しい業界コンサルタントからは「マックの凋落は今に始まったことではない。根本的な問題がある」という意見も聞かれる。
そうした不祥事が問題なのではなく、もっと前から別の問題があったと。それも事実でしょう。しかし、『前年同期75億円』から比べて200億円以上も赤字が増えていますからね。日本だけで。そう考えると、この近辺に行われた『何か』がその原因になっていることは明白ですよね。私の実家の近くに古くからあったマクドナルドの店舗が潰れたのも、ちょうどこのときだったのです。
では、このマクドナルドが人々に愛されていた理由を挙げてみましょう。
こういうことですよね。(美味しい)以外の要素は全て、合成シャンプーと全く同じ要素なのです。だからこそ世の多くの人がそれを利用していたんですね。
しかし、ソクラテスは言いました。
多数決で決めたこと、決まったことがすべて正しいのであれば、ソクラテスもキリストも殺されて当然だったということになります。ブッダはバラモン教徒から見れば眉間にしわを寄せる対象であり、孔子も『出来もしないことを主張する夢想主義者』ということになります。
『四聖』に数えられる、
孔子、
ブッダ、
キリスト、
彼らは全て『間違った存在』なのでしょうか。それとも、現在では彼らを支援する人の数が多いから、今度は『正しい存在』なのでしょうか。多数決で物事の是非を決めるということは、こういうことなのです。
ではマクドナルドは食べてはいけないのでしょうか。『科学でわかった正しい健康法』にはこうあります。
ファストフードで27キロ痩せた? -マクドナルド
マクドナルドは最低だ。たしかにそうかもしれない。巷には最低な食べ物があふれている。とはいえ、映画『スーパーサイズ・ミー』が仕掛けたトリックは、1日にビッグマック10個分に相当する量のマクドナルド商品のみを食べ続けた。そして太った。ぞっとする話だ。だた、まったく正反対の意見もある。2014年、54歳の元・科学教師ジョン・シスナが、マクドナルドの商品のみを食べることにした。だが、ハンバーガーを大食いするのではなく、1日に摂取するカロリーを2000キロカロリーまでと制限した。そして6か月間、マクドナルドの商品以外はなにも食べなかった。その結果は?
結果を知りたいだろうか。知ったらマクドナルドを食べたくなる?このようして人間は、周囲の意見やそれっぽい常識に流され、今日も明日も選択肢を見誤ります。
ちなみに私は『朝シャン』を10年以上続けています。いや、15年でしょうか。わかりません。しかし髪の毛はしっかりと生えています。それはなぜかって?矛盾すると思いますか?いいえ。私の行動は全く矛盾していませんよ。私の『朝シャン』は、『問題のない朝シャン』ですからね。
リンスやコンディショナーは薄毛の原因になるでしょうか。確かにぬめぬめしていて、そのぬめりを頭皮につけると毛穴に詰まって、つるんと髪の毛が抜け落ちてしまうような、そういう印象がありますよね。
というか、そもそも『リンス』と『コンディショナー』の違いってなんなんでしょうか。
『リンス:Wikipedia』にはこうあります。
リンス(rinse)は、頭髪用の浴用化粧品の一種。ヘアリンスともいう。洗髪後にリンス剤を使用して髪に馴染ませた後、洗い流すとリンスの中の有効成分(ジメチコン等の油分や陽イオン系界面活性剤)が髪の表面に付着し、コーティングされる。コンディショナー(conditioner)または、ヘアコンディショナー(hair conditioner)ともいう。今ではリンスをコンディショナーと呼ぶメーカーも多く、厳密な区別はないが、石鹸シャンプー用のリンスに比べてコンディショナーのほうが毛髪保護という点に特化している。
コンディショナーは、『リンスの強化版』ということなんですね。『進化形態』というところでしょうか。では、『トリートメント』とはなんでしょうか。
コトバンク『トリートメント』にはこうあります。
手当て。治療。特に、傷んだ髪の手入れ。ヘア‐トリートメント。
ヘアートリートメントは、『傷んだ髪の手入れ』という意味で、
と言うことができるでしょうか。
花王株式会社のホームページ『リンスとコンディショナー、トリートメントの違いは?』にはこうあります。
一般に、リンスとコンディショナーはどちらも、主に髪の表面をなめらかにするものです。髪のすべりをよくすることで、キューティクルの傷みを防ぎ、パサつきにくくします。最近では、髪の表面層(内部)に浸透し、髪の傷みを補修するトリートメント効果を併せ持つタイプもあります。
一方、トリートメントは髪の内部に成分を浸透させて、髪の状態を整えるもの。髪の傷みをケア・補修したり、髪の質感をコントロールしたりするものなどがあります。リンス・コンディショナーの機能を併せ持つタイプがほとんどなので、シャンプーの後はトリートメントだけでも充分な仕上がりが得られます。
やはり間違いなさそうですね。今回は、
のすべてについて考えていきましょう。それらがどれだけ髪の毛に影響を与え、薄毛の原因になるかということですね。
下記の記事に書いたように、
髪の毛は本来、
という3層によって形成されていますが、シャンプーによってもこれらは傷ついてしまう可能性が高いとされています。コンディショナーやトリートメントがいくら髪の毛のを保護してくれるからといって、『皮脂という天然のコーティング』を前にしては、歯が立ちません。
『シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった! (ノンフィクション単行本)』にはこうあります。
でも、リンスやトリートメントをつけておけば安心、と思われるかもしれません。たしかにリンスやトリートメントは、痛んでめくれあがった鱗上のキューティクルの隙間にくっつきますし、髪をコーティングするので、しっとるつるつるいんもなります。けれど、皮脂ほどすぐれた働きはできません。
ですから、本来はリンスやトリートメントに依存する必要はなく、『皮脂という天然のコーティング』を駆使することが最も重要なヘアケアとなるんですね。
また、界面活性剤等の有害物質の問題もあります。『シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった! (ノンフィクション単行本)』にはこうあります。
リンスやトリートメントにも当然、界面活性剤や防腐剤をはじめさまざまな化学物質が含まれています。たいていの人がシャンプーは熱心にすすいでも、リンスやトリートメントはさっとすすいで終わりにしているので、シャンプー以上に弊害があります。
そもそも毛穴を有する皮膚は汗や皮脂などを体外へ出す『排泄器官』です。からだの中のものを外へ出すために存在する穴であり、外から何かを入れるためのものではありません。何かを受け入れるようにはでいていませんから、口や胃のように自浄作用をそなえていないわけです。
リンスやトリートメントをするということは、『念入りなシャンプー』同様、懸念しなければならないことがあるわけですね。念入りなシャンプーの場合は、過剰に皮脂を洗浄したあとの、『皮脂の過剰分泌』です。それによって皮脂腺が大きくなり、そこに栄養が持っていかれて、髪の毛に栄養が回らなくなり薄毛になる可能性があるということですね。
リンスやトリートメントの場合は、『すすぎ忘れ』による弊害です。有害毒素を体内に入れ、集積される量が排泄機能を上回ると、頭皮下に蓄積されていきます。この蓄積された不純物は、毛母細胞にとっては完全な毒素であり、髪の成長を阻害するばかりか、深刻な脱毛症をも発症させてしまうことになるのです。したがって、リンス、コンディショナー、トリートメントをするのは良いのですが、するならしっかりとそれをすすぎ落とすことを徹底しなければなりません。
『育毛の真理』にはこうあります。
洗髪後は必ず良質のコンディショナーで、髪と頭皮の状態を整えることが大切である。例えば顔を洗った後、化粧水や乳液を使用すると、洗顔後の肌のpH(酸性度・アルカリ度)が整えられると同時に潤いがもたらされる。同様に洗髪後の髪にコンディショナーを使用すると、髪のゴワゴワ感がうすれ、髪にツヤとコシをもたらすと同時に、髪と頭皮のpHを弱酸性の理想的な状態に整えることができる。
また、皮脂の分泌が最も活発になるのは、シャンプーによって洗い落とされた保護膜に代わる、新しい保護膜が形成される洗髪直後であるが、コンディショナーを使用すると、急速に保護膜を形成する必要がなくなるので、皮脂の分泌量が抑えられる。なので、皮脂が過剰に分泌されてベタつきが気になる人の悩みも解消される。髪と頭皮の汚れを綺麗に洗い落とした後には、必ずコンディショナーを使用することを強くお勧めする。
この専門家の場合、『ヘアケアの基本はシャンプーとコンディショナーをセットで使用することであり、洗髪はコンディショナーの使用によって完結する行為である』と主張していて、先ほどの本の著者とは意見が違います。
先ほどの専門家であれば、『それでもリンスやトリートメントを続けますか?』という主張をしていますからね。ネットの世界が玉石混交だと言われる昨今ですが、それはアナログ的要素に目を向けたとしても同じことです。
しかし、このコンディショナーを推奨する本の著者も、『洗い落とすことが絶対原則』としています。すすぎを軽んじてしまうのであれば問題になるという意見では一致しているので、この場合、
コンディショナーやトリートメントを利用するのはいい。だが、利用する以上はすすぎを念入りに、シャンプーよりも念入りに行うべきである。
という意見が最も研ぎ澄まされたものだと言えそうですね。
また、『リンスやコンディショナーの問題性はシリコンにある』という意見もありますが、だからといって『ノンシリコン』であればそれでいいということでもありません。オイルのようなシリコンが毛穴に入り、毛母細胞の働きを邪魔して、ヘアサイクルを狂わせるというのがその主張の根拠なわけですが、
『シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった! (ノンフィクション単行本)』にはこうあります。
『ノンシリコン』にだまされるな
シリコンはケイ石という鉱物を原料にした化合物で、私が唯一肌につけてもよい油脂と考えているワセリンよりも、さらに害が少ない、比較的安全な物質です。シャンプーできしんでしまう髪も、シリコンを入れておくことえ、なめらかに、指通りよく洗いあげられる、などといわれていました。
そのシリコンを悪者にして、ノンシリコン以上にがいのあるシャンプーがいかにも安全であるかのようなイメージをつくりあげていますが、このようなイメージに踊らされてはいけません。比較的安全なシリコンを排除しながら、界面活性剤やパラベンといった有害な化学物質はしっかりと配合しているのですから。
ノンシリコンシャンプーにも先ほどいった、リンスやトリートメントに含まれる界面活性剤などの有害物質は含まれていますから、過度な安心はできません。しかしたしかにこのシリコンも肌に優しい成分ではあるのですが、長期間にわたり使い続けると、肌や健康に害を与える可能性があります。
ですから、
というものは、
ということを意識する必要があるということですね。これらを使わなくても『皮脂という天然の保護クリーム』がありますから、それをもっとうまく活用する方向で考えた方がよさそうです。うまく活用するということは、過剰分泌を抑えるということでもありますから、念入りなシャンプーをやめたり、すすぎをきちんと行うことに繋がりますからね。