パサついた髪や乾燥は薄毛の原因なの?
パサついている原因によってはその可能性があります。乾燥や栄養不足の問題が背景にありますから、それによってはそれが薄毛の原因となるわけです。
例えばコラーゲンは髪の毛に潤いを与え、パサつき改善には必要不可欠となります。加齢によって活性酸素という悪玉酵素の攻撃を受けやすくなり、コラーゲンの量が減少してくると、今挙げた『毛髪への影響』も含めたあらゆる場所に悪影響を与えます。また、乾燥によって起こる脱毛症もありますので、しっかりと対策をとることが必要です。
髪のパサつきがあると、薄毛の危険性があります。髪がパサついているということは、髪のコンディションとしては、『GOOD』ではありませんからね。その逆の『BAD』だと言っていいでしょう。
良好な髪のコンディションとは、潤いのある状態ですからね。パサつきがあるということはその真逆の状態にあるということで、良い状況とは言えません。その髪のパサつきの原因はいくつか挙げられます。
などですね。まずは簡単なもので『ドライヤー』ですが、これはもう、モロに『乾燥させる』ものですからね。やりすぎてしまうと髪のパサつきにつながり、髪の毛も傷んでしまいます。
しかし、中にはそれを嫌がってドライヤーをしない人がいます。お風呂上がりの髪の毛は自然乾燥するまで待って、濡れたまま過ごしたり、時にはそのまま寝てしまったりする人がいるのです。
しかしそれは、『洗濯物を濡らしたまま放置する』のと同じだと言われていて、濡らしたままの状態でそのまま過ごすということは、髪の毛を傷めてしまう原因となるので、適度に乾かすことはやるべきだと心得ましょう。
また、濡れたままでいると菌が繁殖し、『匂い』の原因にもなると言われていますので、不潔だし、傷めるし、あまり良いことはないので、ドライヤーで髪を傷めることを過度に心配しすぎて、他の問題を引き起こさないように注意しましょう。
次に、紫外線と頭皮の乾燥ですが、下記の記事を参考にしてください。
そこにも書いたように、『髪の悩みがみるみる解決する100のコツ』にはこうあります。
髪にとって要注意のシーズンといえば、春から夏にかけて。汗や皮脂が頭皮にたまりやすくなるうえ、髪にダメージを与える紫外線が強くなるからです。紫外線とエアコンによる感想は髪の大敵です。紫外線は水といっしょになったとき影響が強くあらわれるので、夏場のプールや海辺では髪が濡れたまま紫外線を浴びないようにしましょう。
日常生活でも、外出するときは帽子をかぶったり髪をまとめるなどして、紫外線を浴びる面積を少なくする工夫を。また、エアコンがきいた部屋は想像以上に乾燥しているため、髪の水分がどんどん失われて、キューティクルがはがれやすくなります。これも枝毛や切れ毛の原因になるのです。
キューティクルは外部の刺激から髪の内部を護るため、毛髪の表面にうろこ状に重なっています。しかし、摩擦や熱、紫外線などの影響を受けると傷つきやすく、しかも一度傷ついたり、はがれたりしてしまうと修復はできません。
これらの環境に髪の毛をさらし続けると、いい影響は与えません。
などの原因になるということですからね。それはつまり『髪のパサつき』を意味しているわけです。髪がパサつくということは危険だということが改めてわかりましたね。
しかし、『頭皮の乾燥』を避けようとして、常に髪の毛を水にさらそうという考えは危険です。例えばそれがプールなどであれば上記の記事で書いたとおりですが、『常にシャンプーをして髪の毛を濡らす時間を増やす』とう発想をすると、逆効果になるので注意が必要です。
頭皮には皮脂があり、それは適度に存在することが最善の状態だと言われています。念入りなシャンプーによってその皮脂を洗い落としすぎると、逆に皮脂の分泌が過多になり、薄毛の原因になります。
『最後に読む育毛の本』にはこうあります。
皮脂は取りすぎると逆効果
先にも述べたとおり、よく皮脂恐怖症になっている方をときどき見かけるのですが、一日に何度も洗髪するようなことは絶対やめましょう。皮脂はとればとるほど皮脂腺がよけいに刺激を受けます。そのため身体は、『皮脂が足りない、もっと出さないといけない』という信号を受けて、さらに皮脂が出るようになります。
これが繰り返されるから、洗えば洗うほどそれに負けずに皮脂が分泌される。それにイライラする方もいらっしゃいます。しかし皮脂は、必要だから分泌されるのです。
皮脂はちょうどよくあるのが大事です。極端にないと髪のパサつきの原因になるし、ありすぎても薄毛の原因になります。
『シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった! 』にはこうもあります。
皮脂腺が発達しすぎると、毛髪にとってきわめて不都合なことが起きます。38ページのイラストにあるように、毛根は毛細血管から栄養をもらい、その栄養を使って細胞分裂を繰り返すことで髪が太く、長く成長していくわけです。
ところが、皮脂腺が発達しすぎると、毛に供給されるはずの栄養の多くが皮脂腺へいってしまい、そのため、毛は栄養不足の状態に陥ってしまいます。そうなれば、髪が十分に成長できなくなることは言うまでもありません。太くて長い毛が減って、逆に、細く、短い産毛のような毛が増えることになるのですから、髪は当然、まばらになり、薄毛への道をたどることになります。
念入りなシャンプーによって皮脂が落ちすぎると、逆に皮脂腺が発達しすぎる。そうすると、毛に供給されるはずの栄養の多くが皮脂腺へいってしまい、そのため、毛は栄養不足の状態に陥ってしまい、薄毛になってしまうということですね。
カラーやパーマですが、これはもう言うまでもなく髪の毛を傷める行為ですからね。私は10代の頃白髪にしたくて、市販のブリーチ剤を頭につけたまま、寝ていたことがあります。無知であるがゆえ、ブリーチ剤を長くつけていればいるほど、髪の毛が白くなると考えていたんですね。
しかし、黄色がかった金髪になるのが限界でした。そもそも白髪というのは、一度金髪にしてから『青』を入れる必要があるんですね。そしてその青が抜けてきたとき、元々あった黄色が消えて、白に近づくのです。そういうことを何も知らず、お金もなかったものですから、1,000円の市販のブリーチ剤で強引に何とかしようとして、そういう暴挙に出てしまいました。
その時の髪の毛の質といったら、最低最悪です。引っ張るとゴムのように伸びてしまい、切れてしまうこともあります。完全に髪の毛の細胞が死んだとしか言いようがない、めちゃくちゃな状態でしたね。
カラーやパーマがどれほど髪の毛の状態を悪化させるか、私はよく知っているということです。もしそれらを楽しむというのなら、美容院でプロにまっとうな方法でやってもらうことが必要不可欠ですね。
またストレスですが、下記の記事に書いたように、
それによって頭皮がカチカチになって固くなり、血行不良になります。そうすると栄養が行き渡りませんからね。先ほどの『念入りなシャンプー』の時同様、それは薄毛の原因になります。また、ストレスの害悪はそれだけではありません。下記の記事に書いたように、
と、ありとあらゆる問題を引き起こしますからね。また、更にストレスの害悪について知るためには、以下の記事を読むのがいいでしょう。おそらくネット上でこれよりストレスの害悪について詳しく書いた記事はありません。
どちらにせよストレスというものは人生からなるべく排除することを心がけることが、健全で健康な人生を生きるための秘訣です。
そして、先ほどから出ている『栄養不足』ですが、これはもう説明不要ですね。念のため参考文献から引用しましょう。
『最後に読む育毛の本』にはこうあります。
食生活での薄毛要因
髪はケラチンというたんぱく質でできていて、それが18種類のアミノ酸と結合しています。さらにアミノ酸のシスチンが多く含まれていて、たんぱく質が不足すると抜け毛が多くなりやすく、亜鉛や銅やミネラルが不足しても抜け毛の原因になります。
薄毛の食事対策については下記の記事にたっぷりとまとめました。
これらの要素を十分に最適化し、髪のパサつきを防いで薄毛の原因を解決しましょう。また、食事の際に気を付けるポイントは、『体内毒素』です。下記の記事を参考にして、『食べてはならないもの』にも注意を払いましょう。
パサついた髪が薄毛にとって注意信号だということは書きましたが、また更に違った角度から考えていきます。まず『髪の毛のパサつきの原因』としては、
などがあります。また、『パサつき』を避けようとするあまり、『サラサラの髪』を目指そうとすると、これまた問題が生じることになります。それは下記の記事にも書きましたが、
皮脂の重要性と、シャンプー剤等に依存した現代の人間の髪の毛の問題性について、『シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった!』にはこうあります。
髪がサラサラとなびくのは、干からびているから
風になびくサラサラの髪の毛を美しいと人々が感じるようになったのは、いつの頃からでしょう。おそらく、昭和40年代にシャンプーのコマーシャルがテレビで大量に流れるようになってからのことだと思います。かくして、現代人のシャンプー使用率はほぼ100%といわれています。
(中略)この日本古来の黒髪の美を求めるならば、むしろシャンプーは使わないほうが、カラスの濡れ羽色のような自然な光沢を放つ、美しい髪を手に入れることができます。皮脂に含まれるワックスなどが毛の1本1本をしっかりコーティングするからです。
(中略)いっぽう、最近の髪の美しさは、風になびく、サラサラの髪ということになっています。これは、皮脂がうばわれて乾燥し、カサカサに干からびた状態です。キューティクルもあちこちではがれていますが、トリートメントという糊でくっつけてごまかして、髪がごわつくのを防いだり、つややかに見せたりしているだけです。
サラサラの髪は、実は『皮脂がうばわれて乾燥し、カサカサに干からびた状態』なんですね。ですから、
その両方ともが、どちらにせよ『皮脂がうばわれて乾燥し、カサカサに干からびた状態』であり、良好な状態とは言えないわけです。本当に良好な髪の毛の状態とは、『適度に皮脂が存在する状態』。その皮脂に含まれるワックスなどが毛の1本1本をしっかりコーティングしてくれるので、カラスの濡れ羽色のような自然な光沢を放つ、美しい髪でいられることができるのです。
したがって、パサついた髪の毛を変に『外部対策』をしようとして、例えば取り急ぎのトリートメントなどに頼ろうとすると、逆効果になります。本にあるように、トリートメントでは、髪がごわつくのを防いだり、つややかに見せたりしているだけなので、『その場しのぎ』であり、表層だけ塗り固めた、『メッキ』に等しいんです。
ですから髪の毛のパサつき問題を最適化するときは、トリートメントなどの『外部対策』ではなく、内から変えていく『内部対策』を重視することを心がけましょう。それは例えば、
の最適化ですね。シャンプーや睡眠、ストレスなどの対策は冒頭に書きましたのでそちらを確認していただき、先ほど『食事』について少し触れましたが、ここで更にその詳細について書いていきましょう。
下記の記事に書いたように、食事を高脂肪・高カロリーなものや酸性の食品から、低脂肪・高たんぱくな食事とアルカリ性の食品に変えるだけで、
と言ったあらゆる問題を解決します。
人間にとって食事は何よりも重要ですからね。食べたもので人の身体は構築されていきます。余計なものを摂取したらそれを体外に排出する必要があるし、『排泄機能を超える毒素が体内に溜まると脱毛してしまう』のです。
また、髪の毛にいい栄養素を摂取することも大事です。髪のパサつきを改善してくれる栄養素は、例えば以下のようなものになります。
その他にも、
などの栄養素も重要です。そのうち、『ケラチン』というたんぱく質の一種は、髪を育毛させるのに必要となる栄養素の99%を占めていますので、薄毛、パサつき問題の改善には必要不可欠となります。
またコラーゲンも髪の毛に潤いを与え、パサつき改善には必要不可欠となるのですが、体の中のコラーゲンの量は、20歳をピークにどんどん減っていきます。そして、体内のコラーゲンが減るのには理由があります。
『マリンビタミンで奇蹟の若返り』にはこうあります。
体内のコラーゲンは20歳をピークに減少
コラーゲンは、私たちの身体の中にも存在するたんぱく質の一種です。人の身体は、水分を除くとたんぱく質がもっとも多く存在していますが、その約3分の1をコラーゲンが占めています。
(中略)ハリのある素肌、強靭な骨、なめらかな関節、柔軟性にとんだ血管など、コラーゲンあってのたまものです。ところが、体の中のコラーゲンの量は、20歳をピークにどんどん減っていきます。体内のコラーゲンは絶えず分解と合成を繰り返して入れ替わっていますが、年を取ると分解される量が一方的に増えて、合成が追い付かなくなるのです。
(中略)また、加齢につれて体内のコラーゲンは老化しやすくなります。これは活性酸素という悪玉酵素の攻撃を受けやすくなるためです。活性酸素は、太陽の紫外線を浴びたり、排気ガスを吸い込んだり、ストレスを受けたときなどに絶えず体内で発生しています。
まずここに出てきたキーワードが、
ですね。『髪の毛』のことについて書いていません。しかしまた別の本にはこうあります。(引用元を失念しました…本がたくさんあるものでして…すいません)
コラーゲンは骨、皮膚、筋肉、内臓、毛髪など、体じゅうのいたるところにあり、繊維状に絡み合って細胞と細胞を支える重要な役割を果たしています。また、細胞の増殖や形成、骨や軟骨の強化、免疫力の向上、血管の強化などにも関係する非常に重要なたんぱく質でもあります。
ここではコラーゲンの役割として、
と挙げられていて、更に、しっかりと『毛髪』への影響もあると出てきましたね。つまりコラーゲンは髪の毛にいい影響を与えるということになります。
しかし、加齢によって活性酸素という悪玉酵素の攻撃を受けやすくなり、コラーゲンの量が減少してくると、今挙げた『毛髪への影響』も含めたあらゆる場所に悪影響を与えます。これを『老化』と言うのです。
といった現象も起きてしまいがちです。したがって、何らかの老化防止対策を施す必要があります。老化防止には、
が必要不可欠となります。実際先ほどの『マリンビタミンで奇蹟の若返り』には、
コラーゲンの摂取で肌状態が改善
実際に、コラーゲンを日常的に摂取していると、肌の状態が明らかに改善することが、私たちの研究で確認できています。
と記載されています。あるお金持ちは、朝から5,000円ほどするコラーゲンスープを飲んでいると言いますが、お金持ちというのはお金に物を言わせて、『美』を好きなだけ追及できますからね。様々な物をお金で手に入れることができるお金持ちの女性は、情報も研ぎ澄まされている最先端のものを手に入れます。
世間にまだ『アスタキサンチン』どころか『コエンザイムQ10』すら浸透していなかった2002年かそのあたりのころ、ある中国の富裕層はすでにコエンザイムQ10を日常的にサプリメントで摂取していました。お金持ちのアンテナがどれほど鋭いかということがわかるワンシーンでした。
ビタミンEと同等以上の強い抗酸化作用を持つ脂溶性のビタミン様物質
ビタミンEの1000倍という極めて高い抗酸化力で、赤色の天然色素成分で、β-カロチンやリコピンなどと同じカロテノイドの一種。
なるべく良質なコラーゲンの摂取を日常的に行う。お金のことを考えなければ、これが一番いいことなんですね。もちろんお金には限界がありますから、自分の出来る範囲でなるべくコラーゲンを摂取することを心がけましょう。それだけでもずいぶん違いますからね。
これを意識するだけでも、大きな差が生まれるでしょう。
また、活性酸素の除去ですが、活性酸素は、
など、実に様々な問題を引き起こす原因となりますので、注意して最適化することが必要です。その対策としては、先ほど挙げた『抗酸化物質』の摂取が有効になります。
ですね。これらは気軽にサプリメントで摂れますから、食事で補えない場合は、サプリメントを利用することも検討しましょう。ただし、この抗酸化物質については、最新の情報で見て見ぬ振りができない問題があります。
『Newsweek日本版 抗酸化物質は癌に逆効果?』にはこうあります。
ブルーベリーや緑茶には抗酸化作用(つまり体がさびつくのを防ぐ力)があるという。だから健康維持や老化防止にいいとされ、癌の予防になるという説もあるくらいだ。ところが15年10月、イギリスの科学誌ネイチャーに、そんな通念を揺るがす論文が載った。米テキサス大学サウスウェスタン医療センターの研究チームがマウスで実験したところ、抗酸化物質が癌細胞の転移と成長を促している疑いが生じたという。
同センターのショーン・モリソンやメアリー・マクダーモット・クックによれば、「抗酸化物質は体にいいという考え方は根強く、癌患者に抗酸化物質を投与する臨床試験も行われてきた」という。「しかし抗酸化物質を投与した患者がそうでない患者よりも早く死亡する事例が相次ぎ、そうした治験は中止された。なぜか。今回のデータが示唆するところはこうだ──正常な細胞よりも癌細胞のほうが、抗酸化物質のおかげで元気になっているのだ」
こういう事実を踏まえ、一部の医者等の専門家たちは、サプリメントで抗酸化物質を摂取することは推奨しません。彼らが推奨したサプリメントは、
の2種類でした。抗酸化物質の過剰摂取が老化防止ではなく、『癌細胞の強化』に繋がってしまう事実が本当なのであれば、この問題については慎重さが必要となりますね。
元々人は、必ず老化し、朽ちていく運命にあります。それを、あまり人為的に操作しようとする行為は、真理から逸れた行為なのかもしれません。