ハゲ隠しの『帽子、カツラ、増毛パウダー』は効果的?
うまく隠せていればばれません。どんなことでもそうですね。
しかし、少しでも違和感を与えてしまう場合は、逆効果となる可能性が高いですね。
ハゲ隠しのために帽子をかぶることは不自然だからやめたほうがいいという意見があります。しかしそれはもちろん、ケースバイケースですね。ばれないように帽子をかぶる人がいるなら、それは『お見事!』ということになりますからね。一概には言えません。
たとえば下記の記事に書いたように、
プールや海で言えば、スイムキャップをかぶるという『対策』があるわけです。サーフィンやダイビング用の『ラッシュガード』と同時にスイムキャップをつけ、
などと言ってうまく言い訳をすれば、深く追求する人はいないでしょう。また、
なんて付け加えてもいいでしょう。私が実際にそうですからね。ですから、
の順番で肌に優しくなっていくので、血も出ないようになります。水に濡らす電動髭剃りの登場には助かりましたね。この数年のことですからね。『ラムダッシュ』のようなやつですね。
これに変え、また、切れ味が悪くなってきたら付属品のオイルを刃に塗れば、すぐにまた肌へのダメージが軽減され、痛むことなく髭を剃れます。そんな私からしたら、カミソリで髭を剃る人の心境がよくわかりませんからね。
本当に痛くないのかなあ…
と、疑いの目を向けるほどです。しかし、世の中にはいろいろな体質の人がいますから、先ほど言った『肌が弱い人』の設定でいくことは、なにもおかしいことではないのです。
したがって、帽子でハゲを隠すということも『シナリオ』次第ではうまくいきます。もしそのシナリオが中途半端ならばれますけどね。『違和感』として相手に伝わり、それが不信感となって人間関係にもちょっとしたひびが入ることになりますから。
それだったら、ハゲを居直っているような人の方が好かれますよね。ハゲを笑いに変えてる芸人さんをよくテレビで見かけますが、周囲の人にとってもそうしたもらった方が気が楽なんですよね。あっはっはと笑って済めば、Win-Winです。
余談ですけど、脇汗なんかもそうですよね。どう考えたって脇汗が目立っていたのに、それに触れずにいると余計に気になっちゃって話が入ってきません。ですから、MCや、あるいは本人なんかがそれに触れてあげることで、
ああ、言ってくれた!気になってたんだよねえ!
として安堵し、緊張と緩和の笑いの王道メカニズムが働き、ドッと笑いが起きるわけですね。
話を『シナリオ』に戻しますが、ですから中途半端なシナリオではいけません。もとより、『周りの人をだます』わけですからね。それは『詐欺』にも近いですが、それよりも近いのは『演技』です。もちろん、男女の交際なんかのときには詐欺として扱われることもありますが、往々にして日常生活では『演技』の部類に入るでしょう。
演技をする人は、演者です。俳優が役を演じ切るときは、普段、一人でいるときから台本を読み込み、キャラクターを自分のものにするなど、たゆまぬ努力を行っています。『たゆまぬ』というのは『とだえることのない。着実な』という意味です。つまり、この『薄毛ではない人を演じる演技』への努力は、たゆまぬものでなければなりません。中途半端なものでは、『お客さん』が違和感を覚えるからですね。
例えば、一貫していなければなりません。肌が弱い人間を演じるなら、過去もそうでなければなりません。したがって、
あれ、この人昔そんなこと言ってなかったような…
という不信感を与えてはなりません。ですから早い段階から『種をまく』ことが必要です。逆に言うと、それができていればかなりスムーズにいくでしょう。人間の思い込みの心理を利用するのです。
しかし、たとえそうした種をまいていない場合でも問題ありません。
というシナリオでもいいのです。実際私が、いつからかエビのアレルギーになりました。旅行先で食事をするとき、妙に口の中が痒いと思って、その原因がまったくわからなかったのですが、何回か重ねていくうちに食品が特定されていきました。『鮮度の低い生のエビやカニ』です。
友人に甲殻類アレルギーの人がいますから、私も同じ類であるということがわかりました。しかし、子供の頃はよく甘えびの寿司を食べていて、それが好きだったんです。ですから、人の体質が急に変わるということはあり得ます。もちろん、急に体質が変わるシナリオはうまくやらなければなりません。違和感のないように、私が言った今の例を持ち出しても構いませんから、
などと言って、過去の事実との帳尻を合わせるのです。そうすれば、心の中で、
あれ、この人昔そんなこと言ってなかったような…
と思っている人の違和感を取り除き、信憑性が増します。演技をするということはこれくらい緻密に計算して、演じ切らなければなりません。
帽子をかぶらないと、むしろ、紫外線によって髪の毛のたんぱく質、アミノ酸の結合が変化し、髪の毛のツヤのもとであるキューティクルがはがれやすくなり、髪の毛から水分が奪われて乾燥による脱毛を引き起こします。したがって、帽子はかぶったほうがいいのです。
ですから、帽子をかぶって薄毛を隠す場合は、これらの事実をうまく利用して、『良いシナリオ』を見つけ、それを演じ切ることが大切です。
ただし、記事にも書いたような『過酷な帽子内環境が頭皮や毛髪に悪影響を及ぼす可能』については注意しましょう。帽子に『依存しすぎる』のもいけないということですね。
カツラやウィッグで考えても基本的には同じことです。『ハゲを隠すために前髪を垂らす』などという髪型は、逆に違和感を与えます。自分だけが隠していると思っていて、周りの人は逆にそこに目がいってしまい、不信感を覚えてしまいます。
なんだか潔さがない…物事を誤魔化す人なのかなあ…
などと、どうしても高評価にはつながらないんですね。ですから記事に書いたように、思い切って坊主にするという選択肢が人気なわけです。
しかし、女性はそう簡単には坊主に出来ませんよね。ただまあ、女性の場合は男性よりも圧倒的に『波平スタイル』にはなりません。女性もAGA(男性型脱毛症)が原因で薄毛になりますが、女性の場合は男性のように、
からハゲていくのではなく、
から薄毛になっていくのが一般的です。
『AGA(男性型脱毛症)』の原因は『DHT(ジヒドロテストステロン)』です。男性ホルモン(テストステロン)には、体毛やひげなどに代表されるように、毛を生やす、という作用がありますが、前頭部と頭頂部の毛乳頭に多くある特殊な酵素(Ⅱ型5α-還元酵素)と結びつくと、ジヒドロテストステロン(DHT)という脱毛を促進する物質がつくられるわけです。(ちなみに女性の場合は、アンドロステンジオンという物質からもDHTが生じます。)
ですから原因は同じなのですが、男性とはハゲ方が違うんですよね。『波平スタイル』でハゲていく女性を見ることはほとんどありませんよね。
ですから男性のように『帽子でスッポリ隠す』必要はないし、女性ならウィッグなどをつける機会は男性よりも圧倒的に多いですから、この面では恵まれていると言えるでしょう。しかし、考え方は男性のそれと同じですので、『演技をする』ときは違和感を与えないようにすることが重要です。
ウィッグの話が出ましたが、それは大きく分けるとカツラということです。薄毛などを隠すためにカツラを被るとして、自然に見える点が大事になってきます。ポイントとなるのは、まずつむじの形です。カツラであるとバレてしまうのも、つむじが原因となるのが多いからです。
注意すべき点は、つむじ部分が潰れていないか、自然な生え際となっているか、髪の流れに沿っているか、頭皮のように自然となっているかです。また、髪のツヤおよびテカリについても忘れてはいけません。見落としてしまう方もいますが、カツラは人工であればそれだけテカリが出てきます。
よって、自然なツヤが出ているかなども大事になってくるのです。それに、サイズ調節できるかどうかも、見落としがちになります。重要ではないのではないかと思われるかもしれませんが、人毛で作られているカツラであっても、頭に合っていなければおかしいものです。ずれたりしないためにも、アジャスターが付いているものが適しています。
黒髪の方が明るい色のカツラを着けた場合には、こめかみの薄い地毛が残ったりすることがあるため、同じ髪色の中に異なる色の髪が混じっていると自然ではなくなってしまいます。カツラを使い始めたばかりの方は、地毛と同じ色か地毛に近い色のカツラを選ぶのが得策です。
また、つむじを自身の頭部と同じ位置にするのも大事です。つむじから前髪辺りがズレていたり浮いていると、見え方が不自然となるからです。カツラの上より自身のつむじおよび前髪の生え際を軽く指で押さえて、確認しつつ被るとズレを減少させられる可能性はあるでしょう。
そして、ブラシを使い軽く梳かすのも必要です。カツラは被っている最中であっても、少し絡まることや静電気が起きるかもしれません。よって、カツラを被ったなら櫛で梳かしてあげると、毛も落ち着きますし頭部に馴染むと考えられます。
スーパーミリオンヘアーなどのパウダータイプになっている増毛製品を使う場合のメリットは、使ったらすぐに効果を感じられる点がまず挙げられます。髪の毛が増えたように見えるため、普段でも少し隠したいなと思った時にすぐにでも使えるのが魅力なのです。それに、部分的に分けて使えるのもメリットです。要するに、頭頂部のみ使いたい場合や分け目のみ薄い場合など、個人によって気になる部分に使える点が便利です。
それに、薄毛のみではなく白髪までも隠せるので一石二鳥です。その日だけどうしても隠したいという日にも重宝すると考えられます。パウダーを使う際のデメリットは、やはり水に弱いという点です。よって、濡れた場合の対策なども想定しておくのが大事です。
用意したカツラがいまいち自然ではないなと感じられることもあるかもしれません。それならば、自分で一工夫してみるのも手段です。まず、1つの方法としてヘアアクセサリーを付けるというものもあります。大きめのカチューシャやリボンといった、幅の広いものが適しています。また、帽子を被るとカツラもちょうど良い感じに見えますので、効果的なのです。お洒落度も上がりますし、日常的に使えるテクニックです。
ちなみに、この被った帽子はすぐに脱ぐと、少々乱れた髪を手櫛により整えてあげることにより、自然に見える可能性があるのです。よって、試してみるのも一案です。そして、つむじをふわっとされるのも1つの手となっています。何も手を加えていない状態のカツラを、コームで擦るように動かしたり、やや逆毛を立てるなどして髪に馴染ませるのです。そうすると、ふんわりとなり自然な感じに近づくのです。そして、制汗スプレーを使いツヤ消しをする手段もあります。カツラにパウダータイプの制汗スプレーを吹きかけると、ツヤ消しになるのでお勧めの方法です。
この頃のカツラは品質も向上しているため、例えあまり手入れがされていなかったとしても、不自然に見える可能性は少ないです。ただ、手入れをしなければ不自然に見えることもないとは言い切れません。
不自然に見えるのは、例を挙げると髪の毛の絡まり方や人の手によっては不可能に感じられるハネ方である、静電気等により服などに不自然にくっついてくるなどの点が考えられます。
ただ、例え変にカツラの毛がハネていたとしても、カットすることやアイロンなどを使い整えられるのではないでしょうか。要するに、カツラそのものが不自然に見えて対処できないというわけではなく、自然に見せるためにも自分で日頃からケアをするのが大事なのです。
さて、では一体どういった製品が目立ちにくいのでしょうか。まずプリシラなら対応の年齢層が幅広い点が特徴です。リーズナブルな女性用のファッションウィッグを中心に、素材の質が良いプリシラボーテや、医療用ウィッグ、男性用のプリシラマンも用意されています。
プリシラマンの場合は、高いファッション性があるとされていて、年齢層は幅広く対応していますし、伸縮性や通気性がポイントとなっています。トレンドのヘアスタイルにしてみたいという方は、ショートからミディアムまで揃っています。
アクアドールは、高品質であるという点が知られています。女性用のウィッグショップですが、ファッション性のあるカツラだけでなく、医療用カツラも取り扱っていますし、黒髪ロングのフルウィッグが人気となっています。
リネアストリアもおしゃれなカツラや医療用カツラ、メンズカツラなどが揃っています。『天使のウィッグシリーズ』は品質の高さが特徴であり、手植え製法が導入されたフルウィッグのシリーズです。ナチュラルな頭皮もついていて、髪がふんわりの自然な仕上がりになり、装着した時の通気性に関しても魅力なのです。
薄毛を隠す対策で、最もスタンダードなのが人工繊維による手軽なケアで、いわゆるふりかけはその一つです。薄毛に悩む方なら一度はふりかけタイプの増毛剤を手に取ったことがあるのではないでしょうか。多くの方が利用していますが、やはり対処方法でしかなく、根本的な薄毛改善ではありません。発毛や育毛にトライしながら、同時進行で現状をなんとか目立たないように工夫するための一時的なツールでしかありません。考えようによっては、スキンケアと同じ様なもので、習慣化してしまえばそれほど苦ではないのです。
テレビCMでもおなじみの増毛法は、一本一本丁寧に仕上げていくもので、当然その分コストもかかります。しかも、ほとんど毛髪がない状態ではできない方法なので、多少は毛髪が残っている方にのみ有効な増毛法になります。
ただし仕上がりはナチュラルで、増毛したと一見してわかりにくい点では他の追随を許しません。クオリティにこだわるならば最もお勧めの増毛法と言えます。この増毛法は既存の髪に人工繊維を結びつけるものなので、髪が伸びると同時に人工繊維とのつなぎ目も移動していきます。
つまり、一回増毛すれば良いというものではなく、サロンに通う必要があるため、時間とお金に余裕があることが前提となります。美容室に行く感覚で通うのであれば、それほど負担にはならないでしょう。
使う人によって仕上がりに差が出てしまう商品だとなかなか手が出ませんが、パウダータイプの人工繊維のほとんどが使い方が簡単で、誰でも同等のクオリティが期待できるのが最大のメリットです。しかも、不自然さがなく頭部全体の薄毛にも有効なので、薄毛が始まって間もない方から、かなり進行してしまった方まで使えます。未だ使用したことの無い方の最大の心配事は、簡単に髪が増えた様に見える分、落ちるのも簡単なのではないかということです。
しかも、汗や雨で色落ちして、衣服を汚すのではないかと心配する声も聞かれます。しかしながら、そんな欠点のある商品ならばここまで人気にはならないのです。風雨にさらされてもかつらの様に簡単には落ちませんし、心配する程汚れません。
増毛剤としての人工繊維の商品には様々な形状があります。粉状の短い繊維を振りかけるタイプや、スプレータイプのものがあります。いずれも使い方は簡単で短時間で気になる部分をカバーできます。また、スプレータイプの商品は、普段白髪染めをサボっていても、急なお出かけに白髪染めとしても重宝するので、薄毛でなくとも1本は持っていたいものです。
この様な商品は、出たての頃は色が黒しかありませんでしたが、最近では黒とブラウンの2色から選ぶことができるようになっています。カラーリングした髪にも使え、どんな髪質にも使えるのでリピーターが増え続けています。商品も進化を続けているため、以前は人工繊維を振りかけたあと、固定するためのスプレーを別途用意しなければなりませんでしたが、最近は増毛剤と固定剤が一体化した商品も増えているので、ますます手間がかからなくなっています。
ただし、良い事ばかりではありません。どんな商品にも良い面と今ひとつな面があるのは否めません。まず、一番のデメリットはスプレータイプの商品の場合、周りが汚れてしまうことです。頭部だけではなく周辺にも噴霧されてしまうため、洗面所や浴室、衣服にどうしても汚れが付着してしまいます。
ただし、これも工夫次第で最小限にとどめる事ができるので、大きなマイナスではありません。また多くの利用者が色が選べないという点を挙げていますが、今後改善の余地があります。毎日使うため使用範囲が広いほど減りが速く、頻繁に買い足すことになり、コストパフォーマンスが悪い場合があります。定期購入などでお得なコースを選択するなど、長く使う場合は商品リサーチが必要です。
髪型のアレンジが効かないというデメリットを挙げるケースもありますが、最近の増毛剤は前髪を作ることも出来るまでに進化しています。キープ力が弱いため時間の経過と共に落ちてしまうなどのデメリットもありましたが、現在はこの点も改善されてきています。ただ、どうしても開発にお金をかけているため、商品にその分が反映されてしまうのは仕方がないことです。今はやや高めですが、今後リーズナブルになっていく可能性は充分にあるでしょう。
誰もが望むことは、増毛しつつ何かしら頭皮にアプローチして発毛効果を生むというものです。数秒で手軽に増毛できて、発毛効果もあるとなれば使い続ける事に意味があるからです。
しかしながら、それほどには開発が進んでいないのが現状で、発毛剤と増毛剤は別々に用意するしかありません。スキンケアでいうならば、美容液とファンデーションの関係に似ているかもしれません。ファンデーションで気になるシミや毛穴をかくしつつ、美容液でシミや毛穴を根本的に目立たなくするというものです。
増毛というのは薄毛隠しの有効手段として進化し続けています。今期待するものがないからと言って、将来的にもそうとは限りません。薄毛に悩む方の本音としては、安く早く気になる部分を隠せる商品が欲しいのです。多くの方が望んでいるのですから、開発されるのは時間の問題かもしれません。