空港検査、病院MRI、旅行入浴におけるカツラ・植毛・増毛スプレー対策は?
それぞれを下記にまとめました。
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薄毛の対策にはいろいろあります。基本的にはその原因がAGA(男性型脱毛症)でない限り、『内部対策』を最適化すれば往々にして解決します。
『育毛の真理』にはこうあります。
ハゲは治る
これまで繰り返し説明しているように、髪の毛は必要があって人体に備わっている。本来なら生涯なくなるものではない。そして、髪の仕組みと役割に照らしてみても、よほど特殊な病でなければ、人は基本的に絶対にハゲない仕組みになっている。つまり脱毛は、間違った手入れなどが原因で現れる一時的な現象にすぎないのだから、適切な手入れを施せば、豊かで健康な髪が蘇るのは、自然なことなのである。もともと髪があった場所に、再生させればよいのだから、発毛・育毛は、さほど難しいものではない。
しかしこの著者の本はいくつか読んでいますが、彼女は『AGA(男性型脱毛症)』以外の脱毛症についてしか語っていませんので、AGAの人はこの話を鵜呑みに出来ません。
発毛・育毛の新常識―これだけ知っていればハゲになりません! (B&Tブックス)
とりあえずこの3冊にはAGA(男性型脱毛症)が度外視されていますからね。ですから、もし薄毛の原因がAGAだった場合、現段階ではどうにもできないので、以下の対策をするしかないのです。
ですね。今回はそのうち、
そして、『増毛スプレー』の注意点について考えていきます。増毛とは、見た目を増やすことを言います。
したがって今挙げた、
は全て『増毛対策』ということになりますね。内部対策の最適化だけではどうにもならないAGA(男性型脱毛症)が原因で悩んでいる人は、取り急ぎこの現代を生き延びるために、増毛対策をしなければなりません。
それぞれの特徴などについては下記の記事に書きました。
例えばAGAクリニックで出来る増毛対策の『料金』についての特徴とは、下記のとおりです。
各薄毛対策の料金の特徴
育毛剤 | 価格は様々だが、継続的な出費が必要。 |
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かつら | 数年ごとの買い替えや、メンテナンスに継続的な出費が必要。 |
植毛 | 平均、1,2回の治療のみ。その後の費用は不要。 |
この育毛剤を増毛スプレーに置き換えてみても、そう変わりはありませんね。増毛スプレーも同じように、価格は様々で、継続的な出費が必要ということになります。この増毛対策なのですが、ちょっとした『あるある』があります。それは、
などでどうすればいいか困惑する、といった問題ですね。ではまず、簡潔にそれぞれの注意点や概要をまとめてみましょう。
空港の検査
増毛スプレー | 問題なし。 |
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かつら | 金具・ヘアピンなどが使用されていた場合、反応することも。 |
植毛 | 問題なし。 |
病院のMRI
増毛スプレー | 磁性を帯びる物質を利用している場合NG。 |
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かつら | 磁性を帯びる物質を利用している場合NG。 |
植毛 | 問題なし。 |
旅行先での入浴
増毛スプレー | 全て洗い落ちる。 |
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かつら | 人前での洗髪は難しい。 |
植毛 | 自毛植毛であれば問題なし。 |
まず空港の検査ですが、基本的には想像しているように、『金属探知機』に引っかかるかどうかを注意します。もしカツラにヘアピンのような金具が使用されている場合、それが引っかかる可能性があります。
ただ、これで実際に引っかかったという事例がそう多いわけではなく、あくまでも可能性ですが、可能性としては十分に考えられます。テロなども多い昨今、30年前の常識は今は全く通用しません。何が起こるかはわかりません。外国人というだけで敵視されることもありますからね。万全の対策が必要です。万全の対策とは、
などが挙げられます。直接面と向かって話をするのが恥ずかしい場合は、事前に電話をして聞いておくのがいいかもしれませんね。電話だったらいくらでも話ができますからね。
などと言えば、対策を教えてくれますから、その通りに従えばいいですよね。また、渡航先が海外などであればその国の情報もしっかり聞いておきましょう。中には、『カツラの中に覚せい剤を入れて密輸する』という人もいるでしょうから、海外ともなるとより厳しく自分を管理することが求められます。増毛スプレーや植毛の場合は問題ありませんね。人工植毛だったとしても素材は金具ではありませんからね。
『医療で治す薄毛の悩み』にはこうあります。
人工毛植毛
人工毛植毛とは、合成繊維で作った毛を頭皮に植え込む植毛法で、素材は人体になじみやすいポリエステルやナイロンなどです。そして、表面には人体の頭髪にあるキューティクルと似た構造を作ることで、自然に近い艶を出し、黒グレー、茶色などさまざまな色を組み合わせ、できる限り本人の頭髪と違和感のないように仕上げています。
ポリエステルやナイロンでは金属探知機には引っかかりませんからね。増毛スプレーも然りです。
病院のMRIですが、まずはその仕組みと原理を見てみましょう。『日本磁気学会』にはこうあります。
Q2. 病院でMR検査、MRIなど大きな磁石の中に人が入って脳の腫瘍などの検査をすることがあります。 このMRIはどういう原理や仕組みなのでしょうか?
A2.まずMRですがこれはMagnetic Resonanceの略で、磁気共鳴といいます。その磁気共鳴の中でも核磁気共鳴(Nuclear Magnetic Resonance)の原理に基づき、水素原子核(プロトン)の状態を調べることにより、体の状態を知ることが出来ます。 プロトンは水(H2O)に必ずふくまれており、この原子の核磁気共鳴状態を調べることにより、そのプロトン原子の周りの状態が健康状態か、そうでないかがわかります。これにより異常部分の診断が可能になるものです。
ちょっと難しい説明がこの後も続きますが、ポイントは『磁石の中に入る』ということです。それさえ分かればこの問題は解決します。つまり、先ほど簡潔にまとめたように、『磁性がある物質』に警戒する必要があります。
カツラに金属が使われていたり、増毛スプレーに『酸化鉄』のような金属性の物質が使われていた場合、それがMRIに影響を及ぼす可能性があります。その場合は、空港の時と同じように、事前に聞いておくことが必要ですね。例によって、直接が恥ずかしいなら電話で聞くのです。電話なら具体的に聞いても何も影響ありませんからね。相手も察してくれます。
もし相手がそっけなかったとしても、時には怒鳴り散らして、
と言ってもいいでしょう。立場上相手はそれを伝える必要がありますし、こっちもこっちで必死にそれを誤魔化したいのですから、両方がそれをする必要がありますね。また、違う病院に電話をしてもいいわけですから、確実な答えがわかるまで連絡し続けましょう。
植毛の場合は空港の時と同じように、問題ありませんね。
最後に旅行先での入浴ですが、この場合はまず、増毛スプレーから考えましょう。増毛スプレーで対策をしている人は、もう説明不要でダメですよね。洗って落ちるんですから。同じように、プールなどでもNGです。その場合、下記の記事に書きましたが、
などというシナリオで誤魔化す手もあります。まあ、増毛スプレーは『ばれます』からね。モデルやテレビ出演者が、編集できる動画や画像に残す際、増毛スプレーを使用するというのとはわけが違いますから、増毛スプレーを使っているような人は、そもそも旅先で『友人』とは一緒にお風呂に入らないはずです。赤の他人と入る場合は、
赤の他人だから関係ないか。
として開き直った方が早いですしね。また、どうしても嫌なら、内風呂がある旅館に泊まればいいわけですから。対策はいろいろありますよね。また植毛ですが、自毛植毛の場合は問題ありません。人工毛植毛であっても問題はないのですが、人工毛植毛の場合は多少注意点があります。
『医療で治す薄毛の悩み』にはこうあります。
また、自然の頭髪は日々少しずつ伸びるため、毛の根元の皮脂や垢、ほこりなどの汚れを自動的に押し出し、感染を予防することができます。ところが、人工毛は成長しませんから、汚れがどんどん蓄積し、細菌が侵入しやすい環境となります。そのうえ、人工毛を植えた場所と皮膚の間に隙間ができるため、感染は毛根を伝わって頭皮の深部にまで広がります。そうなると、頭皮が炎症を起こして化膿する原因となります。
つまり、炎症を起こしやすいんですね。その場合はお風呂に入ること自体を注意しなければなりません。
またカツラの場合ですが、すでにカツラを使用している人はわかるように、洗う際はカツラを取り外して洗うのが普通です。ですから、装着しながらの洗髪は違和感を与えますので、やめた方がいいですね。
それぞれの対策を見てみました。しかし、基本的には『誤魔化す』ことよりも、開き直って坊主にしたり、ハゲをキャラにしてしまう方が精神的にも堂々としていられます。心にストレスを溜めないように生きることが何より重要なので、そのあたりのことも併せて考えていきましょう。