コラーゲンとビタミンは薄毛に効果的?ビタミンCは塗布しなければ効果がないの?
コラーゲンは頭皮にとって欠かせないものです。
しかし、老化と同時に活性酸素からの攻撃を受けやすくなり、徐々に減っていく運命にあります。コラーゲンは口から摂取しても肌に塗っても届けたい場所に届けられません。しかしビタミンCや鉄分と一緒に摂取し、『体内でのコラーゲン合成能力を強化させる』ことはできます。
また、女性が薄毛問題を考えるとき、ビタミンは欠かせません。女性にとって重要なコラーゲンは、ビタミンCの力によって体内合成されます。また、肌荒れやニキビにはビタミンB2、女性によるある不定愁訴は、ビタミンB6が有効です。これらはすべて薄毛の問題とも繋がっています。また、ビタミンCが髪の毛にいいと言われている理由は、ビタミンCが持つ働きが結果的に薄毛の予防や育毛促進を助けるからです。ビタミンCの体内でのおもな働きは、
- 活性酸素を除去する
- コラーゲンの生成を促進する
- 免疫力を高める
- 抗ストレスホルモンを合成する
- 神経伝達物質を合成する
ですが、一つ一つ見ていけば、育毛に効果があるということがわかります。しかしビタミンCは、サプリメントによる過剰摂取には注意が必要ですし、調理すると破壊されてしまいます。届けたい場所に直接届けるのは簡単ではありません。しかし、ビタミンC誘導体であれば、そのターゲット部位に直接働きかけることができるので、化粧品などにはよくこれが使われています。これを直接頭皮に塗り込めば、確かにターゲット部位である髪の毛の土壌である頭皮に、いい影響を与えることができそうですね。
先生
ハニワくん
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老化する宿命をどう捉える?峰不二子と灰原哀のやりとり
体内のコラーゲンの生成能力が落ちれば、老化現象を招いて頭皮や毛細血管に影響を与え、結果的に髪の毛に悪影響を与えます。毛細血管や毛母細胞があるのは頭皮ですが、その頭皮が老化すると当然、元気な髪の毛が生えることは期待できませんよね。しかし、人は老化を避けて通ることはできません。死も避けて通ることはできません。ですから、ここに無意味に抵抗し、現実から目を逸らす行為は『美容』とは言えないでしょう。
特に女性はこの『美容』ということの意味を、今一度真剣に再考する必要があります。例えば『ルパン三世 VS 名探偵コナン【THE MOVIE】』 のシーンで出てくる峰不二子と灰原哀の会話に、こういうものがあります。峰不二子は、薬によって子供の姿に変えられた灰原哀に、その薬を使って自分も若返ると、野心を語りました。しかし、灰原哀はこう言いました。
灰原哀
灰原哀
人は必ず老化し、最後には死にます。その運命から目を逸らして不老不死を願おうとする人は今まで数えきれないくらいいましたし、これからもいるでしょう。しかし、本当に『人として美しい』人が、人生に執着するでしょうか。灰原哀が峰不二子にガッカリしたのは、峰不二子が『美』の捉え方をはき違えたからですね。
ネーデルラントの人文主義者、エラスムスは言いました。
峰不二子は灰原哀にとって理想の女性でしたが、峰不二子が若さと美に執着してしまったことで、彼女の女としての価値が下がり、ガッカリしたと、こういうことなんですね。
映画『ルパン三世 VS 名探偵コナン THE MOVIE』予告編
先生
ハニワくん
体内のコラーゲンは減少する宿命にある
『マリンビタミンで奇蹟の若返り』にはこうあります。
体内のコラーゲンは二十歳をピークに減少
コラーゲンは、私たちの体の中にも存在するたんぱく質の一種です。人の身体は、水分を除くとたんぱく質がもっとも多く存在していますが、その約三分の一をコラーゲンが占めています。
(中略)コラーゲンは、体の中では全身の約60兆個の細胞の隙間を埋めている結合組織に存在します。そこでコンドロイチンなどのネバネバ成分を繊維のあいだに巻き込み、若さの象徴であるみずみずしさ、しなやかさを生み出しているのです。ハリのある肌、強靭な骨、なめらかな関節、柔軟性にとんだ血管など、すべてコラーゲンあってのたまものです。
ところが、体の中のコラーゲンの量は、20歳をピークにどんどん減っていきます。体内のコラーゲンは絶えず分解と合成を繰り返して入れ替わっていますが、年を取ると分解される量が一方的に増えて、合成がおいつかなくなるのです。40代半ばになると、20歳の頃の半分くらいにまで減ってしまいます。
そして、60歳になると20歳の頃の5分の1、80歳になるともうほとんどコラーゲンの量は体内からなくなってしまいます。峰不二子は、こうした『人間の仕組み』に逆らいたかったんですね。しかし灰原哀は、『それは現実逃避だ』と言って、真理から目を逸らす行為を非難しました。
峰不二子は泥棒、灰原哀は研究者ですからね。生きてきた土壌が違いますし、生き抜き方も違います。彼女らの間に知性の差があるのも仕方ありません。峰不二子は峰不二子で、灰原哀の手の届かない女性としての魅力を備え持っていますしね。
- ハリのある肌
- 強靭な骨
- なめらかな関節
- 柔軟性にとんだ血管
これらはすべて、コラーゲンが支えているからこそあり得るたまものです。コラーゲンが不足してしまうと頭皮に悪影響を与え、それで結果的に薄毛になるということがわかりますね。
先生
ハニワくん
コラーゲンが減少する理由
また、コラーゲンが減少するのには更に理由があります。『マリンビタミンで奇蹟の若返り』にはこうあります。
また、加齢につれて体内のコラーゲンは老化しやすくなります。これは活性酸素という悪玉酵素の攻撃を受けやすくなるためです。活性酸素は、太陽の紫外線を浴びたり、排気ガスを吸い込んだり、ストレスを受けたときなどに絶えず体内で発生しています。この活性酸素が多量に生み出されると、周囲の組織がどんどんサビついていきます。『酸化』と呼ばれる現象です。
それでも通常は、体に備わった抗酸化酵素(SOD:スーパーオキソドディスムターゼなど)の働きで、活性酸素はすみやかに処理されていますが、年を取ると抗酸化酵素の産生量が減ってきます。その結果、コラーゲンも活性酸素の攻撃を受けやすくなって、肌や骨、関節、血管など、全身の老化が加速するのです。
老化によって活性酸素の攻撃を受けやすくなり、それがコラーゲンを更に減少させていくのです。単なる老化だけでもコラーゲンが減るというのに、更にそこに追い打ちをかけるように、活性酸素がコラーゲンを攻撃するんですね。
しかし冒頭から言っているように、これが『事実』ですので、この事実から目を逸らし、違う現実に目を向けようとするのは、まるで峰不二子の発想そのものだということを覚えておかなければなりません。
先生
ハニワくん
それでもコラーゲンが欲しい
ただ、これらの真理を理解したうえでも、『しかし、若い時期はある』ということもまた事実ですよね。異性にモテ、魅力的だと言われ、女性らしいと言われる年齢があるのもまた事実です。
50歳になっても美しさを保ち続ける女性がいるように、女性の努力次第ではこの『老化現象』をギリギリまで食い止めることは可能なのです。例えばこの本では、『コラーゲンの摂取で肌状態が改善』というタイトルで、実際にコラーゲンを摂取した人とそうでない人とを比べ、その効果を示しています。
- 鳥の手羽先や皮
- 牛骨
- 豚骨
- 豚の皮
- 魚の皮や骨、目玉、内臓、ウロコ
- フカヒレスープ
- アンコウ鍋
- 魚介類のブイヤベース
- 煮凝り
コラーゲンの補給源として、これらを挙げていて、コラーゲンの体内合成を促すビタミンCと同時に、1日5~10gの摂取を心がけるとよいとしています。
先生
ハニワくん
老化する宿命をどう捉える?峰不二子と灰原哀のやりとり
コラーゲンは口から摂取しても肌に届かない?肌に塗るのは?
しかし、『健康にいいものばかり食べていると早死にします』にはこうあります。
コラーゲンは口から摂取しても肌に届かない
- コラーゲンは消化される
たんぱく質であるコラーゲンは、食べるとアミノ酸に分解され、コラーゲンではなくあんります。つまり、食べたコラーゲンがそのまま肌にたどり着く、ということはありえないのです。コラーゲンが骨や軟骨にもあることから、関節痛にもよいとされることがありますが、関節に都合よくたどり着くことも考えにくいですね。
- コラーゲンは肌から吸収されない
コラーゲンは食べるだけではなく、塗っている人もいます。しかし、アミノ酸が100個以上もつながった巨大なコラーゲンが肌を通り抜けることはありません。それどころか、アミノ酸からできているので雑菌の繁殖を招く恐れもあります。さらに、防腐剤をたっぷり入れているので、これが皮膚炎を起こすこともあります。
ちなみにこのコラーゲンを魚や肉から加工して取り出したものがゼラチンです。コラーゲンとゼラチンが同じものなら、ゼラチンを買ったほうが安いといえるでしょう。
コラーゲンは口から摂取しても肌に届かないんですね。同じように、肌から吸収されることもありません。『美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール (PHPビジュアル実用BOOKS)』にはこうあります。
化粧品のコラーゲンは真皮までは届かない
シワの原因がコラーゲンの変性・減少だとすると、コラーゲン配合の化粧品をつければよいと思うかもしれません。でも、化粧品に配合されているコラーゲンは保湿のためのもの。コラーゲンは分子量が大きいため、塗っても真皮まで浸透することはないのです。また、それらのコラーゲンの多くは魚の骨や皮からとったもので、厳密には人間の肌のコラーゲンとは構造が違うため、そのまま肌に定着することはありません。
美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール (PHPビジュアル実用BOOKS)
そういうことなんですね。私もこの正確な情報を取り入れるまでは、コラーゲンの摂取によって肌が若返り、美しさが保てるとばかり思っていました。その理由は、テレビですね。テレビでどれだけそういう放送が流されたかわかりません。
コラーゲンたっぷりでお肌にもいいんです!
などという言い回しを何度聞いたことでしょうか。また、ある成り上がった富豪の女性が、朝から5千円もするフカヒレスープでコラーゲンをたっぷりとっている、という情報もそこに加わっています。金持ちの女性がたどり着く知識は往々にして磨かれているものですからね。それですっかり、コラーゲンの服用によって美貌を保てると思っていたわけです。
しかしある日、1,000円ほど払って食べれるチゲ鍋料理やで、となりに座っていた女子高生がこう言っているのを聞きました。
私はその時、自分の知識と、一回り年下の彼女の知識が対立していたため、一瞬は彼女の知識の方を疑ってしまいました。しかし、私は男性で、それほどコラーゲンのことについて勉強していないので、
もしかしたら彼女が正しいかもな。彼女はどこかで聞いたんだろうし。
と思って、その後、それについて詳しく調べました。するとやはり専門家たちは、彼女と同じことを言っていたのです。コラーゲンは口からの摂取や、肌に塗っても効果がないんですね。
先生
ハニワくん
女性ホルモンであるエストロゲンが減少すると…
更に追い打ちをかけるように、『美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール (PHPビジュアル実用BOOKS)』にはこうあります。
また、女性ホルモン(エストロゲン)が減ると、コラーゲンも減少するとことがわかっています。急激なダイエットでシワが増えるのは、やせたからではなく、卵巣機能に支障をきたしてエストロゲンが減ったからです。
- 無理なダイエットなどはしない。ふだんからエストロゲン様作用のあるイソフラボン(大豆製品)を摂る。
このような、女性ホルモンを減らさないための生活も大事です。
女性に関しては、女性ホルモンであるエストロゲンが減少しても、コラーゲンが減少するんですね。つまり、
- 老化
- 活性酸素
- エストロゲンの減少
このトリプルパンチによって、コラーゲンが減少してしまうのです。これは女性にとっては、踏んだり蹴ったりですよね。しかしそれをイソフラボンなどのエストロゲンと同じ働きをする栄養素を摂り入れたりして阻止するのです。
女性に嬉しい大豆(イソフラボン)や小麦(グルテン)は育毛や薄毛とどう関係してる?グルテンフリーのメリット
そういう間接的な強化ならできますので、それで抗うのが賢明だと言えますね。また、間接的な強化という視点に変えるなら、まだやれることがあります。
先生
ハニワくん
老化する宿命をどう捉える?峰不二子と灰原哀のやりとり
コラーゲンを効率よく摂る方法は?
『これは効く! 食べて治す 最新栄養成分事典』にはこうあります。
効率よくとる方法は?
コラーゲンは動物の骨や皮に多く含まれ、水にもとけやすく、煮込むとゼラチン状になります。ですから、鶏肉なら手羽元やガラ、魚なら1尾をまるごと使い、よく煮込んで煮汁もいっしょに食べるか、煮汁だけはあとで冷やして、煮凝りとして食べると効率よくとれます。また、水に溶けるので、油やアクを取り除いても、コラーゲンは減少しません。ビタミンCと鉄分をいっしょに摂取すると、体内でのコラーゲン合成能力がアップし、コラーゲンが生成されやすくなります。
つまり、『コラーゲンの口からの直接の摂取』はできなくても、ビタミンCや鉄分と一緒に摂取し、『体内でのコラーゲン合成能力を強化させる』ことはできるわけです。そういう間接的な強化なら可能なので、あながち、食事の仕方によっては、先ほどの金持ちも、その他の人々の意見も、ウソにならないかもしれませんね。
- ビタミンCや鉄分と一緒に摂取し、『体内でのコラーゲン合成能力を強化させる』ことはできる。
また、下記の記事に書いたように、
長時間スマホを使用すると血流不全になって薄毛になる?頭皮マッサージでカチカチ頭を血行促進すれば若ハゲ対策はできるか
『最後に読む育毛の本』にはこうあります。
しかし毛髪治療を最先端治療として勉強されているクリニックは違います。最近、毛髪クリニックでは成長因子を用いた発毛にも力を入れているようです。成長因子とは、
- 1.細胞の増殖の活性化
- 2.細胞活性のためのスイッチをONに
- 3.コラーゲンやエラスチン生成
等々、毛髪再生に必要な要素がたっぷりつまっています。さすがはお医者さん、というレベルにまで毛髪再生を研究されています。ですから、クリニック選びは重要です。
育毛剤ではなくコラーゲン生成などに直接働きかける育毛クリニックもあるようで、育毛の専門家からすれば、それはなかなか感心するという評価を付けられるといいます。ただし、『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)』にはこうあります。ちなみに、診療ガイドラインとは、10人の専門医が考え得るさまざまな治療法について、国内外の論文から科学的根拠の有無を確認し、推奨度を5段階に分類した評価が見れるものです。
- A=強く勧められる
- B=勧められる
- C1=考慮してもよいが、十分な根拠がない
- C2=根拠がないので勧められない
- D=行わないよう勧められる
推奨:C2
推奨文:成長因子導入および細胞移植療法は行わないほうがよい。
C2=根拠がないので勧められない、ということですから、この成長因子導入および細胞移植療法については、否定的な意見もあります。あまりコラーゲンに過度に執着しすぎて、間違いを起こさないようにしたいですね。(ただし、まだ根拠がない段階というだけで、期待はされているという意見も)
美を求めて整形を繰り返し、最後には人間らしさを失ってしまう人が世の中にいます。峰不二子然り、人は必ず老化し、そして死んでいくのです。その真理から目を逸らさない人が、本当に美しいひとなのではないでしょうか。
先生
ハニワくん
2018年6月の追記
2018年6月13日に放送された『ホンマでっか!TV』では、年間3,000人を超える肌のトラブルを治療してきたお肌トラブルのスペシャリストで肌ケア評論家の、沢田彰史さんがこう言っていました。
コラーゲンの摂取量は一日5gと言われているが、ちりめんじゃこを22g(ひとつかみ)ぐらい食べればそれでいい。昔はコラーゲンを食べても胃腸の中でアミノ酸に分解されるから美容効果がないと言われていた。しかし、ここ数年ではコラーゲンを食べても意味があると言われるようになった。コラーゲンを食べると全部が吸収されるのではなく、約10%が『コラーゲンペプチド』として吸収され、肌の細胞に働きかける。
気になるのは『昔は』という表現ですね。先ほど紹介した本は『2017年12月』に出ていて、これも専門家が出した本です。たかだか半年間しか経っていないのに『昔は』ということは、納得がいきません。しかし、『たったの10%しか美肌効果がない』という部分をみると、全体的にまとめたときに、
コラーゲンを食べてもその1割くらいしか美肌効果を期待できない
ということになり、あながち今までの見解や専門家たちの意見とそう食い違いはなくなります。ただ、この先生は、
沢田彰史さん
とも言っていますので、コラーゲンを直接摂取してそれを肌に届かせるよりも、先ほど考えたように、ビタミンCや鉄分と一緒に摂取し、『体内でのコラーゲン合成能力を強化させる』ことはできるわけです。どちらにせよそういう間接的な強化なら可能なので、あまりコラーゲンだけにこだわらず、色々なものを食べるのがよさそうですね。
ただし、この方の意見で引っかかることがあります。私が持っている栄養の本に『果物に含まれる糖分は太らない』という事実について書かれたものがあります。しかしこの方はテレビでこう言っていました。
沢田彰史さん
これでは意見が対立してしまいます。私が持っている本は下記の本で、2017年8月に出たものです。
食事のせいで、死なないために[食材別編]―スーパーフードと最新科学であなたを守る、最強の栄養学
この72ページを見てください。『果物の糖分では血糖値は増えない』という事実が書いてあります。しかも驚きなのが下記の部分です。
1日当たり20品目の果物を数か月にわたって摂取するように指示した。このような果物中心の高フルクトース食(1日当たり炭水飲料8缶分に相当)を続けたにもかかわらず、結果は良好で、体重や血圧、インスリン値コレステロール値、トリグリセリド値などの悪化は見られなかった。
私はこのテレビに出ていた美容専門家よりも、この医学博士であるマイケル・グレガーの方が専門的に権威であるように見えます。まあ、更なる細かい部分は今後時間をかけて明らかになっていくでしょう。どちらにせよコラーゲンの話をするなら、『食べないよりも食べた方がいい』ということが言えそうですね。
先生
ハニワくん
- 人生に執着する理由がない者ほど、人生にしがみつく。
- 体内のコラーゲンは減少する宿命にある。
- コラーゲンが不足してしまうと頭皮に悪影響を与え、それで結果的に薄毛になる。
- 老化によって活性酸素の攻撃を受けやすくなり、それがコラーゲンを更に減少させていく。
- 女性の努力次第ではこの『老化現象』をギリギリまで食い止めることは可能。
- コラーゲンは口から摂取しても肌に届かないし、肌から吸収されることもない。
- 女性ホルモン(エストロゲン)が減ると、コラーゲンも減少する。
- イソフラボンなどのエストロゲンと同じ働きをする栄養素を摂り入れたりして阻止せよ。
- 『コラーゲンの口からの直接の摂取』はできなくても、ビタミンCや鉄分と一緒に摂取し、『体内でのコラーゲン合成能力を強化させる』ことはできる。
- コラーゲンの口からの直接の摂取』は無意味ではない。
女性とビタミンの関係性
女性にとってビタミンはとても重要です。男性にも重要ですが、女性には更に重要ですね。ビタミンには様々な種類がありますが、そのうち『女性と髪の毛』で考えるなら、最もピックアップすべきなのは『ビタミンC』です。ビタミンCはコラーゲンの生成に欠かせない重要な栄養素ですからね。そのコラーゲン自体も髪の毛にとても重要な役割を果たしています。
また、コラーゲンは女性にとって必要不可欠なものですよね。『これは効く! 食べて治す 最新栄養成分事典』にはこうあります。
皮膚・骨・目の老化を防ぎ、がん予防物質としての期待もコラーゲン
- 若々しい肌を保つ
(省略)化粧品で盛んにコラーゲン配合をうたっているのは、水分を除いた皮下組織の70%がコラーゲンであり、酸素や栄養を皮膚に供給し、結果として皮膚の老廃物を取り除き、みずみずしくハリのある肌を保つからです。コラーゲンが不足した肌は水分量が減少して老化が進みます。
シワやシミの対策となり、みずみずしくハリのある肌を保つ為にコラーゲンは必要不可欠です。それを生成する為に、ビタミンCはとても重要な役割を果たしています。
先生
ハニワくん
コラーゲンの役割
また、コラーゲンの役割にはこういうものもあります。『これは効く! 食べて治す 最新栄養成分事典』にはこうあります。
骨粗鬆症や目の老化を防ぐ
骨はコラーゲンを骨格にして、ヒドロキシアパタイト(リン酸カルシウム)が沈着してできています。コラーゲンは、骨にカルシウムが定着するのを助けたり、関節の軟骨部に存在して潤滑油的に働いたりしますから、骨を丈夫にし、骨粗鬆症や関節炎を予防します。
注目したいのは骨粗鬆症ですね。女性と骨粗鬆症は深い関係性にあります。
『歯周病予防と口腔ケア (ホーム・メディカ・ブックス・ビジュアル版)』にはこうあります。
骨粗鬆症と歯周病
からだの中では、常に古い骨が壊され、新しい骨がつくられていますが、つくられる骨の量に比べて壊れる骨の量が多くなると、骨量(骨の密度)が減少してきます。骨粗鬆症は、骨量が減り、骨がスカスカになる(骨密度が減少してくる)病気です。
女性に多く、とくに50歳前後で閉経を迎えたころから骨量が急激に減少し、加齢にもともなって進行します。骨粗鬆症で最も気を付けたいのは、寝たきりの原因にもなる大腿骨頸部(ももの付け根)の骨折です。現時点では、骨粗鬆症と歯周病との明確な関連は証明されていませんが、歯を支える歯槽骨の骨量も減少するため、注意が必要です。
骨粗鬆症は女性に多いのです。しかも、ここでいう歯周病も女性に多い。例えばシェーグレン症候群などは、9割が中年女性が発症する病気ですから、女性は何かとビタミンのような『メンテナンス栄養素』が必要不可欠なんですね。
虫歯と抜け毛の関係は?歯周病の原因とデメリットを考えれば見えてくる
先生
ハニワくん
女性はホルモンバランスを崩しやすい
また、
- 生理(月経)
- 妊娠
- 出産
- 更年期
- 閉経
などの要素や時期にはホルモンバランスを大きく崩します。ホルモンバランスが崩れると生理不順になりやすいですし、生理不順になると更にホルモンバランスが崩れます。
- 生理
- 妊娠
- 出産
- 更年期
- 閉経
- etc.
生理不順や出産後(分娩後)と抜け毛は関係ある?ホルモンバランスが崩れる女性の宿命
また、閉経後、更年期以降にはホルモンバランスを崩しますし、そうなると更に骨粗鬆症やシェーグレン症候群などの病気にかかり確率が激増します。これはもう踏んだり蹴ったりですよね。追い打ちをかけるように、女性がホルモンバランスを崩すことはFAGAやびまん性脱毛症の原因となりますからね。
先生
ハニワくん
女性とビタミンの関係性
女性特有のトラブルにもビタミンB6が効く
また、下記の記事にも書きましたが、
『バナナ、みかん、リンゴ』の育毛効果は?薄毛対策に注目の成分『リモネン』とは
『これは効く! 食べて治す 最新栄養成分事典』にはこうあります。
女性特有のトラブルにもビタミンB6が効く
月経が近づくとイライラしたり、気分が落ち込んだり、肩凝りや腰痛など、さまざまなトラブルに悩む女性も多いと思います。こうした月経前後にあらわれる不定愁訴を『月経前症候群』と呼んでいます。この原因は月経前になると、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が高まる点にあります。エストロゲンの分泌が高まると、血中のビタミンB6濃度が低下するため、不定愁訴を訴えることになります。月経前症候群の治療にはB6の投与が有効です。
『月経前症候群の治療にはB6の投与が有効』だったり、あるいは『ニキビや肌荒れにビタミンB2が有効』だったりと、やはり結局は女性とビタミンは切っても切れない関係にあります。
先生
ハニワくん
過度な紫外線(美白)対策とビタミンDの関係性
過度な紫外線対策もそうです。
下記の記事に書いた、『国立環境研究所 地球環境研究センターホームページ『ビタミンD生成紅斑紫外線量情報』の情報をご確認ください。紫外線に浴びなければ、ビタミンDの生成がうまくいかず、骨粗鬆症や、骨の軟化等の問題を引き起こす可能性があります。人類は紫外線をうまく浴びてきて、健康な体を維持してきたのです。
ここにも『ビタミンD』というビタミンが出てきましたね。『骨粗鬆症』というキーワードも出てきました。お肌の美容を過度に気にして過剰な紫外線対策をすると、今度はビタミンDの生成がうまくいかず、カルシウムの吸収を悪くし、結果的に骨粗鬆症になりやすくなります。
女性は骨粗鬆症になりやすいと書きましたからね。つまり、女性にとってビタミンとは切っても切れない関係なのです。他にも書こうと思ったら後数万文字くらいビタミンと女性との関係性について書けますが、今回はこの程度にしておきましょう。最後に、
- ビタミンE
- コエンザイムQ10
- アスタキサンチン
等の抗酸化物質がもたらす作用と、その摂取方法、そして注意点について下記の記事に書きましたので、併せてご確認ください。
髪のパサつきがあるなら薄毛に注意?皮脂、コラーゲン、抗酸化物質で薄毛の対策を!
先生
ハニワくん
先生
ハニワくん
- ビタミンCはコラーゲンの生成に欠かせない重要な栄養素。
- コラーゲンは骨粗鬆症の予防にも有効。
- 女性と骨粗鬆症は深い関係性にある。
- 女性は更年期などによってホルモンバランスを崩してしまいやすい。
- 更にホルモンバランスを崩すことはFAGAやびまん性脱毛症の原因となる。
- 月経前症候群の治療にはB6の投与が有効。紫外線に浴びなければ、ビタミンDの生成がうまくいかない。
- ビタミンDには骨粗鬆症等を予防する役割がある。
- 手のひらに15分ほど紫外線を当てればビタミンDは生成される説がある。
ビタミンCと髪の毛
ビタミンCが髪の毛にいいと言われている理由は、ビタミンCが持つ働きが結果的に薄毛の予防や育毛促進を助けるからです。ビタミンCの体内でのおもな働きは、
- 活性酸素を除去する
- コラーゲンの生成を促進する
- 免疫力を高める
- 抗ストレスホルモンを合成する
- 神経伝達物質を合成する
ですが、一つ一つ見ていけば、なるほど育毛に効果があるということがわかります。
活性酸素を除去する
『あたらしい栄養事典』にはこうあります。
ビタミンC
活性酸素を消去して過酸化脂質の生成を抑え、動脈硬化や脳卒中などを予防したり、免疫力を高めて、かぜなどの感染症やがんの予防にも力を発揮します。鎮静作用のある神経伝達物質やストレスに対抗するホルモンの合成にもかかわります。また、喫煙で多くのビタミンCを消費することがわかっています。
まず、
- 活性酸素
- 過酸化脂質
については下記の記事に書きましたので併せてご確認ください。
『プロテイン・たんぱく質・アミノ酸・生卵』の摂取はハゲる原因?それとも育毛対策?
これらは全て薄毛の原因となりますので、これを予防することができるだけで、すでにビタミンCは育毛効果があります。また、<
- 鎮静作用のある神経伝達物質
- ストレスに対抗するホルモン
を合成するということは、下記の記事とリンクします。自律神経やストレスを調整するということは、髪の毛にとっても関係が深いのです。特に女性はそうですね。ストレスでホルモンバランスが崩れればFAGAやびまん性脱毛症になる可能性が高くなります。
そのビタミンCはタバコによって失われてしまうので、下記の記事と併せて読むと、タバコというのは本当に有害性の高い嗜好品ですね。
『ノンカロリー・カロリーゼロ食品、人工甘味料、食品添加物』は頭皮に悪影響を与える?
先生
ハニワくん
コラーゲンの生成を促進する
それから『コラーゲンの生成を促進する』ということですが、それについては前述したとおりですね。ビタミンCはこれだけコラーゲンの生成にとって重要な役割を果たしているのです。ですから、ビタミンCを摂ることは髪の毛にとてもいい影響を与えるのです。それは間違いない事実です。
先生
ハニワくん
サプリメントによる過剰摂取に注意
ただ、その摂取の仕方ですが、それには条件があります。
『これは効く! 食べて治す 最新栄養成分事典』にはこうあります。
むやみに大量に摂取すればいいわけではない
ビタミンCのさまざまな効用がいわれるようになり、いまでは食べ物だけではなく、ビタミン剤やサプリメントなどで手軽にたくさんのビタミンCを補給する人が年々増加しています。しかし、2000年4月、米国科学アカデミーの『ビタミンCやEの錠剤を大量にとっても健康によいという証拠はなく、むしろ害を及ぼす恐れがある』という報告は、ビタミンの大量摂取に一石を投じました。
またビタミンCについては、錠剤での大量の摂取は下痢を引き起こすともいわれています。一方で、野菜や果物からの摂取は、これまで以上に必要だと報告されています。
私もサプリメントでビタミンCを摂っているからわかりますが、下痢になることは間違いありません。私の場合はその下剤効果を逆に利用して、朝にマルチビタミン&ミネラルと一緒に飲んで、便意を促す手段として使っていますが、うまく使わないと単なる下痢になり、排便が滞ることになります。
また、この『ビタミンCやEの錠剤を大量にとっても健康によいという証拠はなく、むしろ害を及ぼす恐れがある』という、ビタミンCの過剰摂取の副作用は下痢ですが、ビタミンEに関しては『がん』です。それについてはまた違う機会に詳しく書きますが、ビタミンEなどの抗酸化作用のあるサプリメントを摂ると、がんに罹るリスクが高くなります。
主にベータカロチン(ビタミンA)がそうなのですが、ポリフェノールやビタミンEも同じように抗酸化物質ですから、サプリメント等で気軽に摂取することは、医師たち専門家は首をかしげる現実があるのです。
しかし、野菜や果物から摂取するのは強く推奨されています。その理由は単純に『過剰摂取を防げる』ということですね。また違う本にも同じように書いてあります。『サプリメントでは過剰摂取に繋がり危険』だと。やはり、自然で天然のものを食べるのが一番健康にいいということですね。
- 人工甘味料
- 科学調味料
- 保存料
- 食品添加物
- 農薬
こういったものはやはり、『体に良い』ということではないですからね。違う目的で尽くされたものですから、『体に良い』ということは二の次になっているということを理解する必要があります。
先生
ハニワくん
ビタミンCと髪の毛
調理するとビタミンCが破壊される?
また、野菜や果物から摂取するときにも注意が必要です。『『これは効く! 食べて治す 最新栄養成分事典』』にはこうあります。
調理におけるビタミンCの減少率
ビタミンCは、湿度や温度、光や紫外線の影響を受けやすく、とても壊れやすい性質があります。水にもとけやすい栄養素ですから、調理法や保存法に気を常架ければいけません。また、酸化しやすく、時間の経過とともに、減少率が高まります。たとえば、おろし大根のビタミンCは2時間後には半減してしまいます。果物も、皮をむいたらすぐに食べるようにしましょう。
ビタミンCはとてもナイーブな存在なんですね。すぐに変性して、そのエネルギーを失ってしまいます。その摂取の仕方には十分こだわってあげることが大切ですね。ですから、
- 旬の食材にこだわる
- 食べ方にこだわる
という人がいれば『通』に見えるかもしれませんが、そういう人は通というよりも、賢いだけだと評価できるかもしれませんね。
『美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール (PHPビジュアル実用BOOKS)』にはこうあります。
栄養を摂ったつもりが摂れていないこともある
ビタミン補給の為に、サラダや野菜ジュースを摂るという人がいますが、それでは十分とはいえません。サラダにはレタスなど水っぽく色の薄い野菜が使われることが多く、含まれるビタミンは意外と少な目。とくにコンビニのサラダなどは調理してから時間がたっているため、ビタミンが壊れている可能性も。またパックの野菜ジュースも、パック詰めの際に高温殺菌するためかなりビタミンが壊れています。ジュースはからだを冷やしやすいのも難点です。野菜は、温野菜など火を通したものを摂るのが理想的。豆類、海藻、きのこ類もあわせて摂りましょう。
美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール (PHPビジュアル実用BOOKS)
サラダも野菜ジュースも、『食べ方にこだわる』ことをしなければ、あまり効果は得られないと言っていいわけですね。そこで、
- 温野菜など火を通したものを摂る
- 豆類、海藻、きのこ類もあわせて摂る
というキーワードが出てきました。野菜は加熱するとビタミンが壊れたり、あるいは生だと食べられるものが限られます。また、からだを冷やす可能性もあります。したがって温野菜が推奨されているわけですね。まとめると、
- 旬の食材にこだわる
- 食べ方にこだわる
- 温野菜など火を通したものを摂る
- 豆類、海藻、きのこ類もあわせて摂る
このあたりを意識してビタミンCを摂るようにすれば、コラーゲンにも髪の毛にもとてもいい影響を与えることになります。
先生
ハニワくん
先生
ビタミンを頭皮に直接塗り込むといいの?
しかし、そのビタミンを頭皮に直接塗り込めば、更に効果が得られるという考えがあります。確かにこうして考えると、ビタミンCを効率的にターゲットとする局部に届かせるためには一苦労です。事実、ビタミCを必要としている体のは器官たくさんありますので、その局部に到達する前に、他に持っていかれて届かない、という現実もあります。
前述したコラーゲンについても、
たんぱく質であるコラーゲンは、食べるとアミノ酸に分解され、コラーゲンではなくなります。つまり、食べたコラーゲンがそのまま肌にたどり着く、ということはありえないのです。コラーゲンが骨や軟骨にもあることから、関節痛にもよいとされることがありますが、関節に都合よくたどり着くことも考えにくいですね。
同じことが書いてあります。コラーゲンもビタミンCも同じように、『ターゲット部位』に都合よく届かせることは難しいんですね。
そこで注目したいのが『ビタミンC誘導体(リン酸アスコルビル)』です。Wikipediaにはこうあります。
ビタミンC誘導体(ビタミンシーゆうどうたい)とは、生体内で酵素反応によりビタミンCとなるもの。誘導体化によって生体外での安定化および生体内への吸収率向上のメリットがある。ビタミンC(L-アスコルビン酸)である。
ビタミンCは強力な抗酸化作用があるが、そのままのビタミンCは不安定で分子構造が壊れやすい。また、皮膚は水溶性の物質を弾く作用が強いので、皮膚に浸透しやすいように合成された化合物である。美容を目的とした皮膚科学で応用されているほか、食品添加物としても検討されているものもある。直接利用するほかケミカルピーリングを行った後に塗布することでも利用される。
このビタミンC誘導体であれば、そのターゲット部位に直接働きかけることができるので、化粧品などにはよくこれが使われています。これを直接頭皮に塗り込めば、確かにターゲット部位である髪の毛の土壌である頭皮に、いい影響を与えることができそうですね。
従って、育毛剤の中にそうしたビタミンC誘導体などが含まれている場合は、効果を期待してもいいかもしれません。また、ビタミンC誘導体は、IGF-1の分泌を促進させる効果も期待できるという話もあります。
先生
ハニワくん
ミカンや柑橘類で作った育毛剤とは
また、『ビタミンCを頭に塗る』ということで関連するテーマとして、こういうものがあります。
『最後に読む育毛の本』にはこうあります。
『私はねー、ミカンや柑橘類で育毛剤を自家製で作ったんだよ。評判良いんだよねー』
何をこのマッサージ師は言いたいのだろう?まあ察しはつきます。私の頭を見て自家製の育毛剤を売るターゲットにされたということです。もちろん丁重にお断りしましたが、世の中にはこんな人がたくさんいるのです。生のミカンや柑橘類は時間ともに変色、変性してしまうから、不衛生な変質した成分をそのあまま頭皮に塗り付けるということです。得体のしれない育毛剤は、頭皮に痒みが出たり、かぶれたり思わぬリスクがあることもあります。
このマッサージ師の方は、ミカンに含まれる『リモネン』と『ビタミンCを頭に塗布する』ということを断片的に解釈し、そのような育毛意を自分で開発したのかもしれませんね。しかし実際にはこの記事でも書いたように『生のミカンや柑橘類は時間ともに変色、変性してしまう』ので、髪の毛に逆効果を与えることもあるので注意が必要です。ビタミンCや柑橘類は身体にいいし、髪の毛にもいい影響を与えますが、そのやり方、摂取方法を間違えないようにしましょう。
先生
ハニワくん
- ビタミンCは活性酸素を消去して過酸化脂質の生成を抑えるため、髪の毛に有効である。
- また、自律神経やストレスを調整するので、髪の毛に有効である。
- サプリメントでは過剰摂取に繋がり危険。
- ビタミンCの過剰摂取の副作用は下痢。ビタミンEなどの抗酸化作用のあるサプリメントを摂ると、がんに罹るリスクが高くなる。
- 野菜や果物から摂取するのが強く推奨されているのは『過剰摂取を防げる』から。
- ビタミンCはとてもナイーブな存在。
- サラダも野菜ジュースも、『食べ方にこだわる』ことをしなければ、あまり効果は得られない。
- ビタミンC誘導体ならターゲット部位に届けることができる可能性が高くなる。
- ビタミンC誘導体は、IGF-1の分泌を促進させる効果も期待できる。
- 生のミカンや柑橘類を頭に塗ると逆効果になることもある。
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