仏教の開祖 釈迦(画像)
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内省
競わなければ優劣などつかない。勝ちも、引き分けも、負けもない。人を負かそうと思い上がることもないし、人に勝ったと思い上がることもない。ましてや、人と引き分けなどという錯覚に陥ることもない。
全ての人に環境の差異があり、人種、体格、言語、能力、家族、親族、隣人、友人、性別、立場、経験、責任、これらに違いがあるというのに、人として、人と競うこと自体が公正ではない。ボクシングでは、体重が1kg違うだけでも『公正な試合ではない』とするだろう。なぜ人と競うときはそれをしないのだ。
もっとも、人と競うべく場面は少なからずあるだろう。だが、そういうときは、そういうことを、考えてみるのがいい。そうすれば頑なに、頑迷に囚われたある種の呪縛から、解き放たれるだろう。
参照文献
仏典
経集830。
関連する『黄金律』
『他と違うことは恥ではない。誇りだ。』
『どれだけ生きるかではなく、いかに生きるかが重要なのだ。』
『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』
『「生きる」ということの本当の意味とは。』