仏教の開祖 釈迦(画像)
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内省
苦しい理由、苦しむ理由、苦しめる理由、それは往々にして、『外部』にあると人は思う。それはそうだ。自分は何もしていない。そのつもりだし、周りからの評価も良い。しかし、急に『外部』、つまり自分以外のなにものかによって、その自分の『思い通り』にならないことがある。
例えば、天気だ。例えば、人の心だ。例えば、事故だ。例えば、天災だ。自分は何もしていないのに、なぜこうやって『外部』は責めてくるのだろう。正直者が馬鹿を見るじゃないか。このまま正直にやっていても何の得にもならない。
だから自分から責めちゃえそっちの方が得だよ。いくら『内部』をちゃんとしたってダメだろ。『外部』がそれの、邪魔をするんだから。
さて、もうわかっただろうか。『内部』がそう考えたのだ。自分を苦しめる理由は、『外部』にはない。『内部』にあるのだ。一切の外部要因に支配されない、無敵のバリアを手に入れよ。
参照文献
仏典
経集271。
関連する『黄金律』
『自分の心と向き合った人間だけがたどり着ける境地がある。』
『アウトサイド・インではない。インサイド・アウトだ。』