キリスト教の礎 イエス・キリスト
Contents|目次
内省
愛はパンの様にふくらむ。つまりふくらむなら、しぼむこともある。増えるし、減る。それはまるで腸内の善玉菌や、ナチュラルキラー細胞の様に、ちょっとのことで増えたり減ったりする。
善玉菌(ビフィズス菌等)は、腸内で乳酸とさらに殺菌力の強い酢酸を作る。これによって腸内を酸性にし、悪玉菌(ウェルシュ菌等)が増殖するのを抑制したり、体外から侵入してきた病原菌の増殖を阻止して感染を防ぐ働きをする。
ナチュラルキラー細胞は、悪いウイルスや細菌を見つけて殺傷してくれる殺し屋。殺傷力が高く、常に体内をパトロールし、ガン細胞やウイルス感染細胞を見つけると、単独で直接殺してくれるとても優れた人間の相棒。これらは増えるし、減る。察しの通り、もちろん減った時にはたちまち『悪性』に蝕まれ、人間は病に侵される。
『愛(聖性)』と『憎悪(魔性)』が混在する人間の心も同じだ。『愛(聖性)』をどれだけ維持できるか。そういうセルフコントロールが人間には求められている。
参照:『マテオによる福音書 第13章』
参照文献
聖書
マテオによる福音書 第13章。
関連する『黄金律』
『愛があれば全ては解決する。』
『流動変化が避けられないことを知っているかどうかは、人間の運命を大きく変える。』