古代ギリシャ哲学者 ソクラテス(画像)
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内省
妬み、嫉み、嫉妬、羨望。
夢を見るだけならいいが、これらの感情によって心を支配され、心を捻じ曲げられるのは、『弱さ』だと自覚する必要がある。捻じ曲げられた心は、人格も歪曲させ、真理の道からも反れさせる。考えればすぐにわかるはずだ。周りにそういう人は、いくらでもいるはず。周りにいる人=大勢の人が、もし『正しく』て、『強く』て、『人格者』で、『聡明』で、『機転が利く』のであれば、おそらく、周りにいるのは『指導者』ばかりだ。
テレビのニュースでは、良いニュースと悪いニュースの割合が逆転していて、アイドルや歌手、人気だけでもっているようなタレントの歌や、バラエティ番組やドラマの視聴率、売り上げは皆無で、政治、環境、経済、哲学、教育というようなテレビ番組で埋め尽くされていて、その視聴率が高いはずだ。
しかし、実際はその逆である。これは、周りにいる多くの人々が、『よくいる人』、つまり、『その他大勢の一人』だということを示している。その『大勢の人』に向けて番組を作らなければ、テレビ局の売り上げが上がらず、潰れてしまうからだ。『パレートの法則』で言わせれば、その割合は実に80%。だからよく目にするのだ。
妬み、嫉む人を。それらの事実をよく見極め、大勢の人々は、『弱い』のだということをまず認めるのだ。そうすれば、だからという理由で、自分もそれらの感情と協調し、心を牛耳られてしまうことはないはずだ。
とかく人間とは、
『大勢の人がやっていること=正解』
だと思ってしまうものだ。だからまずは、
(大勢の人=弱い)『弱い人がやってしまうこと=不正解』
という図式を頭に思い描くことが重要だ。容姿に、才能に、人気に、恋愛敵に、『自分にはないもの』に憧れ、嫉妬し、心を支配されてしまっている人間の、なんと醜いことか。『ないものねだり』なのである。
エマーソンは、『独立独歩』というエッセイでこう述べている。
『だれでも教育を受けている過程で嫉妬は無知であり、模倣は自殺行為にほかならないという確信に達する時期がある。』
我々は誰かの真似をする必要なんてないのだ。『世界に一つだけの花』なのだから。
byユング
※これらの言葉は参考文献『これならわかるソクラテスの言葉』や史実に基づき、自らの生きる糧、自らを戒めるため、内省の為に日々書き留めたものです。史実を正確に把握したい方は正当な書物をご覧ください。
関連する『黄金律』
『他と違うことは恥ではない。誇りだ。』
『どれだけ生きるかではなく、いかに生きるかが重要なのだ。』
『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』
『「生きる」ということの本当の意味とは。』
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