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ソクラテス『人間に関することに安定などないことを忘れてはならない。それゆえに、繁栄している時には過度の喜びを避け、逆境にある時には過度の落ち込みを避けなさい。』

古代ギリシャ哲学者 ソクラテス画像

内省

このことについては、ブッダ孔子キリスト、そしてソクラテスを含めたすべての四聖が言っている。『負の連鎖を断ち切る』こと、『勝って奢らず、負けて腐らない』こと、『諸行無常』だということ。

 

人はいずれ必ず、死ぬ。その事実に嘆き、悲しみ、否定するのではなく、それを受け入れることが求められているのだ。それならば、悔いのない人生を生きるはずだ。勝って奢り、負けて腐る、そういう刹那的な人生の生き方は『損』であり『無駄』とわかり、悔いの残らない建設的な人生を生きるために、小さく負け、大きく勝ち、人生をひた歩くべき姿こそが、人の生きる道だと、知るはずである。

 

そして、決して、『膨張』の道を歩いてはならない。膨張は、儚い。踏むべき手順を踏まずして膨らんだ風船は、自分も予期せぬ簡単なことで、虚しく弾ける。最後に勝つのはカメだ。ウサギのような虚しい人生を生きるのはやめ、『膨張』ではなく『成長』の道をひた歩き、自分の最愛の子孫へと、命を繋いでいくべきなのだ。

 

 

 

注意

※これらの言葉は参考文献『これならわかるソクラテスの言葉』や史実に基づき、自らの生きる糧、自らを戒めるため、内省の為に日々書き留めたものです。史実を正確に把握したい方は正当な書物をご覧ください。

関連する『黄金律

『人間が転落するタイミングは決まっている。「得意時代」だ。』
『流動変化が避けられないことを知っているかどうかは、人間の運命を大きく変える。』

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