髪の毛を早く伸ばす方法・短期間で髪を増やす方法はある?
色々ありますが、血行不良を招くあらゆる問題を改善し、薄毛に有効な食事や栄養素を摂り入れることを考えましょう。
薄毛に有効な育毛剤を使用することも視野に入れましょう。それで確実に髪の毛が生える保証はありませんが、やらないよりははるかに髪の毛が増える確率が高くなります。また短期間で髪を増やす方法ですが、カツラ、植毛、増毛スプレーを使えばすぐに増毛できます。実際の髪の毛を生やすのは無理でしょう。しかし、
等の育毛剤は、公式に育毛が認められています。
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髪の毛を早く伸ばすには、いくつか押さえるべきポイントがあります。
下記の記事に書いたように、まず何よりも重視したいのは、
薄毛・抜け毛を解消する2大ポイントは毛母細胞の『血行促進』と『栄養補給』だということです。この2つが滞っている、あるいはおざなりになっているのであれば、髪の毛に栄養分が回らないため、当然髪の毛は成長しないことになります。
ですから、血行不良となるあらゆる原因を取り除くことが大事ですね。下記の記事に書いたように、
等によっても血行不良は起きます。こうしたありとあらゆる要素を最適化し、血行を良くすることを心がけることが大事です。血流がドロドロになり、血液の流れが悪くなれば髪の毛に栄養が行き届きません。
それどころか、
当、ありとあらゆる体調不良を引き起こしますので、薄毛どころの騒ぎではなくなるかもしれません。例えば歌手の西城秀樹さんは、サウナ好きだったのはいいのですが、その後の水分補給を怠ったせいで、脳梗塞になってしまいました。サウナで身体を熱するだけでは血液はドロドロになるだけなので、その後の水分補給は必ず行う必要があります。
また、『血行促進』と『栄養補給』ですが、高脂肪・高カロリー食品を摂ったり、念入りなシャンプーを行ってしまうと皮脂の分泌が過剰になります。すると、頭皮の皮脂腺が大きくなり、栄養がそこに持っていかれることになります。そうなれば、髪の毛に栄養が回らなくなり、髪の毛が産毛のように細くて弱弱しくなり、薄毛状態が出来上がってしまいます。
血行はよくても、皮脂腺が大きければそこに栄養が持っていかれ、髪の毛に回らないということですね。このあたりにも注意する必要があります。ですから基本的にはあまり高脂肪・高カロリー食品の摂取はしないように注意することが大切です。
そしてその食事ですが、基本的には以下のような栄養素が必要になります。
やはり特に『たんぱく質』ですね。『亜鉛』の力を借りて変換されるタンパク質の一種である『ケラチン』は、髪を育毛させるのに必要となる栄養素の99%を占めています。ですから亜鉛の摂取も必要になります。
亜鉛はEDの改善にも役立ちますからね。ぜひ積極的に摂っていきたい栄養素です。また『AGA(男性型脱毛症)』の原因は『DHT(ジヒドロテストステロン)』です。男性ホルモン(テストステロン)には、体毛やひげなどに代表されるように、毛を生やす、という作用がありますが、前頭部と頭頂部の毛乳頭に多くある特殊な酵素(Ⅱ型5α-還元酵素)と結びつくと、ジヒドロテストステロン(DHT)という脱毛を促進する物質がつくられるわけです。(ちなみに女性の場合は、アンドロステンジオンという物質からもDHTが生じます。)
実は、
という栄養素は、この5α-リダクターゼを阻害する働きを期待できます。したがって、亜鉛を摂取するということは、
という意味で、薄毛改善にとっては欠かせない栄養素なのです。特に女性ならイソフラボンがとても有効です。ただし、サプリなどの過剰摂取は危険ですので記事を読んでしっかり基礎を確認しましょう。特に妊娠中はNGです。
私はトレーニングをしているので、プロテインドリンクを飲む生活をもう10年以上続けていますが、それによってハゲるということはありませんので、『プロテインでハゲる』という噂は嘘だということを証明しています。
むしろプロテインというのは『たんぱく質』を英語で言っただけの言葉ですから、先ほどから出ているように、たんぱく質の一種であるケラチンは、髪を育毛させるのに必要となる栄養素の99%を占めていますので、プロテインドリンクを飲むと、髪や爪が早く伸びるような気がしています。
また、この『プロテインドリンクが良質なたんぱく質』かどうかということについて、『最後に読む育毛の本』にはこうあります。
たんぱく質は納豆、豆腐、ブロッコリー、プロテインなどから摂取するほうが、獣肉から食べるよりも吸収率は高く、効率的に摂れます。ブロッコリーにもたんぱく質がある、というのは意外かもしれませんが、100g中、約3gのたんぱく質があり、体への吸収性は動物性たんぱく質よりも高いのです。
肉食の弊害については下記の記事に書きましたが、
たんぱく質は肉から摂取するよりも、
などから摂取したほうが吸収率は高く、効率的に摂れるんですね。
もちろん下記の記事に書いたように、
イヌイットの人々は『肉だけを食べる』生活をし続けて健康を維持していると言われていますが、実際にはイヌイットの人々は動物の、
そのすべてを食べるのです。ですから、脳や肝臓、あるいは骨に含まれているビタミンをしっかりと摂取していて、血も飲み干します。ビタミンA、E、そしてB群のすべてが肉には豊富に含まれているので、とても健康でいられるのです。肉を食べるならそれくらいこだわって摂取する必要があるということですね。
『科学でわかった正しい健康法』にはこうあります。
近頃ではさまざまな食品が『スーパーフード』としてもてはやされているが、これからは肉こそが昔ながらのスーパーフードなんだと、論証できるのかもしれない。肉には栄養学的にすばらしい成分が満載されているのだから。
”1960年代に食肉には飽和脂肪酸が含まれているから健康に悪いという説がでてからというもの、肉にはすべての必須アミノ酸、必須脂肪酸、そして必須ビタミン13種類のうち12種類が含まれているということを、栄養学者たちはたいてい指摘するのを控えてきた”
と、世界でも指折りの肉擁護派の論客であるガリー・トーブスは書いている。”なかでもビタミンAとビタミンE、そしてビタミンB群すべてが、肉には豊富に含まれている”(中略)事実、彼は病気になった。肉の脂肪分をとりのぞいて食べた方がいいという助言に従ったあと、具合が悪くなったのだ。だが幸い、『脂肪分の多いサーロインステーキとベーコンの脂で揚げた脳を食べたら、すぐに治ったんですって』と、タイショルツは言う。まだある。彼は82歳まで生きた。
そのすべてを食べつくす徹底ぶりをしてはじめて、肉食の実力が発揮されるというデータですね。正直に言って、イヌイットの人々のように子供のころから口周りを血まみれにしながら生きてきたわけではない世の人々が、このような徹底ぶりができるとは限りません。
記事に書いた、レオナルド・ディカプリオやブラッド・ピット、トム・クルーズ、マドンナ、カルロス・サンタナ、などの有名人も、それができないからこそ、『肉食を諦める』選択肢を選んだのでしょう。
肉からでも髪の毛の主要成分であるたんぱく質は摂れますが、このあたりの問題を考えて、なるべく肉以外の食品からたんぱく質を補う方が、『毒素排出』の面から考えても有効かもしれません。
短期間で髪を増やす方法はないでしょうか。髪を増やすといっても色々考え方がありますからね。
カツラをかぶってしまえば一発で『髪を増やす』ことができますよね。一瞬でフサフサで理想の髪型を手に入れることができます。
そういう意味では、コスプレを楽しむ人なんかも同じ感覚でカツラを楽しんでいるわけですね。好きなキャラクターになりきるためにカツラをかぶり、その瞬間にそのキャラクターになりきることができます。
等、カツラには様々なタイプがあります。また、植毛という手もありますね。こちらも、
の2種類があります。そのいずれもメリットとデメリットがありますので、記事を見て確認してください。
ちなみに、
というのはどういう違いがあるのでしょうか。『ササっとわかる薄毛の悩み解決最前線』(講談社)にはこうあります。
薄毛対策について知りたい!『発毛』『育毛』『養毛』はあいまいな言葉
『発毛』『育毛』『養毛』などの言葉は、ドラッグストアなどで手軽に買える医薬部外品や化粧品でもよく使われますが、あまり明確な定義はなく、それぞれの境界も定かではありません。一般的には頭皮の皮脂を取り除いたり、頭皮の血行をよくすることを目的とした塗布剤などが『育毛剤』や『養毛剤』などという言葉を使っています。
医師の立場からいえば、進行性の男性型脱毛症が発症している場合、これらの方法では毛をつくるのをやめた毛包から、ふたたび毛が生えてくることはありません。市販の育毛剤や発毛サロンのケアは毛包への直接的な作用はなく、脱毛の進行を遅くすることはできても、円形脱毛症でもない限り、いったん抜けて毛球部が退縮したところに毛髪が新たに生えるという科学的根拠はありません。
あまり明確な定義はないようですね。
しかし先ほどの記事『増毛とはカツラや植毛によって見た目を増やすこと』にあったように、『増毛』ということになると、見た目を増やすことということになりそうです。したがって、
などによって半ば人為的に髪の毛を増やす行為は、『増毛行為』と言えるかもしれません。
その増毛行為で『短期間で髪を増やす方法』を考えると、今挙げたようなカツラや植毛がまず最初に考えられます。またあるいは、『増毛スプレー』を塗布して、一時的な増毛をするという選択肢もありますね。これらの増毛行為であれば、『短期間で髪を増やす』という目的は達成しやすいと言えます。
また、『育毛剤』については下記の記事に書いたように、
の3種類が、唯一発毛効果が認められている成分です。これを使用することで、
という目的を達成することができます。もちろん、その『発毛率』などは俄然低く、これらの薬は完全なものではありません。目的は達成できますが、これを使用したところですぐにフサフサの髪の毛を手に入れることはできません。また、副作用などの注意点がありますから、記事を見てしっかりと対策をするようにしましょう。
ただ、このミノキシジルは最初、育毛剤ではなく『血管拡張剤』として開発されていました。その中で、『体毛が濃くなるという副作用』が現われて、それで方向転換をしたのです。フィナステリドも、元々は前立腺肥大症の治療薬でした。しかし、ミノキシジルと同じように『体毛が濃くなるという副作用』が現われて、それで方向転換をしたのです。
そう考えると、『短期間で急に髪の毛が増える』とうテーマを考えたときに、これらの育毛効果がある育毛剤は、なかなか見て見ぬふりができないものですね。
また逆に、髪の毛というものはそうやって伸ばそうとしている間にも、抜け落ちてしまうものです。抜け毛に関しては下記の記事に書きましたが、
全体を通しての抜け毛の本数は、1日に70~120本の毛が落ちるのは正常なので、気にする必要はありません。
『発毛・育毛の新常識―これだけ知っていればハゲになりません!』にはこうあります。
発毛のメカニズム
私たちの頭部を覆っている髪の毛は、急激な温度差や衝撃から脳を護る役割のほかに体内に入り込んだ毒素を排泄する役割も担っていて、さまざまな毒素を体の外へ押し出す仕組みになっている。そんな髪の毛は、その人の腰のあたりまで伸びると成長が止まり、やがて替わりの新毛ができあがるのを待って抜け落ちる。つまり、必要があって人体に備わっている髪の毛は、自然脱毛と同時に新毛が生えて、常に同じ本数を維持しているのである。
発毛・育毛の新常識―これだけ知っていればハゲになりません! (B&Tブックス)
したがって、短期間で急激に髪の毛を伸ばそうと思っても、古い髪の毛は抜け落ちるし、髪の毛は常に同じ本数を維持しているため、『新たな毛穴が出現して、そこから新鮮な髪の毛が生えてくる』ということはありません。今ある毛穴と、その本数を維持し続けるのです。
そう考えると、あまり奇跡のような出来事は期待せずに、確実にここで挙げた『内部要因』を最適化していくことが一番いいですね。また、現段階ではAGA(男性型脱毛症)の完全な解決策はありませんが、
などを使ってしのぎ、楽観的に次の新技術が完成するのを待ちましょう。
※追記:デュタステリドが含まれた『ザガーロ』は、2015年9月に厚生労働省に認可されたばかりの新薬です。しかし、その効果は抜群で、Ⅰ型の5α還元酵素にはフィナステリドの100倍の抑制効果、Ⅱ型には3倍の抑制効果があり、副作用も少なく、安全性が高いと考えられています。
ちなみに、
これらの噂は『ほぼ間違い』ですので、過度に期待することはやめましょう。