抜け毛が気になる…どうすればいい?
ヘアサイクルがあるから髪の毛は抜けて当たり前です。
全体を通しての抜け毛の本数は、1日に70~120本の毛が落ちるのは正常。また、本数が多いから薄毛になりやすということではなく、もともとの髪の毛の多さや再生サイクルの速さなどによって影響されますので、この程度の抜け毛であれば大きな問題とはならないでしょう。
ハニワくん
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抜け毛が気になったときは、様々な対策があります。そのまま放置していると薄毛の原因になりますから、しっかりとした予防対策をして、対処していくことが求められます。
例えば、薄毛に関する間違った噂として、こういうものがあります。
これは往々にして間違ったうわさです。ただ、ストレスや帽子などに関しては一概には言えないので注意深く見る必要がありますが、例えばワカメを大量に食べたからといって髪の毛が増えるわけではないので、抜け毛が目立ったときにそれをやったところで、意味がないのでやめた方がいいでしょう。
どんなことでも、意味がないことにしがみつくことは逆効果です。『ストックデールの逆説』とは、壮絶な拷問生活を耐え抜いたアメリカの将軍ストックデールが、その地獄のような経験をしている最中、抱いていた『希望』と『絶望』の両面のこと。
ストックデールは、最悪の拷問生活の中、
という両面を想像していました。ストックデールは言いました。
(拷問に耐えられなかったのは)楽観主義者だ。そう、クリスマスまでには出られると考える人達だ。クリスマスが近づき、終わる。そうすると、復活祭までには出られると考える。そして復活祭が近づき、終わる。つぎは感謝祭、そしてつぎはまたクリスマス。失望が重なって死んでいく。
つまり、身柄を拘束されて長期間拷問に遭っていた捕虜たちが、
次のクリスマスまでには出れる…
次の復活祭には出れる…
という何の根拠もない淡い期待に依存してしまい、それが実現されなかったときに『勝手に』ショックを受けてしまい、衰弱死してしまったわけです。
その点ストックデールは、そういう根拠のない期待を持ちませんでした。『最後には』必ず釈放されるという楽観視はありましたが、それが『クリスマス』や『感謝祭』だとは決めていませんでした。ですからそういった特別な日が来て釈放されなくても、大きくストレスを負うことはなく、その最悪の環境を耐え忍ぶことができたのです。
人はそうした窮地に陥ったとき、頭は混乱し、目は盲目的になります。今まで優しかった人が窮地になって自己中心的かつヒステリックになるということはよくあることです。ですから、この『抜け毛』という問題に直面したときでも同じように、まず何よりも重視するべきなのは『正確な情報』と『適切な対処』です。
ハニワくん
上記の記事に書いたように、
ということは全て、『やり過ぎた対策』となり、逆効果になります。まずは心を落ち着かせ、深呼吸をし、冷静さを取り戻しましょう。冷静さがあれば人は主体的になり、人生の選択肢を間違えにくくなります。
逆に、『会衆、モッブ、パニック』という集団心理について考えてみたとき、『会衆』とは、受動的な関心で集まった人達の事。『モッブ』とは、強い感情に支配された集団の事で、暴動が起きるケースなどにあたる。『パニック』は、突発的な危険に遭遇して、群衆全体が混乱に陥ることであるわけですが、だとすると群衆に主体性はありません。
などという集団真理に支配され、その行動が『間違っていても』、流されて行動してしまうものなのです。冷静さ、そして主体性が何よりも大事だということを覚えておきましょう。
ハニワくん
そもそも、人の髪の毛が抜けるのは当然のことです。
『ササっとわかる薄毛の悩み解決最前線』(講談社)にはこうあります。
『休止期』と『成長期』のくりかえしが『毛周期=ヘアサイクル』
10~15万本もある髪の毛の一本一本が毛母細胞の細胞分裂によって成長し、やがてそれが止まり、抜け落ちるというサイクルをくりかえしています。これを毛周期=ヘアサイクルといい、一本の髪の毛が生まれてから抜け落ちるまでの1サイクルは2~7年です。
成長期(約2~7年)
皮下で毛母細胞が活発に分裂し、髪の毛が成長を続ける期間。最初は産毛程度の太さの毛が完全な太さになり、長くなっていく。髪の毛は1日に0.3~0.4㎜伸びる。
退行期(約1~2週間)
毛根が収縮し、ホルモンからの指令を受け取る毛乳頭と毛母が離れ、髪の毛の成長が止まる。皮膚の下にあった毛根が退縮し、しだいに上へと押し上げられる。
休止期(約3~4か月)
毛母細胞の細胞分裂が完全に止まり、髪の毛が自然に抜け落ちるのを待つ。1日に70~120本の毛が落ちるのは正常。その下ではふたたび髪の毛をつくる準備が進められている。
ですね。全体を通しての抜け毛の本数は、1日に70~120本の毛が落ちるのは正常。また、本数が多いから薄毛になりやすということではなく、もともとの髪の毛の多さや再生サイクルの速さなどによって影響されますので、この程度の抜け毛であれば大きな問題とはならないでしょう。
『育毛の真理』にもこうあります。
髪は抜けて当たり前
仮に、毛周期を5年と定めて、単純に5年間で10万本の髪が生え変わると仮定した場合、
- 100,000本÷5年(365日×5年=1,825日)=約54.79本
となる。つまり、1日に約55本の髪が抜け落ちる(生え替わる)計算になるが、毎日決まった量が抜け落ちるわけではなく、暑い夏と寒い冬は少なく、気温の穏やかな春と秋に髪の生え替わりが集中する。
また、シャンプー時に抜け毛が多く確認されるが心配することはない。自然に抜けた髪は抜けると同時に頭から離れ落ちるのではなく、ほとんどの場合たくさんの髪の毛に引っかかって、頭部にとどまっている。その髪がシャンプー時にまとめて取れるが、20~30本程度の抜け毛なら気にすることはない。また、シャンプー行為によって髪が抜けてしまうわけでもない。
これで多少の抜け毛があっても問題はないということがわかりましたね。
また、もし抜け毛がこれ以上の本数になるということは、下記の記事を見て髪型を最適化することも検討しましょう。
ハニワくん
それと同時に下記の要素を最適化することも重要です。
薄毛の原因
薄毛の原因には、このような問題が挙げられるわけですから、これらすべてを最適化することが当然のように求められます。
と言っている人は間違いなく赤信号です。黄色信号ではなく、赤信号ですね。通常のシャンプーには、以下のような、怪しげなものがたくさん含まれています。
にも書きましたが、肌のバリア機能を破壊するもので最も代表的なのが『
』。これにはいくつかの働きがあるが、代表的なのは『 』です。
本来混ざり合わない水と油を容易に混ぜ合わせることで、油を浮かせて落とす、あるいは水と油の混合物をつくる働きのこと。
この乳化作用があるから界面活性剤が洗剤として使用されるのですが、それが
のです。
それを考えたとき、『洗髪は殺菌効果の高いシャンプーで何度も何度も洗ってる』という行為が何を意味するかはわかるはずですね。抜け毛が目立ってきたときは、その対処法を間違えないように心がけましょう。
ハニワくん