抜け毛を減らすための適切な髪の拭き方と乾かし方は?ブラッシングの方法を間違えると薄毛になる?
タオルでできるだけ乾かしてドライヤーを駆使することがポイントです。
場合によってはタオルを2枚使用することも推奨されます。たしかに、ブラシで頭を叩くなどのことをすると、皮下組織がダメージを追って健康な髪の毛が生えなくなるリスクが高くなります。
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シャワーやお風呂の後に髪を乾かすとき、
のいずれかを選択することになります。そのうち、最も髪の毛に優しい乾燥のさせ方は、『タオルドライ』です。まず、下記の記事に書いたように、ドライヤーは髪の毛にいい影響を与えません。
詳細は記事に書いたので一部だけ抜粋します。
『シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった!』にはこうあります。
ドライヤーは髪や頭皮を傷める原因にもなります。長いならともかく、髪が短ければ、男性であれ女性であれ、ドライヤーを使う必要はないと思います。ドライヤーのいちばんの問題は『熱』です。毛髪はケラチンとよばれるたんぱく質でできていて、たんぱく質は60度以上になると、変性してしまいます。
ドライヤーも、あるいはカラーリングもパーマも、むやみに熱を与える行為は、髪の毛に悪影響となります。
それから、自然乾燥だけに依存するのも髪の毛はいい影響を与えません。
菌が繁殖してニオイの原因になったり、キューティクルにダメージを与えて切れ毛等の原因になります。髪の毛はキューティクルが守ってくれていますが、キューティクルは、
とダメージを負ってしまうようになってしまいます。したがって、ドライヤーで熱を与えすぎても、自然乾燥任せにして髪の毛を濡れたままにしても、髪の毛にはダメージを与えてしまうということになります。
ですから、一番いいのが『タオルドライ』ということになりますね。しかし、ドライヤーの記事にも書いたように、うまく使いこなせればドライヤーでも構いません。しかし、できるならドライヤーを使わない方がいいので、短髪の人であればドライヤーを無理やり使う必要はなく、タオルドライで済むならそうしたほうが一番いいのです。
『シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった!』にはこうあります。
乾かすには?
まずはタオルでできるだけ乾かしておきます。ドライヤーをかける時間を大幅に短縮できます。乾いたタオルで髪を包んで、軽く抑えるか、たたくかして、髪の水分をタオルに吸わせましょう。髪が多い人はタオルをもう1枚使って2度拭きした方がいいかもしれません。
ドライヤーをかける時間を短縮し、なるべくタオルで乾かしたいということなんですね。また、注目するべきなのはその乾かし方ですが、『タオルで髪を包んで、軽く抑えるか、たたく』というところです。つまり、タオルでゴシゴシ男らしく髪を乾かすことは推奨されていません。むしろここで推奨されているのは、まるで水でぬれた机を、『濡れ雑巾でざーっと拭く』のではなく、『乾いた布巾を水の上に置き、水分を染み込ませる』というイメージです。濡れ雑巾で机を拭くと、雑菌を机の上に引き延ばすだけになり、むしろ机が汚れてしまいます。
やりたいのは、その水がこぼれた場所にある水分を吸収したいということ。そう考えると、『他の害』をまき散らさずに水分を拭きとるために一番効率的なのは、その水分の上だけに乾いた布巾などを置き、水分を染み込ませるということ。そうすれば余計な害を生み出さずに、目的を達成できます。
本にも『髪が多い人はタオルをもう1枚使う』と書いてあるように、タオルや布巾で水分を拭きとる場合は、そういう考え方をした方がいいのです。間違っても、濡れ雑巾で余計なところまで拭き散らかして雑菌を引き延ばしたり、あるいは濡れたタオルで髪の毛をゴシゴシいつまでも拭いてしまい、髪の毛にダメージを与えてはいけません。本にもあるように、濡れた髪をタオルドライで乾かすときは、乾いたタオルで髪を包んで、軽く抑えるか、たたくかして、髪の水分をタオルに吸わせましょう。
ここで『タオル選び』のポイントが見えてきますね。目的がそうだとハッキリわかれば、タオルがどのようなものであればいいかということは見えてきます。
この2点を押さえたタオルが最もふさわしいタオルということになりますね。それであれば、理想のタオルドライを達成させるためにはうってつけということになります。またそうなってくると更なるポイントは、
ということにもなります。例えば、逆に『生地にこだわらない』ような、安さ重視のタオルがありますが、それは当然重視されているのが『コスト』ですので、安かろう悪かろうを覚悟する必要があります。
100円ショップに品質を求める人はいないように、コスト重視されているものに品質を期待してはいけません。例えば私も粘着両面テープが必要で100円ショップで買ったのですが、やはり品質が悪く、すぐに剥がれ落ちてしまいましたね。やはり、3Mの商品のように、特化して作られているアイテムを購入したほうが、品質に満足することができます。
同じ考え方で、質のいいタオルを選ぼうと思うなら、きちんと選ぶ必要があります。
等のタオルは、決して品質に重きを置いたものではありません。ただ、高級ホテルのタオルは品質のいいものを使っている場合があり、私も祖母が持っていたリッツカールトンのタオルを持っていますが、長い間使用していてもその吸水性は衰えることなく、タオルドライを手伝ってくれています。
やはり、タオルといったら『今治タオル』ですね。今、『今治』と打ち込んだだけで予測変換に『今治タオル』と出ましたからね。また、『タオル』とAmazonに打ち込んでも、激安タオルの次に来るのが今治タオルですからね。
先ほどの3M同様、商品のクオリティを望むなら、その商品やジャンルに特化した企業の商品を購入するのが最善です。今治タオルに限らずいいタオルはたくさんあるはずですから、一度自分のタオルを最適化してみてはいかがでしょうか。
また、『エアーかおる』というタオルは『魔法のタオル』と言われてるほど、吸水性が高くなっています。下記はその製造会社である浅野撚糸がカンブリア宮殿に出たときの動画です。
カンブリア宮殿 Ryu’s Eye (浅野撚糸 社長 浅野雅己)
このようなタオルを使用するのもいいですね。ちなみにこのタオル、年間5万枚売れればいいと言われているタオル業界で、すでに10年以上、年間120万枚を売り続けています。
そうして髪を乾かした後は、ブラッシングをする人もいるでしょう。しかし、ブラッシングの方法を間違えると薄毛になる可能性があります。確かに適度なブラッシングでマッサージ効果を狙えば、血流が促進されて血行が良くなり、髪の毛にとってはいい影響を与えることもあります。
しかし、下記の記事に書いたように、
だからといってその血行促進を狙ってブラシなどで頭を叩くと、頭皮や髪の毛にとっては悪影響を与えるので、注意が必要です。
生地にも書きましたが、『発毛・育毛の新常識―これだけ知っていればハゲになりません! 』の続きにはこうあります。
ブラシなどで頭皮を叩いてはいけない
朝顔の種を鉢に植えると、眼を出した種は土中深く根を張りながら大きくなり、やがて見事な花を咲かせる。しかし、根を張る土がないと朝顔は決して大きく育たない。髪の毛も同様で、発毛した産毛が、毛球を皮下組織の深部でふくらませ、栄養補給を受けながら成長する。その肝心な皮下組織が失われてしまった頭皮では、健康な髪の毛が育つはずもなく、髪の毛を蘇生させるのもほとんど不可能に近い。
ただ、人間の身体には自然回復機能が備わっているので、皮下組織の破壊行為を止め、頭皮の改善を心がければ、改善にともなって皮下組織も回復する。回復に要する時間は、破壊の度合いや年齢、体質により個人差があるが、弊社のモニターの方たちを目安にすれば、およそ三年から五年の歳月が必要だと考えられる。
回復はゆるやかだが、焦りは禁物である。皮下組織が復活すると、必然的に髪の毛は再生するので、どんなに重度な脱毛症も必ず改善される。しかしわざわざ痛い思いをしてまで、回復困難な脱毛症を招く必要はない。頭皮を叩くなどもってのほかである。
発毛・育毛の新常識―これだけ知っていればハゲになりません! (B&Tブックス)
ブラッシングと育毛ということで考えると、考えるべきテーマはこの2つです。
よく考えると、血行促進をしようと思ってブラシで頭皮を叩こうとする発想が生まれるわけですよね。ただ、ブラシで血行促進をしたところで、薄毛が改善される効果はそこまで期待できません。
たしかに、至るところで『血行促進』の重要性が主張されています。『髪の悩みがみるみる解決する100のコツ』にはこうあります。
薄毛・抜け毛を解消する2大ポイントは毛母細胞の『血行促進』と『栄養補給』
2.頭皮の血行を改善する
- 体質に合った養毛剤を一定期間使う
- 頭皮をマッサージする
- ストレスの少ない生活を心がける
市販されている養毛剤のほとんどは血管を拡張して血行を促進する効果があります。使ってみて皮膚のかぶれなどを起こさないものを最低3か月は使い続けて、頭皮のマッサージは指の腹を使い、軽くもむ程度にしましょう。力をいれてやりすぎると逆に頭皮を傷つけるので注意。また、睡眠不足は自律神経のバランスをくずして血行を悪くしますし、ストレスは毛細血管を収縮させ、やはり血行を悪くするので避けましょう。
しかしここにも『力をいれてやりすぎると逆に頭皮を傷つけるので注意』とあるように、頭皮マッサージはやり方によっては逆効果です。だからこそ頭皮をブラシなどで叩くという、間違った方法が流行してしまい、大ダメージを負った人が続出してしまったのです。
それであれば、最初からあまりブラッシングで血行促進を期待するのはやめたほうがいいかもしれませんね。何しろ、最初から別に大して効果は得られないし、方法を間違えれば逆効果になるわけですから。
ただ、どちらにせよ正確な知識を入れないと、ブラッシングをぞんざいにしてしまって、気づいたら髪の毛に悪影響を与えていた、ということがあるかもしれません。ですから、適切なブラッシングの方法は覚えておいたほうがいいかもれませんね。
このブラッシング一つの血行促進だけを見れば、大したことはないかもしれません。しかし、塵も積もれば山となるわけですから、どちらにせよ正確なブラッシングを覚えるのであれば、血行促進を狙い、その『塵の一つ』として『山に貢献』したいところです。
例えば下記の記事に書いたように、血行促進を促すために最適化するべきポイントはいくつもあります。
薄毛と血行促進
これら一つを最低化したところで、薄毛が治るということではありません。例えば、温泉に入って血行を良くして薄毛が治るなら、苦労はありませんよね。しかし、塵も積もれば山となるです。正確なブラッシングや頭皮マッサージを最適化し、『塵の一つ』として『山に貢献』しましょう。
また、実はブラッシングには血行促進以外の恩恵もあります。『シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった! (ノンフィクション単行本)』にはこうあります。
ブラッシングのすすめ
男性であれ、女性であれ、ブラッシングは必ずしてください。べたつきやニオイ、かゆみが気になったときも、シャンプーに手を伸ばすまえにブラッシングをしてください。ブラッシングはべたつきやニオイ、かゆみなどを防ぐのに大きな効果を発揮します。ブラシをかけることで、それらの元となる髪や頭皮の余分な皮脂や過酸化脂質などが、ブラシの毛にからめとられるのです。
薄毛以外のことを考えると、たくさんの恩恵がありますので、頭皮や髪の毛をいたわるということでは、やはり正確なブラッシングをやった方がいいかもしれませんね。この本ではまず『ブラシの選び方』として、以下のポイントを挙げています。
理想的なブラシは、『やや目の細かいもので、獣毛タイプのもの』ということですね。そして次に『梳かし方』ですが、
ということがポイントです。この本にも、『地肌のマッサージをしたいときは、指の腹で押してください』とありますので、間違ってもブラシで頭皮を強く刺激するということはしないように心がけましょう。
また『手入れ』の方法ですが、『こまめに水洗いをする』ことが大事です。基本的に髪の毛の脂やニオイは、水で洗い流せます。また、獣毛だと手入れに手間がかかり、あるいはプラスチック製のものよりも長持ちしませんが、それでも髪の毛にいいのはそのタイプですので、髪の毛をいたわりたいなら、そこにこだわった方がいいかもしれません。一つ一つの『塵的要素』をここまでこだわったら、山になったとき確かに、薄毛の改善や予防に大きく影響するかもしれません。見るべきなのは以下の記事ですね。
参考
『『一歩』の価値をどう評価するかで、その人間の人生は決まる。』Inquiry