育毛剤について教えて!
まず育毛剤で何か頭皮に問題が起きるなら、
の2つが主な原因でしょうね。育毛剤にも種類がありますから一概には言えませんが、この2つの添加物に関しては、決して肌にいいものだとは言えないということは間違いありません。また血行促進成分ですが育毛剤によります。血行促進成分ということで言えば、それがないよりはあった方がいいと言えます。育毛剤に含まれる血行促進成分は、
と様々な成分がありますが、どれも血行を促進する効果を期待できます。しかし育毛剤や育毛シャンプーというのは、それだけで髪の毛が確実に生えるという商品ではありませんので注意が必要です。
育毛剤は即効性があるわけではありません。あくまでも『育毛の環境を整える』のが育毛剤の狙いです。また、使用の最適な時間帯は夜21時頃が目安であり、長期的なケアを視野に入れましょう。
また、育毛剤を使っても効果がない場合は、まず、その育毛剤自体が効果がないものの可能性があります。そういったミスが起きるということは自分の判断を過信しているわけですから、やはりAGAクリニック等で専門医から直接指導を受けた方が確実です。また、そういった素人判断による個人輸入などはリスクもつきものです。
効果のある人とない人の違いですが、その育毛剤がどういうものなのか、また脱毛症の種類が何なのかによって、答えは全く変わります。市販で売っている物も育毛剤ですし、2016年に出たデュタステリド等の新薬も育毛剤です。その育毛剤にどのような効果があるのかを知ってから使用するといいでしょう。
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育毛剤には添加物が含まれているものがあり、それが頭皮をかぶれさせたり、痒みを伴わせたりすることがあるので注意が必要です。下記の記事にも書きましたが、それについてはシャンプー剤も同じです。
例えば育毛剤で使用される添加物として、『商品の香りや見た目を良くする』目的で、
また、『頭皮、頭髪を綺麗な状態に保つためのもの』目的で、
また、『防腐剤、酸化防止剤』の目的として、
などが使われるわけですが、それはシャンプー剤とてそう変わりはありません。シャンプー剤にも、
等は使われますからね。
頭皮も含め、皮膚の表面には外部からの異物の侵入を食い止め、皮膚内部の水分の蒸発を防ぐバリア機能があります。バリア機能を構成しているのは、以下の二つで、
この二つ交互に積み重ねられて、強固なバリアを形づくっています。
これは、バリア機能を形成している角質細胞内の天然保湿因子と油溶性の細胞間脂質のどちらも溶かして、バリアを破壊します。バリア機能が失われれば保湿できなくなるので、水分がどんどん蒸発していって、頭皮は乾燥し、干からび、細胞の再生ができなくなるというわけです。
また、『パラベン』は防腐剤であり、殺菌効果を持っています。シャンプー剤が長い間お風呂に置いておいても腐らないのはそのおかげなのですが、よくよく考えてみると、その殺菌効果の高いシャンプー剤を髪に塗りたくり、洗髪するというのは、髪の毛にどういう影響を与えるでしょうか。
さしずめ、これを『農薬』に例えると、農薬がなければ有害物質から野菜や穀物を守れないから『苦渋の決断』で、やむを得ずそれをしているわけですが、実際には有機野菜、つまりオーガニックなものがよしとされています。
同じように、このパラベンたる防腐剤もやむを得ず取り入れているのです。この殺菌効果の高い成分が、頭皮に存在する『善玉常在菌』までをも攻撃してしまうと、『悪玉常在菌』が悪さをし、頭皮のダメージに繋がる可能性があります。
またシリコンですが、『シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった! (ノンフィクション単行本)』にはこうあります。
『ノンシリコン』にだまされるな
シリコンはケイ石という鉱物を原料にした化合物で、私が唯一肌につけてもよい油脂と考えているワセリンよりも、さらに害が少ない、比較的安全な物質です。シャンプーできしんでしまう髪も、シリコンを入れておくことえ、なめらかに、指通りよく洗いあげられる、などといわれていました。
そのシリコンを悪者にして、ノンシリコン以上にがいのあるシャンプーがいかにも安全であるかのようなイメージをつくりあげていますが、このようなイメージに踊らされてはいけません。比較的安全なシリコンを排除しながら、界面活性剤やパラベンといった有害な化学物質はしっかりと配合しているのですから。
シリコンも肌に優しい成分ではあるのですが、長期間にわたり使い続けると、肌や健康に害を与える可能性があります。そしてここでもしっかりと、
の有害性が説かれていますね。ですから、別に育毛剤に限らず、シャンプー剤であっても合成洗剤であっても、『体を洗浄する』ものは、体にいいものはあまりないと考えた方がいいかもしれません。ですからこの本のように『シャンプーをやめると髪が増える』などという方向で考えることがあるわけですね。
セタノールに関してもそうです。『セタノール:Wikipedia』にはこうあります。
化粧品等の原料に利用されている。保湿クリームに乳化ワックスとして用いるほか、界面活性剤としてシャンプーに用いられる。増粘剤としても用いられる事もある。他に、機械のナットやボルトへの潤滑剤(高級アルコール系潤滑剤など)の原料として使われる。
界面活性剤としてシャンプーに用いられることがあるんですね。育毛剤にもこれが使用されています。例えば『薬用ポリピュア』には『センブリエキス』が含まれています。
「センブリエキス」には血行促進と基礎代謝を向上させ、老化の原因となる活性酸素の発生を抑える効果があります。このエキスが頭皮に浸透することで血液循環が良くなり、それに伴って毛根に送られる栄養素の量も増えます。また毛乳頭に直接働きかけることによって毛髪の産生がよりスムーズになるという効果も期待されています。
これにはセタノール同様の、アルコールが含まれています。乾燥したセンブリエキスは水に溶けないので、アルコールを薄めたものを使用する必要があるからです。体にいいものは、普通に考えて『ノンアルコールタイプ』ですから、こう考えるとこれらアルコールが頭皮の異常を引き起こす可能性はあると考えてしまいますね。
ただし、化粧品成分オンラインの『セタノールの安全性(毒性・刺激性・アレルギー)について』にはこうあります。
セタノールの現時点での安全性は、皮膚刺激性や毒性はほとんどなく、わずかな眼刺激性があるものの、アレルギー(皮膚感作性)もほとんどないので、安全性の高い成分であると考えられます。
参考
セタノールの安全性(毒性・刺激性・アレルギー)について化粧品成分オンライン
そこにはその根拠も詳細に載っていますので、セタノールのアルコール成分自体は、そこまで頭皮や肌に悪影響を与えないと考えられています。
そう考えるとやはり、育毛剤で何か頭皮に問題が起きるなら、
の2つが主な原因でしょうね。育毛剤にも種類がありますから一概には言えませんが、この2つの添加物に関しては、決して肌にいいものだとは言えないということは間違いありません。
育毛剤には血行を促進する成分が含まれています。血行を促進すれば血流が良くなるわけですから、栄養が行き渡りやすくなります。頭に血が回らなくなれば髪の毛に影響があります。同じ考え方で、
等によって皮脂の分泌が過剰になり、皮脂腺が大きくなった場合も、その皮脂腺に栄養を持っていかれて、結果的に髪の毛に栄養が回らなくなり、薄毛の原因となります。ですから、血行を良くして栄養を体の隅々に行き渡らせることは、とても重要なことなのです。
私などは末端冷え症だからよくわかります。正直言って、
と私が言った後に、
と、末端冷え症じゃない人が言ったとき、イラっとしますね。末端冷え症の人はそれくらい冷たくなります。真冬の水道水と、夏の水道水くらいの違いがありますから、もし自分が末端冷え症ではなく、その人が末端冷え症だった場合は、そういう無神経なことは言わないようにしましょう。
というぐらいの配慮をしてあげてほしいですね。
下記の記事に、
等の理由に、すべて血流不全が関係しているということを書きましたが、血行が悪くなると様々な問題を引き起こしますので、侮ってはいけません。
さて、そのようにして育毛剤には『育毛に有効である血行促進成分』が含まれています。元気な髪を生えさせるためや抜け毛を改善する場合は、まず頭皮の血行の循環を良くしてあげる必要があると考えられているため、このような成分が育毛剤に配合されているわけなんですね。また、下記の記事に書いたように、
育毛トニックの場合もそうです。男性の目線で作られているということもあり、育毛トニックの成分にはエタノールなどが配合されているのが特長です。エタノールはアルコールの成分としても知られていて、頭皮の血行促進や清涼感を出すことができるメントールがメインで配合されています。育毛トニックは血行不良を起こしている女性や、冷え性などの女性にもおすすめといわれています。
ではここからは、いくつかの育毛剤をピックアップし、どのような血行促進成分があるかを挙げていきましょう。
薬用ポリピュアに含まれる「センブリエキス」には、血行促進と基礎代謝を向上させ、老化の原因となる活性酸素の発生を抑える効果があります。このエキスが頭皮に浸透することで血液循環が良くなり、それに伴って毛根に送られる栄養素の量も増えます。また毛乳頭に直接働きかけることによって毛髪の産生がよりスムーズになるという効果も期待されています。
チャップアップシャンプーに含まれる「塩酸ジェフェンドラミン」には高い血行促進効果があります。頭皮全体の血流を良くすることで毛乳頭に届く栄養分を増やし、発毛環境を整える効果があります。
濃密育毛剤BUBKAに含まれる『オウゴンエキス』には、この悪玉ホルモンを抑制する働きと、頭皮の血行を促進する働きがあります。発売前のテストでは薄毛に悩む77%の人が使用開始からわずか1カ月足らずで「抜け毛が減った」とはっきり実感することができました。
フェルサに含まれる「プラセンタ」は胎盤から摂取する栄養素で、血行を促進することによって体全体の肌環境を改善する効果があります。特に保湿効果が高いため、頭皮の乾燥を防いで新しい毛が生えやすい環境作りに貢献してくれます。
女性向け育毛剤マイナチュレには、薬用ポリピュア同様、『センブリエキス』が含まれています。センブリエキスには、血行促進による頭皮環境の改善と、毛乳頭を直接刺激して新しい毛の産生を促すという効果が期待されています。
このように、
と様々な成分がありますが、どれも血行を促進する効果を期待できるんですね。育毛剤や育毛シャンプーというのは、それだけで髪の毛が確実に生えるという商品ではありません。もしそれら育毛アイテムを使って、
と言おうものなら、薬事法違反で罰せられますからね。今度そのあたりを注意してみてみるといいでしょう。髪の毛がない人の写真と、髪の毛が生えた人の写真を2つ並べれば、それはもうメタメッセージ(水面下で伝えるメッセージ)としては、
と言っているようなものですが、よくみると、
とは書いていないんですね。育毛アイテムの詳細は下記の記事にまとめましたので、併せてご確認ください。
効果があると正式に認められている育毛剤は2018年現在、3つしかありません。それが、
という成分が含まれた薬の使用ですね。日本でそれが含まれた製品は、
ということになります。
男性型脱毛症の治療薬(育毛剤)として米国皮膚科学会や国際毛髪外科学会が効果を認め、薄毛治療の診察ガイドラインで強く勧めている塗る育毛剤はこの『ミノキシジル』だけです。日本の製品名は『ロゲイン』と『リアップ』ですね。
フィナステリドが含まれた『プロペシア』は、米国皮膚科学会の男性型脱毛症診療ガイドラインや国際毛髪外科学会の指針では『ミノキシジル』と共に強く推奨されており、アメリカ食品医薬品局(FDA)も内服して薄毛を改善する薬として唯一有効性を認めている薬です。
また、デュタステリドが含まれた『ザガーロ』は、2015年9月に厚生労働省に認可されたばかりの新薬です。しかし、その効果は抜群で、Ⅰ型の5α還元酵素にはフィナステリドの100倍の抑制効果、Ⅱ型には3倍の抑制効果があり、副作用も少なく、安全性が高いと考えられています。
専門家たちが集まって定めた『診療ガイドライン』には、これら以外の育毛アイテムについては触れてもいません。
ちなみに、診療ガイドラインとは、10人の専門医が考え得るさまざまな治療法について、国内外の論文から科学的根拠の有無を確認し、推奨度を5段階に分類した評価が見れるものです。
上の3つは、『男性が使用する』なら、すべて最高評価の『A』がつけられています。女性の場合でも、ミノキシジルに関しては『A』です。評価の対象にもならない、いわば『気休め化粧品』のような位置づけですので、あまり育毛剤の血流促進成分には期待をしないようにしましょう。
しかし、積み重なれば力になりますからね。下記の記事に書いたように、
薄毛の原因
薄毛の原因には、このような問題が挙げられるわけです。これらすべてをないがしろにするよりも、最適化したほうがはるかに髪の毛にとっていい影響を与えます。また、先ほどの診療ガイドラインの評価は、あくまでも『AGA(男性型脱毛症)』に限った話ですので、その他の脱毛症の場合は、こういった一つ一つの要素が非常に重要なのです。最適化の一つの要素として、育毛剤の血行促進成分に注目してみましょう。
薄毛が気になり始めている男性や女性にとって、人気のある育毛剤を使うということにも、
になっていることが多いと思われます。ネットなどの口コミによっては、
市販で販売されている育毛剤は効果がない
などと書かれていることも多いからです。口コミの情報だけが全てだと考えるのは間違いで、
ため、他人が効果がなくても自分には効果がある可能性があります。
市販で販売されている人気の育毛剤であっても、万人向けに作られているものによっては、
こともあります。このようにフケが出てしまう場合であっても、口コミには効果がないと書かれてしまうことが多々あります。
育毛剤を使用してフケが出てしまう場合は、
ということが考えられるのです。育毛剤を使用する場合は、自分の頭皮にもっとも合っているものを選ぶのが大前提です。
だからといって、市販で販売されている育毛剤で自分の肌に合っているものを使用していても、すぐに効果が出てくるという訳ではありません。口コミなどの場合は、2~4ヶ月程度使ってみて効果がないなどと話す人が多いのですが、
になります。
それは何故かというと、育毛剤には髪の毛を生えさせるという
がなく、頭皮の環境を良くするところからケアしていくからです。これにより徐々に頭皮環境を整えていき、徐々に髪が生えるようになっていきます。最初は産毛のような髪でも育毛剤を使い続けることで、その後元気な髪へと変わっていくでしょう。
市販でも人気がある育毛剤はいろいろありますが、最近になって人気になっている育毛剤は、やはり
のものではないでしょうか。スカルプ系の育毛剤であっても即効性があるという訳ではなく、ある程度の期間は使い続けることが必要になります。使用し始めてから効果が表れるまでの期間は、およそ だといわれています。
しかし、この目安は人それぞれであり、効果には個人差があるため一概には何ともいえないのが現状です。市販で販売されている育毛剤は
というメリットがありますが、 と話す人も多くいます。市販で販売されているものは、育毛剤の成分の配合が少ないということもあり、育毛剤だけでは薄毛を改善するのは難しいともいわれています。
最近では、ネットで販売されている育毛剤の人気も高くなっていて、恥ずかしさがあることでドラッグストアや薬局などでは買わなくなってきている傾向があります。より育毛効果を感じられるようなものが開発されていて、新たな育毛剤は次々に販売されています。
育毛剤は男性女性の双方から人気が出ていますし、市販のものがネットで簡単に買えるということもあって、その手軽さが人気の秘訣かもしれません。育毛剤を使用する場合は
の育毛剤を使用することで、頭皮のトラブルもなく使用できるでしょう。
育毛剤や育毛シャンプーは、市販でも簡単に購入することができるようになっています。育毛剤は、
などと同時進行でケアしていく方が、育毛の効果を上げることができるようです。育毛は正しく使うことにより効果を上げられるといわれていて、間違っている使い方をすれば長期間使用していても効果を感じることが難しくなってしまうので注意しましょう。
市販で販売されている育毛剤と育毛シャンプーは、
といわれています。市販のスカルプ系のシャンプーで見られ、頭皮にある毛穴に詰まった汚れや血行を促進しながら、育毛剤を使って元気な髪を生えさせるようにしていきます。
これは男性でも女性でもいえることですが、薄毛になっている場合は頭皮の血行が悪くなっていると考えられます。頭皮の血行が悪いということは、栄養が毛根にまで届くことがなく、元気な髪を生やせない状態であるといえます。
これにより毛根が弱り、髪の毛も弱く抜けやすい状態へと変化していってしまうのです。元気な髪を生えさせるためや抜け毛を改善する場合は、まず
を良くしてあげる必要があると考えられているため、このような成分が育毛剤に配合されています。
育毛剤や育毛シャンプーは即効性があるものではなく、長期間使用しないと効果を感じることができません。育毛剤や育毛シャンプーを同時に使って効果を感じたいと考えている人は、一気に購入して同じ段階で使い始めるのは止めましょう。同時に使い始めてしまうことで、肌に合わなかった場合にどちらが肌に合っていないのかが分からなくなり、効果を感じられる育毛剤であっても、両方の使用を諦めるしかなくなってしまうからです。
育毛剤または育毛シャンプーが、自分の肌に合っているかどうかをまず1つ1つ確認し、肌に合っていると感じることができれば、その段階から一緒に使い始めるようにするのがポイントです。
育毛剤は、やみくもに付けていても効果を感じることはありません。朝と晩シャワーを浴びるからといって、
のです。多くの育毛剤が夜の使用を勧めていることが多く、夜のお風呂上がりに育毛剤を使うタイミングがベストです。正しい使い方は、お風呂で1日の毛穴汚れをスッキリさせてから育毛剤を使うことで、育毛剤の成分が頭皮や毛根に効果的に効いてくるようになります。
正しい使い方をしたいと考えている人は、育毛剤を使っている時に睡眠をとる時間帯や、育毛剤を使用する時間帯も重要になってくるといわれています。髪の毛の成長ホルモンが分泌される時間は、
までがピークだといわれています。そのため、毎晩20時くらいにお風呂に入って、 する使い方がベストのようです。このタイミングを覚えておき、寝るタイミングを髪の毛の成長ホルモンが分泌されやすい時間帯にすることができれば、より育毛剤の効果も高まると考えられています。
『育毛剤を使っているのに髪の毛が生えない!』と思っている人は、まず先ほども貼りました以下の記事を読む必要があります。
そもそも育毛剤で髪の毛が確実に生えるなら、この世でハゲに悩む人はとっくにいませんからね。たしかに、
と、それぞれ育毛グッズはありますが、それらの概要を簡潔にまとめてみるとこうなります。
育毛アイテムの概要
育毛サプリ | 安全性は高いが、効果は低い |
---|---|
育毛シャンプー | 頭皮を清潔にし、育毛剤の土台を整える |
育毛剤 | 効果があるものなら、発毛を期待できる |
また、下記の記事にも書いたように、
それらを育毛に有効な順番で並べるとこうなります。
このようにして、『育毛剤』はこれら育毛アイテムの中でも、最も育毛に効果的だと言っていいでしょう。しかし、『育毛アイテムの中で最も育毛に効果的』と、『髪の毛が絶対に生える』というのでは、意味が全然違いますからね。
『最後に読む育毛の本』にはこうあります。
日本の薬事法では、表示で毛が『生える』と断言することは許されていません。だからどうしても表現があいまいな感じになってしまう。しかし、インターネットや雑誌などでこの言葉を必死になって探す人が増えています。
『育毛剤を使っているのに髪の毛が生えない!』と思っている人は、元々のこの決定的な事実を自分の都合のいいように曲解し、『育毛剤で髪の毛が必ず生える!』と盲信していたことが最大の原因だと理解する必要がありますね。
確かに上に挙げたように、そうはいってもそれら育毛アイテムの中で『育毛剤(医薬品扱い)』が最も育毛効果がある事実があります。
という成分が含まれた薬の使用ですね。日本でそれが含まれた製品は、
ということになります。ただし、注意点があります。それは先ほどのミノキシジル等の記事や、下記の記事にたっぷりと書きました。
ミノキシジルタブレットは国内では売っていないので、個人輸入するしかないんです。ページを見て、
これらすべての要素を理解したうえで、尚個人輸入をしようと思うならいいのですが、それがどういうことかということは、記事を見た人なら理解していますね。ただ、ミノキシジルに関して』にはこうあります。
『最後に読む育毛の本』にはこうあります。
ミノキシジルは日本では大正製薬の『リアップ』が日本で唯一のミノキシジル成分の発毛剤として認可されていますが、まず濃度1%タイプは効果があるとは思えません。ミノキシジルは個人輸入により『ロゲイン』等の育毛剤が手軽にしかも比較的安価で購入できます。(中略)ただ、それで髪が生えていれば今はもう育毛の研究なんてないはずですし、巷に別の育毛商品が溢れることはないはずです。しかしそうではないですよね。なぜか?それは髪が生える人も最初だけ生えて、ミノキシジルを塗るのを止めれば次第に抜けてしまっているからです。
この『ロゲイン』に関しては、日本で売っている『リアップ』よりもミノキシジルの含有量が多く、しかも比較的安価で購入でき、リアップよりも高い効果を期待できる事実があります。ただし、そのロゲインであっても個人輸入なら『偽物』をつかまされる可能性がありますからね。個人輸入のリスクとは、そういうところにあります。
私も以前、モンクレールのダウンジャケットを買おうとしてネットを探していたのですが、ランキングの上位にあるサイトで、写真写りもなかなか質が高い、品質のよさそうなダウンジャケットが『3万円台』で売っているのを見つけました。
しかし、モンクレールのダウンジャケットの相場は『10万円以上』です。しかも、私が気に入ったのはこのダウンが他のショップでは見たことがない斬新なデザインのもので、
だから安いのかなあ。他の店と比べられないから、最初から安いモデルかな?
と思ってしまい、買う寸前までいってしまいました。しかし、よくよく考え、会社概要などを調べて安全性を確保しようとしたところ、いくら探しても会社概要らしきページが存在せず、あってもわけのわからない記述で誤魔化している程度のページがあるくらいでした。
冷静な今考えてみれば、完全な中国の詐欺サイトでしたね。しかし、その当時は脳が『ダウンジャケットを買う!』という意識に支配されているので、多少の歪んだ景色も自分の中で正当化してしまっていました。これを『確証バイアス』と言います。
認知心理学や社会心理学における用語で、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと。つまり、『自分の考えが正しい』と思い込もうとすること。
『バイアス』というのは『思い込み』ということですから、自分の考え方、やろうとしていることの考えに『確証』を持ちたいがゆえに、さも自分にとって都合のいいキーワードを見つけてきて、その考えを補強し、勝手に自己満足しようとする、ということですね。
どんな物の個人輸入でもそうですが、
自分に限って、今回に限って、そういう失敗はない!
と思い込みたくなるものです。
値段も適当だし、評判も高いし、書いてある情報も信憑性が高いし、比較的大きなサイトだし、失敗することはないだろう!
といって、何とか『今から自分がやろうとしていることが正しいことだ』と思い込もうとするんですよね。ですから、この『ロゲイン』の個人輸入の場合で考えても注意を怠らないことは同じです。
また、本には『ミノキシジルを塗るのを止めれば次第に抜けてしまっている』と書いてありますね。そのように、育毛効果の高いミノキシジルであっても、塗るのを止めたり、使い方を間違えると育毛効果は全く得られません。
『育毛剤を使っているのに髪の毛が生えない!』と思っている人は、このような事実をもう一度再考するようにしましょう。
『最後に読む育毛の本』にはこうあります。
使ってもいないのに『効果があった』『売れ筋1位』など販売目的のために戦略的に流される情報もたくさんあるのです。そこには売って儲けるための思惑しか見えてきません。これらに惑わされないように、そして本物の情報だけを味方にしてあなた自身を護るために知識武装しなくてはならないと考えます。
育毛剤はそもそも、『髪の毛を確実に生やすための薬』ではありません。それが発明されていたらとっくのとうにこの世にハゲで悩む人はいません。その決定的な事実を曲解して、勝手に期待して自滅することのないようにしましょう。
また、『育毛剤を使っているが、他の要素はないがしろにしている』という状況があった場合、本末転倒です。先ほども書いたように、薄毛の原因には、様々な問題が挙げられるわけです。これらすべてを最適化してはじめて、そこに育毛剤等の育毛アイテムを使用することが大切なのです。育毛剤が効かない理由は、もしかしたらここにあるかもしれませんね。
『育毛剤の効果がある人とない人の違い』ですが、それは、
によって大きく変わってきます。まず薄毛の種類ですが、 以下のようなものが挙げられます。
薄毛の種類
その際、薄毛の原因がAGA(男性型脱毛症)だった場合、その原因は、
の3つです。
そのうち、遺伝の可能性はそう高くはないのですが、母方の祖父からのX染色体を引き継ぐと言われているので、母方の祖父が薄毛の人と、そうでない人とがいる場合、やはり前者の方が薄毛になりやすいと言えます。
その場合を考えただけでも、育毛剤が効く、効かないという理由がうなづけるものになります。
また、加齢ですが、どうしても人は年を重ねると老化現象に逆らうことができなくなります。これは当然のことですね。人に限らずすべての生命は、いずれ老化し、この世を去る運命にあります。
老化とは、活性酸素に対抗する『抗酸化作用』を持つ働きが低下するということでもあります。活性酸素の働きを阻止できないと、身体は酸化の方向に向かいます。すると、それが原因でシワやシミができ、骨粗鬆症などの原因にもなります。
また、『髪の悩みがみるみる解決する100のコツ』にはこうあります。
女性のヘアトラブルは『ホルモンバランスの乱れ』が原因。生活を見直し、適切なケアを
男性の薄毛や脱毛症のトラブルは、食生活の乱れやストレスといった生活習慣によるものや病的なもののほかに、遺伝的な要素が大きいものです。しかし、女性の髪のトラブルは遺伝的要素が男性ほど強くなく、ホルモンのバランスの乱れが頭皮や髪に大きな影響を与えていることが多いのです。
(中略)私は30、40代の女性を更年期の前の段階という意味で『プレ更年期』と呼んでいます。この年代の女性は更年期ほど劇的ではないものの、少しずつホルモンバランスが崩れ始めています。このホルモンバランスのくずれが頭皮にも影響を与えて、髪が細くなったり、抜けたり、白髪になったりというトラブルが引き起こされるのです。
女性の場合はプレ更年期、更年期と、加齢するにつれてどんどんホルモンバランスが崩れてきます。それが原因で起こる脱毛症を、『びまん性脱毛症』と言いますが、それが起きやすくなってしまいます。そしてその女性ホルモンのエストロゲンというものは、抗酸化作用を持っています。先ほど、抗酸化作用の働きが低下して老化すると言いましたが、ホルモンバランスが崩れ、エストロゲンが低下してくると、
等の様々な問題を引き起こします。これは避けることはできません。男は必ずおじいちゃんになり、女は必ずおばあちゃんになるのが運命ですからね。ですから、もし『高齢者』と『若者』がいた場合は、その場合を考えただけでも、育毛剤が効く、効かないという理由がうなづけるものになります。
また、男性ホルモンですが、『AGA(男性型脱毛症)』の原因は『DHT(ジヒドロテストステロン)』です。男性ホルモン(テストステロン)には、体毛やひげなどに代表されるように、毛を生やす、という作用がありますが、前頭部と頭頂部の毛乳頭に多くある特殊な酵素(Ⅱ型5α-還元酵素)と結びつくと、ジヒドロテストステロン(DHT)という脱毛を促進する物質がつくられるわけです。(ちなみに女性の場合は、アンドロステンジオンという物質からもDHTが生じます。)
つまり、ジヒドロテストステロンが原因で脱毛が促進されるわけですね。このジヒドロテストステロンですが、一度発生してしまったジヒドロテストステロンは、そう簡単に止めることはできません。
『ササっとわかる薄毛の悩み解決最前線』(講談社)にはこうあります。
AGAは遺伝や男性ホルモンと大きくかかわっていることはわかっていますが、何か一つの原因で起こるわけではありません。しかし、生活習慣やストレスなどが引き金になってスイッチが入ると脱毛がはじまって、何もせずに放っておくと髪の毛の数は減り続けます。AGAは進行性の症状です。いったんスイッチが入ると止まらないので、薄毛が気になっている人は何らかのケアが必要ですし、そのケアが早ければ早いほど効果的な改善につながります。
様々な原因が引き金になり、ジヒドロテストステロンが発生するようになり、もし一度進行してしまったらもう止まりません。そう考えると、このジヒドロテストステロンの発生具合によっても、育毛剤が効く、効かないという理由がうなづけるものになります。
『最後に読む育毛の本』にはこうあります。
育毛剤
育毛を考えると、まず頭に浮かぶのが育毛剤でしょう。少し聞きかじった人であれば、育毛剤をつける前に毛根に詰まった皮脂を取り去って育毛剤をスプレーすればOKだと考えている方もいらっしゃると思います。それはまさに『木を見て森を見ず』なのです。身体の一部である髪。薄毛の状態から髪をフサフサにしたいと願うならば、本来は身体全体から見直すことが重要だと考えています。薄毛体質を改善するには、ベースとなる体を徹底的にリセットするのが、時間はかかりますが結果も出やすいというのが、これまで実際に施してきた多くの実例から明白です。
冒頭の育毛シャンプー、育毛サプリの記事にも書いたように、これらの外部要因に依存することは間違っています。重要なのは、これらの育毛グッズは『数ある最適化すべき要素の中の一つにすぎない』と考えることです。そうすれば、『森』を見ることができますね。木の一つ一つを構築していけば、森になるからです。育毛剤を利用していても、その他の要素、
などが最適化されてないなら、すべては水の泡です。また、薄毛の原因がAGA(男性型脱毛症)ではなく、
だった場合は、より一層上に挙げた要素を最適化することが求められます。これをないがしろにして育毛剤だけで問題を解決しようというのは、無理な話なのです。育毛剤が効く人というのは、これらすべての要素を最適化している人で、かつ、
の影響を強く受けていない人だと言えるでしょう。
ただ、『最後に読む育毛の本』にはもこうありますが、
内部からの働きかけ
先ほど述べたDHTの影響力は非常に大きく、これをブロックするためには育毛剤の他、育毛用の専用サプリメントを服用し体内への働きかけをして、身体全体から攻める必要があります。単体で何かに依存するよりも、全体から攻めた方が、ずっと好ましい結果が出やすいことがこれまでの実例からわかっています。
と、そのすべてを駆使するとより効果的であるという事実がしっかりと存在しているようです。そう考えると、これらの要素も決してないがしろにはできませんね。最適化すべき、重要な要素です。