『カカオチョコレート、シナモン』が抜け毛予防に有効?
カカオチョコレートに含まれるフラバノールが血行促進をし、これが髪の毛にいい影響を与えます。
また、ポリフェノールは抗酸化作用をもたらし、これも髪の毛にいい影響を与えます。また、シナモンを食べたところでAGAが治ることはありません。しかし、Tie2(タイツー)の活性化には注目できます。Tie2を活性化させることによる毛細血管の老化防止効果、あるいは、毛細血管を修復する効果がありますので、髪の毛にはいい影響を与えます。
カカオたっぷりのチョコレートが薄毛にいいという理由がいくつかあります。キーワードとしては、
ということになります。まず情報として、『カカオポリフェノールが含まれているから、血行が促進されて髪の毛に栄養が行き渡るようになる』というものがありますが、その信憑性を調べました。
『あたらしい栄養事典』にはこうあります。
- ポリフェノール
植物の色素や苦み、渋みなどの成分。紫外線や外的などから身を守るため植物自ら生成したもので、強い高酸化力があります。
- カカオマスポリフェノール
チョコレートやココアに含まれる成分で、抗酸化作用があります。虫歯予防、ピロリ菌や病原性大腸菌の増殖の抑制、ストレス緩和効果も。
抗酸化作用についてはありますが、『血行促進』についてはありません。
『これは効く! 食べて治す 最新栄養成分事典』にはこうあります。
ポリフェノール
- 強い高酸化力で活性酸素を撃退する
ポリフェノールはすべて、強力な抗酸化作用をもっており、活性酸素を除去して生活習慣病やがん、老化を防ぎます。その力はビタミンEよりも強く、細胞内でも細胞間でも細胞膜上でも、オールラウンドに働きます。
カカオマスポリフェノール
ココアやチョコレートに含まれており、ストレスを抑制する働きがあります。活性酸素の発生も抑えます。
同じくここでも抗酸化作用についてはありますが、『血行促進』についてはありません。
『調理師養成教育全書必修編5 食品学』にはこうあります。
ポリフェノール
ポリフェノールは、植物性食品の色、味、風味に深く関与している物質の総称である。りんごやじゃがいもの切り口が茶色になる褐変は、ポリフェノールが酵素の作用で酸化されたことによるものである。ポリフェノールの多くが、生体内での抗酸化作用を持ち、がんや動脈硬化など生活習慣病の予防に役立っている。
ここでも同じですね。結局ポリフェノールには、カカオマスポリフェノールであっても抗酸化作用については効果は期待できますが、血行促進については記載されていません。ということは、この話は嘘だということになるでしょうか。
しかし、NIKKEI STYLE『ココアに7つの健康効果 冷え解消や筋力アップにも』にはこうあります。
「ココアに含まれるテオブロミンやカカオポリフェノールのフラバノール、プロシアニジンといった成分は末梢血管を拡張し、手足の血流を促す働きがある」(板倉医師)。この作用により、冷えや手足のむくみなどが解消する。
参考
ココアに7つの健康効果 冷え解消や筋力アップにもNIKKEI STYLE
という成分が血行促進を促すんですね。それなら納得がいきます。
同じく日経Gooday『どれだけ知ってる?チョコレートのウソ・ホント すべて知ってたらチョコレート通!』にはこうあります。
フラバノール含有量の高いココアを摂取すると、一酸化窒素が増え、血管拡張(血圧低下)、血小板凝集抑制(抗動脈硬化)などにつながることが分かっています。
また血圧低下について、2012年にそれまでの20の研究のメタ分析(複数の研究結果、研究データを計算してまとめる手法)が行われ、その結果、フラバノール摂取により、平均、収縮期血圧2.77mmHg、拡張期血圧2.20mmHgの低下が認められました。一般的に、収縮期血圧3mmHgの低下で8%の脳卒中の死亡率、5%の冠動脈疾患の死亡率、4%の全死因の死亡率のリスクが低減すると推定されています。
参考
どれだけ知ってる?チョコレートのウソ・ホント すべて知ってたらチョコレート通!日経Gooday
この血小板凝集については下記の記事にも書きましたが、血小板というのは『血液に含まれる細胞成分の一種』で、凝集というのは『一つに凝り固まること』ですから、血小板の凝集を抑えるということはつまり、『血行促進』を意味します。
このフラバノールであれば、先ほど参考にした参考文献にも、すべて同じように『血小板の凝集を抑える』と書いてありますので、カカオたっぷりのチョコレートを食べることで血行が促進されることは間違いないでしょう。
『科学でわかった正しい健康法』にはこうあります。
毎日食べれた血液サラサラ!-チョコレート
チョコレートは身体に悪い食べ物という印象を持たれているが、じつは健康に良い側面をもつ食べ物の筆頭だ。(中略)▼心臓病に罹患するリスクを減らす場合がある。心臓血管系の動きを活発にし、血液の流れを改善する。2014年、学術誌『心臓血管系』に掲載された論文によれば、日々の食事にダークチョコレートひとかけを足すと、血液の流れが14~23%改善される。
血液の流れが14~23%改善される結果が出たんですね。やはりチョコレートには血流促進効果を期待できそうです。
しかし、これもその高麗人参の記事に書いたように、『チョコレートを食べてハゲが治るなら苦労はしない』ということですからね。この事実を受けて、
『じゃあチョコレートを食べまくろう!好きだったし!』
と言ってチョコを暴食するのは、完全に間違った判断ですので注意しましょう。そもそも、高脂肪・高カロリーな食事は皮脂の分泌を過剰にしますからね。
過剰になった皮脂は大きくなった皮脂腺の仕業ですが、そうして大きくなった皮脂腺は、髪の毛に届くはずの栄養を持っていってしまいます。するとと髪の毛には栄養は回らなくなりますから、栄養が足りない弱弱しい薄毛ができてしまういうことなのです。
更に、皮脂腺が大きくなると髪の毛の根が張れなくなり、脱毛しやすくなるんですね。
私も毎日運動前に、『緊急の糖分(エネルギー)補給』として、チョコレートを少量食べています。この生活はもう2年くらい続いていますでしょうか。今まではブドウ糖など、様々なものを食べていたのですが、今はチョコレートに落ち着いています。一番運動前に食べると調子がいい気がするので、そうしているのです。私が食べているのは明治のチョコレートですが、
この板チョコタイプは、板一枚で、
板一枚の栄養素
エネルギー | 279キロカロリー |
---|---|
たんぱく質 | 3.9g |
脂質 | 17.4g |
炭水化物 | 27.7g |
となっています。板一枚で15個のブロックに割れるようになっていますが、私が食べているのは毎回3ブロックなので、
板3ブロックの栄養素
エネルギー | 55.8キロカロリー |
---|---|
たんぱく質 | 0.78g |
脂質 | 3.48g |
炭水化物 | 5.54g |
です。ゆで卵の脂質がおよそ『6g』ですから、これぐらいの量なら毎日食べてもそう体には影響しません。その後に運動をしますからね。それを考えれば、ほとんど食べてないのと同じようなものです。これで太ったということはありませんね。
マクドナルド『ハンバーガー』の栄養素
エネルギー | 260キロカロリー |
---|---|
脂質 | 9.6g |
これを毎日ご飯と別で食べていたなら、体に悪影響を与えることは間違いないですよね。ですからチョコレートを食べて血行促進を狙い、薄毛を改善しようとして、逆に違う問題を引き起こさないようにしましょう。
ただ、先ほど出ている『ポリフェノールの抗酸化作用』ですが、これ自体は頭皮にとてもいい影響を与えます。 下記の記事に、
このトリプルパンチによって、コラーゲンが減少してしまうと書きましたが、活性酸素がコラーゲンを攻撃し、頭皮からコラーゲンがなくなれば、頭皮にダメージが与えられ、そこにある毛母細胞や毛細血管もダメージを負います。すると、髪の毛の土壌であるそれらがダメージを負ったわけですから、髪の毛にも悪影響を与えることになります。
ですから、チョコレートに含まれるポリフェノールの抗酸化作用は、血行促進同様、髪の毛に有効であると言ってもいいかもしれませんね。
また、IGF-1という成長因子について考えても髪の毛に有効です。『薄毛の食卓 5か月で64.5%の人が発毛した食事法』にはこうあります。
薄毛の彼にはカカオたっぷりのチョコを
(省略)ちょこれーとをよく食べる人たちは、高血圧になりにくいという背景には、チョコレートが、IGF-1を増加させて、血圧を正常化させる可能性が考えられます。もし、そうであれば、チョコレートを食べて、育毛ということもありです。予想通り、実験で、カカオマスポリフェノールは、知覚神経を刺激し、全身のIGF-1を増やすことがわかりました。
では、育毛効果はあるでしょうか?マウスの毛を剃って、その後の毛の伸びるスピードを、チョコレートがアップさせるかどうかをしらべてみると、チョコレートを食べさせたマウスは、皮膚のIGF-1が増え、明らかに育毛が促進されました。
このIGF-1成長因子のことが本当なのであれば、チョコレートのカカオマスポリフェノールには育毛効果が期待できるということですね。また、大事なのはカカオマスポリフェノールですから、それが多く含まれたチョコレートを食べることが大切で、ホワイトチョコでは効果は期待できないので注意が必要です。
『カカオ70%』などとして、カカオがたっぷり入ったチョコレートを食べることがポイントですが、何度も言うように『チョコレートをたっぷり食べる』のとは意味が違いますので、適度にチョコレートを楽しむようにしましょう。
シナモンに育毛効果があるという話がテレビの影響などで広まっているようです。テレビは影響力がありますからね。最近はyoutubeの躍進が目まぐるしくなりましたが、まだまだテレビの影響力には遠く及びません。それは、日本人の1億2千万人の構成が、『10代、20代だけではない』からですね。youtubeを利用する10代、20代以外の多くの人が、まだまだテレビを楽しんで見ています。
関わっている人の数も、かけているお金も規模が違いますからね。youtuberの写真は大都会の看板に掲載されませんが、テレビで活躍するタレントの写真は掲載されます。それだけ、テレビの影響力が大きなものだということですね。ですから、『シナモンに育毛効果がある』とテレビが言えば、それを知った『知らなかった人たち』は、
マジで?そんな話聞いたことなかったよ!
として食いつくわけですね。人は誰でも『新事実』が好きです。何しろ新事実にこそ、今の自分を救ってくれる『お宝的なアイディア』が存在するかもしれないからですね。
私の部下には重度の精神的問題を抱えている人間がいますが、彼はたしかに幼少期の頃、事故で兄を亡くしていて、被害者一家の一人ではあります。しかし、20数年も経った今、未だにそのことを盾にして悲劇のヒーローを気どり、被害者面をして生きていくということは許されません。
彼は、自分のことをなかなか変えられません。アイルランドの劇作家、バーナード・ショーがこう言ったように、
異常なまでの自己愛に徹しているからです。ですから、新しいこと、新しいことに次々と目移りをし、『新事実』や『新情報』ばかりに意識を囚われています。その理由は、彼が『アウトサイド・イン』の発想をしているからです。
自分の現在の状況は悪いのは、自分に責任があるのではない。周りの人も含めた、環境や外部要因に責任がある。そう考えるのが、アウトサイド・インの発想です。
自分ではできない。だから外部要因に期待したい。
そういう淡い期待を持ち続けている限り、彼はアウトサイド・インの発想を持ち続け、これからも『自分を変えてくれるかもしれない『新事実』や『新情報』』に意識を囚われ続けるでしょう。
人は誰でも彼のように『新事実』が好きです。何しろ新事実にこそ、今の自分を救ってくれる『お宝的なアイディア』が存在するかもしれないからですね。しかし、本当にそうした外部要因に依存する考え方は正しいのかどうか、一度立ち止まってじっくりと考える必要があります。
例えば、『シナモンの効果・効能』にはこうあります。
- Tie2(タイツー)を活性化させることによる毛細血管の老化防止効果
- Tie2(タイツー)を活性化させることによる毛細血管を修復する効果
- 毛細血管を丈夫にすることによるシミ、シワ、たるみの予防・改善
- 頭部の毛細血管を丈夫にすることによるハゲ、抜け毛の予防・改善
- 脂肪細胞を小さくする効果によるダイエット効果
- 中性脂肪、コレステロールを下げる効果
- 毛細血管の血行不良改善への効果
- 高血圧の改善効果
- 血栓予防効果
- 毛細血管の血行促進による冷え・冷え性・むくみの改善効果
- 血糖値(ヘモグロビンA1C)を下げる効果
- 殺菌作用、解熱作用により風邪の予防や改善
この中に、『毛細血管の血行不良改善への効果』という事実があることから、『シナモンが薄毛に有効である』という情報が広まったわけですね。
もちろんその通りでしょう。そして、かつて流行した『ジンギスカン』も同様に、『ダイエット効果がある』のです。Allabout『カルニチン豊富!ジンギスカンで「ラム肉」ダイエット』にはこうあります。
L-カルニチンってご存知ですか?アミノ酸の一種で、必須アミノ酸のリジンとメチオニンを原料に、ビタミンC、鉄、ビタミンB6、ナイアシンなどの働きをかりて、肝、腎臓で作られます。また動物性のお肉からも摂取することもできます。脂肪(詳しく言うと脂肪の分解産物の脂肪酸)が体内で筋肉のエネルギーになるためには、細胞のなかのミトコンドリアというラグビーボールのような形をした器官に運ばれて、その中で分解される必要があります。カルニチンは脂肪がミトコンドリアのなかに入り込む手助けをします。ラム肉は豚肉の2倍のカルニチン量が含まれているのですね。
参考
カルニチン豊富!ジンギスカンで「ラム肉」ダイエットAllabout
わかりやすく言うと、
ということです。ミトコンドリアでは脂肪を燃焼してくれて、それをエネルギーにしてくれます。L-カルニチンがあると、そのミトコンドリアたる暖炉に脂肪を効率よく運んでくれるので、ダイエット効果が期待できるわけです。
しかし、ジンギスカンブームがとっくのとうに去った今、このダイエット効果を狙ってジンギスカンを食べ続けている人はどれだけいるでしょうか。私はブームの真っただ中、
ジンギスカンはダイエットにいい!
といううたい文句を聞いて、違和感を覚えました。まだ20代前半だった私は違和感を覚えたくらいでこの問題を片づけていましたが、
だけど、だからといってジンギスカンと同時に色々な物を食べると、逆に太るんじゃないかなあ…
そういう疑問が頭をよぎったのです。ですから私は、このように『流行的に広まった噂』をあまり盲信しないようにしています。
もちろん、ジンギスカン同様、よくよくピックアップして考えてみれば、たしかにシナモンには『毛細血管の血行不良改善への効果』という事実があるわけです。しかし、だからといってその他の要素がすべておざなりになっていたら、本末転倒ですからね。下記に書いたように、
薄毛の原因
薄毛の原因には、このような問題が挙げられるわけです。
また、『AGA(男性型脱毛症)』というならば、その原因は『DHT(ジヒドロテストステロン)』です。男性ホルモン(テストステロン)には、体毛やひげなどに代表されるように、毛を生やす、という作用がありますが、前頭部と頭頂部の毛乳頭に多くある特殊な酵素(Ⅱ型5α-還元酵素)と結びつくと、ジヒドロテストステロン(DHT)という脱毛を促進する物質がつくられるわけです。(ちなみに女性の場合は、アンドロステンジオンという物質からもDHTが生じます。)
ですから、例えば薄毛の原因がAGA(男性型脱毛症)だとしたならば、いくらシナモンを食べたところで、薄毛は治らないのです。2018年現時点ではですけどね。
確かに血行促進をすることの重要性は、下記の記事にも書きました。
しかし、記事にも書いたように、だからといってむやみやたらに頭皮マッサージあるいは念入りなシャンプーをしてみたり、またシナモンを大量に摂取したところで薄毛は改善されません。それどころか、むしろ逆効果になる可能性もあります。
シナモンは、確かに薄毛に有効な『毛細血管の血行不良改善への効果』という事実があるかもしれません。しかし、それを言うならその他の食材にも注意深く目を行き渡らせれば、同じような効果があるものはたくさんありますからね。例えば、『髪の悩みがみるみる解決する100のコツ』にはこうあります。
育毛効果のあるイノシトールや、毛根に酸素をヤコブ有機鉄を含む『黒豆黒酢』
私は長年、黒豆の健康効果について研究しています。黒豆は、高血圧や糖尿病を改善に導くだけではなく、抜け毛は白髪をなくす効果を持つ成分を含むことがわかっています。まず注目したいのは『イノシトール』という成分です。これは、ビタミンB群の仲間ですが、ズバリ、育毛効果があります。
黒豆には『リノレン酸』や『ビタミンE』、『イソフラボン』などの血液をサラサラにする成分も豊富に含まれています。『血液サラサラ』というと、高血圧や糖尿病などの病気にばかり有効だと思われがちですが、育毛にも大いに関係があります。血液がドロドロになって頭皮の血行が悪くなると、毛根へ十分な栄養が行き渡らず、毛が抜けたり、白髪になったりしてしまうのです。
こうして『黒豆黒酢』にも同じように『血行不良改善』の効果があるとありますね。この本は2007年の本ですから、かなり前からこのような事実は判明していたわけです。ですから、テレビなどの力で流行的に出ていた『新事実』に依存し、アウトサイド・インの発想にならないように注意が必要です。その新事実はもしかしたら専門家からしたら、『既知の事実』かもしれないわけですからね。
ただ、シナモンの効能の部分にあった、
という事実は注目に値するかもしれません。これは、『だめになってしまった毛細血管を修復』し、『毛細血管の老化を防止』することができるかもしれないわけですからね。
活性酸素や年齢の関係で、毛細血管に限らず体中の至る所は老化していきます。これ自体は避けることができません。しかし、『できるだけ若々しく生きる』為には、確かに『老化防止(アンチエイジング)』というものは必要不可欠となります。
シナモンに、その老化を防止する、あるいは弱ってきた毛細血管を修復する作用があるということであれば、これは数ある『育毛有効栄養素』の中でも、注目に値する食物と言っていいかもしれませんね。
血管にあるタンパク受容体のこと。
本来このTie2(タイツー)は、『アンジオポエチン』と呼ばれる成長因子で活性化されます。本来、シナモンにはそれは含まれていません。ですが、シナモンに含まれる、あのシナモンの臭いの元の一つとなっている『シンナムアルデヒド』が、『アンジオポエチン』と同じような働きをすることが確認されているんですね。
しかし、だからといって何度も言うように、過剰摂取はいけません。先ほどの『シナモンの効果・効能』にはこうもあります。
シナモン自体は、適量を摂取していれば副作用はないのですが、問題は、シナモンの過剰摂取があげられます。シナモンにはクマリンといわれる成分が含まれており、このクマリンを過剰摂取すると肝障害を引き起こす可能性があります。
シナモンの過剰摂取はクマリンの副作用を起こしやすくなるだけでなく、香気成分のシンナムアルデヒドが胎児に悪影響をおよぼすため、妊婦さんへのリスクとなるともいわれています。ですから、シナモンが毛細血管の老化、美肌とハゲ予防に効果があるからといって、シナモン入りの食品を摂ったうえにシナモンサプリメントを飲むと過剰摂取になってしまいます。
同じように、髪の毛にいいはずの『亜鉛』を多く摂ると、『銅』が出てしまいますからね。銅は『活性酸素の除去を手伝う』効果があるので、先ほどから出ている『活性酸素』という問題に接触してしまうことになりますよね。
これからも多くの『新事実』は広がっていくと思いますが、あまりそれを盲信せず、しかし、『良い事実』があるならその要素だけは抜き取って受け入れ、自分のものにし、自身の生活を潤わせていきたいですね。アウトサイド・インの発想だけはしないように、注意が必要です。
栄養・食事関連はこちら