片方のワキだけがワキガ臭がするということはある？
人間には利き手がありますので、その関係で片方の腕だけが発達したり、皮脂腺等が活発化したりすることがあります。
その関係で片方側だけから異臭がすることはあるかもしれません。
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ワキガのニオイが右側だけからする、あるいは左側だけからするという場合があります。それは普通のことで、単純にワキガ体質でない人もニオイが片方からするということがあります。それは、その人の『利き腕』や『癖』、『体格』や『骨格』などによって、どちらの腕（ワキ）に負荷や圧がかかっているかということが関係しているのです。
例えば、youtuberの『おるたなchannel』のないとーさんは、片方のワキガと大量の汗をかくことについてコンプレックスを持っていました。しかし、下記の動画をご覧ください。
【速報】手術をしました。。
ミラドライという施術によってその問題を解決している様子がうかがえますね。もちろん、中には『片方のわきにだけアポクリン腺が多い』というケースもあるでしょう。私の知人の子供は、足の指が6本ある状態で生まれました。普通とは違う体質で生まれる人はこの世に多く存在するのです。
例えば、2018年初めに世界的ヒットとなった映画『グレイテスト・ショーマン』では、実在する人物である興行師のP・T・バーナムが、世界にいる特異体質の人たちを集め、サーカスを開くという話を展開しています。
バーナムの本当の姿が明らかに！映画『グレイテスト・ショーマン』特別映像
この映画に出てくる登場人物たちは、すべて実在しています。更には、登場してこないようなもっと特殊な体質として生まれた人もいて、それを見たら普段『普通』の世界で暮らしている人々の度肝を抜くことになるでしょう。
したがって、『片方にだけアポクリン腺が多い』という人がいても何もおかしくありません。むしろ、そのような特異体質の人と比べたときどう思うか、それを自問してみたいわけですね。
さて、そうは言ってもそのようなケースに当てはまる人はほぼいません。多くの場合、例えば筋肉の付き方が『左右非対称（アシンメトリー）』になっていることが原因で、片方だけが血行が良かったりして汗をかいたり、あるいはアポクリン腺を刺激して、刺激臭を出す原因となってしまっているわけですね。
例えば、バッグを『たすき掛け』にする癖がついている人は、もうその時点で身体をアシンメトリーにする癖がついています。足を組んで座る癖がある人もそうですね。立っているとき、どちらかに足を傾け、重心を片方に寄せている人もそうです。
そのような何気ない日常生活による癖が積み重なり、片方にだけ負荷がかかると、そちらの方だけが刺激されたり、汗腺が活発化するということは十分にあり得ます。まあ、だからといって『両ワキからワキガ臭がする』場合と比べたとき、片方だけで済んでいるわけですから、そこは前向きに考えたいところですね。
ただし、体をシンメトリー（左右対称）にすることには、実はメリットがあるのです。体臭にも関係してくるんですね。『腰痛・肩こりが治るシンメトリーの法則 このアプローチで脳幹が活性化する』にはこうあります。
人間の身体はシンメトリー（左右対称）構造
（省略）私たち人間の場合、シンメトリー状態の身体には特別の意味があります。脳や神経系も含めて、いかに調和がとれて発達しているかの目安。これが人間の身体がシンメトリー状態であることの意味です。つまり、体の構造がシンメトリーであるかどうかによって、性能（身体能力）がわかるということです。
本は、整骨院の先生が書いているものですが、体をシンメトリーにすることで、あらゆる恩恵があると主張しています。
例えば、『男性のすべての魅力はシンメトリーに通じる』として、シンメトリーな男性には次のような特徴があると言います。
シンメトリーの特徴
なんと、『シンメトリーな男性は臭くない』と出てきましたね。その理由として、本はこう書いています。
皮膚上のバクテリア（細菌）が皮脂を分解して増殖すると、臭くなります。これは免疫力が弱い証拠です。免疫力とシンメトリーは、大いに関係があるのです。
ではここで、ワキガ臭が発生する原因と流れを見てみましょう。
当たっていますね。著者は整骨院の先生であって、体臭についての知識もしっかり持っていることがわかります。
では一体なぜ、シンメトリーな体にすると免疫力が強くなるのでしょうか。本にはこうあります。
自律神経失調症状にも有効
（省略）自律神経失調症状の型を検査すると、『ストレートネック』の型が多いものです。（中略）ストレートネックの型の下顎は、前方に移動しているので奥歯で噛むことができません。また、ストレートネックは頭痛や首痛、肩凝りの原因になるほか、自律神経失調症状の原因にもなります。
パソコンのモニターを一一日中見つめ、学生はうつむき加減で机にかじりつく。例えばこのように、体の特定の部位に必要以上の負荷をかけている人は、ストレートネックになったりして、体のシンメトリー構造を崩しがちになります。
すると、そこから自律神経失調症を患ったりしてストレスを感じるようになります。自律神経とは、
の2つの神経のことです。このバランスが崩れるということですね。
ですから、体に負荷がかかり、あるいはストレスがかかると交感神経が優位になります。すると、発汗しやすくなり、あるいは良質な睡眠ができなくなるんですね。詳しくは以下の記事にまとめましたので、併せてご確認ください。
| ワキガの原因はストレス？健康的な生活でどこまでワキガが改善するのか – Inquiry. |
| リラックス効果で自律神経を整えるアロマはワキガ対策になる？ – Inquiry. |
| 睡眠不足とワキガには何の関係がある？寝不足が引き起こす自律神経の乱れ – Inquiry. |
ワキガ対策として、『発汗を抑えるために、ストレスをなくし、自律神経を乱さないようにする』ことは推奨されています。従って、体の構造をシンメトリーにすることで、このような恩恵を得ることができるということなんですね。
本にはこうもあります。
呼吸が深くなると精神が安定して新陳代謝も活発に
（省略）施術によって体がシンメトリー状態に戻ると、脳幹の働きが活性化され、神経を通じて生命力が発動するのです。さらに、体が軽くなって無理なく体が動かせるようにもなるので、気分まで明るくなって精神的にも安定します。良質の睡眠が得られて精神的にもリラックスでき、積極的・楽天的になっていきます。
体をシンメトリー状態にするということは、体の状況を正常化させるということです。身体を正常化させると心身にとてもいい影響を与えるということがわかりますね。
更にこの話を強化する為に、以下の記事から2つの文章の一部を引用しましょう。
ハーバード大学大学院にて心理学の博士号を取得した、ダニエル・ゴールマンの著書、『EQ こころの知能指数』にはこうあります。
医療とこころ
免疫細胞が攻撃してくれるおかげで、私たちの体はウイルスやバクテリアやガンから守られている。（中略）そして妻のスーザンや他の同僚とともに研究を進め、自律神経系が免疫系の細胞であるリンパ球やマクロファージに直接働きかける接点を発見した。（中略）ストレスは、少なくとも一時的には免疫による抵抗力を抑制してしまうのだ。これは、当面のサバイバルに必要な緊急行動に備えてエネルギーを温存する働きではないかと考えられる。
そして、『『からだの不思議』雑学辞典』にはこうあります。
『病は気から』-これが病気を治す第一歩！
（省略）この話からも、人間の心理状態は『身体の防衛＝免疫力』に大きく影響しているのがわかるだろう。ストレスを感じると、身体はダメージを受ける。その反対に、ポジティブな思考は免疫力の強化に効果があるのだ。
全文は記事で確認していただくとして、ここには要点だけを抜粋しました。このようにして、体のアシンメトリー状態を改善し、ストレスをなくせば、結果的に体臭の改善にもつながるということなのです。
もし、片方のワキにだけワキガ臭や体臭がする場合は、体がアシンメトリー状態になっている可能性があります。その場合、整骨院等でそれを治したり、あるいは日々の生活改善でシンメトリー状態に持っていくことができれば、結果的に体臭を抑制することに繋がるかもしれません。ただ、理想の順番としては、
ということですから、両ワキから体臭がしない時点で、ちょっとはマシな状態だと考えることもできますね。