ワキガ対策として有効なサプリメントは?
ワキガや体臭に必要な栄養素を考えれば見えてきます。
例えば専門家が挙げているのは抗酸化物質である、
です。これらは『ビタミンACE(エース)』とも言われ、ビタミンの中で最も抗酸化作用を含んだ栄養です。ただし、抗酸化物質をサプリメントから摂るのは注意が必要です。
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ワキガに有効なサプリメントは、ワキガや体臭に必要な栄養素を考えれば見えてきます。ワキガや体臭を悪化させる要因は、
等です。体が酸化すると(活性酸素から攻撃を受けると)ニオイの原因になりますし、便秘によって有害物質が体内に滞ることでも、同じことになります。また、腸内悪玉菌が増加しても同じことになりますし、睡眠不足やストレスで自律神経が乱れるようになれば、発汗しやすくなり、ワキガ臭を外に発散しやすくなります。それについては下記の記事を見ていただければ詳しくわかりますので、併せてご確認ください。
睡眠不足とワキガには何の関係がある?寝不足が引き起こす自律神経の乱れ – Inquiry. |
ワキガの原因はストレス?健康的な生活でどこまでワキガが改善するのか – Inquiry. |
ワキガにヨーグルトや乳酸菌は効果ある?毎日善玉菌が優位になるように意識しよう – Inquiry. |
ではここで、ワキガ臭と加齢臭が発生する原因と流れを見てみましょう。まずはワキガですね。
以下が加齢臭が発生する原因と流れです。
ワキガ臭の原因である『細菌に分解され』も、厳密には『分解・酸化され』ですから、ワキガ臭も加齢臭も、細菌によって酸化されることは、ニオイの原因となるのです。ですから、この酸化を防ぐことは体臭の抑制につながると言えるんですね。
『気になる口臭・体臭・加齢臭』にはこうあります。
そこで、加齢臭の原因を減らしたいと思ったら、当然、ノネナールを発生させないために体の内側からの対策が必要となります。まず、パルミトオレイン酸の原料となる肉類、マヨネーズ、バターなどの脂質摂取を抑えましょう。そして、活性酸素を減らすビタミンCやEを、野菜や果物類から十分にとりましょう。ビタミンCとEはお互いの劣化を防ぎあう効果があるので、一緒にとるとより効果的です。
ここで出てきている加齢臭対策の、
の摂取を控えるということは、そっくりそのままワキガ臭を抑えることにも繋がります。詳しくは下記の記事に書きましたので、併せてご確認ください。
ワキガの原因となる食べ物とは?『肉食→魚食→??』で対策はバッチリ! – Inquiry. |
『肉食→魚食→大豆食』にすることのメリットはとても大きいと言えます。たんぱく源を『大豆』に変えることにより、
という効果を得ることが出来るわけです。これらは加齢臭だけじゃなく、ワキガ臭にも有効ですからね。このように摂取を控える『消極対策』と、進んで取りに行く『積極対策』の2つが大切だということを覚えておきましょう。
『積極対策』として挙げられているのが、『ワキガに有効な栄養素の摂取』ですね。専門家が挙げているのは抗酸化物質である、
です。これらは『ビタミンACE(エース)』とも言われ、ビタミンの中で最も抗酸化作用を含んだ栄養です。下記の記事にその詳細、あるいはそれを含んだ野菜や果物について書きましたので、併せてご確認ください。
つまり、サプリメントでこれらを摂取すれば、ワキガや加齢臭の対策になり、抗酸化対策はバッチリだということが浮き彫りになるわけですね。ただ、注意するべきポイントがあります。下記の記事にも書いたように、
『健康にいいものばかり食べていると早死にします』にはこうあります。
ベータカロチン神話の崩壊
ベータカロチンはビタミンAが2つ結合した抗酸化物質で、野菜や果物のがん予防効果の主要因と推測されました。疫学研究では、ベータカロチンは血中濃度が1デシリットルあたり2~10マイクログラム程度の濃度の低い人たちに比べて、20~50マイクログラムという数値の高い人のがんのリスクが低いことも示されました。
そこで、米国やフィンランドで、大規模な研究が行われました。たとえば肺がんを減少させる効果があるのではないかと期待されたのです。一方の被験者にはベータカロチンとビタミンAを、他方にはニセ薬(プラセボ)を与えて調査を続けました。すると、約1万8千人の喫煙者などの肺がんリスク者が参加したフィンランドでも、肺がんリスク者が参加した米国の結果では、喫煙者で肺がん発生率が28%、死亡率で17%高くなったのです。約3万人が参加したフィンランドでも、肺がんになる危険率が18%も上昇しました。
(中略)ともかく、野菜や果物から摂るのはいいのですが、サプリでは摂りすぎになり危険性が高まります。
抗酸化物質を野菜や果物から摂るのはいいのですが、サプリでは摂りすぎになる可能性があり、がんリスクが高くなるというデータがあるんですね。つまり、いくら抗酸化作用が体にいいからといって、それを過剰摂取すると今度は違う問題を引き起こすのです。
先ほどの本にもこの本にも、『野菜や果物類から十分にとる』ということが記載されていることを見逃してはなりません。抗酸化物質は、サプリメントから摂取すると過剰摂取になり、ガン細胞が活性化するという副作用を生み出す危険性が、最前線にいる医師の間で常識となりつつあるのです。
では一体どのようなサプリメントを摂ればいいのでしょうか。その医師ということで言えば、以前、日経PRESIDENTで紹介されていたのは、『医師が飲みたいサプリメント』という特集です。そこで挙げられていたのはたった2つ。
ですね。例えば、下記のような商品です。
マルチビタミン&ミネラルのサプリメントを摂っておけば、一日に必要なビタミンとミネラルをほぼ補うことができます。ビタミンACEには抗酸化作用がありますし、下記の記事に書いたように、亜鉛や鉄、マグネシウム、カルシウム、マンガンなど、抗酸化ミネラルと呼ばれる成分が豊富に含まれています。
もずくやメカブがワキガに効く?体臭対策をするならやっぱり海藻! – Inquiry. |
マルチビタミン&ミネラルくらいの含有量であれば、ビタミンACEも摂りすぎないで済むということで、推奨されているんですね。また、DHAやEPAの恩恵については下記の記事にたっぷりと書きましたので、併せてご確認ください。
そのDHAですが、脳の機能維持をサポートする効果もあるので、
といった症状にも効果的です。それが体臭の抑制につながることは説明しましたね。また睡眠不足ということで言えば、
等の栄養素が有効ですが、先ほどのマルチビタミン&ミネラルにそれが含まれていますからね。また、便秘ということでいえば、
が有効です。そしてそれらは同時に『腸内フローラの最適化』に役立ちます。
腸内フローラって?
しかし、排便というものは、規則正しい生活をし、ちゃんと睡眠を取って、朝にコップ一杯の水を飲めば、腸の蠕動運動が促進され、案外すぐに改善されます。費用のこともありますし、何から何までサプリメントで補おうとするのも不健康ですから、ワキガや体臭対策としてのサプリメントのベースはまず、
だと考えておくのがいいでしょう。