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紫外線はニキビの大敵!活性酸素がもたらす害は思っているより大きい

紫外線はニキビの原因?

はい。

 

  1. 活性酸素を発生させるから
  2. 毛穴に詰まった皮脂が酸化されるせいでコメドが作られる
  3. アクネ菌が分泌するポルフィリンに紫外線が当たると活性酸素が大量に発生する

 

という理由で紫外線はニキビの原因となります。ただし、『白・黒ニキビ』の段階に限り、弱い紫外線の殺菌効果を狙うという発想があります。

先生

紫外線はニキビの原因!だけど、弱い紫外線ならニキビの殺菌ができるんだね!

更に詳しく知りたい人は、以下の記事を見るっす!

ハニワくん

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紫外線を浴びるとどうなる?

紫外線を浴びるとニキビが悪化します。下記の薄毛の記事にも書きましたが、紫外線のダメージは蓄積されて肌老化につながるので、頭皮が老化すれば、そこにある毛母細胞も、それを土壌にしている髪の毛にも悪影響を与えます。

 

紫外線を浴びたり帽子をかぶると薄毛になる?頭皮の日焼けは髪の毛に悪いのか

 

STEP.1
紫外線を浴びる
 

STEP.2
活性酸素が増える
 

STEP.3
組織や細胞が老化する
 

STEP.4
ニキビや薄毛の原因となる
 

 

『ニキビのことならまかせなさい』(光文社)にはこうあります。

海水浴で肌を焼いたらニキビがひどくなったのはなぜ?

結論から言いますが、ニキビのできている人が肌を真っ黒に焼くのは、百害あって一利なしです。断じて避けてください。ひどい日焼けは皮膚を殺してしまうようなものです。シミやシワの原因になるだけでなく、日焼けによって皮膚が厚くなり、毛穴を詰まりやすくさせるので、ニキビをひどくする原因にもなるのです。

 

下記の記事に書いたように、『医師によるニキビ・ニキビ跡・毛穴の開き完全治療マニュアル―ニキビは皮膚病の一種です!!』には、『ニキビの進行プロセス』として、以下の4段階を挙げています。

 

1.ニキビのでき始め

余分な古い角質が表面からはがれることができなくなり、徐々に角質層が厚くなり毛穴をふさいでしまい、皮脂が外に出ることができなくなり、皮脂腺の中に溜まり始める。

 

2.白ニキビ

毛穴が閉じている状態で皮脂が溜まったニキビ。肌の表面に白いポツポツとしたふくらみができる。

 

3.黒ニキビ

毛穴が開いてその中に皮脂と古い角質とが交じり合った汚れが詰まった状態。

 

4.赤ニキビ

ニキビが悪化すると毛穴の中に溜まった皮脂に細菌が繁殖し、皮膚が炎症を起こしてニキビの表面が赤く見える状態。これがさらに悪化すると膿を持ち始める。

 

『白・黒・赤ニキビ』ができる原因と対策一挙公開!(注意:赤ニキビになる前に対処せよ!)

 

参照『医師によるニキビ・ニキビ跡・毛穴の開き完全治療マニュアル―ニキビは皮膚病の一種です!!』

 

専門家によってこの段階は別れていますが、『ニキビのことならまかせなさい』(光文社)の著者の場合、1~4までの段階をつけていて、下記のようになっています。

 

  1. ニキビ準備中
  2. ニキビの誕生
  3. 白・黒ニキビ
  4. 赤ニキビ
  5. ニキビ痕

 

本では、それによって日焼けに対する対応の仕方が変わってくるとあります。紫外線による殺菌効果を狙って、あえて少し日を浴びることが有効であるときもあるのです。

 

1.ニキビ準備中

神経質になる必要はない。日差しの強い午前11~午後2時を避ける。

 

2.ニキビの誕生

強い直射日光を避ける。外出する予定がある場合は、それまでに肌を徐々に日光に慣らす。同じく日差しの強い午前11~午後2時を避ける。サンオイルを塗って小麦色の肌に焼くのは、間違った発想。

 

3.白・黒ニキビ

日光の紫外線の殺菌効果を使い、ばい菌を退治することができる。しかし、日差しの強い午前11~午後2時などではなく、朝や夕方の朝日や夕日の弱い紫外線を浴びて殺菌する。

 

4.赤ニキビ

ニキビのピークであるこの段階では、一切の日焼けを避ける。海や山に出かけてもパラソルの下か日陰を遵守。強い日差しを浴びるなら、デコボコのニキビ痕が残ることを覚悟すること。

 

5.ニキビ痕

こうなってしまったら、もう逆に特別な配慮はなく、逆に言うと『時すでに遅し』。しかしだからといって開き直って日焼けをすると、また毛穴を詰まらせ、新しいニキビの原因となる。

 

 

つまり、基本的には『紫外線はニキビの大敵』なのですが、『3.白・黒ニキビ』の段階に限り、弱い紫外線の殺菌効果を狙うという発想があるということですね。ただし、基本的には『紫外線はニキビの大敵』だと避けて通った方がいいでしょう。

 

先生

基本的には紫外線をあまり浴びないようにしたいんだね!適度に浴びるのは無意識にどうせ浴びてるからいいんだけど、意識して浴びる必要はないよ!
なるへそ!

ハニワくん

紫外線を避けすぎるのはNG

ただ、下記の記事に書いたように、運動不足がある場合は散歩が有効になります。

 

 

『保湿とUVケアだけが美肌を作る』にはこうあります。

美肌生活の理想は引きこもり?

(省略)骨や筋肉は動かしていないとすぐに衰えます。美肌のために部屋の中でじっとして、体を動かすことをしない状態が長く続けば、階段さえ上るのがつらくなると思います。加えて、じっと室内にいることで脳にはストレスがかかり、さらには、自律神経も乱れやすくなり、その結果、ホルモンバランスも悪くなります。そして、免疫機能にも悪影響を及ぼすのです。

 

ホルモンバランスと、免疫機能について書いてありますね。下記の記事にも書きましたが、運動不足は様々な問題を引き起こします。

 

『抜け毛』と『切れ毛』の違いと、その見分け方とは?両方の原因となるのは何?

 

ここで、ニキビができる原因を見てみましょう。

 

ニキビができる原因(内因性)

ニキビができる原因(外因性)

その他

 

ニキビは一つの原因によって発症するわけではないので、このすべての要素を最適化することが求められますが、まさに『運動不足、ホルモンバランスの乱れ』とありましたね。つまり運動不足によってホルモンバランスや自律神経が乱れると、それだけでもニキビの原因となります。それであれば、朝日や夕日を浴びて、散歩をしながら紫外線で『白・黒ニキビ』を殺菌するというのは、有効な手段と言えますね。

 

STEP.1
運動不足になるとホルモンバランスや自律神経が乱れ、免疫機能も落ちる
 

STEP.2
ニキビになりやすくなる
 

STEP.3
白・黒ニキビの場合は朝日や夕日程度の弱い紫外線で殺菌できる
 

STEP.4
散歩にでかけてニキビに紫外線をあてる
 

STEP.5
運動不足も解消でき、殺菌もでき、ニキビにいい影響を与える
 

 

先生

適度に紫外線を浴びるとビタミンDが生成されて体にいい影響を与えるからね!浴びないと骨粗鬆症とかになるよ!
うーむ、なるほど!

ハニワくん

 

紫外線を浴びるとどうなる?

 

紫外線でニキビが出来る原因

紫外線でニキビが出来る原因を、更に詳しく調べてみましょう。『医師によるニキビ・ニキビ跡・毛穴の開き完全治療マニュアル―ニキビは皮膚病の一種です!!』にはその理由として、以下のポイントを挙げています。

 

  1. 活性酸素を発生させるから
  2. 毛穴に詰まった皮脂が酸化されるせいでコメドが作られる
  3. アクネ菌が分泌するポルフィリンに紫外線が当たると活性酸素が大量に発生する

 

この著者は、毛穴が詰まるだけでなく、『活性酸素』が大きく影響していると説明しています。このことについて、更に詳しく掘り下げている本があります。『ようこそ!私のニキビクリニックへ―さあ、お入りください。ニキビ完治への最後のドア…』にはこうあります。

アクネ菌と紫外線から産生される活性酸素

(省略)活性酸素やフリーラジカルと呼ばれる過激な酸素には、いくつか仲間があります。過酸化水素、ヒドロキシラジカル、スーパーオキシド、一重項酸素、NOラジカルなどです。これらは他の物を即時に酸化するという点では、どれも同じ性質をもちます。

 

さて、ニキビの元凶のようにいわれるアクネ菌ですが、アクネ菌は皮膚の表面に、コプロポルフィリン(以下ポルフィリン)という傾向性の代謝物を排出します。これは人間でいえば、おしっこやうんちのような老廃物です。このポルフィリンに紫外線が当たると、一重項酸素が発生します。一方、ニキビ肌の皮膚から検出される活性酸素も、一重項酸素です。このことから、ニキビ肌をひきおこす活性酸素は、ポルフィリンと紫外線から産生される一重項酸素だということがわかります。

 

つまりこういうことです。

 

STEP.1
紫外線を浴びる
 

STEP.2
活性酸素(一重項酸素)が発生する
 アクネ菌の排泄物である『ポルフィリン』からも活性酸素(一重項酸素)が発生する

STEP.3
活性酸素は溜まった皮脂を遊離脂肪酸や過酸化脂質に変え、周囲の細胞を傷つける
 

STEP.4
ニキビが発生する
あるいは悪化する。

 

活性酸素というのは人間の身体に実にたくさんの悪影響を与えます。

 

 

先生

活性酸素は適度にあっていいんだけど、過度にあると大きな問題を引き起こすんだ!ニキビもそのうちの現象の一つだね!
うーむ、なるほど!

ハニワくん

活性酸素の害悪

『美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール (PHPビジュアル実用BOOKS)』にはこうあります。

活性酸素とは?

ふつうの酸素と比べていちじるしく反応性が増した酸素のことで、活性酸素は体内のいたるところで、つねに発生しています。ストレスや紫外線などによっても発生し、活性酸素が体内で増えすぎると、細胞や組織を傷つけ、老化の原因になるといわれています。具体的にはシミシワを引き起こし、また癌細胞の発生を促すこともあるようです。この活性酸素を除去する作用を、抗酸化作用といいます。

 

活性酸素は、適度にあるくらいであれば、人間にとって必要不可欠なものです。食細胞が食べた細菌やウイルスなどの異物を溶かし、食細胞を常に空腹の状態にさせるからです。つまり、常に細菌やウイルスなどから身を守るために、メンテナンスをしてくれるんですね。しかし、『根本から治す 奇跡のアトピー治療』にこうあります。

しし、問題はこれから先にあります。活性酸素にはジキルとハイドのような二面性があったのです。活性酸素が体内で増加しすぎると、勢い余って自分の身体の組織をも攻撃してしまうことがわかったのです。

 

 

更に『男性機能を高める本 (精力減退は酵素不足が原因だった)』には、活性酸素によって引き起こされる異常現象の例をいくつか挙げています。

 

活性酸素によって引き起こされる異常現象

  • 老化(シミ、シワ)
  • 花粉症
  • アトピー性皮膚炎
  • アレルギー性の病気
  • 不眠
  • 男性更年期障害
  • 膠原病
  • 心臓病
  • 脳卒中
  • 糖尿病
  • 肝硬変
  • 胃潰瘍
  • 高血圧
  • 脂質異常症
  • パーキンソン病
  • 肺炎
  • 気管支炎
  • 白内障
  • 緑内障
  • 神経疾患
  • ED

 

まさに、ありとあらゆる病気や健康被害に繋がっているんですね。そしてニキビの専門家は、ニキビにもこうした理由で悪影響を与えると言っているわけです。ただ、下記の記事に書いたように『美白を意識しすぎて紫外線を浴びなさすぎる』のもデメリットがあります。

 

 

先生

適度と過度の違いを理解できないとね!何事もちょうどよく、『良い加減』が大事だね!『いいかげん』じゃだめだよ!
うーむ、なるほど!

ハニワくん

 

紫外線を浴びるとどうなる?

 

日本人は皮膚がんにはなりにくい

世界には、

 

  • 黒人
  • 白人
  • 黄色人種

 

といますが、白人の人々は、紫外線にとても弱い傾向にあります。シミや、黒人の黒い色の正体は『メラニン色素』という『紫外線バリア』です。『天然の日傘』ともいわれていますね。肌の色が白くなるほど、紫外線にあまり当たらない地域での生活が適していることになります。

 

メラニン色素

動物の体表に存在する黒褐色または黒色の色素。イメージは、紫外線バリア、天然の日傘。遮光カーテン。

 

白人の人々は肌にメラニンが少ないがゆえに、色が白いのです。しかし、メラニンというバリアを持っていないことになるので、紫外線にとても弱く、日常生活をしているだけでも、

 

  • シミ
  • そばかす

 

ができやすく、『皮膚がん』になるリスクも高いと言われています。下記の記事にも書きましたが、『ウルヴァリン』シリーズなどで有名なヒュー・ジャックマンは、日焼けによって皮膚がんになりました。

 

紫外線を浴びたり帽子をかぶると薄毛になる?頭皮の日焼けは髪の毛に悪いのか

 

彼は言います。

 

ヒュー・ジャックマン

日焼け止めを塗らなかったらどうなるのかという例だよ。基底細胞。一番軽いがんではあるけど、それでもやっぱり深刻さ。みんな、日焼け止めクリームは絶対に使うようにしてね。そして定期的な検診も受けること。

 

『ウルヴァリン』シリーズ最新作!『ローガン(原題)』予告編

https://www.youtube.com/watch?v=49PRoKozeNQ

 

彼は白人ですから、皮膚がんになりやすい体質だったということですね。『保湿とUVケアだけが美肌を作る』にはこうあります。

肌の色が白い人は、肌の色が濃い人よりも、なお一層紫外線から身を守る努力をする必要があるのです。(中略)無理に色白になる必要はまったくありません。生まれ持った肌の色を活かして、健康的な美肌を考えていただきたいと思います。

 

そして同じことが『クレンジングをやめたら肌がきれいになった』にもあります。

黄色人種は皮膚がんになりにくい

(省略)たとえば日本人は日差しの強い沖縄で100歳を超える長寿の人が多いので有名ですが、オーストラリアでは若者にまで皮膚がんが多発する有様です。ガンが多発したら長寿は望めません。沖縄県人からもわかるように私たち黄色人種は皮膚がんにはなりにくいのです。

 

まさに、ヒュー・ジャックマンはそのオーストラリア人ですからね。このように、日焼けを避けるあまり、あまり紫外線を避けすぎてしまっても、紫外線に弱い体質となり、逆にダメージを負うようになります。

 

STEP.1
黄色人種は皮膚がんになりにくい
 

STEP.2
紫外線を極端に避ける
 

STEP.3
紫外線に弱い体質になる
 

STEP.4
皮膚がんのリスクも増えてくる
 

 

先生

白人、黄色人種、黒人の順番で紫外線に強くなるわけだけど、紫外線を極端に避けるとどんな人も紫外線に弱くなるからね!
なるへそ!

ハニワくん

保湿とUVケアだけが美肌を作る

では一体どうすればいいのかというと、 『保湿とUVケアだけが美肌を作る』の著者はこういう対策を推奨します。

 

  1. 保湿をする(手持ちの化粧品で十分)
  2. 規則正しい食生活と睡眠を取る

 

下記の記事に書いたように、スキンケアというものはそもそも合成界面活性剤が入っているからゆえ、『保湿』だけを目的とするべきです。

 

 

著者はそれを踏まえた上で、『わざわざ高価な美容液を買うならば、その分、バランスのとれた料理を食べてください』と言います。多額の出費で色素細胞を守るために四苦八苦するよりも、

 

  • 紫外線防止
  • 保湿
  • 生活習慣の見直し

 

に力を入れるべきだということなんですね。つまりまとめると、『適切に紫外線と向き合い、適切に保湿し、適切な生活習慣を送る』ことが大事です。先ほど挙げた『ニキビができる原因』にあった睡眠不足や運動不足などがなく、全てを最適化した生活です。

 

 

そして、黄色人種である我々は紫外線は過度に避けすぎず、適量を浴び、その浴びる時間を意識する。午前11~午後2時の時間が一番強いとありましたね。また、あらゆるスキンケアでどのみち達成できるのは、『保湿』のみです。スキンケアをするなら保湿目的で行うようにしましょう。

 

先生

『保湿』とは『化粧品を使うこと』ではないよ!その意味を理解できるかどうかだね!記事に書いたからね!
うーむ、深い!

ハニワくん

 まとめ✔

  1. 紫外線はニキビの原因。
  2. 『白・黒ニキビ』の段階に限り、弱い紫外線の殺菌効果を狙うという発想がある。
  3. 紫外線を避けすぎる行為はやりすぎ。
  4. 紫外線とニキビには『活性酸素』が大きく影響している。
  5. 活性酸素は適度にある方がいい。
  6. 日本人は皮膚がんにはなりにくいが、紫外線を極端に避けると、紫外線に弱い体質になる。
  7. 黄色人種である我々は紫外線は過度に避けすぎず、適量を浴び、その浴びる時間を意識する。
  8. 紫外線は午前11~午後2時の時間が一番強い。
  9. 『保湿』とは『化粧品を使うこと』ではない。

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