ニキビに有効なビタミンは?
すべて有効です。
しいて挙げるなら、『ビタミンACE(エース)』です。
先生
ハニワくん
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ビタミンとビタミンの仲間がどうニキビに効くか
ビタミンというものはたくさん種類があります。
- ビタミンA
- ビタミンD
- ビタミンE
- ビタミンK
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ビタミンB12
- ビタミンC
- ナイアシン
- パントテン酸
- ビオチン
- 葉酸
ビタミンの仲間として挙げられるのが、
- ビタミンP
- ビタミンQ
- ビタミンU
- コリン
- イノシトール
- ルチン
- パラアミノ安息香酸
- ビタミンB13
- ビタミンB15
- ビタミンB17
この中でニキビに効くビタミンは、『すべて』と言っていいでしょう。では、すべての栄養素の働きを見てみましょう。
ビタミンとニキビ
ニキビに効く効果 | |
---|---|
ビタミンA | 抗酸化作用 |
ビタミンB1 | 糖質の代謝、精神安定 |
ビタミンB2 | 糖質・脂質・たんぱく質の代謝、肌荒れの抑制 |
ビタミンB6 | 脂質・たんぱく質の代謝、皮膚炎の抑制 |
ビタミンB12 | 貧血予防、快眠効果 |
ビタミンC | 抗酸化作用、コラーゲン生成、免疫力アップ、ストレス対抗 |
ビタミンD | 血中のカルシウム沈着を防ぐ |
ビタミンE | 抗酸化作用 |
ビタミンK | 血行改善 |
ナイアシン | 糖質・脂質・たんぱく質の代謝、皮膚機能正常化 |
パントテン酸 | ストレス対抗、糖質・脂質・たんぱく質の代謝 |
ビオチン | 皮膚炎予防、糖質・脂質・たんぱく質の代謝 |
葉酸 | 貧血予防、細胞新生・増殖 |
このすべてが結果的にニキビの改善に役立ちます。
先生
ハニワくん
最も有効なビタミンB2,B6とビタミンACE(エース)
例えばビタミンB2とB6については下記の記事に書いた、『チョコラBB』等の対ニキビサプリメントに配合されていることを記載しました。
またビタミンCやコラーゲン生成については下記の記事に書きました。
ニキビに効くフルーツ一挙公開!『アセロラ、キウイ、バナナ、アボカド、レモン、イチゴ、みかん、ザクロ』!
そして抗酸化作用ですね。ビタミンACE(エース)自体が抗酸化作用があり、また、果物や野菜のカラフルなあの色素に、ポリフェノール等の抗酸化作用があります。
- パセリなどの緑色野菜には『クロロフィル』
- 赤いパプリカは『カプサンチン』
- レモンの黄色に『エリオシトリン』
- 『リンゴの皮』には『アントシアニン』
- 青りんごは『クロロフィル』
- 果肉は『フラボノイド』
と、それぞれ抗酸化力を持っています。
先生
ハニワくん
ビタミンDやビタミンB12、葉酸で自律神経とホルモンバランスを正す
また貧血やカルシウム不足によって精神不安定になれば、自律神経とホルモンバランスが乱れ、ニキビができます。ビタミンDやビタミンB12、葉酸等を摂るメリットは確実に存在するのです。ストレス状態が長く続くと、『糖質コルチコイド』の分泌が優先されて、性ホルモンや成長ホルモンなどの分泌が抑制されることになります。
一種の抗ストレス作用の強いホルモン。
『医師によるニキビ・ニキビ跡・毛穴の開き完全治療マニュアル―ニキビは皮膚病の一種です!!』にはこうあります。
すでに述べたように肌の健康と美容には性ホルモンの関与が大きいので、その分泌が抑えられてしまうと、ニキビができやすくなったり、皮膚の潤いや弾力を保つ機能が低下したり、角化異常を招くことにつながります。
例えば、タバコを吸うと実はストレスを負う事実がありますが、それが結果的にニキビを生み出します。
女性の場合は生理前後など、ホルモンバランスを崩すシーンはたくさんありますが、そのそのタイミングでもニキビはできやすいといえます。
先生
ハニワくん
ビタミンDやKの摂取で血行改善
また血行促進もニキビに効果があります。 下記の記事に
『冷えると血液が汚れる』と書きましたが、これも実はニキビの原因となるのです。『美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール (PHPビジュアル実用BOOKS)』にはこうあります。
また、運動不足や喫煙によって血の流れが滞ると『瘀血(オケツ)』が起こります。瘀血はいわば血行不良です。肌にはニキビや湿疹、シミなどができやすくなります。
美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール (PHPビジュアル実用BOOKS)
この『瘀血』というのは東洋医学の考え方で、簡単に言えば『血の流れが滞る』状態です。身体が冷え、血流が滞ると、血が汚れます。すると、それだけの理由でもニキビや肩凝り、クマ、シミなどの様々な問題が起きるのです。こうした症状は、漢方薬によっても治療できるので、下記の記事にまとめた漢方薬についてもチェックしてみましょう。
『ニキビ・円形脱毛症』に効く漢方薬はあるけど種類がたくさんあってカスタマイズに手間取る
ビタミンDやKの摂取によって血行が最適化されれば、こうした問題も解決することができます。ですから、すべてのビタミンがニキビとは無関係ではないのです。
先生
ハニワくん
ビタミンとビタミンの仲間がどうニキビに効くか
ビタミンの仲間もほぼ関係している
では、ビタミンの仲間はどうでしょうか。『すべて』とは言えませんが、ほとんどが必要不可欠な栄養素です。
ビタミンの仲間の働き
効果 | |
---|---|
ビタミンP | ビタミンC作用の強化 |
ビタミンQ | 糖質・脂質・たんぱく質の代謝、抗酸化作用 |
ビタミンU | 胃腸の強化 |
コリン | 血管改善 |
イノシトール | 抗脂肪肝 |
ルチン | 血流改善、ビタミンC作用の強化 |
パラアミノ安息香酸 | 貧血予防、腸内細菌活性化 |
ビタミンB13 | 葉酸・ビタミンB12の補助 |
ビタミンB15 | ビタミンA・Eの強化 |
ビタミンB17 | がん抑制効果 |
- ビタミンU
- イノシトール
- ビタミンB17
だけはニキビに直接的な影響は与えないかもしれません。しかし、胃腸が悪く、脂肪肝や癌であった場合、体調不良や精神不安定どころではありませんからね。精神不安定が引き起こすニキビのことを考えたら、全くの無関係ではありません。
このように、あらゆる栄養素とはひも解いていけば結果的にあらゆる健康問題に関係しています。ですから、基本的に存在している栄養素は、どれもないがしろにはできません。『バランスよく食べよう』とよく助言されますが、それは本当のことなのです。
『正しい玄米食、危ない玄米食~マクロビをしている人はなぜ不健康そうに見えるのか~』にはこうあります。
巷には『○○を食べれば健康になる』という情報が溢れていますが、『○○だけ』を食べていたら大丈夫か、といえばそんなことはありませんよね。ひとつの食物で、すべての栄養素が補えるわけがないからです。なにより『○○だけ』に偏れば、不足する栄養素が出て来たり、摂りすぎのものが出てくることは明らかです。
これが栄養を考える際の真理ということになるのです。どれを食べればそれでいいということではないのです。
先生
ハニワくん
摂らない方がいい食事はある
もちろん、下記のようなものは摂らないようにすることが大事です。
- 高脂肪食品
- 高カロリー食品
- 食品添加物
- 人工着色料
- 調味料
- 保存料
- 精白されたもの
- etc.
『ノンカロリー・カロリーゼロ食品、人工甘味料、食品添加物』は頭皮に悪影響を与える?
『鬱病のための食事と栄養療法』にはこうあります。
食事とうつ病
食べ物とその人がもつ感情のレベル(ムード)にも密接な因果関係があります。あなたが食べている物、そして食事の取り方、あなたの心の持ち方が、感情に影響することは明白です。食べ物の栄養と化学物質(自然の食べ物と、合成の汚染物質と添加物)は、脳の機能と神経伝達物質のレベルに影響し、そしてこれが鬱や不安症、疲労、不眠症などに結びつきます。食べ物への反応、すなわちアレルギー、過敏症もまたエネルギーのレベル、感情のレベル(ムード)精神能力に影響します。
例えば出来合いの食事には添加物や人工甘味料等の有害物質が含まれています。そうした食事は何らかの理由によって『やむを得ず』入れているものであり、心身の健康を第一に考えて入れているものではありません。従って、そのような食事を続ければもちろん、心身に悪影響を与えることになります。アルコールやタバコだって同じ考え方ですね。
心身に悪影響が出ればどうなるかは説明したとおりです。コーヒーやお茶に含まれるカフェインの覚醒作用だけでも、人間の心に作用することがわかります。そうして食事や栄養素が心に作用してくる以上、どんな食材や栄養素も、決して適当かつぞんざいに扱ってはなりません。
先生
ハニワくん
『ニキビと言ったら』というビタミンがある
ただ、往々にして『ニキビに効くビタミン』と言って挙げられる代表的な栄養素は、
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ビタミンACE(エース)
でしょうね。上の2つはチョコラBB等の対ニキビサプリメントに必ず配合されていますし、ビタミンACE(エース)の高い抗酸化作用は、活性酸素が原因でできるニキビを予防・対策するためにうってつけです。
『美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール (PHPビジュアル実用BOOKS)』にはこうあります。
抗酸化作用のある食品を摂り、肌老化を防ぐ
抗酸化作用とは、体内の活性酸素を除去する働きのこと。活性酸素は反応性の強い酸素の一種で、さまざまな体内の活動にともなって副産物として生まれるもの。有効な働きももつのですが、増えすぎると体内で細胞を傷つけ、老化を促したり、がんの原因となったりするといわれています。肌にとっても、シミやシワなどの肌老化を促し、肌荒れ、ニキビなどを引き起こす原因に。
ですから、主にその5つに的を絞って栄養補給していくことが、合理的な対ニキビ栄養補給対策になると考えることができます。
先生
ハニワくん
- ニキビと無関係のビタミンはない。
- 最も有効なビタミンB2,B6とビタミンACE(エース)。
- 精神安定はニキビと関係がある。
- 血行の状態もニキビと関係がある。
- ビタミンの仲間もほぼ関係している。
- 摂らない方がいい食事はある。
- 最も有効なビタミンB2,B6とビタミンACE(エース)。
様々な野菜や果物を摂る
そう考えるとフルーツの記事に書いたように、ビタミンC目的でミカンを単体で摂るよりも、『アセロラ+ミカン』の方がいいですよね。それだったら、大量のビタミンC+ビタミンPで、効率よく多くのビタミンCを得ることができます。例えば下記の動画では『フルーツの盛り合わせ』のレシピを教えてくれていますが、
フルーツたっぷり🍊 かわいいフルーツカップ♪ ~ fruits cup 【料理レシピはPartyKitchen🎉】
ここにアセロラを入れればいいのです。また、動画ではオレンジの筋を取ってしまっていますが、見た目はその方が綺麗でも、栄養重視バージョンということで、筋はそのままにします。こうしたフルーツの盛り合わせをちょくちょく食べていれば、常にニキビの予防と対策ができ、かつその他のありとあらゆる美容と健康の維持と向上を望めるでしょう。
ですから、『対ニキビフルーツパーティ』、『スーパー美容フルーツ盛り』、『スーパービューティフルーツ』などと名前を付けて、ニキビケアにうってつけのフルーツの盛り合わせを作ってみるといいでしょう。やはり、ミカンのオレンジ色は映えますからね。
ニキビに効く果物とその効果
アボカド | 抗酸化作用、美肌効果 |
---|---|
バナナ | 便秘改善作用、抗酸化作用、美肌効果、精神安定効果 |
アセロラ | 強力なビタミンC |
キウイ | 便秘改善作用、快眠作用 |
ベリー類 | 強力な抗酸化作用 |
アボカドとバナナの白、アセロラの赤、キウイの緑、ベリー類の青、紫、赤。どれもカラフルですから、見栄えもよくなりますね。しかしこのカラフルな色は、決して見栄えがいいということだけではありません。
記事に『食事のせいで、死なないために[食材別編]―スーパーフードと最新科学であなたを守る、最強の栄養学』を参照にして書いたように、果物や野菜のこうしたカラフルな色素にこそ、抗酸化作用が含まれているのです。だからなるべく色が濃いものを選んで摂るのです。それによって高い美容効果を得ることができます。相性もとてもいいです。便秘も睡眠不足も全てニキビの原因となりますから、こうしたフルーツの盛り合わせを食べれば、とても心強いですね。
どれもビタミンエース(ACE)が含まれているので、全てに抗酸化作用がありますから、活性酸素対策として、それだけでニキビケアになります。また、イチゴ、ブルーベリー、ブラックベリー等のベリー系ですが、みかんの記事に書いたように、ベリー類の抗酸化力は 果物の中でもずば抜けています。
先生
ハニワくん
野菜や果物にはビタミンACE以外の抗酸化物質がある
ここで言う抗酸化力とは、ビタミンエースが持つ抗酸化作用とは別の、ポリフェノール類等が生み出す抗酸化作用のことです。つまり、『色の濃いカラフルな果物や野菜』を積極的に摂ることで、
- ビタミンACE(エース)
- 各ポリフェノール類
等の高い抗酸化作用を得ることができるということです。そこにビタミンP等の『抗酸化栄養素強化』の力を持つ栄養素を摂り入れれば、更に効果がアップします。それであれば、そうしたフルーツの盛り合わせのほかにも、『スムージー』なんかいいですよね。
例えば野菜ジュースの記事に書いたこの動画にあるスムージーです。
ひんやりおいしい♪ 4種のベジフルスムージー
このスムージーであれば抗酸化力の高いベリー類も入っていますし、ビタミンCが豊富なブロッコリーも入っています。美味しく豊富な栄養が摂れて、美容と健康に貢献できるなんて、最高ですね。
まとめると、ニキビに無関係なビタミンはないということです。その中から強いて挙げるなら、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンACE(エース)の5つの栄養素に、それを補強するようなビタミンP、ルチン、ビタミンB15等の栄養素に注目するといいでしょう。
それらを効率的に摂れるのはフルーツの盛り合わせや、スムージーということですね。ジュースにしてしまうと食物繊維が飛んでしまうのでNGです。ブレンダーを使ってスムージーにすれば栄養が余すところなく補給できます。食物繊維に抗酸化作用等の栄養が入っていますからね。また過熱すると破壊されてしまうビタミンもありますので、このような食事の摂り方であればその心配もありません。
先生
ハニワくん
生活習慣が乱れていたら何の意味もない
もちろん、これらのビタミンを摂っても生活習慣が乱れていたら何の意味もありません。ではここで、ニキビができる原因を見てみましょう。
ニキビができる原因(内因性)
ニキビができる原因(外因性)
その他
ニキビは一つの原因によって発症するわけではないので、このすべての要素を最適化することが求められます。例えばニキビはアクネ菌の増殖が原因だと長い間言われてきましたが、最近の研究ではそうではなく、例えば『抗生物質』の服用が関係している可能性もあるという説も上がっています。
あくまでもビタミンは『塵の一つ』として『山』に貢献するものだととらえましょう。塵も積もれば山となるですね。
先生
ハニワくん
- 果物や野菜のカラフルな色素にこそ、抗酸化作用が含まれている。
- ベリー類の抗酸化力は 果物の中でもずば抜けている。
- 野菜や果物にはビタミンACE以外の抗酸化物質がある。
- それらを効率的に摂れるのはフルーツの盛り合わせや、スムージー。
- これらのビタミンを摂っても生活習慣が乱れていたら何の意味もない。
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