電波は肌に影響がある?
はい。
例えばLEDからはブルーライトが出ていますが、それを浴びると睡眠障害が起きる可能性があります。睡眠が阻害されるとニキビができやすくなります。
『テクノストレス』という意味でも電波を浴びすぎない方がいいでしょう。自律神経が乱れるとホルモンバランスが崩れ、それが原因でニキビになります。自然散策に行くなどして、自律神経を整える必要があります。
先生
ハニワくん
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電子機器の電磁波は不自然なもの
スマホ、テレビ、パソコン、ゲーム、iPad。それらの電子機器の影響は決して『良いもの』ではありません。『テクノストレス』という言葉もありますが、電子機器から出る電磁波等は人間にとってもちろん『自然なもの』ではなく、やはりそうなると心身に不自然な影響が出るということは想像できます。
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例えば上記の記事にも『なるべく副交感神経の方を優位にする』ことを意識して生活する』として、『ゲームやスマホやPCをいじることは交感神経の方を優位にする』ような『テクノストレス』を入れないようにすることが大切だと書きました。テクノストレスが体にかかると心身に悪影響を及ぼします。ですから電子機器の真逆である『自然』に足を運び、その恩恵を受けることでテクノストレスは解消することができます。
- 交感神経が優位=緊張、不安
- 副交感神経が優位=リラックス
ですから、交換神経が優位になれば安眠が妨げられます。例えばコーヒーを飲めばカフェインの覚醒効果で眠れなくなりますが、あれと同じようなことになるわけです。
自律神経が乱れるとそうして睡眠不足になり、ホルモンバランスが崩れ、それが原因でニキビができるのです。ストレス状態が長く続くと、『糖質コルチコイド』の分泌が優先されて、性ホルモンや成長ホルモンなどの分泌が抑制されることになります。
一種の抗ストレス作用の強いホルモン。
先生
ハニワくん
ホルモンバランスを崩すと肌トラブルが起きる
『医師によるニキビ・ニキビ跡・毛穴の開き完全治療マニュアル―ニキビは皮膚病の一種です!!』にはこうあります。
すでに述べたように肌の健康と美容には性ホルモンの関与が大きいので、その分泌が抑えられてしまうと、ニキビができやすくなったり、皮膚の潤いや弾力を保つ機能が低下したり、角化異常を招くことにつながります。
例えば、タバコを吸うと実はストレスを負う事実がありますが、それが結果的にニキビを生み出します。
女性の場合は生理前後など、ホルモンバランスを崩すシーンはたくさんありますが、そのそのタイミングでもニキビはできやすいといえます。
良質な睡眠を取り、ストレスをなくすことは自律神経を副交感神経優位にさせ、人を精神安定へと導きます。それがとても大きなニキビ対策になるのです。
先生
ハニワくん
十分な睡眠を取ることを強く意識する
『美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール (PHPビジュアル実用BOOKS)』にはこうあります。
毎日十分に睡眠をとることで肌がスムーズに再生する
肌は、表皮の基底層で生まれ、上に押し上げられていき、古いものがアカとしてはがれます。この肌の再生リズムをターンオーバーといいます。ターンオーバーは、睡眠中に行われます。昼間、起きて活動しているとき、血液は脳に多く集まり皮膚にはあまり行き届きません。しかし睡眠中には脳の活動が休止し、皮膚や内臓などに血液が行き渡るのです。
美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール (PHPビジュアル実用BOOKS)
この問題で睡眠が阻害されると、この『ターンオーバーの阻害』も問題となります。ニキビは皮脂の詰まりが原因ですから、ターンオーバーは絶対に避けて通れないポイントです。ですからピーリングがニキビに有効なわけです。ピーリングはそのターンオーバーを助ける作業ですからね。
ニキビに有効な洗顔は?ピーリング、酵素洗顔、間違った方法とは何か
ですから、電子機器と長時間接触しすぎることはよくありません。やはり、『かつて自然になかった不自然なもの』は、人間の体に不自然な影響を与えるのです。
先生
ハニワくん
『ニキビとは無縁』の人々
例えば、上記の記事に書いた、
- パプアニューギニアの高地
- インドネシアのスラウェシにあるシージプシー・ビレッジ(漂流民の村)
- アーミッシュの人
の話を見てみましょう。上の二つの人々は『ニキビとは無縁』の人生を生きていて、アーミッシュの人にはアレルギーがありません。それは、彼らは『古くから伝わる自然な生き方』に沿って生きているからなのです。例えばアーミッシュの人々の生活の特徴をまとめてみましょう。
- 電気を使わずガス灯を使う
- 牛乳は加熱殺菌をせずそのまま飲む
- 食事はすべて自給自足(農薬は使わず、肥料は牛のふん)
- ほとんどの家に牛がいて、馬は大切なパートナー
- 子供の頃から家畜に触れて生きている(排泄物の処理もする)
彼らはこのような200年前(昔)から変わらない『自然との共生』を意識した生活を守ってきました。これが彼らをアレルギー知らずの健康な心身の源なんですね。こういった事実を俯瞰的にみると、『自然からかけ離れれば離れるほど、不自然な影響を負う』という図式が頭をよぎります。
『真理(愛・神)から逸れれば逸れるほど虚無に近づく。』(7ページ目)
例えば上記の記事は、私が『そういう内容』を一つにまとめたものですが、米国栄養学博士、井奥昇志の著書、『頭痛はこれで予防できる!』にはこうあります。
癌という字は、『山』の上に『品』が乗っていますね。これは、『品物を山のように食べて病気になる』ことに由来するとも言われています。
山のように品物を食べる。これも人間にとっては『不自然なこと』なのです。このようにして、とにかく人も動物も昆虫も、自然を無視して生きることはできません。寿命があって、老化していずれは死んでいく運命があるように、この世には決して逆らうことができないとある法則があります。その話は深くなるから今回はしませんが、とにかくここまで考えただけでも、スマホ、テレビ、パソコン、ゲーム、iPad等の電子機器というのは、あまりよくなさそうですよね。
先生
ハニワくん
電子機器の電磁波は不自然なもの
ブルーライトを浴びた直後はメラトニンの分泌が抑制される
『SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術』にはこうあります。
電子機器は睡眠を阻害する
睡眠の質をいますぐ改善したいなら、夜に画面を見る時間を減らすのがいちばんいいように思う。コンピュータ、iPad、テレビ、スマートフォンなどの画面が発するブルーライトは睡眠を奪うため、睡眠不足になりかねない。電子画面が放つ人工的なブルーライトは、日中に分泌されるべきホルモン(コルチゾールなど)の生成を促す。そうなれば、寝る準備が整った体に混乱をきたす。
下記の記事に睡眠と非常に関係が深い、
- L-トリプトファン
- セロトニン
- メラトニン
についての詳細を書きました。これらの物質をなくして睡眠は語れません。
『ササッとわかる「SAD 社会不安障害」 あがり症の治し方 (図解 大安心シリーズ)』にはこうあります。
3つの栄養素をバランスよく摂ることが大切
セロトニン生成に必要なL-トリプトファンは体内で合成されないため、食事によって摂取する必要がある。このトリプトファンがビタミンB6と結びつき、セロトニンが合成される。ブドウ糖はトリプトファンを脳まで効率よく運び、セロトニン生成を支える。
セロトニン生成に必要なL-トリプトファンは体内で合成されないため、食事によって摂取する必要があるわけですが、それによってできたセロトニンは、日中に日光の光を浴びることによって『メラトニン』というホルモンを合成します。そのメラトニンのおかげで良質な睡眠が得られるわけですね。
このメラトニンは、光を浴びてからおよそ15時間後に分泌されます。メラトニン自体は、太陽光や電子機器等の『光』に含まれるブルーライトを浴びた直後は、分泌が抑制されます。ですから、朝7時に太陽光を浴びた場合は、22時にメラトニンが分泌され、眠気が出てくるわけです。
つまり、夜に電子機器から発せられているブルーライトを浴びてしまうと、快眠物質であるメラトニンの分泌が抑制されてしまい、そこから更に15時間待たなければいけない、というイメージになるわけです。
先生
ハニワくん
スマホ等の電子機器に触れるのは『寝る2時間前まで』
『疲れをとるなら帰りの電車で寝るのをやめなさい』にはこうあります。
LEDにはブルーライトが多く含まれている
『朝、目が覚めたら、まず部屋のカーテンを開けて日光を浴びてください。窓も開けて風を通すと、気分がスッキリしますよ。早朝がまだ薄暗い時期にお勧めしたいのは、部屋の照明をすぐにつけることです。最近はLED(発光ダイオード)を使っている家庭も増えてきたと思いますが、実はLEDには日光に多いブルーライトがたくさん含まれている。薄暗い冬の朝は、それを浴びることで、効果的に体を目覚めさせることができます。もちろん、一般的な蛍光灯にもLEDほどではありませんが、ブルーライトは含まれています。』
ブルーライトは、
- 太陽光
- LED
- 蛍光灯
- テレビ
- スマートフォン
- パソコン
等に含まれています。つまり、電子機器を夜遅くまでいじっていると、知らぬ間にこのブルーライトを浴びてしまい、良質な睡眠の妨げになってしまうのです。
太陽光ほど強いブルーライトは出ていないせいか、電子機器やLEDに含まれるブルーライトを浴びても15時間も待つ必要はないといいます。また、人間はこのメラトニンがなければ絶対に眠れないというわけでもないので、そういうことも関係しているでしょうが、スマホ等の電子機器に触れるのは『寝る2時間前まで』だと推奨されています。
先生
ハニワくん
電子機器のブルーライトはメラトニンを3時間抑制する
『SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術』にはこうあります。
調査チームは、ブルーライト(電子機器の画面から発せられるような光)と同程度の明るさのグリーンライトをそれぞれ6時間半浴びる比較実験を行った。すると、ブルーライトのメラトニンを抑制する時間の長さはグリーンライトの2倍で、体内時計の変動率も2倍だった(ブルーライトが3時間、グリーンライトが1時間半)。要するに、夜に浴びる光の色が変わるだけで、いじめっこのブルーライトにメラトニンを減らされずにすむということだ。
先ほど、太陽光は15時間とありましたが、この実験ではこのようになったようですね。
それぞれの光がメラトニン分泌を抑制する時間
ブルーライト(太陽光) | 約15時間 |
---|---|
ブルーライト(電子機器) | 3時間 |
グリーンライト | 1時間半 |
厳密には、太陽光の方は『メラトニンを抑制する時間』というよりは、『メラトニンが分泌されるまでの時間』という解釈が正しいかもしれませんが、こういう差があるようですね。しかし下記の照度を見ると、太陽光を直接浴びることはとても強い光を浴びることがわかります。
照度一覧
照度(ルクス) | 光源 |
---|---|
32,000~100,000 | 直射日光 |
10,000~25,000 | 白昼(太陽光は直接当たっていない) |
1,000 | 雲の多い日中/一般的なテレビ局スタジオの証明 |
400 | 晴れた日の日の出または日没 |
320~500 | オフィスの照明 |
100 | 雲に覆われたとても暗い日中 |
80 | オフィスビルの廊下/トイレの照明 |
50 | 家族団らん中の今の明かり |
3.4 | 夜明け前と日没後の雲のない空 |
0.27~1.0 | 満月の出ている澄んだ夜空 |
0.002 | 月は出ていないが雲のない夜空(大気光はある) |
0.0001 | 月は出ておらず雲に覆われた夜空(星明りはある) |
直射日光を浴びると日焼けをして、夜の月明かりを浴びても日焼けをしないことからもわかりますが、やはり太陽光はすごい力ですね。この表を見てもわかるように、照明というのは『月明かり』のような薄暗い赤色系の色の方が落ち着くのです。
先生
ハニワくん
電子機器の電磁波は不自然なもの
赤い照明(レッドライト)の影響は
本にはこうあります。
赤い照明を使う
(省略)このことから、ハーバードの調査チームは、夜になったら薄暗い赤い照明を使うことを推奨している。彼らのデータによると、『赤い光は、体内時計とメラトニンの抑圧に最も影響力が小さい』という。
そしてこれは『疲れをとるなら帰りの電車で寝るのをやめなさい』にも同じことが書いてあります。
日の出の赤い光では覚醒しにくい
(省略)『朝日は赤色が強く、ブルーライトが少ないため、覚醒効果がそれほど高くない。むしろ、浴びて気持ちいいという真理的効果のほうが大きい。』
そう考えると、具体的な数字は本にありませんが、下記のようにまとめられることになりますね。
それぞれの光がメラトニン分泌を抑制する時間
ブルーライト(太陽光) | 約15時間 |
---|---|
ブルーライト(電子機器) | 3時間 |
グリーンライト | 1時間半 |
レッドライト(朝日等) | 約1時間以内 |
ですから、夜に浴びるライトはブルーライトではなく、レッドライトがいいということです。ですから、LEDや白色蛍光灯ではなく、オレンジ等の暖色系の豆電球のような照明に切り替えることで、快眠が促せるということですね。アロマキャンドルなんかを使って空間を演出することはとても効果が高いことがわかります。
アロマオイルを使って自律神経を整えればニキビケアとワキガ・体臭対策ができる!
もちろん電子機器の使用は控えるべきです。また、長時間スマホを使用すると眼精疲労が起き、血行が悪くなります。この血行不良が髪の毛に悪影響を与えます。薄毛問題に悩む方は注意が必要です。
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先生
ハニワくん
『スマホ』と『テレビ』ではどちらが悪影響を及ぼすのか
では、『スマホ』と『テレビ』ではどちらが悪影響を及ぼすでしょうか。『なぜあなたの疲れはとれないのか?――最新の疲労医学でわかるすっきり習慣36』にはこうあります。
なぜ『スマホ』のほうが疲れるのか?
テレビの場合、とくに興味のある番組を除けば、ぼうっと見ているか聞き流していることが多いはずです。(中略)スマホは違います。インターネットは、自分の興味・関心のある方向にあなたをどんどん引き込んでいきます。ヤフーニュースにしろ、Instagramにしろ、常に自分の関心のあるところへ引っ張っていけるので知的好奇心が絶えることはなく、交感神経優位な状態を維持し続けることとなります。つまり、緊張感をもって仕事をしているのと同じ状態なのです。
つまりこういうことです。
それぞれの電子機器へのモチベーション・心構え
テレビ | 受動的(反応的) |
---|---|
スマホ、パソコン、ゲーム | 主体的 |
ただゴロンと寝転がって一方的に流れてくる情報を気楽に見るテレビと、自分で主体的に情報を探すインターネットを駆使するスマホやゲームとでは、疲労感が違ってくるわけですね。
つまり、スマホやパソコンやゲームはテレビよりも悪い。主体的に電子機器を扱うということで、ブルーライトの弊害と、大きな疲労感、そのダブルパンチを受けることになるのです。疲労があるともちろん美容にもよくありません。疲労物質の『活性酸素』がニキビの原因だからです。
『ようこそ!私のニキビクリニックへ―さあ、お入りください。ニキビ完治への最後のドア…』にはこうあります。
活性酸素こそ肌の大敵
(省略)この活性酸素は、ニキビを悪化させるだけでなく、皮膚に対してさまざまな悪さをします。(中略)今まで見てきたように、活性酸素は皮脂を酸化することによってニキビをつくり、炎症を悪化させます。日焼けの炎症も活性酸素のしわざですし、メラニン色素の生成を促してシミやくすみの原因をつくるのも活性酸素です。また活性酸素は皮膚細胞を傷つけて皮膚の老化を早め、しわやたるみをつくります。そして究極の害は、DNAを損傷して皮膚がんを誘発することです。(中略)このように活性酸素は、あらゆる肌のトラブルに関わっています。
つまり、
- 疲労
- 夜間に浴びるブルーライト
その両方がニキビの原因となるわけです。美容と健康のためには『光の最適化』をすることも求められるわけですね。
先生
ハニワくん
- 『なるべく副交感神経の方を優位にする』ことが大事。
- ゲームやスマホやPCをいじることは交感神経の方を優位にする行動。
- 良質な睡眠を取り、ストレスをなくすことは自律神経を副交感神経優位にさせ、人を精神安定へと導き、とても大きなニキビ対策になる。
- 毎日十分に睡眠をとることで肌がスムーズに再生する。
- 『かつて自然になかった不自然なもの』は、人間の体に不自然な影響を与える。
- 『ニキビとは無縁』の人生を生きている人がいる。
- ブルーライトを浴びた直後はメラトニンの分泌が抑制される。
- メラトニンのおかげで良質な睡眠が得られる。
- メラトニンは、光を浴びてからおよそ15時間後に分泌される。
- 夜に電子機器から発せられているブルーライトを浴びてしまうと、快眠物質であるメラトニンの分泌が抑制されてしまい、睡眠の妨げとなる。
- スマホ等の電子機器に触れるのは『寝る2時間前まで』。
- 電子機器のブルーライトはメラトニンを3時間抑制する。
- 赤い光は体内時計とメラトニンの抑圧に最も影響力が小さいため、夜に浴びるライトはブルーライトではなく、レッドライトがいい。
- 『スマホ』と『テレビ』では主体的に動く『スマホ』のほうが疲れる。
- 美容と健康のためには『光の最適化』をすることも求められる。
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