シャンプーの洗い残しがニキビの原因になる?
はい。
シャンプー剤に含まれる『合成界面活性剤』が頭皮や肌にダメージを与えます。バリア機能が破壊された肌は荒れるリスクが上がります。背中や胸など、洗い残しがないようにしっかりとすすぎ洗いをしましょう。
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ニキビとお風呂や温泉についての記事は下記に書きましたが、入浴という行為をまとめるとこうなりますね。
ニキビは温泉やお風呂で治せる?入浴剤の効果や効能の効き目は? – Inquiry. |
詳しくは記事をお読みください。今回は『シャンプー』に特化して記事を書いていきます。下記の記事に書いたように、そもそもシャンプー行為自体があまり推奨されるものではありません。こと薄毛問題で言えばこういうことです。
そこに髪の毛が根を張れなくなる。
抜け毛が増える原因はシャンプー剤にあり?発展した日本にある裏事情 – Inquiry. |
シャンプーをすることで皮脂を取りすぎると、その部分をカバーしようとして、
おっ?足りなくなったかな?
ということで皮脂がたくさん出てきてしまいます。薄毛問題の場合、そこで皮脂腺が大きくなり、皮脂に栄養を持っていかれ、同時に髪の毛が根を張れなくなり、抜け毛、薄毛問題につながるわけです。記事に書いたようにこの時点で、念入りに『洗う』ことは、
といった問題を引き起こすことがわかりましたね。
あるいは皮脂が過剰に洗い落とされる。
皮脂の分泌があるとニキビの原因となります。では念のため、思春期にニキビができる原因と流れを見てみましょう。
なぜ思春期のケースを持ちだすかというと、ニキビができる原因というのは複雑であるからして、一例を出すことしかできないからです。ここではわかりやすく思春期にニキビができる原因と流れを載せました。
思春期にニキビができる原因は?なぜ10代に多いの? – Inquiry. |
しかしとにかくこのようにして、『皮脂の分泌量』はニキビに大きく影響しています。皮脂が毛穴に詰まらなければコメドはできませんからね。その大元になる皮脂の分泌をあまり煽らないようにしたいわけです。ですから例えば、下記のような高脂肪・高カロリー食品を食べると皮脂の分泌が煽られ、ニキビになるとよく言われます。
ただ、この問題は少し奥が深くて、一般的にはそういわれているし、いくつかの専門家もそう発言しているのですが、実はそれを否定する専門家もいます。
そこで私が記事でまとめたのはこういう結論です。つまり、『普段高脂肪・高カロリー食品を摂らない人』は、『高脂肪・高カロリー食品を分解するのが下手な腸内細菌』しか腸内に持っておらず、それによってその栄養素の分解がままならずに、皮脂腺からその余分な物質が分泌され、ニキビになっている、という考え方です。
これに関しては記事で確認していただくとして、とにかく皮脂の分泌量はニキビと密接に関係しているということなんですね。ですから、この高脂肪・高カロリー食品はともかく、先ほど挙げた『思春期』という時期は、ニキビができやすいことは間違いありません。
『医師によるニキビ・ニキビ跡・毛穴の開き完全治療マニュアル―ニキビは皮膚病の一種です!!』にはこうあります。
ホルモンバランスの乱れが第一の原因
思春期を迎えた10代のほとんどの人がニキビに悩みます。これは、第二次性徴期を迎えて性ホルモンのバランスが大きく乱れることが原因です。性ホルモンにはアンドロゲン(テストステロン)に代表される男性ホルモン、卵胞ホルモン(エストロゲン)や黄体ホルモン(プロゲステロン)といった女性ホルモンがありますが、第二次性徴期を迎えると男性ホルモンの分泌が盛んになります。この男性ホルモンの働きによって、皮脂を分泌する皮脂腺が増大し、また皮脂の分泌量も多くなるため、皮膚はどうしても油っぽくなってきます。
思春期は皮脂の分泌量が多くなることは間違いないのです。
思春期にニキビができる原因は?なぜ10代に多いの? – Inquiry. |
さて、ここまでですでに『念入りなシャンプー』がニキビの原因になることがわかりました。過剰に皮脂を落とすと、過剰に皮脂が出るからですね。しかし実はそれ以外にもシャンプーには問題があるのです。それが『界面活性剤』です。
ニキビを気にするならあらゆる化粧品に入っている界面活性剤に注意! – Inquiry. |
上記の記事で考えたように、あらゆるスキンケアグッズには往々にして合成界面活性剤が入っています。シャンプーやボディシャンプーや洗剤はもちろん、
ニキビに必要なスキンケア(肌断食)
そのすべてに入っています。オイルだけはあまり入っていない印象ですが、記事を読めばわかるように、有名なあの商品も、この商品も、どれにも合成界面活性剤が入っています。それは合成界面活性剤等の有害物質が入っているかどうかを調べるサイト『美肌マニア』で調べると、合成界面活性剤や防腐剤が入っているかどうかがわかります。
化粧品に含まれる合成界面活性剤というスコップで皮膚に穴を掘り、一時的にその穴に水を溜めれば、水分があるように見えます。しかし、膜を失ったその穴にある水分は、すぐに蒸発して消えます。水溜まりがすぐに蒸発するのと同じです。すると、そこにあるのは『乾燥肌』です。バリア機能を失ったその肌は、抵抗力がなくなっていてニキビや肌荒れのリスクが高くなってしまうわけです。
例えば、『落ちないメイク』などを落とすためにクレンジング剤を使っている人が見るべきなのは、以下の流れです。
クレンジング剤や洗顔料に含まれている合成界面活性剤は、肌のバリア機能を破壊します。すると先ほど言ったように、その破壊された部分に化粧水や保湿液が入り、一時的には保湿ができるのですが、バリアがないわけですから、すぐに蒸発してしまいます。するとすぐに乾燥し、逆に乾燥肌になるわけです。また、バリア機能がないため、ニキビにもなりやすくなるんですね。
ニキビの発生を抑える『美肌菌』を増やすためにやるべきことは? – Inquiry. |
『保湿とUVケアだけが美肌を作る』にはこうあります。
『使い勝手がいい』=『肌にいい』ではありません。むしろ使いやすい、使い心地がいいものは、そう思わせるために成分が操作されていることもある。このことをわすれないでください。
合成界面活性剤というのは、消費者に『成分を実感してもらう』ために使っている、『使うべきではないもの』なのです。しかし企業側は、これを使わないと人々に成分を実感してもらえません。これらの化粧水や美容液というのは、角質の奥にまで届くことはありません。ですから、合成界面活性剤を使って穴を掘れば、そこに一時的に成分が入ります。
もちろんそれは言ったように『穴を掘ってしまった(幕を破ってしまった)』のですから、まるで水たまりがすぐに蒸発するように、一時的な効果しかありませんが、企業側としてはまた商品を使ってもらい、買ってもらえば利益になるわけです。そういう計算が働いているんですね。
シャンプーでも同じことです。『シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった! (ノンフィクション単行本)』にはこうあります。
新陳代謝の衰えにより、皮膚が薄くなる
(省略)では、シャンプーをしすぎると、頭皮が薄くなるのはなぜか。ほとんどのシャンプーは、強力な洗浄効果を持つ界面活性剤でできています。これによって頭皮のバリアをこわして、頭皮に新陳代謝を衰えさせるためです。頭皮も含め、皮膚の表面には外部からの異物の侵入を食い止め、皮膚内部の水分の蒸発を防ぐ『バリア機能』があります。バリア機能を構成しているのは、アミノ酸を主成分とした水溶性の天然保湿因子を含む、死んだ角質細胞と、その細胞同士を接着させている、セラミドが主成分の脂溶性の細胞間脂質で、このふたつが交互に積み重ねられてレンガとモルタルでできた壁のように、強固なバリアを形作っています。
この強固なバリアを壊滅的に破壊するのが、シャンプーに大量に含まれている界面活性剤です。シャンプーに含まれている界面活性剤は、バリア機能を形成している角質細胞内の天然保湿因子と油溶性の細胞間脂質のどちらも溶かして、バリアを破壊します。バリア機能が失われれば、保湿できなくなるので、水分がどんどん蒸発していって、頭皮は乾燥し、干からび、細胞の再生ができなくなります。
全く同じことが書いてありますね。
セラミドやフィラグリンなどの脂質で構成されている。多くの水分を引き寄せて離さない性質があるため、『保水能力』に非常に優れている。
角質細胞間脂質と同様に、水と結合する性質があり、保水能力に優れている。水分を角質層に補給し、肌にツヤと潤いを与える。
『10万円のクリームより効く「何もつけない」美肌ケア』という本の著者は、この二つの物質こそが10万円のクリームよりも効く『最強の保湿クリーム』だといいます。
つまりこういうことです。
『合成界面活性剤入りのシャンプーで、念入りに髪を洗う』という行為によって、
結果を招いてしまい、それによってニキビを発生させるリスクを引き上げてしまうということなんですね。
またそのシャンプーの洗い残しは頭皮だけじゃなく、背中や胸など、体の至る所に垂れ下がってきますから、それらの部位にも合成界面活性剤の弊害によって、ニキビができる可能性があります。ですから、シャンプーを使用する際も先ほど挙げたあらゆるスキンケアグッズと同じように、基本は、
の2択から最善の選択肢を選ぶ必要があります。
あるいは、『シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった! (ノンフィクション単行本)』にはこうあります。
シャンプーが恋しいなら、『純せっけん+クエン酸』
水洗髪に切り替えたばかりの頃は、まだシャンプーを使いたくなる日もあるでしょう。そのようなときにはできれば、シャンプーではなく、純せっけんの使用をおすすめします。シャンプーなどの合成洗剤が科学的に合成された界面活性剤なのに対して、純せっけんはオリーブ油やヤシ油、パーム油などの植物性の油や、牛脂などの動物の脂をベースに苛性ソーダなどを加えることで、界面活性作用を持たせたものです。自然界にある原料からつくられている点が、合成洗剤のシャンプーとは決定的に異なります。
シャンプーが恋しいなら、『純せっけん+クエン酸』を使った方がいいという事実もあります。純せっけんはオリーブ油やヤシ油、パーム油などの植物性の油や、牛脂などの動物の脂をベースに苛性ソーダなどを加えることで、界面活性作用を持たせたものです。
界面活性作用とは、『水と油を引き剥がす』為に必要な洗浄作用ですから、それ自体はこと『洗浄』という目的を果たすのに役立ち、だからこそシャンプー剤に含まれるわけですが、その『洗浄』にあまり重きを置きすぎると、頭皮や髪の毛にとって害をもたらす、ということなのです。
どうしてもシャンプー剤が使いたいという人は、市販の安いものではなく、3,000円以上する高いものを買い、それを本当に少量だけ使い、きちんと洗い流すようにしましょう。市販の安いものはどうしても大量生産と長期保存を計算していて、保存料等、余計なものがたくさん入っています。
それに、どうしても使いたいならなるべく成分がいいものを使った方がいいですね。どのみち使う量はほんの数滴ですから、料金を計算してもひと月数百円で済むでしょう。つまり、その一本を数か月で使い切るのです。そうすれば、
とわけです。つまり、この問題を解決するためには、
といういずれかの選択肢を選べばいいということになります。ちなみに、先ほどの合成界面活性剤等の有害物質が入っているかどうかを調べるサイト『美肌マニア』で調べると、以下のようなシャンプーが出てきます。
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これらの商品には合成界面活性剤が入っていませんね。こういう商品もあるのです。特に『アムリターラ』はいいですね。合成界面活性剤が入っていないアイテムを探そうとすると、大体このブランドの商品が出てきます。もし、ニキビが出来やすいという人がいる場合は、こうしたシャンプー剤の最適化も検討してみましょう。