リンゴは口臭に効く?
はい。
リンゴと言えばワキガに効くので有名な果物ですが、リンゴに含まれる、
が口臭対策になります。
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リンゴというのは下記の記事にも書いたように、健康にはとてもいい果物です。ペクチンが便秘の改善とデトックスに有効で、アントシアニンとポリフェノールが身体を酸化から守り、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸などの有機酸が、貧血の予防をしてくれます。それが育毛にもいくらかの効果があります。
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しかし、どちらかというと体臭の中では口臭よりは『ワキガ』に効くのがこのリンゴです。それは、体内にある『アポタンパク』という物質が関係していて、それを抑えればワキガ臭が防ぐことができるという研究結果が出たからですね。更にリンゴの繊維は、動脈硬化を改善させて加齢臭の予防にも効果的です。リンゴがワキガや加齢臭といった体臭対策になるという事実が判明したんですね。
しかし、こと『口臭』ということで言うと、わざわざこれを取り上げて紹介している専門書はありません。したがって、どちらかというとワキガや加齢臭に効くのであり、口臭にはずば抜けて効果があるというわけではないように見えます。逆に言うと、このアポタンパクに作用できるのは今のところこのリンゴだけですから、ワキガの人にとってはうれしい話ですね。
ただ、ペクチンの『便秘の解消』ですが、これは口臭に関係があります。便秘になると腸内腐敗が起き、悪玉菌が増え、体臭の原因となります。もちろん口臭の原因ともなります。
たまたま『ペプシン』という似たような名前の分解酵素の話が出てきましたが、リンゴに含まれる『ぺプチン』はこのような便秘が原因での体臭を予防してくれると言えます。悪玉菌にも一応の役目があり、善玉菌にできない分解をしてくれます。しかし、それと引き換えにニオイ物質を引き起こしてしまうことが玉に瑕なわけです。
ですから、リンゴに含まれるぺプチン、あるいはクエン酸等の整腸効果、便秘解消効果は、口臭対策として有効だと言えます。
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更に、『腸内革命―スッキリ!腸のよごれをきれいにする本』にはこうあります。
リンゴに含まれているペクチンという多糖類が腸内の水分を吸収して、下痢を止めてくれるのです。(中略)下痢と便秘では全く正反対ですが、リンゴに含まれているセルロースやリグニンといった不溶性食物繊維が水分を取り込んで便の量を増し、便通を助けてくれるのです。毎日二個ずつリンゴを食べていれば、かなり頑固な便秘も撃退してくれるはずです。
リンゴに含まれる食物繊維はペクチンだけではないのです。
リンゴに含まれる食物繊維
不溶性食物繊維 | セルロース、リグニン |
---|---|
水溶性食物繊維 | ペクチン |
これらの豊富な食物繊維の力で、かなり頑固な便秘対策もできるわけですね。
またクエン酸ですが、『体臭をなくす。ホントなの↑ウソなの↓』にはこうあります。
お茶、梅干しは体臭、口臭を防ぐ。
(省略)口臭予防の決定版は梅干しだ。唾液を分泌するのは梅干しに勝るものはない。また、梅干しに含まれるクエン酸が口の中を見事に殺菌する。
つまり、クエン酸は唾液を分泌させ、口臭対策になります。更に、疲労回復効果があるわけです。疲れがたまると人の自律神経は乱れます。
ですから、交感神経の方が優位になってしまいます。水分や唾液がなくなったり、交感神経が優位になるとネバネバ唾液になり、酸素を嫌う嫌気性菌(悪玉菌)が増えて、それがニオイを発生させるのです。
自律神経や環境によって口の中に起きる変化
繁殖する菌 | 分泌される唾液 | ニオイ | |
---|---|---|---|
交感神経優位 | 悪玉菌。酸素を嫌う嫌気性菌 | ネバネバ唾液(粘液性唾液) | する |
副交感神経優位 | 善玉菌。好気性菌脂臭 | サラサラ唾液(漿液性唾液) | しない |
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口臭対策になるのは、
です。したがって、リンゴに含まれる、
といった栄養素は、口臭対策になると言えます。
まず、アントシアニンとポリフェノールは抗酸化物質です。この抗酸化作用があると、体内の活性酸素を除去することができます。先ほど、『活性酸素を増やし、過酸化脂質が増えると、胃腸の調子が悪くなり、便秘になったりもする』とありましたが、その動きを抑えることができるわけです。
リンゴの皮の赤い色素は『アントシアニン』というポリフェノールの一種で、抗酸化作用が豊富です。また、青りんごは『クロロフィル』、果肉は『フラボノイド』と、これらは全て抗酸化作用が豊富の栄養素なので、抗酸化ということでは、リンゴは有能だと言えます。
特に皮にあるアントシアニンを摂り入れたいですから、皮ごと食べたいですね。それによって抗酸化作用を得ることができれば、口臭以外の様々な美容・健康問題も同時に解決することができます。皮には農薬やワックスがついているときがありますが、そういうときは、
で洗うといいでしょう。
またあるいは以下のような商品を使ってもいいですね。
【ベジセーフ洗い方】りんご編
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クエン酸は疲労回復には有名です。『なぜあなたの疲れはとれないのか?――最新の疲労医学でわかるすっきり習慣36』にはこうあります。
私たちは一般に疲労回復にいいといわれていた成分、たとえばタウリン、カフェイン、ビタミンC、カルニチンなど合計23種類を調べました。その結果、明確に疲労及び疲労感の両方に効果があると言える物質が4つ見つかりました。クエン酸、コエンザイムQ10、リンゴポリフェノール、そしてイミダペプチドです。
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等の様々な『有効と言われる成分』を調べたところ、有効だと判断されたのが、
の4つでした。クエン酸というのは選ばれた疲労回復成分なのです。しかもここに『リンゴポリフェノール』と出てきましたね。リンゴはこの2つの栄養素が入っていることから、疲労回復に役立つ優秀な果物だと言えるのです。
また、『これは効く! 食べて治す 最新栄養成分事典』にはこうあります。
リンゴ酸
りんごの酸味の成分です。リンゴ酸は、クエン酸サイクルの働きを活発にします。いんげんの体は、酸性物質がたまり、血液が酸性に傾くと疲れてくるのですが、クエン酸サイクルはそれを阻止します。リンゴ酸はこの働きを活発にしますので、疲労回復の効果だいです。酸性化した体をアルカリ性に変え、自然治癒力を高めます。
クエン酸だけではなくこのリンゴ酸にも同じような効果を期待できるわけですね。
更に本にはこうあります。
酒石酸
レモンや梅干し、ぶどう、リンゴなどの果実に含まれている果実酸の一種です。クエン酸やリンゴ酸同様、クエン酸サイクルの働きで酸性物質の分解を促進し、疲労を回復させます。体を弱アルカリ性に保ち、免疫力を強化します。ミネラルの吸収を助ける果実酸のキレート作用(ミネラルを体内に吸収しやすい形に変える作用)が、活性酸素の発生を抑えるという報告もあります。
更に、酒石酸にもクエン酸と同じような効果を期待できるわけです。これは相当な疲労回復効果が期待できますね。自律神経が乱れ、ネバネバ唾液になり、それが原因での口臭になります。リンゴを食べるのは口臭対策になると言えるでしょう。しかもこれら有機酸は活性酸素も抑えますからとても優秀ですね。
『食事のせいで、死なないために[食材別編]―スーパーフードと最新科学であなたを守る、最強の栄養学』にはこうあります。
1日1個のリンゴ
『健康的な食生活をしたくても、時間がない』という人は、リンゴを知らないのだー手軽に栄養を摂れる便利な食べ物なのに!
(中略)木からもぎたてのリンゴの味を知らないのは、本当にもったいないことだと思う。たとえそれは無理でも、ファーマーズマーケットに行けば新鮮な美味しいリンゴが手に入るだろう。我が家では、リンゴを買う時は10キロ以上まとめ買いをする。
食事のせいで、死なないために[食材別編]―スーパーフードと最新科学であなたを守る、最強の栄養学
リンゴというのは口臭対策の果物として特に取り上げられているわけではありませんが、手軽に栄養を摂れて、かつ実際にはしっかりと口臭対策ができるため、積極的に食べていきたい果物であることは間違いありません。
また、乳酸菌を豊富に含んだヨーグルトを食べれば、腸内の乳酸菌の一種であるビフィズス菌にたくさんのエサを与えられます。それによって腸内フローラは善玉菌優勢になり、悪玉菌が原因の肌荒れや便秘、体臭等の問題を解決してくれます。リンゴとヨーグルトの相性は抜群ですから、下記のようなメニューがおすすめですね。
ホットヨーグルト(はちみつりんご) |明治ブルガリアヨーグルト公式ヨーグルトレシピ
しかもはちみつも入っていますから。『はちみつ』も善玉菌に有効な食材です。これらを摂ると腸内で善玉菌が優勢になり、腸内フローラの環境がよくなり、悪玉菌が原因の口臭を抑えることに繋がるわけです。
はちみつ(マヌカハニー)がなぜ口臭対策になるのか – Inquiry. |
しかもホットというところがいいですね。『からだの毒をきれいに出す 食べ物百貨』にはこうあります。
ヨーグルト
(省略)日本ではヨーグルトは、つくってから時間がたったものを冷蔵庫で保管し、冷たいまま食べますね。ねっとりと重い質感で、作り置かれているのでタマスの質が強いのです。からだによいと思われていますが、消化されにくく、体を冷やすもとになってしまっています。
ヨーグルトで腸内フローラを善玉菌優勢にしてニキビを改善しよう! – Inquiry. |
不活発性。こころの状態は無気力で無関心。休養、安定、鈍さ、不活発などにつながる。食事では、重い味、風味のないもの(つくってから時間がたったもの)。
これはアーユルヴェーダの考え方ですね。とにかく、作り置きされたものはあまり体によくないということです。先ほども違う本で『ホットヨーグルト』というキーワードが出てきましたが、温かい食物を摂るということは、体にいい影響を与えます。
この記事には、『冷えると血液が汚れる』とありますが、冷えもニキビの原因となります。『美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール (PHPビジュアル実用BOOKS)』にはこうあります。
また、運動不足や喫煙によって血の流れが滞ると『瘀血(オケツ)』が起こります。瘀血はいわば血行不良です。肌にはニキビや湿疹、シミなどができやすくなります。
美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール (PHPビジュアル実用BOOKS)
この『瘀血』というのは東洋医学の考え方で、簡単に言えば『血の流れが滞る』状態です。身体が冷え、血流が滞ると、血が汚れます。すると、それだけでニキビや肩凝り、クマ、シミなどの様々な問題が起きるのです。更に、『歯周病を自分で治す本 (ビタミン文庫)』にはこうあります。
歯周病は漢方で言う瘀血の状態
(省略)細菌が歯周組織に感染して炎症が生じると、その部分では血液の流れが障害を受けて、血液の成分が外へ出ます。すると、歯肉の毛細血管が広がって、そこへ血管が流れ込み、充血が起こります。さらに、血管の壁をつくっている細胞が傷つくと、血管が物質を通過させやすい性質に変化します。つまり、血管の透過性が高まります。
血液中の成分が血管の外へ出るとそれまでサラサラしていた血液がネバネバした粘り気の強い血液に変わります。その結果、血液の流れは遅くなり、ひどい場合には血液の流れが止まってしまいます。この状態は、まさに漢方でいうところの瘀血です。
つまりこういうことですね。
つまり、歯周病とこの瘀血は非常に密接な関係性にあります。歯周病になると口臭が出てしまいます。歯周病になる流れを見てみましょう。
したがって、交感神経が優位になり、体が冷えるということは、口臭につながっているわけです。インド・アーユルヴェーダの『タマス』、東洋医学の『瘀血』、様々な面からみても冷えたヨーグルトを食べるのは推奨されないようです。ですから、『ラッシー』というヨーグルトドリンクにするのがおすすめだと言います。
そんな中、この『はちみつホットヨーグルト』はすべてのバランスが整っていますね。腸内環境を整え、体も温め、美容と健康に有効に働きます。動画ではリンゴの皮もちゃんと使っていますから、考えられているようですね。
ストレスや自律神経の乱れ、そして冷えも口臭の原因だった! – Inquiry. |
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