『水』と口臭の関係は?
水分不足は口臭の原因となります。
それによって唾液の分泌量が減ると、粘液性の強いドロッとした唾液、つまり『ネバネバ唾液』になり、その環境を好む嫌気性菌(ニオイを出す悪玉)が繁殖し、口臭の原因となります。また、水にはカフェインが含まれていないので、水分補給にはうってつけです。カフェインは利尿作用があり水分不足に陥ります。また、それらがストレスとなり、交感神経を優位にして口臭の原因となります。
ただ、水は飲みすぎると低ナトリウム血症(水中毒)となって最悪の場合は死に至るので、一日5リットルは超えないようにしましょう。
先生
ハニワくん
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水分と口臭の関係
口臭対策として水はとても重要です。水分がなくなれば唾液が作られず、口の中はネバネバになり、それが原因で口臭を発生させてしまいます。
水分や唾液がなくなったり、交感神経が優位になるとネバネバ唾液になり、酸素を嫌う嫌気性菌(悪玉菌)が増えて、それがニオイを発生させるのです。
自律神経や環境によって口の中に起きる変化
繁殖する菌 | 分泌される唾液 | ニオイ | |
---|---|---|---|
交感神経優位 | 悪玉菌。酸素を嫌う嫌気性菌 | ネバネバ唾液(粘液性唾液) | する |
副交感神経優位 | 善玉菌。好気性菌脂臭 | サラサラ唾液(漿液性唾液) | しない |
『口臭の95%は思いすごし』にはこうあります。
水をあまり飲まない-口臭を発生させる10大ストレスその8
究極のトコロ、『口臭治療は水治療』とさえいわれます。成人においては体を構成する60%以上が『水』といわれますが、それほど人間の体は『水』に依存しているのです。『水』は唾液に直結しています。あくまでも『水分』ではなくて『水』です。よくこのところを勘違いされる方がいるので注意が必要です。
水には基本的に化学物質が含まれていません。(中略)化学物質が入っていないということは水分のろ過装置である腎臓を水は素通りできるということです。また利尿作用などの余計な作用もありませんから唾液になることを邪魔するものが何もありません。適度におしっこに、適度に唾液に、というわけです。
つまり、水を適切に飲むことできれいな唾液が出て、それが口臭を抑えてくれるわけです。しかもお茶やコーヒー等と違って利尿作用がないので、
- 利尿作用によるストレス
- 便排出による水分不足
に陥ることがありません。この2つに陥ると、今挙げたように唾液はネバネバになり、酸素を嫌う嫌気性菌、つまり『ニオイを出す細菌』が繁殖してしまうことにより、口臭が発生してしまうのです。
それらに含まれる利尿作用は口臭の原因となります。しかし、水にはその利尿作用がありません。そういう面からも、水というものはとても優秀な水分だと言えます。
覚えておこう!口臭のカギは水にあり!
1.細菌は唾液で抑える。
そのための水。
2.口の中に刺激を与えない。
歯磨き粉やマウスウォッシュの間違った使い方等。
3.お茶、コーヒー、砂糖入りガムは逆効果!
舌が渇くから。
参照『口臭の95%は思いすごし』
先生
ハニワくん
お茶、コーヒー、アルコール、ジュースはNG?
また上に『砂糖入りガム』と出てきましたが、実はお茶やコーヒーやアルコール以外にも、ジュースも口臭の原因となる飲み物に挙げられます。『口臭の95%は思いすごし』にはこうあります。
ジュースや炭酸飲料を飲むと体は
(省略)ジュースを飲むほど口が渇くのでもっとほしくなり、それでもなかなかのどの渇きが癒えないのは、大量の砂糖を分解するのに大量の水が必要なためなのです。
つまりこういうことです。
したがって、口臭対策として飲み物を厳選するなら、
- カフェインレスの飲み物
- ノンシュガーの飲み物
- ノンアルコールの飲み物
ということになります。そしてその中でも『水』は水分補給にはうってつけの水分です。先ほどもあったように水には化学物質が含まれていないので、水分のろ過装置である腎臓を素通りできるわけです。ろ過する必要がないから内臓にも何のダメージも与えず、体は健康になるばかりなのです。
先生
ハニワくん
水分と口臭の関係
お酒と病気と口臭の関係
お酒の記事にも書きましたが、例えば、『お酒の飲み過ぎが原因となる身体の病気』には、以下のようなものが挙げられます。
消化器の病気
- 脂肪肝
- アルコール性肝炎
- アルコール肝線維症
- 肝硬変
- 膵炎
- 胃食道逆流症
- マロリーワイス症候群
- 急性胃粘膜病変
- 門脈圧亢進性胃炎
- 下痢
- 栄養などの吸収障害
- 痔核
循環器の病気
- 心筋梗塞
- 心不全
- 高血圧
- 脳梗塞、脳出血
- 不整脈
- 末梢血管障害
生活習慣病
- メタボリックシンドローム(高血圧、脂質異常症、高血糖)
- 糖尿病
- 痛風
神経・筋肉系の病気
- アルコール性末梢神経障害
- ウェルニッケ脳症
- 眼振
- 失調性歩行
- アルコール性小脳失調症
口臭というのは、下記の表にあるように様々な原因と種類があります。
様々な口臭の原因とニオイの種類
歯周病・虫歯 | イオウのニオイ |
---|---|
胃腸病 | 卵の腐ったニオイ |
肝臓病 | ネズミ臭(濡れ雑巾とニンニクが混ざったようなニオイ) |
糖尿病 | 甘い、甘酸っぱいニオイ(ケトン体) |
腎臓病 | アンモニアのニオイ |
呼吸器系疾患 | 生臭い、肉の腐ったニオイ |
心臓病 | 生臭い、肉の腐ったニオイ |
唾液の減少 | 雑巾や布巾のような生乾きのようなニオイ |
つまり、飲酒を日常的に行うということは、一時的な『酒臭さ』という口臭を出すリスクと、病気に罹患してそれが原因での口臭を発生させるリスクを増やす行為にほかなりません。特にアルコールと言えばやはり肝臓ですね。『史上最強カラー図解 プロが教える人体のすべてがわかる本』にはこうあります。
アルコールの分解
胃や腸で吸収されたアルコールは、肝臓に集まります。肝臓に集まったアルコールは、まずアルコール分解酵素によってアセトアルデヒドに分解され、さらにアセトアルデヒド脱水素酵素で酢酸に分解されます。酢酸は、血液によって心臓に移動し、筋肉などでさらに分解され、最終的に二酸化炭素と水になった体外に排出されます。
しかし、摂取したアルコールの量が多かったり、分解するスピード以上の速さで飲酒したりすると、肝臓がアルコールを処理しきれず、アルコールが血液中に残ってしまいます。これが全身に回り『酔い』を引き起こすのです。
つまり、肝臓はアルコールの解毒処理工場です。先ほど『ろ過』というキーワードが出てきましたが、まさに肝臓はアルコールをろ過し、水と二酸化炭素に変えて対外に排出するわけですね。
そしてこの『ろ過』は、負担がかかります。ですから、あまり過度なアルコールを体内に入れてしまうと、肝臓に負担がかかり、様々な病気にかかってしまうわけです。それが先ほど挙げたような病気ですね。肝臓だけではなく、結果的にはあれだけの病気とつながっているのです。
先生
ハニワくん
- 水分がなくなれば唾液が作られず、口の中はネバネバになり、それが原因で口臭を発生させてしまう。
- 利尿作用は口臭の原因だから、『水分』ではなくて『水』。
- お茶、コーヒー、アルコール、ジュースは砂糖を分解するために水が必要か、あるいは利尿作用があってNG。
- 飲酒を日常的に行うということは、一時的な『酒臭さ』という口臭を出すリスクと、病気に罹患してそれが原因での口臭を発生させるリスクを増やす。
水分を摂らなければ汗が出ずに済む?
しかし『水』は違います。水を飲んでもこういった病気にはならないのです。飲みすぎた量は尿になって外に出ますから、それを気にする必要もありません。ですからワキガ体質の人は、『水分を摂らなければ汗が出ずに済む』と考えるかもしれませんが、それは間違った考え方ということになります。
『ワキ汗ワキ臭30分解消法』にはこうあります。
汗っかきなので、なるべく水分を摂らないほうがいいですか?
Q.そんなことはありません。水分補給は大切です。
汗をかきたくないからといって水分を控える人がいますが、これは間違いです。汗は体温調節などで身体に必要だからかくのです。汗をかく必要がなければ余分な水分は尿として出てきます。冬場に小用の回数が多くなるのもそのためです。
夏場に汗を気にして水分を控えると、夏バテや熱中症の原因にもなりかねないので、上手な水分補給を心がけてください。
汗は体温調節のために、必要だからかき、もし必要ない水分だと判断した場合、汗ではなく尿として出るので、汗を気にして水分をとらないのは危険だということですね。
先生
ハニワくん
- 汗をかく必要がなければ余分な水分は尿として出ていくため、水分は十分にとるべき。
デトックスできるのは水だけ
またアルコールもそうですが、それらの有害物質をため込んでおくと、
- インドール
- スカトール
- アンモニア
等のニオイ物質も溜まりますから、それが体臭の原因となります。有害物質や体内毒素を便からデトックス(排出)すれば、汗から出るニオイ物質も減少します。もちろん口臭もです。ちなみに体内毒素は、
- 便=75%
- 尿=20%
- 汗=3%
- 爪=1%
- 髪=1%
の割合で体外に排出されるので、ほとんどが大便と小便から出るんですね。よく、『岩盤浴でデトックス』と言いますが、実際には汗を出してデトックスできる量はとても少なく、便さえスムーズに出ていればそれで95%の解毒は完了するのです。
便秘と口臭
ですから便秘になると腸内腐敗が起き、悪玉菌が増え、体臭の原因となります。もちろん口臭の原因ともなります。
悪玉菌にも一応の役目があり、善玉菌にできない分解をしてくれます。しかし、それと引き換えにニオイ物質を引き起こしてしまうことが玉に瑕なわけです。
デトックスできるのは水だけ
悪玉菌と口臭
有害物質のデトックス(解毒)のためにも、水は飲んだ方がいいのです。『最後に読む育毛の本』にはこうあります。
- 朝食は抜く(水は午前中に500mlは飲む)
どうしても食べたい場合はバナナ、ゆで卵。
- 昼食、夕食時にはたんぱく質を多くとる(糖質はご飯からの摂取で十分)
- 一日をとおして水は最低1.5~2リットル飲む(浄化のため)
※水以外では体の浄化ができません。
※水以外の清涼飲料水は飲まない(お茶、砂糖なしコーヒー、紅茶はOK。ただし水の代わりとしてはカウントしません)
自分の身体から有害物質をデトックスする際、飲むべきなのは水です。お茶等を飲んでもいいのですが、水の代わりにはなりません。
- 水
- 白湯
- ミネラルウォーター
- お茶
- 紅茶
- コーヒー
- 清涼飲料水
- etc
つまり水は、『口臭の原因となる有害物質の解毒』のためにも十分な量を摂ることが求められるわけですね。
先生
ハニワくん
- 有害物質をため込んでおくとニオイ物質が溜まり、それが体臭・口臭の原因となる。
- 便秘も口臭の原因。
- 『口臭の原因となる有害物質の解毒』のためにも十分な量の水を摂ることが求められる。
水は飲みすぎると死ぬ?
ただし、こんな万能で優秀な水でも、やはり過剰摂取はNGなのです。『科学でわかった正しい健康法』にはこうあります。
飲みすぎると死ぬなんて知ってましたか? 水
(省略)水の飲みすぎが体に悪いとは、いったいどんなメカニズムが作用しているのだろう?平均的な腎臓は1日に20リットルの水を排出することができる。ところが、あまりにも速いスピードで大量の水を飲みすぎると、腎臓の働いが追い付かず、低ナトリウム血症を起こす。ナトリウムは生命維持に欠かせない電解質であり、低ナトリウム血症とは血液中のナトリウム濃度が異常に低下した状態を指す。
腎臓から排出されなくなった水は、ついに脳細胞に到達する。すると脳細部は水を含んで膨れ上がる。膨らんだ脳細胞は頭がい骨にぶつかり、そのまま浮腫が進むと、頭痛、めまい、湿疹、発作、脳卒中など神経学的な症状が起こり得る。
このメカニズムが思いもよらないときに作用する場合がある。あなたがもっとも水を必要だと感じているときに、低ナトリウム血症で死亡する確率が高くなるのだ。
確かに水を飲むことはニキビにとっても有効な行動の一つです。しかし、やはり何事にも適度・適量があるということですね。一日に2リットル、多くても4リットルくらいに留めておくことが大事ですね。
私も、いくらお酒や薬などを水で代謝しなければならないような、そういうぐびぐび飲める場面であっても、2リットル以上の水はなかなか飲めません。普段の食事からも水分は摂れますから、意識して水だけを飲むとなると、やはり2リットルくらいに抑えておくのが目安となるでしょう。
先生
ハニワくん
- 水を飲みすぎるとナトリウム血症(水中毒)で死亡することもある。
薬を飲むとドライマウスになる?
そして今『お酒や薬などを水で代謝』と言いましたが、薬を飲んでも体内の水分が不足します。ドライマウスの原因には『加齢に伴う服用薬の増加』があるのですが、薬を服用するだけでドライマウスの原因になるのです。
- 薬のによるドライマウスはドライマウスの原因のなかで最も多い
- 市販薬の8割はドライマウスを引き起こす
- ドライマウスを引き起こす薬の多くは『抗コリン作用』を有している
このあたりが薬におけるドライマウスのキーワードです。
副交感神経を亢進させるアセチルコリンの作用を抑えることで、消化管の運動亢進に伴う痛みや痙攣、下痢などを抑える。
つまり抗コリン薬は唾液だけじゃなく、汗や涙などの分泌も抑えてしまうわけですね。ドライマウスになると口臭が出ますから、薬を飲む際にも注意が必要なのです。その抗コリン薬は以下の記事で一例を挙げていますので、併せてご確認ください。
ただ、水は先ほどから挙げているように、
- 砂糖
- アルコール
- 薬物
等を含めた様々な有害物質の解毒に大いに役立ちます。ですから、これらを過剰摂取してしまったときは、大量の水(2リットル以下)を飲むことによってその解毒処理の補助ができ、体調が戻る時間が早くなります。お酒を飲んで酩酊した人に水を飲ませてあげるのは、実に理にかなった行為だということですね。
先生
ハニワくん
- 薬を飲むとドライマウスになりやすくなり、口臭の原因となる。
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