自己破産をする人の特徴ってある?
一言で言うと、考え方が甘い人が自己破産をする傾向にあります。
先生
ハニワくん
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『お金を軽んじている人』
借金に陥りやすい人の10の特徴とその改善策を考察する
には借金に陥りやすい人の特徴を挙げましたから、まずはここに書いてあるような特徴の人達は、その予備軍です。
1:現在財布にいくら入っているかわからない
2:いわゆる『ブタ財布』状態になっている
3:領収書を貰う習慣がない
4:家計簿をつけていない
5:刹那的、あるいは衝動的である
6:見栄っ張りである
7:クレジットカードをたくさん持っている
8:管理されることに慣れてしまっている
9:根が真面目すぎる
10:借金に対しての知識がない
この要素は、そのまま自己破産に陥りやすい人の条件として当てはまるでしょう。更に考えられるキーワードは、
- お金に無頓着
- ケーブルテレビに加入している
- ルーズな人
- 計画性のない人
- 不要なものにお金が引き落とされている
- ATMの時間外手数料に無頓着
本やネットから集める情報によると、このキーワードに該当する人も危険だと言います。これらは全て、上に挙げた、
1:現在財布にいくら入っているかわからない
2:いわゆる『ブタ財布』状態になっている
3:領収書を貰う習慣がない
4:家計簿をつけていない
と根幹が同じです。結局これらを一つにまとめると、『お金を軽んじている人』ということになるでしょう。
『海賊と呼ばれた男』のモデルにもなった、出光グループ創始者、出光佐三は言いました。
お金を軽んじてしまっている人、あるいは、必要以上に重きを置いて、拝金的になっている人は、それは結局『お金に支配される結果』を招くことにつながります。
『考え方が甘い』
更に考えられるキーワードは、
- 持ち物をきちんと把握してない
- 計画性のない人
- 必要以上に複数の生命保険に加入している
- ルーズな人
- 優しくて断れない人
- 忍耐力のある人
この辺りのキーワードも関係してきます。それは結局、
4:家計簿をつけていない
5:刹那的、あるいは衝動的である
7:クレジットカードをたくさん持っている
9:根が真面目すぎる
この辺りの問題と根幹が同じです。結局これらを一つにまとめると、『考え方が甘い』ということになるでしょう。
私の恩師は言いました。
厳しくなければ生きていけない。でも、優しくなければ生きる資格はない。
この様な人は、『後者』、つまり『優しい人』にだけ徹し、結局『易しい人』に成り下がってしまっている可能性があります。この様な人に求められることは『厳しさ』です。厳しくなければ生きていけないのがこの世の中というものです。
お金に関しても、健康に関しても、全ては自己管理が求められるのが人間の大人というものです。それに対する意識が『甘い』と言わざるを得ないでしょう。
『忍耐力がある』、『真面目』、『優しくて断れない』という人も、結局は考え方が甘いと言えるでしょう。うつ病になりやすい人の特徴は、『根が真面目で、完璧主義で、几帳面』と言われていますが、私はうつ病のページで再三再四、こう書いています。
本当に真面目で完璧主義なら、うつ病にはならない。
つまり、休息をしっかりと取る。そして、うつになる前に対処をする。人間は元々完璧には絶対になれません。『完璧になれないことを知っている人間』こそが、完璧な人間だと言えるのです。
うつ病の本で勉強していると、私と同意見を持っている専門家がいました。そこにはこう書いてありました。
真剣じゃないから、休まないんだ。
イングランドの詩人、ジョージ・ハーバートは言いました。
自分に休みを与え、栄養を与えることは、人間として当たり前のこと。それらの事実をないがしろにして、抱えるほどの仕事に勤しみ、全ての人間関係でいい顔をし、様々な責任を負う自分が『完璧』だと思っているのであれば、それは『考え方が甘い』。まだまだ伸びしろがあります。
『忍耐力がある』、『真面目』、『優しくて断れない』という人は、一見するとそれが『性格』であり『個性』であり、そこで完成しているような印象がありますが、それはそう感じるだけで、実際にそれでうつ病や自己破産に陥ってしまうのであれば、断じてそれは『完成』していません。
自己啓発により、人格の向上をすることが、根本解決になるでしょう。
『認知が歪んでいる』
更に考えられるキーワードは、
- コミュニケーション能力が低い人
- 何でも他人のせいにする人
- プライドが高すぎる人
- 生活レベルを落とせない人
- ギャンブル依存症
これは、
5:刹那的、あるいは衝動的である
6:見栄っ張りである
この辺りの問題と根幹が同じでしょう。また、前述した人格的な問題も関係しています。この根幹を解決するためには、やはり自己啓発が必要です。うつ病の治療では、それを『認知行動療法』と言います。
これは、簡単に言うと『考え方を正しいものに変える』という治療法です。薬物治療と違って薬などを一切必要としません。ただ、考え方を変えるだけです。
『認知の歪み』と言って、それらが積み重なり、あるいは増幅すると、人間の行動は間違った方向に進みます。だからこそ『歪み』としているわけです。
それを、認知行動療法によって正しい考え方に改善する。それだけで、薬物治療のみに頼った場合と比べて、1年後に無症状だった人のかずが、およそ2倍だったと2017年に発表されました。それだけ認知行動療法は大きな効果を発揮するということですね。
考えるべきことはたくさんあります。そのうち、下記にリンクした記事を見てみましょう。この記事は、とてつもない英知が集約されています。私が書いたものですが、『人類の永遠の財産』だと断言していいでしょう。
私への信用が無い場合は、関係している本、偉人の名前を見てみましょう。そうすればその意味を理解するはずです。
厳しい言い方をするかもしれないけど、それが現実なんだ!実際に気を付けている人は、それを直視しているよ!例えば『部屋を汚せば虫が湧く』という事実を直視して、部屋をいつも清潔に保つ努力をするんだ!
さて、こうしてまとめて考えてみると、
お金に困ってしまう人
借金に陥りやすい人
自己破産に陥りやすい人
とは、
- 『お金を軽んじている人』
- 『考え方が甘い人』
- 『認知が歪んでいる人』
の3つにまとめることができるでしょう。というか結局は『お金を軽んじる発想』も『認知が歪んでいる』も『考え方が甘い』わけですから、
『考え方が甘い』
のたった一点に絞れるかもしれません。何しろ、クレジットカードをたくさん持っていて、ブタ財布になっていて、家計簿をつけておらず、領収書を貰う習慣がない人の中にも、お金持ちはたくさんいるからです。
私の知り合いにも36歳で自己破産をした人がいましたが、彼を見ていても『考え方が甘い人』という結論は、ピタリくるものがあります。彼に問題があるとしたら一言で、『人格、考え方』でした。その間違った考え方が積み重なり、最終的に自己破産をするに至った。私は近くで見ていて、率直にそう感じました。
私は無宗教ですが、ブッダはこう言っています。
木をノコギリで切り倒しても、その根っこが強力なら再びニョキニョキ生えてくる。それに似て、君の心に巣食った欠乏感があまりに強力な呪いであるがゆえ、一時的に落ち着いても根は生きているから、すぐにまたニョキニョキと伸び、苦しくなり、『足りなく』なる。
『木(枝)』の話はいろいろとありますが、最も重要なのは『根っこ』です。その根っこたる『人格、考え方』が改善されない限りは、文字通りこの話の『根幹』は見えてこないかもしれません。