銀行と消費者金融では、借金の金利は違うの?
違います。
銀行の方が金利が低い代わりに、審査が厳しくなっています。
先生
ハニワくん
Contents|目次
高金利のところで借金はしてはいけない
借金はしないに越したことはありませんが、どうしても借金をする必要がある状況に追いつめられてしまう場合もあります。しかしそんな時でも、どこに借金をするのかが非常に重要です。そしてその選ぶポイントとして、金利で選ぶようにしましょう。
金利の基準について
現在銀行は低金利の時代です。私たちは銀行にお金を預けていても、金利が0.02%しかつきません。0.02%という事は、仮に100万円のお金を銀行に1年間預けていても、金利は200円しかつかない事を意味しています。
金利ってこんなに安いの!?と思う人もいるかもしれません。しかしこの低金利とはあくまでお金を預ける際の話です。お金を借りる際につく金利は、相場で5~18%となっています。
銀行の金利
預ける場合 借りる場合
0.02%(+) 5~18%(-)
仮に金利が15%で100万円のお金を借入したとしましょう。1年で支払う金利は15万円です。借りた100万円と合わせると115万円のお金を返済して完済という形になります。
しかし115万円のお金を1年で完済しようと思ったら、9.5万円を毎月返済しなければいけません。9.5万円も返済するのは無理だという人の方が多いでしょう。そこで毎月5万円で2年間かけて完済を目指す事にしました。そうすると100万円に対して30万円分の金利を支払う事になるわけです。
借金を借りる時は、とにかく早く必要な金額のお金を手に入れる事が重要なので、返済時の事まであまり考える余裕はないかもしれません。ですが、金利が高いという事は、それだけ自分の首を絞める結果となるため、出来るだけ金利が低いところで借金をするようにしましょう。
この章のまとめ
- 現在銀行は低金利の時代金利。平均0.02%。
- お金を借りる際につく金利は、相場で5~18%。
- 出来るだけ金利が低いところで借金をするようにする。
金利と審査の関係について
借金をする際に、金利が低いところから借りたい。誰だってそう思います。わざわざ金利の高いところから借金をしたいとは思いません。しかし金利の高いところから、借金をしている人は大勢いますよね。これはなぜでしょうか。
実は、金利の低い銀行ローンは審査の基準が厳しく、借金をしたくても審査に通りません。対して、金利が高いところほど、審査が通りやすくなっているのです。
つまり金利が低いところで借金をしたいと思い、申込みをしても全然審査に通らず、審査に落ち続けた結果、最終的に審査に通ったのは金利がバカ高いところだけだったというのが、借金をする人の現実なのです。借りたくて借りているわけではなく、金利が高いところしかお金を貸してくれないのです。
銀行が金利が一番安く、闇金融が金利が一番高いとした場合、人はその金利が安い順番にお金を借りたいって思うよね!もちろん利息なしで貸してくれる人がいればそれが一番だけど。だけど実際には、闇金融で借金をする人が出てきてしまう始末。その理由には、こんな背景があったんだね!
この章のまとめ
- 金利の低い銀行ローンは審査の基準が厳しく、金利が高いところほど、審査が通りやすくなっている。
高い金利の業者は
低い金利の業者からは返済能力が低いと判断され、審査に通らず借金が出来なかったのに、高い金利の業者は返済能力が低いと判断された人に、簡単に審査を通してしまうのでしょうか?
これは業者の考え方が全く異なるからです。低い金利でお金を貸す銀行カードローン系は、融資という目的でお金を貸しています。しかし高い金利でお金を貸す業者は、高利息で利益を出す事を目的としています。
つまり、借金をした人が、生活を立て直す事を望んでいるわけではなく、なるべく返済を長引かせ、その人を食い物としているのです。高い金利とは、貸金業法で18%が上限と設定されているので、それ以上の金利を設定しているところは闇金、闇サラ金と呼ばれる悪質業者だと判断して下さい。
もし、あなたが借金をする必要があり、低金利では審査が通らず、高金利のところしかお金を借りる事が出来ない。そんな状況に陥った時には、仕方がないから高金利のところからお金を借りるという選択肢を選んではいけません。借金地獄に足を踏み入れる前に、弁護士にお金の相談をしてみましょう。現時点で、一番最善な方法を教えてくれるはずです。
この章のまとめ
- 低い金利でお金を貸す銀行カードローン系は、融資という目的でお金を貸している。
- しかし高い金利でお金を貸す業者は、高利息で利益を出す事を目的としている。
- 仕方なく高金利のところからお金を借りるという選択肢を選んではいけない。
- トイチなんて優しい方で、トゴ、トジュウが闇金融の世界。
低金利が魅力の銀行系カードローン
急にお金が必要となり、借金を申込みしたいと思っている場合、あなたはどこに申込みをしますか?大手消費者金融なら、日頃からTVCMで目にする機会も多いので、借金の申込み先として真っ先に頭に浮かぶかもしれません。しかし、消費者金融で借金の申し込みをするより前に、申し込み先として検討してもらいたいのが銀行系カードローンです。
銀行系カードローンとは
まず銀行系カードローンと一言でいっても、大きく分類をすると3つのタイプに分類する事が出来ます。
銀行系カードローンの分類
1.銀行名で直接カードローンの事業を行っている場合
2.消費者金融と共同でカードローン会社を設立している場合
3.消費者金融の事業名の中に○○銀行グループと表示されている場合
銀行系カードローンの特長は、消費者金融系と比べて金利が低く、借入金額の上限が高いという点です。なぜ低い金利で多額の金額お金を貸してくれるのか?というと、貸し倒れのリスクが少ない優良顧客に絞って貸しているためです。リスクが少ないため、低金利でもしっかり利益を出す事が出来るという事です。
しかしここで気になるのが、優良顧客という言葉だと思います。銀行系カードローンは審査が厳しいというイメージも、ここからきているのでしょう。
この章のまとめ
- 消費者金融で借金の申し込みをするより前に、申し込み先として検討するべきなのが銀行系カードローン。
- 銀行系カードローンの特長は、消費者金融系と比べて金利が低く、借入金額の上限が高いという点。
- 低い金利で多額の金額お金を貸してくれる理由は、貸し倒れのリスクが少ない優良顧客に絞って貸しているため。
銀行系カードローンの審査について
確かに消費者金融と比較した際に、銀行系カードローンの方が審査が厳しい事は事実です。しかし審査が厳しくなるのは、高額な借入金額の場合だけです。
例えば500万円の借入金額の審査では、当然500万円の金額を借金して返済する能力があるのか、審査は厳しくなります。ですが、100万円以下の借入金額の審査であれば、そこまで厳しい審査ではありません。銀行によって審査基準はそれぞれ異なりますが、中には消費者金融とそれほど変わらない基準のところもあります。なので審査に申し込む前に、銀行系は低金利だけど審査が厳しいという噂だから、自分は通らない、無理だと勝手に判断しないで下さい。
銀行系の審査に落ちれば、消費者金融の審査に申込みをするしかありませんが、先に低金利の銀行系の審査に申込みするべきです。金利が少しでも低い方が、借金返済時の苦労が少し緩和されます。また銀行系カードローンの場合は、例えばその銀行に口座を持っていて、長年利用していたり住宅ローンなどを利用して、すでにその銀行と取引がある場合は、さらに金利が下がる可能性もあるので、一度確認してみて下さい。
この章のまとめ
- 審査が厳しくなるのは、高額な借入金額の場合だけ。
- 100万円以下の借入金額の審査であれば、そこまで厳しい審査ではない。
- 銀行系は低金利だけど審査が厳しいといって、無理だと勝手に判断しない。
- 住宅ローンなどを利用してすでにその銀行と取引がある場合は、さらに金利が下がる可能性もある。
銀行系カードローンの金利について
では、借金の申込み先を銀行系カードローンにしようと決めたとしましょう。銀行系カードローンの中でも、いろんな銀行がカードローンを行っています。どれがお勧めなのでしょうか?
最近はネットを利用すれば、簡単に必要な情報を入手する事が可能です。銀行系カードローンの人気ランキングや比較サイトの情報を活用するといいでしょう。人気の銀行系カードローンをいくつか紹介したいと思います。
まずネット銀行の「ソニー銀行カードローン」は申込みがネットで完結し、書類を提出する必要がありません。そのため、手続きが簡単で、300万円以下なら収入証明も必要ありません。最短で60分で仮審査の結果が分かります。金利は2.5%ですから、消費者金融の5~18%の金利と比較するとかなり低金利だと言えるでしょう。
「三井住友カードローン」は大手銀行ですから、安心感がありますよね。審査は最短で30分、コンビニのATMが利用出来るので利便性が高いカードローンです。金利は変動金利なので、その時々によって金利が異なります。4~14.5%となっているので、低金利の時を狙って利用しましょう。
「みずほ銀行カードローン」も大手銀行なので、上限額も高く1000万円と設定されています。そのためおまとめローンとして利用する人も少なくありません。金利はプランによって変わります。エグゼクティブプランなら3.5%~7%、コンフォートプランなら4%~14%となっています。
この章のまとめ
- 「ソニー銀行カードローン」の金利は2.5%
- 「三井住友カードローン」の金利は変動金利なので、低金利の時を狙って利用する。
- 「みずほ銀行カードローン」の上限額も高く1000万円と設定されている。金利はプランによって変わる。
消費者金融は上限金利が適応される
借金をする必要がある、そんな状況に追い込まれてしまった時に、お金を借りる機関として、銀行系カードローンと消費者金融が一番メジャーな方法ですよね。銀行系カードローンと消費者金融の違いって何?どちらで借りた方がいいの?という人のために違いを紹介したいと思います。
銀行系カードローンと消費者金融の違い
まず銀行系カードローンの方が、社会からの信用がある人に向けてお金を融資している機関であると言えるでしょう。そのため社会的地位があったり、安定した年収があるという場合は、銀行にもよりますが、最大で1000万円まで借入する事が可能です。しかも、確実に返済してくれそうな人にしか融資しないため、低金利でお金を貸してくれるというメリットがあります。
しかし借入金額が高額で、低金利で、社会的信用のある人にしか融資しないため、審査の基準が消費者金融よりも厳しくなります。そして審査にも時間をかけ、保証会社も必要となるので、審査に時間がかかります。そのため、今すぐお金が必要だと、時間に余裕がない人や、また審査が厳しいと審査に通らない人は金利が高くなりますが、消費者金融で借金をする事になります。
消費者金融ならパートやアルバイトなど属性が弱くても、無収入ではなく定期的な収入があれば借入する事が可能です。銀行系カードローンと比較すると、消費者金融の方が柔軟に対応してくれると言えるでしょう。
この章のまとめ
- 消費者金融と比べ、銀行系カードローンの方が、社会からの信用がある人に向けてお金を融資している機関であると言える。
- 銀行系カードローンは借入金額が高額で、低金利で、社会的信用のある人にしか融資しないため、審査の基準が消費者金融よりも厳しくなる。
- 消費者金融ならパートやアルバイトなど属性が弱くても、無収入ではなく定期的な収入があれば借入する事が可能。
信用情報の記録について
信用情報とは、過去に借入をした事があるか、また現在他社で借入をしていないか?など借金に関する情報の事です。過去に借金をしたからといって審査に通るのが難しくなるというわけではありません。借金をしていても、延滞する事なく、きちんと返済が終わっていれば、借金をしっかりと返済していると評価対象になります。
しかし延滞をしたり、途中で返済出来ずに、自己破産をしてしまった場合はブラックリストに載ってしまい(厳密に言うと『ブラックリスト』という名前のリストは存在しませんが、ほぼ同じようなものがあります)、新たに借入する事は出来ません。
ただし、信用情報の基準も銀行系カードローンと消費者金融とでは異なります。銀行系カードローンで信用情報の審査で落とされても、消費者金融では審査に通るケースもあります。
Money”I”
個人信用情報機関のブラック情報を確認する方法とは
Money”I”
債務整理をするとブラックリストに載る?それぞれの期間はどのくらい?
この章のまとめ
- 信用情報とは、過去の借入、現在の借り入れ状況などの借金に関する情報。
- 延滞をしたり、途中で返済出来ずに、自己破産をしてしまった場合はブラックリストに載ってしまう。
- ブラックリストという名前のリストが存在するわけではない。
- 信用情報の基準も銀行系カードローンと消費者金融とでは異なる。
- 銀行系カードローンで信用情報の審査で落とされても、消費者金融では審査に通るケースもある。
消費者金融の金利について
先ほど、銀行系カードローンと比較すると、消費者金融の金利の方が高いと紹介しました。では消費者金融の金利はどれぐらいなのでしょうか?消費者金融の金利は貸金業法という法律で上限が決められています。
貸金業法で定められた金利
- 10万円未満なら20%
- 100万円未満なら18%
- それ以上なら15%
となっています。それ以上の金利になっている業者は、消費者金融業者では存在しません。闇金、サラ金と呼ばれる、悪質金融業者で、絶対に手を出したらいけない金融業者だという事を理解しておきましょう。
ただし、18%という金利も決して低い金利ではありません。100万円借入したら、1年目には18万円、2年目には36万円、3年目には54万円の利息が発生します。つまり借りた100万円を3年間で完済しようと思ったら、総額154万円分のお金を返さなければいけません。最初の数ヶ月は利息分だけを支払い、元金が減らないという状況です。
例えば消費者金融の金利は4.5%~18%というふうに表示されています。それを見て。4.5%なら銀行系カードローンの金利とさほど違いがないと思うかもしれません。しかし下限金利で判断する事に意味はありません。
なぜかというと、十中八九の確率で、最大金利が適応されているからです。つまり4.5%を適応される人はほとんど存在せずに、大半は18%の上限金利を支払う事になると覚悟しておきましょう。
この章のまとめ
- 貸金業法で定められた金利がある。
- 十中八九の確率で、最大金利が適応されている。