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キャッシング借入で無利息期間を活用する
お金がなくて困っている時に、キャッシングは心強いサービスです。ではそんなキャッシングの借入を上手に活用する方法について紹介したいと思います。
一定期間利息ゼロのサービスを活用する
キャッシングの特徴は金利が高いという点です。借りた金額に対して、キャッシング業者によって金利は多少異なりますが、5~18%の金利を支払う必要があります。つまり100万円借りたら、金利18%の場合1年後には118万円の金額を返済しないといけないという事です現在銀行にお金を預けると金利は0,025%程度しかありません。 1年預けても250円の利息しかつきませんから、金利18%がいかに高いか分かりますよね。しかし金利が高いと分かっていても、借りざる負えない状況なわけです。ですが、無利息期間を上手に活用すれば、金利0円でお金を借りる事が可能になります。無利息期間とは言葉通り、期間内に全額返済すれば、利息はかからないというサービスです。
無利息期間のサービス内容について
大手消費者金融の無利息期間は、
- ノーローン:1週間
- プロミス:30日間
- レイク:30日、もしくは180日間
となっています。レイクの場合はなぜ30日と180日なの?と不思議に思うかもしれませんが、これは条件が異なるからです。借入金額が5万円までなら180日間無利息、5万円以上なら30日間無利息となっています。ただし、30日間無利息でお金を借りる事が出来るなら、なんとかなるという人も少なくないでしょう。1ヶ月あれば給料日に支払いが出来ますし、また給料だけでは厳しい場合も、短期バイトで必要な金額分を稼ぐ事も可能です30日間無利息でお金を借りて、ピンチを脱出する事が出来ればそれに越した事はありません。そうすれば、100万円お金を借入して、100万円返せば借金を完済出来た事になります。利息で元金が全然減らない、というキャッシング借入の苦労を体験せずにすむわけです。この無利息サービスは、すごく画期的なサービスだと言えるでしょう。
無利息で融資側のメリットは?
利用者にとって、無利息でお金を借りる事が出来るのは非常にありがたい事です。ただ、無利息でお金を貸して、融資側にはどんなメリットがあるのかと不思議に思いませんか?無利息と言ってもキャッシングの審査は通常通り行っているわけです。手間もかけ、100万円貸して、100万円返済されても、1円の利益も発生しない、人件費や経費を考えるとマイナスですよね。しかし当然ながら、融資側にも無利息でお金を貸す事はメリットがあります。
まず集客アップにつながります。消費者金融は金利が高いから利用する事に躊躇している人でも、無利息なら借りたいと思う人が多いからです。そして30日でお金を返すつもりで借入しても、全員が30日以内に返済が出来るわけではありません。結局30日間で思うようにお金が用意出来ずに完済出来ず、利息を支払う事になる人も少なからず存在します。また次にお金が必要になった時に、過去に借りている消費者金融の方が安心感がありますよね。そのため今回利益が出なくても、次回利益が出れば儲けにつながるという考え方で、広告費代わりなのです。無利息でも1度消費者金融を利用した人は、次回利用する時には消費者金融を利用するという心理的ハードルが低くなるわけです。
キャッシング申込みに関して、無利息期間を上手に活用する事は、お得です。しかしここに落とし穴がある事に気づきましょう。それは無利息なら借入しようと気軽な気持ちでお金を借りる事です。どうしても必要な支払いのためではなく、趣味や娯楽に使うお金を借りてしまい、30日間で返せるあてがあったかもしれません。しかし怪我をして治療費が必要になった、親戚のお葬式に参加して、交通費や香典費など思わぬ出費が続いたなど予期せぬ出費が続き、お金を使ってしまい、無利息期間に返せず、ずるずる利息が増えていき、大きな負担になってしまう。そんな可能性もゼロではありません。気軽に借りれる環境でも、決して必要以上のお金は借りない事が原則です。
借入上限額を把握しておこう
キャッシングは最近は店舗へ行かなくても、ネットから申込みをし、審査、借入まで全て行う事が出来ます。そのため以前に比べて、気軽に利用出来るようになったと言えるでしょう。しかしキャッシングは、ATMではありません。自分のお金を下ろす感覚で、借金を重ねていると大変な事になってしまいます。大手消費者金融のCMでは「ご利用は計画的に」と表示していますが、必ず無理のない返済プランを考えた上で、キャッシングを上手に活用するようにして下さい。
借入限度額とは?
まずキャッシングとは、いくらでも借入出来るわけではありません。大手消費者記入の借入上限額は500万円となっていますが、誰もが500万円借入出来るという意味ではありません。500万円借入出来る人とは、年収が1500万円以上あり、信用情報に問題ないと判断された人だけです。基本的にキャッシング借入限度額とは、借りる人の年収の3分の1以下でなければいけないと法律で定められています。この法律は多重責務や自己破産になるのを防ぎ、リスクを抑えるための法律です。そのため年収が少ない人は、借入限度額も少なくなってしまいます。さらに法律では3分の1となっていますが、実際には自営業の人は安定収入ではないと判断され、6分の1程度の借入金額になってしまうケースが多いようです。
増額とは
キャッシングを初めて利用した場合、実は年収に関係なく借入限度額は50万円以下のケースが多いのです。自営業ではないし、安定収入があるのに、なぜ50万円しか借入出来ないのか?と戸惑う人もいるかもしれません。しかしそれは、初めてという点がネックになっているからです。つまり、その人が本当に毎月返済を滞りなくしてくれるかどうか分からないため、低めに設定しているのです。もし、増額をしたいと思っているのであれば、契約して半年後にもう一度キャッシング申込みをしてみましょう。
半年すると消費者金融の方から増額の案内が届くケースもあります。
もちろん、その半年間で延滞する事なく、しっかり返済をしている事が増額の条件となります。半年間で返済をしっかりしてくれる人だという実績を残すわけです。またその先に、他社では借入していない、勤務先などに変更がない事も条件に加わります。これらの条件がクリアしていれば、年収の3分の1に該当する借入上限額を借入する事が可能になるでしょう。
借入金額と金利の関係
キャッシングは金利が高いというイメージがあっても、実際どれぐらい金利がかかるのか分からないという人も多いと思います。大手消費者金融のサイトを見ても金利は5%~18%と表示されていて、金利に幅があるのはなぜでしょうか?これは、借入金額によって、かかる金利が変わってくるからです。例えばある消費者金融では、
- 50万円まで:18%
- 100~300万円:15%
- 300万円:12%
となります。つまり借入金額が高い方が、金利は低くなるというわけです。ただし、金利を低くするために、必要以上にお金を借入しようと考えるのは本末転倒です。借入金額×金利で計算されるため、借入金額が高くなった方が当然負担が大きくなるからです。そのため、本当に必要な金額だけを少額借入するようにしましょう。また金利は同じでも、どれぐらいの期間をかけて返済するのかによっても返済額は大きく異なります。300万円を10年かけて返済した場合は、総額で571万70円ですが、5年で返済した場合は、426万2045円です。総額が100万円以上異なる事が分かりますよね。つまり繰り越し返済で、なるべく短期間で返済していく方が、金利が高くても総額は低くなると言えるでしょう。
キャッシングの借入期間は短期間に
キャッシングで借入したら、当然借りたお金は返済しなければいけません。キャッシングの借入期間、返済方法について説明していきたいと思います。
借入期間について
キャッシングには1日単位で金利が発生します。つまり借入期間が長ければ長いほど、返済しなければいけない総額が高くなってしまいます。そのため借入期間は短ければ短いほど、利息が少なくてすみます。例えばあなたが50万円借入したとしましょう。金利は18%なので、1年後に完済した場合で総額59万円になり、9万円分の利息を支払った計算となります。対して頑張って50万円を1ヶ月で完済した場合は、総額は50万7千円になり、7千円の利息を支払った計算となります。さらに、もし無利息期間が30日というサービスを実施している消費者金融で借入した場合は、1ヶ月で返済出来た場合は、無利息の50万円で完済となります。
もし、借入金額が増え、また借入期間が長くなると、さらに利息はどんどん膨れ上がっていきます。1日でも早くキャッシングは返済するべきだと言われるのは、こういう理由です。無理のない返済プランをと考え、月々の返済額を低く設定する人がいます。その場合、確かに延滞の心配はありませんが、返済期間が長くなれば、それだけ利息の負担は増します。余裕があれば、どんどん繰り上げ返済や一括返済を行い、借入期間が短期間になるように心がけましょう。
借金は明確に把握しておく必要がある
キャッシングで借入している人に見られる傾向が、借金を正確に把握していないという点です。つまり自分がいまどれだけの借金の残高が残っていて、利息をどれだけ支払っているのか?
あとどれぐらいの期間で完済するのか分かっていないのです。ただ目の前の返済日に、返済額を支払っているから大丈夫だと思っていたら、利息だけで元本がほとんど減っていない。そんな人も少なくありません。少なくとも、借入金額、返済額、元金残高は把握しておきましょう。そして延滞するデメリットは延滞した事が信用情報に記録として残ってしまい、次回キャッシング審査が通りにくくなるだけではありません。実は延滞すると遅延損害金が請求されています。つまりただでさえ高い利息を払っているのに、さらに損害金まで加算された金額を返済しなければいけないのです。
返済方法について
キャッシング借入の返済方法は、
- 1回払い
- 分割払い
- リボ払い
の3通りの方法があり、リボ払いが一般的な方法です。確かに毎月返済額が一定なので、返済計画を立てやすいというメリットがありますが、リボ払いの場合、借金をしている意識が薄くなってしまい、返済期間が長期化しやすいというデメリットがあります。またリボ払いには金利手数料も支払う必要があります。しかし繰り上げ返済や返済の増額、一括返済など、調整しやすいため、意識すれば返済期間を短期化する事も可能です。特にボーナスで一括返済すれば利息の負担も減るので、もし欲しいものがあっても我慢して、最優先で借金の返済にあてていきましょう。
キャッシングで借入をしたら、返済日までに返済額を守ればいいと思いがちです。もちろん延滞する事なく、返済日に返済額をきちんと返済する事が大切な事です。しかし返済日より早く返す事、そして返済額よりも多く返済する努力をする事の方が大切です。1日でも早く、1円でも多く返済した方が、借金が減り、最終的に返済する総額が少なくてすむからです。生活に余裕がある事よりも、多少無理してでも、借金は早く完済する事の方が大切です。同じ金額を借りたのに、返済総額は2倍の差がつく事もあります。それぐらい時間×金利は大きな影響を与えるという事を理解しておきましょう。
キャッシングは借入利率を計算してから借りるようにしよう
キャッシングで借入する前に理解しておいて欲しい事は、借入利率の計算方法です。金利が低い方が、利息が少なくてすむという事を理解していても、借入利率が○%だったら、どのぐらいの利息を支払う必要があるのか、キチンと計算し、数字で把握しておく事は非常に大切な事です。
利息の計算方法について
まず利息の計算方法について計算式を紹介したいと思います。
利息=元金×金利×借入期間
となります。言葉ではイメージしにくいと思うので、実際に数字を当てはめてみたいと思います。例えば30万円借入し、年利18%の借入利率を60日間で、全て返済した場合は利息=30万円×18%÷365日×60日です。60日で完済しているので、年利のまま計算せず、1日当たりの日歩に直して計算しています。単位を揃える事を忘れないように注意して下さい。この場合、利息は8876円となります。計算式を見てもらうと分かりやすいと思いますが、借入期間が短い方が利息は少なくてすみます。だからキャッシングは短期間で返済した方がいい訳ですが、ある程度の手持ち資金も必要です。なぜかというと、急にお金が必要になった場合に、手持ちがなければまた別の消費者金融で借入をするはめになるからです。
そうなるとどうしても複数借入で条件が悪くなるため、今借入しているキャッシング業者よりも金利が高い、リスクが大きい業者で借りる事になってしまいます。一つつまづいてしまうと、そこから雪だるま式に借金が膨れ上がる可能性があります。そのため、何かあった時に対応出来る手持ちの資金は残しつつ、なるべく短期間で返済出来るように繰り上げ返済をする事を心がけましょう。
借入利率を比較してみよう
キャッシング審査は銀行系カードローンの方が、消費者金融系よりも厳しくなっています。しかしそれでも銀行系カードローンで借入したいと思う人が多いのは、その借入利率のためです。銀行系カードローンの中で最安金利は8%以下となっているのに対して、消費者金融では最安金利が18%以下となっています。
ありえない借入利率の闇金
消費者金融は銀行系カードローンより金利が高いと言っても、法律で金利の上限が決められています。しかし闇金、サラ金に関しては法律なんてあってないようなものです。そのためキャッシングの審査なしで借入してくれますが、金利がバカみたいに高いのです。例えばサラ金で年利29.2%です。さらにひどい状態になると、トイチになります。トイチとは10日間で1割の利息がつくという意味です。では10日で1割もついてしまうと、年利は何%になるのかというと、なんと365%です。ありえない数字ですよねトイチで借りれば、返済しても返済しても全て利息分の返済にすぎず、元金は全く減らないため、借金は増える一方です。
さらに怖い話をしたいと思います。最近はトイチは減りつつあるのです。では現状はどうなったのかというと、トサンやトゴ、つまり10日で3割、年利なら1095%、10日で5割、年利なら1825%。もう常識的に考えて支払える金利ではなくなっています。どうしてもお金が今すぐに必要で、お金を用意しないといけない。そんな時はお金を借りる事だけで精一杯の状態で、お金を返す時の事まで考えている余裕がない。そんなふうに思っている人もいるかもしれません。しかしその考えは間違いです。お金は借りたら返さなければいけません。返せない利息のつくお金なら、どれだけ簡単に貸してくれると言ってきても、絶対に借りてはいけません。返せるあてのあるお金だけを借入するようにして下さい。
キャッシングの借入残高があると出来ない事
キャッシングの借入残高とは、お金を借りて、返済出来ていない残りの金額という意味です。当然借入残高が多ければ多いほど、借金が多く、返済までに時間がかかる事を意味しています。このキャッシングの借入残高が多いと、日常生活の中で不都合が生じるケースも少なくないので注意が必要です。
新規クレジットカードを作る事が出来ない?
クレジットカードを作った経験がある人なら知っていると思いますが、クレジットカードを作成する際には審査があります。審査の際には当然信用情報は確認されます。ではキャッシングの借入残高がある場合は審査に通らないのか?というと状況によって異なります。例えば銀行系のカードローンで借入していて、借入残高も少なくもう少しで完済しそうという状況なら、属性に問題がなければ審査に通り、クレジットカードを新規で作る事が可能です。しかし複数の消費者金融から借入していて、借入金額の残高は年収の3分の1と限度額の上限まで借入している場合。この場合はクレジットカードを作る目的は、クレジットカードの現金化の可能性も高くなります。そのためクレジットカード会社は、借入残高がある事を理由に審査を落とすでしょう。
住宅ローンを組む事は出来る?
住宅ローンを申し込む時にも審査があります。その審査はキャッシングの借入残高があると落ちてしまうのでしょうか?まず住宅ローンを申し込む際に、借入残高がある場合は完済するように言われる事があります。住宅ローンは数千万円単位のお金を貸すわけですから、当然返済が滞ってしまったら困ります。そのため審査の基準も厳しくなり、キャッシングの借入残高があると心証が悪くなってしまいます。住宅ローンの審査ではローンの返済比率が重要視されます。ローン返済比率とは年間合計返済額÷年収の事です。つまり返済能力がどれぐらいあるかを審査するわけです。当然この比率が低ければ返済能力は高いの判断され、審査に通りやすくなります。この時にキャッシング借入は残高ではなく、利用限度額の上限で借りた場合で計算されます。
なぜかというと、これから増額して限度額上限まで借りる可能性がゼロではないからです。つまり一番悪い状況を考えて、それでも返済能力があると判断された場合に、住宅ローンの審査は通るというわけです。目安としては、ローン返済比率が20%以下なら通る可能性は高いと言えます。20%以下であれば、キャッシング借入残高があっても審査に通ります。一度自分のローン返済比率を計算してみましょう。
他社で借入出来る?
では現在キャッシング借入残高がある場合に、他社のキャッシング借入する事は可能なのでしょうか?まずすでに3社でキャッシング借入しているという場合であれば、それ以上借入する事は不可能です。1~2社の場合は、現状によって結果は異なります。例えばすでに年収の3分の1の上限まで借入している場合や借入残高がまだたくさん残っている場合、それから信用情報で、キャッシングの延滞などキチンと返済されていない場合は審査に通るのは難しいでしょう。
もし、3社で借入していて、さらにどうしてもまだ借入が必要な場合は、3社を1つにまとめるという方法があります。これはおまとめローンと呼ばれる方法です。おまとめローンにすると、毎月の返済額を抑える事が出来、金利も低くする事が出来ます。 そのためメリットばかり注目されがちですが、デメリットもあります。まず毎月の負担が減っても、借金の金額が少なくなったわけではありません。返済期間が長引くため返済総額は増えるという事は理解しておきましょう。借入残高があるという事は、すでに借金をしているという事ですから、そこからさらに返済能力がありお金を貸しても大丈夫だと判断してもらう事が大変になるのは理屈として分かりますよね。