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FXで成功するには流れを予想する(読む)ことが大切。具体的な方法は?

 

FXで成功するためには流れを予想する

FXの投資、なんとなく上がりそうな気がする、勝てそうな気がする。そんな理由で、大切な資金を投資するわけにはいきません。運が良ければ勝てるかもしれませんが、それでは勝ち続ける事は出来ません。勝ち続けて、FX投資で成功を得るためには、相場の流れを予想する事が重要だと言えるでしょう。相場の流れとはどのようなものでしょうか?

 

相場の流れについて

2016年、1月の現在は、相場の流れは非常に弱いものになっています。相場の流れが弱い原因には、年明けに悪材料が次々と出てきたからです。例えば、アメリカは去年の暮に、利上げを実施する事が決定されました。アメリカが利上げを行う決定を出すためには、長い年月がかかりました。利上げが出来るのは、アメリカの経済が強いことが大前提となっていなければいけません。そのためなかなか、アメリカの経済の回復が遅れ、利上げに踏み切る事が出来なかったのです。しかしようやくアメリカの経済の回復が確認され、利上げの実施が行われた直後、アメリカの経済指標に弱い数字が立て続けに出てしまったのです。このためアメリカは、本当に強い経済が回復したのかと疑心暗鬼に陥ってしまい、安全資産を求めた結果、相場の流れは弱気に転じてしまったのです。

 

もちろんアメリカの利上げだけが原因ではありません。去年の夏頃から中国経済の減速が問題視されています。アメリカに次いで世界第二位の経済大国である中国の経済がグラついてしまうと、多くの国の経済に影響が出てしまいます。それから社会情勢として、中東や北朝鮮の情勢が悪化しています。そこに加えて、原油価格が下げ止まりません。原油価格が大幅に下げた事で、オイルマネーが大量に相場から資金を引き上げています。当然日本だって他人事ではありません。円高になってしまうと、輸出にも輸入にも大きな影響が出てしまいます。

 

また中国観光客の爆買いが日本の内需を支えていたのです。円安効果が得られなくなり、中国の恩恵も受けられない状態で日本だけが経済を好調に維持出来る訳がありません。これらの悪材料が、相場を弱気なものにして、流れが悪くなってしまっているのです。

 

流れは予想出来るのか?

相場の流れについては先ほど説明しましたが、では相場の流れを予想する事は可能なのでしょうか?私たちは占い師ではありませんから、将来を予想する事など不可能です。そのため1年後の相場の流れを予想したところで、プロの投資家の予想だってほとんど当たらないでしょう。しかし、短期的な予想であれば、100%の的中率になる事はありませんが、勉強をし、情報収集をし、経験を積む事である程度的中率を高める事は可能です。例えば、FXのチャートの動きを見て、過去のチャートと比較する事で、この当たりで下げ止まるはずだと予想をする事は可能です。また選挙がある年は、相場は上昇しやすい傾向があります。他にも、追加緩和が発表されるタイミングを予想したり、アノマリーによる経験則で予想をたてる人もいるでしょう。

 

予想は外れるものである

FX投資で、予想をたてながらトレードをする事は非常に大切な事です。しかし自分の予想を過信しすぎてはいけません。むしろ予想と異なる結果になった時に、臨機応変に対応出来るかどうかが非常に重要です。自分の負けを認められずに、トレードを続けてしまうと、損失額ばかり大きくなってしまいます。予想が外れた時に、現状を把握し、新しい予想の元でトレード出来る人こそ、投資で成功する人だと言えるのではないでしょうか?

 

FXで相場の流れを読む方法は

FXのトレードでは、ただやみくもに売買を繰り返したところで、勝つ事は出来ません。大切な資産をどんどん減らしてしまうだけです。FXのトレードで成功をおさめている人は、相場の流れを読む方法を習得している人だと言えるでしょう。では相場の流れを読む方法とはどのように習得すればいいのでしょうか?

 

勝ちパターンとは

例えば成功している投資家とは、それぞれ自分の中に勝ちパターンを習得しています。そのため、多少の相場の崩れに対しても、焦らず、自分のスタイルを貫く事が出来るのです。そしてその結果、投資で勝つ事が出来るのです。投資初心者が陥りがちな状況は、焦って右往左往してしまう事です。例えば、相場が崩れて下降トレンドに突入してしまったとしましょう。最初はすぐに相場は戻ると信じて、そのままホールドした状態です。そうしているうちに、今度は損失額が大きくなってしまいます。ここで売ってしまい、損失を確定するのが嫌なので、そのまま我慢してホールドし続けます。そして、最後の最後で、もう損失をカバーできないと判断して売ってしまう場所が底なのです。つまり一番安いところで売り、大きく損をしてしまうのです。

 

相場が下降トレンドに転じたと、プロの投資家なら早くに流れを読みます。そして利益があるうちに、手放し底になるのをゆっくりと待ちます。そして底をついたと確認し、一番安いところで買うのです。この対応の差が成功の分かれ道となると言えるでしょう。つまりプロの投資家は、相場の流れに敏感で、変化をいち早く察知する事が出来るのです。

 

相場の流れを読む方法とは

では相場の流れを読む方法とは、どのようにすれば習得出来るのでしょうか?この方法は非常に難しいと言えるでしょう。なぜかというと、そんな方法が存在するのであれば、負ける投資家なんて存在しないからです。誰もが勝ちたい、相場の流れが読めるようになりたいと試行錯誤を繰り返しながら、自分の勝ちパターンを見つけていくのです。プロの投資家でさえ、相場の流れを読み間違える事はよくある事です。それぐらい、変動が激しい相場の流れの中で、生き残り続ける事は難しい事なのです。努力の方法としては、

 

  1. 世界情勢、世界経済の動きに敏感になること
  2. 投資で成功している人の書籍やブログ、講演会などに参加して、そのテクニックをマネること
  3. そして投資の世界に身を置き、経験を積むこと

 

が挙げられるでしょう。初心者がいきなり、相場の流れを読めるようになる方法はなく、地道に勉強をする事、経験を重ねる事でしか、相場の流れを読む事は出来ないという事を肝に銘じておきましょう。

 

プロの投資家について

ただ勉強と一言でいっても、学校の勉強のように机に座って、参考書を読み、過去問をする事だけが勉強ではありません。プロの投資家の中には、元パチプロで、パチンコで稼いだお金を投資資金として、一気に凄腕トレーダーに成り上がった人、とにかくゲーマーで、ゲーム会社の株をトレードした事がきっかけで、投資家になった人などさまざまです。パチンコにしろ、ゲーマーにしろ、共通しているのは動体視力が鍛えられる事、そして、瞬間的な判断を求められる事などです。日常生活の中ではなかなか鍛えられない分野ですが、システムトレードの世界では、求められる素質だと言えるのではないでしょうか?投資の世界では、プロと素人が同じ世界で戦わなければいけません。プロの投資家は多額の資金力を持ち、1秒間で1万回のトレードが可能な高性能のシステムを使用し、投資を行います。

 

もちろん、得られる情報量も桁違いです。プロの投資家であっても、負けて退場になる厳しい世界です。そんな中で、素人が投資で利益を得るには、どうしたらいいのか?特に、波乱相場になりそうな2016年は、素人が投資で勝つ事は並大抵の事ではないという事を覚悟して臨むようにして下さい。

 

参考文献

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