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家電や不用品を売買・処分する際の『各』7つのポイント

家電や不用品を売買・処分する際の『各』7つのポイント

 

不用品を処分する際、どこに売って、どこに廃棄し、どこに依頼すればいいか、またその際自分は『個人』か『法人』か、そのあたりの問題についてまとめました。

 

リサイクル家電を処分する前に見る7つのポイント

 

『テレビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機の家電4品目は、特定家庭用機器に指定されている家電であり、消費者が自分で費用を負担し、リサイクル処分しなければなりません。ここでは、そんな4家電の処分の最適化のお手伝いをする情報を記載しています。』。それは、限り有る地球の資源を踏みつけた『人間の足跡』です。

 

一般的な処分方法

特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)により、対象となる品目は各自治体の制定する方法によって、正しくリサイクルされなければなりません。一般的には買い替え時に引取りをしてもらう・過去に購入した店舗に引き取ってもらう・リサイクル券を購入して指定取引場所にてメーカーに引き取ってもらう、などとなります。いずれも処分する側に費用が発生し、また品目によって料金も異なります。さらに各自治体によって料金も異なりますので、事前に自治体またはリサイクル推進協議会に問い合わせておくことが大切です。かかる費用はリサイクル料金および収集運搬料金で、自分で運搬するときのみ収集運搬料金がかかりません。

 

持ち込み方法と手順

一般的な持ち込み方法としては、まず郵便局で家電リサイクル券をもらいます。「払込取扱票」「払込金受領証」、「払込受付証明書」必要事項を記入し、郵便局窓口でリサイクル料金を支払った後、「払込受付証明書」を「家電リサイクル券(2枚目)」に貼り、それを廃棄家電に貼り付けます。貼り付ける際は家電の側面に貼りましょう。廃棄家電の持ち込みは各自治体の指定する指定引取場所に、持ち込み時間内に行います。事前に引取場所に連絡をいれておくとスムーズに処分を完了することが出来ます。基本的に指定引取場所では全メーカーの家電の持ち込みが可能ですが、事前に確認しましょう。

 

買い取り方法と手順

家電リサイクル対象商品の買い取りを依頼する際、店頭買取・宅配買取・出張買取のいずれかを選択することになります。その際運転免許証個人の身分証明書が必要となります。これは古物営業法に定められているため、忘れないようにしましょう。店頭買取の場合直接処分家電を店頭へと持ち込み、その場で必要書類に記入し、買い取ってもらう事になります。宅配買取は事前に買取依頼を行い、指定宅配業者に売却家電を引き渡します。出張買取は指定業者が直接自宅を訪問し、複数の売却予定家電の見積もりを行ってから、実際に買い取りを実施します。

 

一般的な条件の確認

家電リサイクル法ではテレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機・乾燥機がリサイクル対象品目として定められています。それぞれの処分にかかる費用に関しては大きさや品番、希望条件などによって異なるため、事前に確認しておきましょう。メーカー引取、販売店引取、買取依頼などによってリサイクル料金にプラスしてさらに運搬費用が発生する場合、またはお金をもらえる場合もあるので、家電の使用年数や年式などに注意して問い合わせてみましょう。条件に合う業者を選ぶ場合は各自治体に問い合わせる前に、販売店やメーカーへの問い合わせ、買取比較サイトなどを利用するのが良いでしょう。

 

豆知識

家電リサイクル法により、回収処分された家電品目は分別・加工を行い、それぞれ再生素材としてリサイクル・リユースに利用されます。主に処分から取り出される素材は鉄、アルミニウム、銅、プラスチック、ウレタンなどになります。これらの再生資源は自動車や新幹線、国の重要文化財の補修素材として利用されます。特に鉄やアルミニウムは大変重要な金属素材として利用され、自動車26万台以上の素材として使われています。このリサイクルによって得られる資源を地下資源から採取する場合、平成22年度のデータで約160万トンの鉱石、90万トンの石油・石炭、4000万トンの水資源が必要となってしまいます。このため不法投棄などは決して行わず、引取りまたは買取によって処分することが重要なのです。

 

買取サービスというお得情報

メーカー下取りを依頼するよりも、家電買取業者に依頼する方がお得です。特に比較的新しい家電、需要の多い型式・タイプの家電などは高額買取りが期待できるため、まずは無料見積り相談などを利用して、リサイクル業者などに買い取ってもらえるか確認してみるのが良いでしょう。その際ネットの買取比較サービスを利用すると、実際に所有している家電がどのくらいの相場で引取り・買取が行われているのか簡単に確認できます。注意として、中には違法な不用品回収業者もいるため、かならず古物営業法に基づき営業し、古物商許可証を持つ業者に依頼するようにしましょう。

 

高値売却のコツ

家電の高額売却を実現させるためには、まず処分する家電の年式や型式に注意することが重要です。古いものであれば買取価格が下がってしまうので、リサイクル処分として費用が発生することも考慮しなければなりません。また買取相場は基本的に売値の10分の1程度となるため、購入時よりもずっと安い価格で買い取られる場合が多いです。そのため高値売却を行うならオークションや買取比較サイトを利用して、少しでも高値の付いた買取先に売却することが大切です。オークションの場合は傷や汚れなどが目立たないようにメンテナンスを行いましょう。リサイクルショップを利用する場合は事前に相場を確認し、無料見積りなどを利用した上で高値買取のショップに依頼するようにしましょう。

 

 

リサイクルショップに売る前に見る7つのポイント

 

不用品をリサイクルショップで売却する前に、いくつかのポイントを押さえておきましょう。それがショップでの不用品処分の最適化になります。

 

一般的な処分方法

まずは見ておくべき基本知識。リサイクルショップは古物商許可を得て営業する業者で、公安委員会の許可を得て開業しています。そのためリサイクルショップを利用する際はきちんと古物商許可証が見えるところに掲示されているかどうか確認し、問題がないことをチェックした上で利用しなければなりません。いわゆる巡回不用品回収業者は違法なケースも多く、慎重な検討が求められます。リサイクルショップで不用品を処分する場合、流行・ブームの過ぎたもの、汚れ・傷が目立つもの、あまりに年式が古いものなどは買い取ってもらえない場合があります。事前に買取可能かどうか、いくらで買い取ってもらえるのかを問い合わせて確認しておくと良いでしょう。

 

持ち込み方法

リサイクルショップに持ち込んで不用品を処分する場合、事前に問い合わせを行なっておくとスムーズに売買をすすめることが出来ます。もちろん近くのリサイクルショップに直接不用品を持ち込んで、その場で見積もり・買取を行ってもらうことも出来ます。しかしここで注意したいのが持ち込む時期、および持ち込みを行うリサイクルショップの選択です。持ち込み時期に関しては、持ち込みが多く行われる引越し時期には買取額が低くなってしまうので極力避けるのが一番良く、どうしてもその時期にしか持ち込めない場合は見た目をきれいにするなど、比較的高く買い取ってもらえるように工夫することが大事です。また店舗によって得意・不得意な品目・ブランドもあるため、比較的高額買取りが期待できる店舗を選択することが大事です。

 

買い取り方法

リサイクルショップの買い取り価格ですが、一般的に売値の10分の1程度が基本の相場となっています。もちろん時期やブームによって多少の上下はありますが、3000円で購入したものであれば、新品同様の状態でなければ300円以下での買い取りになることがほとんどです。またブランド品など高額な商品であっても、経年劣化が激しいものであれば買い取ってもらえない場合もあります。ブランド品に強いリサイクルショップを利用すれば買い取ってもらえる場合もありますが、それでも状態があまりよくなければ買い取り価格は低くなります。買い取り価格は商品購入後、使用してから2年以上経過するとリセール価値が下がると言われているので、十分注意しておきましょう。

 

条件

リサイクルショップに売却できる条件としては、比較的新品の状態に近く、傷やよごれ・故障などしていないものでなければ基本的に売却することが出来ないものと考えられます。そのため不要品となった商品すべてを売却できるわけではないので注意が必要です。たとえば衣類の場合、5年以上経過したものはすでに商品としての価値がないものとされ、たとえ購入した時点で流行のものであっても、また10着以上まとめて売却する場合も値がほとんどつかない場合が多いです。家電の場合使用年数が長いことで搭載されていない機能や汚れ・傷、内部部品の故障などで商品価値が下がり、買い取ってもらえない場合もあります。そのため衣類の場合は売却するなら2年以内に購入したものを、そうでないものは処分するようにし、家電製品の場合は傷やよごれを極力失くし、売れないものについてはリサイクルセンターで処分することも検討しましょう。

 

豆知識

リサイクルショップを活用する上での豆知識として、事前にネット上でリサイクルショップを利用した場合の買い取り価格を比較できるサイトがあるので、それらを利用してみると良いでしょう。リサイクルショップはここ数年で急増しましたが、どの商品がどのリサイクルショップで高く売れるのかは土地柄やショップの内容によって大きく異なります。事前にネット上で情報を収集することで、交渉など無駄な手間を省くことが出来るでしょう。基本的に近年ではリサイクルショップに売るよりも、オークションやフリーマーケットを利用するほうが良いと言われているので、リサイクルショップに売りに出す場合は値段よりも手軽さ・その後の再利用を期待して売るほうが良いでしょう。

 

お得情報

リサイクルショップを利用して不用品を処分する場合、リサイクルショップによってはお得情報を掲載しているところもあるので、事前に確認しておきましょう。主にリサイクルショップで商品を購入する方向けのお得情報が多いですが、中には現在どの商品の買い取りに力を入れているのか掲載しているところもあります。売却したい不用品がそれに合致するかどうかを確認しておくと、お得に不要品処分ができるでしょう。リサイクルショップでの高値売却のコツは、何と言っても現在ニーズの高い商品を売却できるかどうか、というところにあります。たとえば本なら買ってすぐ読み終わった後くらいに売りに出す、そのくらいのタイミングが最も高値で売却できます。OA機器や電化製品なども時間を置き過ぎると価値は低下していくので、中古商品として価値のあるうちに売却するのが最も高値買い取りが期待出来ます。

 

 

ネットオークションとフリマ売却で役立つ7つの基本知識

 

不用品をネットオークションやフリーマーケットで売却することを検討中の方に役立つ、基本知識とお得な情報を記載しています。

 

一般的な処分方法

ヤフオクや楽天オークション、海外ならeBayなどネットオークションを利用して不要品処分を行う場合、まずアカウントを作成する必要があります。それぞれ事前にID登録を行いましょう。出品に関してはそれぞれの規約・ルールに従って行わなければなりません。一般的な方法としては処分したい不要品のカテゴリ、商品名、画像ファイル、商品に関する詳細情報、開始価格、出品期間、支払い方法などを登録し、オークションを開始します。実際に落札されてから落札者から宛先などの情報を取得および入金の確認を行い、宅配業者を利用して商品を梱包・発送します。フリーマーケットを利用する場合はフリマの主催者などに出店の申し込みを行い、実際に会場に不用品を持ち込んで陳列を行い、フリマ参加者に商品を売る事になります。

 

持ち込みの方法と手順

基本的にネットオークションでは持ち込みといった行為は存在せず、出品予定の商品の画像ファイルをネット上にアップロードし、落札があった商品だけを梱包して発送するという作業になります。一方フリーマーケットの場合、持ち込みに際し台車やビニール袋、商品を陳列するためのビニールシート・ブルーシートなどが必要になります。また出店に際し出店料がかかる点にも注意が必要です。ネットオークションの場合システム利用料やポイント付与料金、オプション使用料などの費用が発生します。主にシステム利用料は落札価格の5.25%であることがほとんどです。フリーマーケットの場合出店料として200~1000円程度かかり、大規模なものの場合2000~3000円程度発生することもあるので、事前に確認しておくようにしましょう。

 

買い取り方法と売却の手順

ネットオークションにおける買い取り方法とは、ずばり落札されるか否かという点が重要です。これはフリーマーケットに出品した際も同様で、その品物が売れることで買取が成立する事になります。どちらの場合も開始価格・値段の設定の方法によって売れる・売れないが左右されます。特にネットオークションを利用する場合は、同様の商品が多数売りに出されていないか、相場価格から大きく値が乖離していないかなどを事前に確認しておくことが大切です。フリーマーケットを利用する場合はお客さんと値段交渉を行なったり、他の商品との抱合せで価格を調整したり、その場で色々工夫が出来る点を楽しむのもよいでしょう。

 

売却するための条件を確認

ネットオークションで売れる商品の条件としてはプレミア・レア価値のあるもの、という条件が非常に大きくなります。そのため多く販売されているものや市場に流通している数が多いものなどは買い取りが行われず、すなわち条件を満たしていないということになります。中には何度も出品され、そのたびに購入者・落札者が存在する商品もありますが、そういったものは相場がある程度固定されているので、それ以上の価格で売りたい場合は何らかの付加価値をつけなければなりません。一方フリーマーケットの場合、フリマの規模や主催状況によって商品の買い取り条件も異なります。大規模イベントの一環として行われている場合は色々なニーズが生じるので、比較的条件も緩いですが、フリマ単体で行われている場合出店料は安くても、購入者が少ない・ニーズが絞られているといったことが多いので、事前リサーチが大切です。

 

役立つ豆知識

フリーマーケットを利用する際の豆知識として、実際に出店する際は動きやすいジーンズやパンツルックのほうが良いでしょう。フリマでは基本的にお客さんは立って商品を見たり、購入したりしますが、売る側は座って応対し、また商品の搬入・搬出もあるのでジーンズで行動するようにしましょう。ネットオークションの場合、実際に買い手として利用して評価ポイントを上げておくと、新規セラーとして出品する際にメリットがあります。特にeBayでは10ポイント以上であることがセラーとして重要で、これ以下の場合アカウント停止されるおそれもあるので注意が必要です。

 

お得情報をチェック

ネットオークションを利用して不要品処分を行なっている人はどんどん増えています。その中でどの地域・ジャンルのものがより高額で売られているのかチェックするためには、オークションサイトの情報を比較・検証しているサイトを有効活用しましょう。フリーマーケットの場合主催者側に色々事前に問い合わせを入れておくと良いでしょう。お得情報などはフリマの総合情報を掲載しているサイトを利用すると、より広く収集することが出来ます。またリサイクル関連情報・商品が売れやすい場所・時期なども掲載しているので、フリマ出店者に有益な情報を得られることでしょう。

 

高値売却のコツ

ネットオークションで高値での売却・落札を行うためには市場調査も行なっておく必要があります。どの商品が高値で取引されているのか、ニーズが高いのか、落札価格の推移や市場流通などを参考に出品を行うことが重要となります。フリマ出店の場合必ずと言ってよいほど値段交渉が行われますので、出品段階で売りたい価格プラス値下げされることを考慮した価格分で値段を設定しておくことが高値売却のコツです。

 

 

寄付、寄贈の前に確認する7つのポイント

 

寄付、寄贈をして不用品を処分することは、人として素晴らしい選択肢です。ここでは、その際に確認しておきたい7つのチェックポイントを記載しています。

 

一般的な処分方法

不要品の寄付、寄贈は海外支援や災害支援、生活支援のために活用されるために行われます。単純に不用品を処分するために行われるのではなく、寄付・寄贈することでその物品を再利用し、寄贈先の生活を豊かにするために行われる行為と言えます。寄付・寄贈を行う場合はNPO法人や支援ボランティア団体、または公的に寄付・寄贈を受け付けている団体に事前に問い合わせを行い、どういった支援目的で寄付・寄贈を行うのか、どのような品目を受け付けているのかを確認しておくことが大切です。確認後支援団体宛に物品を送付します。送付にかかる費用などは基本的に寄贈者側負担となります。また地域・団体によっては直接送付する場合もあります。

 

持ち込み方法、手順、流れ

寄付・寄贈を行う場合、支援行為を行なっているNPO・ボランティア団体などに送付し、物品を届けてもらう方法と、直接支援を必要としている・希望している地域・団体へ物品の寄贈を行う方法、または不用品を処分したことで得られたお金を支援団体などを通じて寄付する方法、などがあります。基本的に支援を行いたい当該地域にコネクションなどがない場合は、ボランティア団体を通じて寄付・寄贈を行うのが望ましいとされています。そのため持ち込み方法としては実際に支援・慈善事業を行なっている団体に直接問い合わせを行い、郵送などで不用品を送るとよいでしょう。複雑な手続きなどは基本的にありません。必要書類等の記入を行う際は連絡先のNPOやボランティア団体から説明がありますので、それらも事前に確認しておきましょう。どのような支援団体がいるのか知りたい場合はJICAやウェブ上の支援ネットワークなどを活用しましょう。

 

買い取り方法、売却の検討

寄付と買い取りは直接結びつかないという方も多いでしょうが、海外支援の一環として現地のNGOまたはグループ事業団体に寄付された不用品を買い取ってもらい、その分の収益を得て事業活動を行なっている非営利組織団体も存在しています。また不用品を事業団体に買い取ってもらい、その資金を利用して寄付する方法もあるため、実際に買い取って貰う場合は支援団体などに問い合わせを行った上で、どのような目的で寄付を行いたいのかを伝えておくとよいでしょう。その際買取額はやはり少額になってしまう点に注意しましょう。あくまで不用品をリサイクル、リユースすることで支援を必要としている国・地域・団体に対する貢献を行いたい、という社会ボランティアを行いたい方のための方法といえます。

 

リユースの条件

寄付・寄贈のため商品価値の低い、ボロボロの不用品を贈る方もいますが、再利用が難しいもの、または不衛生なものなどは寄付・寄贈しても処分しなければならなくなるので、寄付は控えるようにしましょう。再利用できる衣類や電化製品、文房具などに限って寄贈するようにし、使い古した下着や故障している電化製品などはしかるべき手段できちんと処分することが大切です。リユースできる条件を満たさない不要品の寄付・寄贈は支援団体、ひいては支援先の国・地域に対しても迷惑でしかないため、事前に寄付・寄贈が可能な物品かどうかを確認しておくもの大切です。

 

豆知識の一つチャリティーショップという選択肢

寄付・寄贈はチャリティーショップに出品することでも実現することが出来ます。特にイギリスではチャリティーショップ運営による慈善事業も盛んに行われています。イギリスでの慈善事業としては街頭の募金活動やクリスマスなどにカード販売を行うことで寄付金を募る方法などが有名ですが、不用品を出品することでチャリティーに参加し、慈善事業・支援活動に貢献されている方も多くいます。日本ではチャリティーショップの活動はあまり大きくありませんが、地域NPOなどを中心に少しずつ活動の場が広がっているので、チェックしてみましょう。

 

お得情報

支援活動以外に、これから新生活を行うという若い世代に不要になった商品を寄付することもまた、不用品を処分する方法の一つとなります。新生活を行う新社会人・学生にとっては無料で再利用可能な物品を譲り受けることができるので大変お得であり、一方の不用品を処分したい側にとっても手数料や費用などがほとんどかからずに不用品を処分できるためお得な方法であるといえるでしょう。

 

高値売却をするためのチェック項目

不用品を買い取ってもらい寄付を行う際、より高額・高値で買い取ってもらうことで寄付金の額も増やすことが出来ます。この時チェックすべきポイントとしては、不要になったと思った瞬間に物品を売却する手はずを整え、時期を逃さないうちに売却してしまうことが最も高値で売却するために必要なコツとなります。もちろんどの段階で不要になるのかは人それぞれですが、あまりに使い古してしまったもの、再利用が難しい物などは寄贈することも難しく、また寄付金を作るために売却することも難しいので注意しましょう。旬を過ぎたブランドものの服などは、寄付金として買い取ってもらうのは難しいですが、寄贈することには問題がないので、支援団体などに事前に相談してみましょう。

 

産業廃棄物のマニフェスト管理に役立つ7つのポイント

 

産業廃棄物とは、法人が事業活動に伴って排出するゴミのことです。産業廃棄物は一般の粗大ゴミと違った形での処分方法を取らなければなりません。ここでは、その際に役立つ詳細を記載しています。

 

マニフェスト制度について

1.基本知識

マニフェスト制度は搬出事業者が産業廃棄物を処理する上で、環境汚染や不法投棄などを未然に防ぐために遵守しなければならない法制度のことです。各セクションにて処理が正規に行われたどうかを確認するためにマニフェストは利用され、マニフェストに記入された内容を各業者が受け取って確認することで、処理内容が委託通りに行われたかチェックできます。

 

不用品回収事前チェック

マニフェストの流れとしてはまず排出事業者がマニフェストを産業廃棄物ごとに用意し、収集運搬業者にマニフェストと産業廃棄物を渡します。収集運搬業者はそれらを中間処理業者に渡し、中間処理施設にて脱水や焼却処分を行います。中間処理完了時点で業者はマニフェストを確認し、次の最終処理業者に渡す収集運搬業者に処理した産業廃棄物とマニフェストを渡します。運搬業者は最終処理業者に産業廃棄物を渡し、マニフェストを確認して数量などに問題がないかチェックします。その後最終処理施設にて埋め立てなどを行い、担当業者がマニフェストをチェックして問題がなければそこで作業が完了することになります。このマニフェストは委託処理する産業廃棄物全てに法律によって義務付けられた制度となり、これに違反すれば委託基準違反の場合で、5年以下の懲役か3億円円以下の罰金という罰則が課せられます。

 

2.記入方法

マニフェストはフォーマットに従って記入しなければなりません。項目ごとに必要な処理内容や情報を記入します。記入方法に関し注意すべき点として、マニフェストは通常7枚組になっており、複写式なので問題は起こりにくいのですが、全てに同じ内容の処理内容・情報を記入されていなければならないので、記入後確認を怠らないようにしましょう。

 

不用品回収事前チェック

記入は排出事業者自らが行わなければなりません。マニフェストを受け取った収集運搬業者は7片全てに捺印し、A票を控えとして排出事業者に渡します。受け取った排出事業者はA票、およびB2票、D票、E票を5年間保管する義務(マニフェストの保存義務)があります。なお収集運搬業者はB1票、C2票、処分業者はC1票を保管しなければなりません。

 

3.入手手段

マニフェストは全国にある産業廃棄物協会で購入できます。社団法人全国産業廃棄物連合会が発行しているマニフェストは産業廃棄物管理票という名前で発行されています。

 

4.産業廃棄物引渡し時に排出事業者が行うこと

排出事業者は産業廃棄物引渡し時にはマニフェストのA票を控えとして受け取らなければなりません。ここで処分施設に直交する場合は直行用のマニフェストを、積み替え施設を経由して処分施設に搬入される場合は積み替え用マニフェストを利用します。積み替え用マニフェストでは各処分終了後にB4票、B6票も郵送などの方法によって送付されますので、これを5年間保管しなければなりません。

 

5.収集運搬終了時点の流れ

収集運搬業者は中間処理業者への運搬終了した時点で、その日の日付を運搬終了年月日欄に記入し、マニフェストを産業廃棄物とともに中間処理業者に引き渡します。受け取った中間処理業者は6枚あるマニフェストに記入する必要があります。処分担当者の氏名および会社名を署名、または押印し、B1票・B2票を控えとして収集運搬業者に渡します。受け取った収集運搬業者はB1票を5年間保管し、受け取ってから10日以内にB2票を排出事業者に送付し、終了の報告を行わなければなりません。すなわち終了時点で排出事業者にA票、B2票、収集運搬業者にB1票、中間処理業者に残りのマニフェストがあることになります。

 

6.中間処理終了時点の流れ

中間処理が終了し、収集運搬業者に引き渡す時点で中間処理業者はマニフェストの処分終了年月日欄に処分を終了した日付を記入します。その後C1票を5年間保管し、C2票は収集運搬業者に、D票は排出事業者に送付します。これによって中間処理の終了報告となります。収集運搬業者はC2票を確認し、問題がなければそれも5年間保管します。なお中間処理業者は最終処理業者に対し、産業廃棄物の残さの処理を行なってもらうため2次マニフェストを交付し、処分を委託します。

 

7.最終処分終了時点の流れ

中間処理業者から処分委託を受けた最終処理業者は処分を行った後、2次マニフェストを確認して最終処分を終了した旨を記載し、中間処理業者へはE票を送ることになります。中間処理業者はそれをを受け取った時点で10日以内に1次マニフェストのE票、すなわち最初に発行されたマニフェストのE票に最終処理時点の日時等を記入し、排出事業者に送付します。最終的に排出事業者は1次マニフェストのA票、B2票、D票、E票、中間処理までの収集運搬業者は1次マニフェストのB1票、C2票、中間処理業者は1次マニフェストのC1票、2次マニフェストのA票、B2票、最終処理業者への収集運搬業者は2次マニフェストのB1票、C2票、最終処理業者は2次マニフェストのC1票を保管しなければなりません。