ニキビに有効なスキンケアは?
『合成界面活性剤』が入っていない化粧品を使うことです。
それが入っている限りできるのは『一時的な保湿』だけで、すぐにバリア機能が低下した乾燥肌になります。肌断食とは、『肌に何も余分なものを与えない』ということですが、その『余分なもの』というのは、簡単に考えただけでは出てきません。奥が深く衝撃的な話で、しかし勉強する価値がある話です。
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ハニワくん
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あなたはニキビに有効なスキンケアをきっと知らない
ニキビとスキンケアで考えられるキーワードは色々ありますが、例えば以下の通りです。
- ビタミンC誘導体
- ピーリング
- イオン導入
- 酵素洗顔
健康で美しい肌を保つために基礎化粧品などを用いて肌の手入れをすること。
以上のスキンケアがニキビに有効だと言われていますが、よくよく考えると、この話はとても奥が深いものです。まずは、『表面的な話』から考えていきましょう。
有名女性youtuberのまとめ動画
例えば、下記の記事に書いたように、
下記の動画はyoutuberの『かわにしみき』さんが出しているものですが、普段からこのような美容の対策をしておくことで、ホルモンバランスが乱れがちな時期の異常反応も、極力抑えることができるかもしれません。
【私流!!】ニキビ肌荒れの治し方!【スペシャルスキンケア!】
動画に出てくる美容グッズは以下の通りです。
※写真サイズが修正できず、大きく表示されています
ここに出てきた『スキンピールバー』というのは『ピーリング石鹸』ですから、ピーリングの効果を得ることができます。商品説明にはこうあります。
AHA(グリコール酸)2.0%配合により毎日の洗顔で簡単にピーリング効果が得られる洗顔石鹸です。さらにニキビをできにくくするティートゥリーオイルを配合。きめ細かな肌を取り戻します。
ピーリングはニキビに有効だと言われていますからね。 また、『肌が弱いとピーリングができない』と考えている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。たしかに『不自然行動』の一つで、やり過ぎると肌にダメージを与えますが、適度かつ適切に行う場合は、肌に何かの成分を吸収させる必要もなく、アレルギーの心配もありません。家庭用のピーリング化粧品には、
- 洗い流すタイプ
- 拭き取りタイプ
とありますが、拭き取りタイプは肌をこすって傷めてしまうことがありますので、
- ジェル
- ミルク
- クリーム
タイプのものを選ぶといいでしょう。詳しくは下記の記事をご覧ください。
ニキビに有効な洗顔は?ピーリング、酵素洗顔、間違った方法とは何か
また、彼女はこのような動画も挙げています。
紹介しているアイテムは以下の商品ですね。
これをニキビ部分に塗ってそのまま寝るだけ、というニキビケアです。これが彼女には有効だったということですね。
『医師によるニキビ・ニキビ跡・毛穴の開き完全治療マニュアル―ニキビは皮膚病の一種です!!』にはこうあります。
医師がすすめるドクターズ・コスメでホームケア
ニキビや若返りに効果的なビタミンC(高濃度、誘導体、イオン導入器)
(省略)ニキビに対しては、皮脂分泌の抑制による予防効果と、赤ニキビの炎症によってできる活性酸素を中和させて炎症を抑える効果があります。このビタミンCは不安定な物質なので、家で使えるように安定させて皮膚へ吸収させるためのいくつかの方法があります。高濃度のローションや、誘導体、イオン導入するための専用器などです。
本にはその他にも、
- レチノイン酸
- プラセンタ
- ピーリング石鹸
がニキビに有効であると説明していますから、たしかに自宅で行うスキンケアとしては、ピーリング石鹸やピーリングジェル等でピーリングをし、ビタミンC誘導体の入った化粧水を使い、それをイオン導入器で浸透させるのが王道の治療法ですね。
パナソニック 美顔器 イオンエフェクター クールモード付き ピンク調 EH-ST75-P
また、
- ヒアルロン酸
- セラミド
- コラーゲン
等、美容に有効そうな成分については下記に詳しく書きましたので、併せてご確認ください。
『敏感肌』あるいは『乾燥肌・脂性肌・混合肌』だとどれが一番ニキビができやすい?
また、下記の動画はyoutuberの『佐々木あさひ』さんが出している動画です。これはニキビに悩む、あるいは悩んだことのある人たちが意見を持ち寄って作り上げている動画で、参考になる情報もあることでしょう。
【永久保存版】ニキビにおすすめのスキンケア30選!![前編]
【永久保存版】ニキビケアで大切なこと!【後編】
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ハニワくん
あなたはニキビに有効なスキンケアをきっと知らない
真のスキンケアとは
さて、ここまでが『表面的な話』です。つまり、世に出ている王道的な、セオリー的な話ですね。ちょっと見渡せばこのあたりの情報にはすぐにたどり着きます。しかし、このスキンケアには奥が深い話があるのです。それは、以下のような本を読んだ時に浮き彫りになることです。
先ほどの動画の中にも、『スキンケア以外のニキビケアもある』というキーワードを言っているリスナーがいましたが、それはとても貴重な意見です。例えば、『クレンジングをやめたら肌がきれいになった』にはこうあります。
汚れとともに肌表面の不要になった角質を落とすことで、肌のターンオーバーのリズムが整い”健康でバリア機能の高い肌”をキープすることができます。肌はバリア機能が高いと乾燥しにくく、多少のことではゆらがない、なめらかで透明感あふれる美しさをキープ。バリア機能は美肌のかなめと言えるものです。ところが、クレンジングはこの大切な肌のバリア機能を乱し、乾燥やトラブルを引き起こす一因となってしまいます。それがたとえ、肌に優しそうなクリームやミルクでも、です。
そして、下記の記事にも書いた、
ニキビを触る癖がある人は危険?痒い時はどうすればいい?炎症して悪化させないための対策とは
『バカがつける化粧品―あなたの素肌は、20代で乾燥肌、30代で小ジワ、40・50代でカサカサ・シワシワ (危険警告!Books)』にはこうあります。
落ちないメイクが洗浄剤を強化していく
(省略)とにかく化粧品業界はクレンジングの洗浄力を高めてきました。しかし、洗浄力を強くすると皮脂も一緒に流されてしまいます。後述しますが、それをごまかすのがクレンジングオイル。こうして女性の皮脂や角質内の脂質が極端に減少したため、今度は皮膚に含まれている水分が蒸発して外部に逃げてしまうようになったのです。
つまりこういうことですね。
乾燥肌が原因でニキビになる理由は記事をご覧ください。しかしとにかくこのようにして、『メイクや汚れなどをしっかり落とす』ということは考えることがいくつかあるということなのです。そもそも、使っている化粧品自体が間違っている可能性があります。そのせいでニキビを生み出す悪循環を生み出している可能性があるのです。
綺麗になるはずの化粧を追及して、美肌を失う結果になる。これではまるで、『木を見て森を見ず』ですね。ついつい肌のきれいな有名人が広告塔になっている化粧品を使いたくなるのが人間心理というものですが、もしそれだけの理由で化粧品を選んでいるということであれば、ニキビが悪化する等の現象が起きても、つじつまが合います。ではここで、ニキビができる原因を見てみましょう。
ニキビができる原因(内因性)
ニキビができる原因(外因性)
その他
ニキビは一つの原因によって発症するわけではないので、このすべての要素を最適化することが求められます。こうした見てわかるように、ホルモンバランスの変化や便秘等の現象は致し方ありません。しかし、その他の要素は往々にして、努力と思慮深さによって解決できる問題です。
ニキビとはある種、『軽率に行動した結果』だと言うことができます。私も下記の記事に書いたように、薬物の乱用と夜更かしという軽率な行動を取ったせいで、赤ニキビを作ってしまいました。
『白・黒・赤ニキビ』ができる原因と対策一挙公開!(注意:赤ニキビになる前に対処せよ!)
軽率というと納得がいかないかもしれませんが、
別に大して深く考えてない。追求してない。
ということなら当てはまるのではないでしょうか。先ほどのアトピー性皮膚炎の本には合成洗剤がアトピーを増やした事実について説いていますが、シャンプーやボディシャンプー等に含まれる合成界面活性剤は、利便性や話題性があってもその代償は大きいのです。
- 有名人が広告塔になっている
- 皆使っている
- 便利
- いいにおいがする
- なんかかっこいい(可愛い)
という理由で商品やスキンケアを選ぶ自分を冷静に考えたとき、本当にそこに『思慮深さ』があるかどうか、自問してみましょう。
先生
ハニワくん
あなたはニキビに有効なスキンケアをきっと知らない
女性は化粧をしたらいけない?
ではどうすればいいのでしょうか。女性は化粧をしたらいけないのでしょうか。『クレンジングをやめたら肌がきれいになった』にはこうあります。
肌のきれいを損なわずにメイクを楽しむーその方法は、ただひとつ。お湯や石鹸だけですっきり落ちるメイクアイテムを使うことです。合成成分を使わず、天然原料で作られているナチュラルコスメやミネラルコスメがそれにあたります。
お湯や石鹸だけですっきり落ちるメイクアイテムを使う。これであれば、見識高い化粧品評論家が指摘する問題も解決します。これについては本に詳細が載っていますので、下記の記事でそれぞれの商品を紹介しています。
また、気を付けるのはもちろんクレンジングだけではありません。『10万円のクリームより効く「何もつけない」美肌ケア』にはこうあります。
肌を潤すことがかえって肌のバリアを傷めつける
(省略)皆さんが日常生活において、角質層を水浸しにしてしまっている行為があります。それが、『化粧水や美容液をつけること』『顔のパックを当てること』です。(中略)いずれも、肌に水分を与えることで一時的に角質層の水分量は増しますが、角質層は過剰な水分が与えられることで水浸しの状態になり、結果的にはバリア機能を低下させることになります。保湿を期待して行ったパックで、結果的に乾燥肌になってしまうのです。
つまりこういうことですね。
つまり、
- メイク(落ちないメイク)
- クレンジング
- 美容液・化粧水
- 美容パック
そのすべてのスキンケアが、逆にニキビの原因となる可能性があるのです。まだ若い人や、乾燥肌ではない人の場合、それらの行為をしてもダメージがなく、実感がないかもしれません。しかし、そうじゃない人がこれらのスキンケアを慢性的に行った場合、それが原因でニキビができるということも十分考えられるわけですね。
先生
ハニワくん
ピーリングはしていいのか
それは、『ピーリング』についてもそうです。ピーリングをもし『新陳代謝』を目的として行っている人がいる場合は、それも注意が必要です。本来人間の体は、放っておけば常に『ちょうどいい働き』をしてくれるものです。それを、先ほども言ったピーリングのような『不自然行動』によって無理矢理変化させようとするわけですから、そこには代償があるのです。ピーリングの場合は、
- 角質層を科学的に溶かす
- 肌のバリア構造を破壊する
という代償を払うことになるわけですね。しかし、このピーリングにおいては、実は肯定される場面があります。『10万円のクリームより効く「何もつけない」美肌ケア』にはこうあります。
ただし、ピーリング剤が役に立つ場面が、一つだけあります。それはニキビ治療です。ニキビは、毛穴部分での角質層が角化する(厚くなる)ために、毛穴が詰まることがきっかけで起こります。ピーリング剤は角化した角質層を溶かし、毛穴の詰まりを防ぐことで、ニキビを起こしにくくします。もちろん、ピーリング剤で肌のバリア構造は破壊されますが、ニキビ治療を優先するのです。
ですから、ニキビやニキビ痕がある部分にピーリングを行うことで、他の部位に不必要にダメージを与えることなく、治療ができるということになりますね。しかし、やはり専門医が行うニキビ治療が一番効果があります。素人判断でいろいろやろうとすると逆効果になることもありますので、重度なニキビを患った方、あるいは確実に治療したいという方は、皮膚科や美容外科を尋ねるといいでしょう。
ニキビに有効な洗顔は?ピーリング、酵素洗顔、間違った方法とは何か
先生
ハニワくん
- まずはよく聞く王道のスキンケアを確認する。
- 合成界面活性剤が入っている化粧品はすべて推奨できない。
- お湯や石鹸だけですっきり落ちるメイクアイテムを使えば、肌にダメージはない。
- 本来人間の体は、放っておけば常に『ちょうどいい働き』をしてくれる。
- 重度なニキビを患った方、あるいは確実に治療したいという方は、皮膚科や美容外科を尋ねる。
肌断食ってなに?
『断食』とは、何も食べないということです。ふつうはそれによって体内にある余分な有害毒素などを排出し、体をリセットするのが主な目的です。
『育毛に効果がある食べ物、薄毛が進行する食べ物』を徹底調査!『断食』という選択肢にも注目!
『肌断食』もこの断食と同じように考えます。『肌に何も余分なものを与えない』ということですね。その余分なものとは、肌につけるものです。ですからつけてない人、特に男性などには多いかもしれませんが、そういう人は、
え?俺なにもつけてないよ
となるでしょう。その場合はすでに肌断食が出来ていることになります。例えば、肌に有害物質をつけることをイメージしたとき、直ちにそれをやめたいですよね。そんなことをしていたら肌が荒れてニキビどころの騒ぎではなくなってしまうと誰もが思うはずです。
でも、私は何も有害物質なんかつけてないよ、化粧品だけだよ
と思う人が多いでしょう。多いというか、ほとんどの人がそう思うでしょう。では、その『化粧品』が有害物質だったらどうでしょうか。身震いする事実ですね。しかしそれは真実なのです。それについては前述したとおりですね。
先生
ハニワくん
ほとんどの化粧品に含まれる合成界面活性剤
前述した通り、化粧水というのは使えば使うだけ『化粧水依存体質』になり、美肌とは逆方向に進んでしまう事実があるのです。これは、見識があり、化粧品会社とズブズブの関係『ではない』公明正大な意見を言う人が、必ず言うことです。
化粧品に含まれる合成界面活性剤というスコップで皮膚に穴を掘り、一時的にその穴に水を溜めれば、水分があるように見えます。しかし、膜を失ったその穴にある水分は、すぐに蒸発して消えます。水溜まりがすぐに蒸発するのと同じです。すると、そこにあるのは『乾燥肌』です。バリア機能を失ったその肌は、抵抗力がなくなっていてニキビや肌荒れのリスクが高くなってしまうわけです。
『クレンジングをやめたら肌がきれいになった』にはこうあります。
汚れとともに肌表面の不要になった角質を落とすことで、肌のターンオーバーのリズムが整い”健康でバリア機能の高い肌”をキープすることができます。肌はバリア機能が高いと乾燥しにくく、多少のことではゆらがない、なめらかで透明感あふれる美しさをキープ。バリア機能は美肌のかなめと言えるものです。ところが、クレンジングはこの大切な肌のバリア機能を乱し、乾燥やトラブルを引き起こす一因となってしまいます。それがたとえ、肌に優しそうなクリームやミルクでも、です。
クレンジングでも同じです。全く同じ内容が『バカがつける化粧品―あなたの素肌は、20代で乾燥肌、30代で小ジワ、40・50代でカサカサ・シワシワ (危険警告!Books)』にありましたね。化粧水にも、乳液にも、フェイスパックにも、洗顔フォームにも、化粧品にも、クレンジングにも、それらスキンケアグッズのすべてに『合成界面活性剤』が入っていて、それがここでいう『有害物質』なのです。
先生
ハニワくん
商品に含まれる様々な有害物質
また本には、
- 使えないはずの鉛が化粧品に使われている
- ジアミン類より猛毒なリード・アセテートが平気で使われている
- 合成ポリマーを顔に貼り付けたままでは皮膚環境が悪化する
等、スキンケアグッズに含まれる有害物質の有害性をこと細かく説いています。
『合成ポリマーだから、合成樹脂だから、皮膚に悪いに決まっている』などというつもりはありません。合成樹脂の仮面をかぶって外出しても、暑い日などは着色して顔に塗ればサンスクリーンになって紫外線防止の役に立つでしょう。合成ポリマーが悪いのは、基礎化粧品に配合して皮膚を覆ってしまう、そのために皮膚の健康を維持する環境が保てないからです。
クリームや乳液も油と水を混ぜたものですが、皮膚に塗ると水が蒸発して油が残ります。残った油が皮脂を補充する、これがクリームや乳液の目的で、女性は男性に比べて皮脂が少なく皮膚が老化しやすいからクリームや乳液で皮脂を補うのです。こういうクリームや乳液ならもともと皮膚にある水分を逃がさないエモリエント剤(油性の保湿剤)としても役立ちます。
『しかし、合成ポリマー製の乳液やクリームは内容がまったく違うのです』と本には続きます。合成ポリマーのなかでは常在菌が増殖できず、それが最終的に乾燥肌を引き起こします。
石鹸も『界面活性剤』の一種ですが、『合成界面活性剤』とは一線を画す存在です。石鹸も合成界面活性剤も使用後どんなに洗い流しても皮膚に残りますが、合成界面活性剤は皮脂や角質層に溶け込み、皮脂や角質細胞間脂質を流失させ続けます。
しかし石鹸の場合、皮膚の酸性物質(油を洗い流す力)で中和され、界面活性剤が失われるので安全です。また、石鹸使用後は『バニシングクリーム(脂肪酸)』という物質になり、皮脂の減少した皮膚を守ります。
更に本にはこうあります。
石鹸で洗顔すると、石鹸の脂肪酸が皮膚の表面に残ります。皮膚の常在菌はそれもエサにしています。哺乳類の皮膚に住むようになって少なくとも7000万年の間、皮膚表面の油脂、脂肪酸、炭化水素、コレステロール、落屑などを餌にして常在菌は生きてきたのです。しかし、合成ポリマーの登場で、常在菌の環境は一変してしまいました。洗顔フォームとかクレンジングオイルという合成洗剤で皮脂を根こそぎ洗い流して、エサを奪い、しかも合成ポリマー性の美容液や乳液で皮膚を覆っているのです。脂の中で生活してきた生物に、合成樹脂の中で生きろといったって、それは無理です。
善玉常在菌は皮膚のバランスを整えていると言いましたが、合成ポリマーの登場であらゆるスキンケア商品が出て、それを使った人々の肌体質に変化が起きてしまったのです。
合成樹脂、合成セルロース、合成ゴム、合成オイルなどがある。乱用によって皮膚環境と自然界の環境も破壊する。天然のコラーゲンやヒアルロン酸などもポリマーの一種だが、ここで言う合成ポリマーとは、洗ってもなかなか落ちない成分のこと。
合成ポリマーを使った『落ちないメイク』をして、過剰な洗浄やクレンジングをして、肌のバリア機能を破壊する。そして化粧品を使って合成界面活性剤を使って、更に肌のバリア機能を破壊する。そんなことを繰り返していれば、そりゃあ肌能力は弱くなって、ニキビや肌荒れ、乾燥などが頻発してもおかしくありませんね。
更に以下の本でも、シャンプーやボディシャンプーなどの合成界面活性剤入りの合成洗剤が、薄毛やアトピー性皮膚炎を引き起こした事実について書いていますので、こうした商品の有害性を疑う方は読んでみるといいでしょう。
先生
ハニワくん
肌断食ってなに?
『良いと言われていて売れている商品=良い商品』ではない
基本的に、『良いと言われていて売れている商品=良い商品』という図式は成り立ちません。例えば、『健康にいいものばかり食べていると早死にします』には健康食品やサプリで死者が出た例をまとめています。
- 1989年ごろ、米国で死者38人、推定患者6,000人(Lトリプトファンの過剰摂取が原因。)
- 1977年、米国で液体プロテインというダイエット飲料で半年で死者58人
- 1994~2000年、台湾でやせるための健康食品アマメシバで死者9人
- 1998年3月にテレビで紹介されて日本でも消費量が増え、沖縄、鹿児島、名古屋、横浜でも患者が発生。
- 2002年7月、中国製ダイエットサプリで死者
- 2003年12月、米国でダイエットサプリ『エフェドラ』で100名を超える死者
- 2005年5月、中国製ダイエットサプリでまたも死者
- 2011年7月、タイ製やせ薬で死亡例を含む多くの健康被害
- 2013年10月、ダイエットカプセルで急性肝炎29人、死者1人
- 1996年3月、小柴胡湯事件、漢方薬で死者
これらを使用した人は皆、誰かに『良い』と言われてその商品を使ったわけです。そして死んでしまいました。このような事実が存在することからもわかるように、どんなに大手の会社が商品を出していても、そこに有害物質が含まれていない理由にはなりません。例えばこの小柴胡湯事件なんか『ツムラ』ですからね。大企業が出した漢方薬で、10人の死者を出してしまったのです。
大企業、漢方薬、良いと聞いている。この3つの要素を考えたとき、人はどうしても過信してしまいます。しかし立ち止まって考えなければならないんですね。大企業であろうとそれを運営しているのは人です。人は恒久的に未熟なのです。
永遠に。この先どんなことがあっても。
つまり、人間を過信してはいけないのです。人間というものは利己的であり、愚かです。賢く、優しい一面も持っていますが、その反面も持っています。そういう現実的な視点を一つ持てれば、この問題の解決方法も見えてきます。その選択肢の一つが、この『肌断食』なんですね。
先生
ハニワくん
合成界面活性剤が入っていない化粧品は?
冒頭に張ったスキンケアの記事に、
- 化粧水
- 保湿クリーム
- 乳液
- 化粧品
- 石鹸
において、『有害性のない商品』を紹介しています。合成界面活性剤等の有害物質が入っているかどうかを調べるサイト『美肌マニア』で調べると、合成界面活性剤や防腐剤が入っているかどうかがわかります。
本で紹介されていたものを、私が調べなおして紹介しているので、ほとんど問題ありません。微妙に有害性のあるものが入っている場合もありますが、防腐剤も乳化剤も、何の添加物も入っていないものもありますので、最後にもう一度自分で調べてみるのがいいでしょう。先ほど、
- 合成ポリマーが入っていない乳液やクリームならもともと皮膚にある水分を逃がさないエモリエント剤(油性の保湿剤)としても役立つ
- 石鹸は洗浄後に『バニシングクリーム(脂肪酸)』になって皮脂の減少した皮膚を守る
とあったように、すべてのスキンケアグッズが使えないわけではありません。特に皮脂が少ない女性で、かつ高齢になると更に皮膚の油分が少なくなり乾燥しますから、そういう場合には『厳選された乳液やクリーム』で潤いをカバーすることが推奨されます。
先生
ハニワくん
『肌断食』をするべき理由
しかしそうじゃない場合は基本的に『肌断食』するべきなのです。『10万円のクリームより効く「何もつけない」美肌ケア』にはこうあります。
一つずつ減らしていくのは効果を感じにくい
『何もつけない』美肌ケアにおいて、最初に実行することは『脱・基礎化粧品』です。普段使用している化粧水、乳液、美容液、クリームなどの基礎化粧品を、すべてきっぱりとやめるのです。ここで大事なことは、すべての基礎化粧品を『同時にやめる』ということです。一つずつ減らしていくのではなく、思い切って、基礎化粧品すべてを同時に遠ざけるのです。そうすることで、肌のバリア機能が回復しているとしっかり実感することができ、これなら続けられると自信をもつことができます。もし、中途半端なやめ方をすれば、肌のバリア機能が回復していく実感がもてず、本当に基礎化粧品をやめてよいのかと不安を感じてしまいます。
『真の美容・美肌』を求めるならば、『基礎化粧品をすべてやめる』ことが求められるのです。これが真実なのです。基礎化粧品をやめてしまえば2~3週間は乾燥したり、違和感を覚えたりしますが、そのうち先ほど言った『天然の保護クリーム』である、『角質細胞間脂質と天然保湿因子』が徐々に回復し、肌に潤いが出てきます。
セラミドやフィラグリンなどの脂質で構成されている。多くの水分を引き寄せて離さない性質があるため、『保水能力』に非常に優れている。
角質細胞間脂質と同様に、水と結合する性質があり、保水能力に優れている。水分を角質層に補給し、肌にツヤと潤いを与える。
もし、乾燥肌の人がいてその2~3週間の時期にどうしてもケアをしたいということであれば、推奨されるのは『ワセリン』です。
※写真サイズが修正できず、大きく表示されています
本にはこうあります。
ワセリンを乾燥が気になる部位に塗ると、皮膚の最も外側を覆っている角質層の表面に油の膜を張り、内側からの水分が蒸発して乾燥するのを防ぐことができます。これは、皮脂の働きとどうようであるため、ワセリンは皮脂の代用品ともいえます。
ワセリンというのは、基礎化粧品とは違う効果を期待できるアイテムです。肌のバリア機能を壊して美容液を入れるのではなく、『天然の保護クリーム』と同じ効果が期待できます。つまり先ほどの『落とし穴』で言えば、穴を掘るのではなく、『膜を張る』んですね。元々ある水分が蒸発しないように、膜を張って逃がさないんです。
そしてこのワセリンですが、先ほど乳液の説明で、『乾燥しやすい目元や口元といった部分的に使用する』とありましたが、これも同じようにそうします。使う量も多くなくていいんです。もしかしたら、
- 女性
- 高齢者
であってもこの最強の天然保護クリームを駆使することで、肌に潤いが戻るかもしれません。肌が乾燥してしまうのはもしかしたら、使っているスキンケアグッズに問題があるかもしれません。厳密なことは一概には言えませんが、見識ある専門家がこのように言う事実をきちんと直視し、肌断食、やってみても損はないかもしれませんよね。
ニキビの発生を抑える『美肌菌』を増やすためにやるべきことは?
先生
ハニワくん
- 『肌断食』は『肌に何も余分なものを与えない』ということ。
- 『化粧水や美容液をつけること』『顔のパックを当てること』は推奨できない行為。
- 合成界面活性剤は『余分なもの』。
- 化粧品には様々な有害物質が入っている。
- 石鹸は体にいい影響を与える。
- 『良いと言われていて売れている商品=良い商品』ではない。
- 合成界面活性剤等の有害物質が入っているかどうかは『美肌マニア』で調べられる。
- 『真の美容・美肌』を求めるならば、『基礎化粧品をすべてやめる』ことが求められる。
- 『角質細胞間脂質と天然保湿因子』よりも高価なクリームはない。
- ワセリンはほかの化粧品とはまるで違うアイテム。
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