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ゼフ『おれ達がこの店で戦い続ける意味はあるんじゃねぇだろうか』

『理念』とは、自分のこの人生の、『生きる目的』のようなものである。『ビジョナリーカンパニー2』では、その理念の重要性を徹底的に説いているが、私も強く強く、そう思う。自分の人生は、何を目的に、存在しているのだろうか。その答えこそが、『理念』である。それは当然、『金儲け』だとか、『周りがやってるから』だとか、『法律や常識やルールに従うと…』だとか、そういう浅はかな想いではない。『理念』とは例えば仕事なら、『その仕事を追求する過程で息絶えるなら本望だ』と思えるような、自分の人生の大黒柱なのである。

 

『例えばだサンジ……!!どんな大悪党だろうと…脱獄囚だろうと…食いたくて食いたくて…この店に辿り着いたクソ野郎がいたとしたらおれ達がこの店で戦い続ける意味はあるんじゃんねぇだろうか』

 

世界的に有名な細胞生物学者のブルース・リプトン博士が書いた、『思考のすごい力』に、とても興味深い事実が書いてあった。この事実は、今まで私の短い半生の中で、確かな”違和感”として覚えていた問題を、腑に落としてくれた。忘れようと思っても、忘れられない。

ある日博士は、大きな事故を起こした。生きるか死ぬかの大事故だったが、何とか一命をとりとめた。病院で彼は、運動療法(キネジオロジー)のリハビリを受けた。それまで彼はキネジオロジーを批判する側だったが、そういう特別な状況に陥り、やってみようかと思った。彼は、自分の名前を言いながら腕を前に伸ばし、上から押さえる力に逆らえと言われた。『わたしはブルースです』すると、軽く押さえられただけなので、たやすく抵抗できた。(やはりくだらない)博士はそう思った。だが次の行動が重要だった。今度は、『わたしはメアリーです』と言いながら逆らえと言われた。すると、腕がぱたっと下がってしまい、抵抗できなかった。何度やってもダメだった。

 

これは、潜在意識に蓄えられた、以前学んだ『真実』と矛盾する事柄を意識が信じると、脳内で葛藤が起こり、その結果、筋力の低下が起こる、という、紛れもない事実だった。(もしこれをやってしまったらいろいろと問題は起こるけど、何か、自分の気持ちに従った方がいいような気がする。悔いが残る気がする)今までの半生でこう感じてきた”違和感”に対しての、これは答えだった。いつも引き合いに出すあの映画から感じる強いメッセージの正体も、この問題だった。我々は”顕在意識”で、やらなくちゃいけないことを、日々目の当たりにしているだが、我々は”潜在意識”で、本当は知っている自分の人生で、何を一番に重んじればいいのかを。

 

 

Vアニメ「ワンピース」15周年記念!15の名場面で綴る感涙PV

※画像は以下の参考文献から引用しています。

 

一言

この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。