人間や動物や昆虫はもちろん、植物も、微生物も、この世にはあらゆる生命が存在し、皆、平等に生きている。『生物多様性』である。地球の生き物はそうやって循環して、成り立っている。例えば植物がなければ、酸素が無くなり、地球の生命はほとんど全滅する。また、オゾン層も破壊されることになるので、太陽からの紫外線が緩和されず、人間は焼け死ぬことになる。最近では、”物”も循環させるのが常識として浸透しつつある。『循環型社会』である。
“物”は、”生命”との間に一線を引かれているが、地球の単位からすれば、扱い方は生命と一緒だ。地球の資源から造り、壊れたら分解され、土壌に帰るか、あるいはリサイクル(再資源化)され、今度は違う何かとして、生まれ変わることもある。愛着が湧いている”物”や、捨てられない”物”がある。例えば、記念日や誕生日で貰ったプレゼント亡き家族の形見。何年も一緒に、共に練習をしてきた、野球のグローブ、サッカーボール、テニスラケット、剣道の竹刀。手紙。写真。下手したら、生身の人間よりも共有する時間が長く、あるいは、思い入れがある”物”もあるだろう。
先日、『PORTER(ポーター)』で有名なカバン製造会社『吉田カバン』のスタッフが、15年前のバッグの修理を依頼され、バッグを目の前にしてこう言っていた。
『嬉しいですよね。職人としては。これは15年前私が造ったバッグですから。15年間も大切に使ってくれていて、こうしてまた修理に出してくれるということは、嬉しいですよ。』
はたして、”物”と”生命”の違いとは?私はたまに、その境界線を見失う。
『それは……?』
『死んだ刀だ”雪走”ついでに供養させてくれ』
Vアニメ「ワンピース」15周年記念!15の名場面で綴る感涙PV
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この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。