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ナミ『子供に泣いて助けてって言われたら!!! もう背中向けられないじゃないっ!!!!』

『損得』の判断を、どういう風に決めているだろうか。自分の『利』が潤い、増え、満たされるその道が、『得』?大体がそうだろう。例えばマズローが提唱する『5F』。

 

  • Fucking(性欲)
  • Feeding(食欲)
  • Flocking(群衆欲)
  • Freeing(逃走欲)
  • Fighting(闘争欲)

 

人間の根底に植えついているのは原始時代からのこういう欲求だが、 人間は、これらが満たされる方向を『得』だと考えるものである。 だが、これを考えるとまるで『動物』だ。人間も他の動物と変わらない。ただの生物だということがわかる。事実、自分たちの命を守らなければならない。生きるために、自分たちの利益を追求しなければ、明日食べる食事もままならない。養う家族がいるならなおのことだ。 逃げなければ殺される。狩らなければ食べられない。人間も、他の動物や虫と同じように、 そういう生物としての根本的なことに支配され、今日も明日も生きているのではないだろうか。

 

それはある種、仕方がないことだ。 逆にその事実は、『人間本位』な考えを駆逐するためのいい判断材料だ。 人間はこの世の覇者ではない。他の動物、昆虫、微生物、植物と同じように、宇宙の中の地球という惑星に存在する、 ただの生き物なのだということを、思い知らされる事実だ。

 

だが、ときに人間(動物)は、『その本能に逆らう』ような行動を取ることがある。 つまり、『利』を最後に置こうとする、勇気を燃やすときがあるのだ。 私は人間だろうが動物だろうが、そういうシーンを見ていつも心を打たれる。 なぜだろうか。 それは、いずれ散りゆく運命に生まれた生命の、プライドを見た気がするからである。

 

かつて自分の命が守られた。そういう、『勇気』ある、誇り高き生命に、命を賭して守られた。

 

『助けよう!!! 子供達!! それは、『愛』だった。泣いて、助けを求める目の前の子供に向けられた、 純粋な愛だった。 子供に泣いて助けてって言われたら!!! もう背中向けられないじゃないっ!!!!』

 

そのとき、命の尊さを知った。儚く、虚しく思えたこの人生が、 尊いものだと知ったのだ。 『利』を求めれば虚しくなり、 『義』を求めれば尊くなる。これは、 人にも、企業にも、あらゆる生命にも当てはまる真理である。

 

 

Vアニメ「ワンピース」15周年記念!15の名場面で綴る感涙PV

※画像は以下の参考文献から引用しています。

 

一言

この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。