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ブルック『!…そうだ どうせ死ぬなら…楽しい方がいい』

『悔いのない人生』というのは、どういう生き方なのだろうか。『後悔』や失敗が一度もない人生?悲しみや葛藤とは無縁の人生?それとも、毎日豪勢な食事と、絶世の美女、名だたる美酒に酔いしれて、寝る間も惜しんでどんちゃん騒いで、気づいたら死んでいる。そういう人生なのだろうか。いや、それはあえて完全には否定されないが、その前に、『後悔』や失敗が一度もない人生や、悲しみや葛藤がない人生は、『人生』とは言えない。

 

by 御木徳近

 

例えば、この言葉にある通り『努力』と『創造』を放棄した人間を、人々は本当に『人間』として認知しているだろうか。無関係の人に悪臭を撒き散らし、堂々とゴミをあさったり、公園に無許可で棲みつき、景観を損ねたりする、やろうと思えばできるのにやらない『浮浪者』や、麻薬でも何でも、自業自得の後遺症や、自堕落による『廃人』、大震災が起きた時に、被災者の安否よりも株価を気にし、あるいは、孤児の人身売買を企む『悪人』を、人は、本当に『人間』として認知しているだろうか。つまり、努力と創造を放棄しない矜持ある人間に、後悔や失敗、悲しみや葛藤のない人生など、あり得ないのだ。

 

ファーストリテイリング社長(ユニクロ)柳井正氏に言わせてみても、『一勝九敗』。

『勝利しか体験していない人間(企業)は、ただ挑戦していない(勝ち逃げしている)だけだ。危機につながるような致命的な失敗は絶対にしてはならないが、実行して失敗するのは、実行もせず、分析ばかりしてぐずぐずしている奴ほどよっぽどいい。私も多くの失敗から学び、経験し、そしてようやく一勝を挙げた。』

 

前を向いて、自分の足で、自分にしか歩けない道をを生きるという事は、足をぶつけて怪我をしたり、転んだり、ときには断崖絶壁へと続く道を歩いてしまうということ。『地図』がない道を歩いているのだ。それは当然なのだ。では戻ろう。『悔いのない人生』とは、どういう人生だろうか。今回の『STRONGWORD』のテーマは、『音楽』。『音楽』は、あれこれとアタマで考えるより、心で感じ取る方がいい。

 

『…どうでしょう…死ぬの初めてですから!……そうだどうせ死ぬなら……楽しい方がいい……唄いませんか?私…もし…本当に蘇ったなら……届けます必ず”音貝(トーンダイヤル)”……ラブーンも…船長も我々みんなが愛したこの唄を……!!!』

『ヨホホホ~~~イ♪ヨ~ホホーホ~~~?ヨホホホ~~~イ♪ヨ~ホホーホ~~~?ヨホホホ~~ヨ~ホホ~~ホ~~~?ヨホホホ~?ヨーホホーホ~~~?……

『それ!!ビンクス~の酒を~~♪…』

 

この『STRONGWORD』は、この”儚い”人生に、『音楽』を通して”尊さ”を見出した、普段は漂々としていても、最愛の『音楽』に触れるときだけは、その芯にある熱い情熱がとめどなく溢れて隠せない、生きる信念を持った一人のカリスマ音楽家と、その仲間たちの、人生最後のラストシーン。実質、”人間”としてのブルックの最後のシーン。私の大好きなシーンの一つである。

 

 

Vアニメ「ワンピース」15周年記念!15の名場面で綴る感涙PV

※画像は以下の参考文献から引用しています。

 

一言

この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。