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モーガン『おれが今までなぜお前を殴らなかったかわかるか?』

私は実力主義者である。というより、実力のない人間が実力がある風にふるまっているのが腹立たしい。これは、自分のトラウマによる影響でもある。『見栄』とは、自分の実力よりも良く見せようとする、という意味。だから、実力に相応しているのであれば、それは『見栄』にならない。身分不相応に、実力もないのにあるように見せる、つまり、『見栄』を張る人間が、私は嫌いなのである。『親の七光』、『二世』はもちろん、先輩、上司、会社の名前を出し、看板を私的な活動に利用するのは、自分の実力に自信がない証拠である。

 

私の会社でもそんなことは一切許さない。一人ではそんな横柄な態度を取らないくせに、私と一緒だということで大きな態度を取り、私に会話を振り、私の存在を相手に知らしめ、主導権を取ろうとする。私はそういう卑怯な人間はたとえ自分の社員だろうが、家族だろうが、決して許す事はない。その時は軽蔑と怒りの目で社員をじっと睨み、会話を振られても一切口を開かなかった。(誰を利用しようとしてんだテメエ)というメタメッセージと共に。

 

『……!おれが今までなぜお前を殴らなかったかわかるか?そうお前が殴る価値もねぇウスラバカ息子だったからよ!!!』

 

以来その社員は、怖い、自信が無い、恥をかきたくないという理由のために私や会社の名前を利用し、身分不相応な態度を取ることを改めた。人間、自分の実力で勝負しなければならない。そうしないとどの道いずれ、窮屈な思いをするのは自分なのである。経営の神、松下幸之助からそのバトンを引き継いだ、現代の経営の神、稲森和夫の著書『稲盛和夫の実学』にはこうある。

『通常、創業者の社長は現場の細かいことから会社全体のことまでよくわかっている。ところが、創業者のあとを継いだ二代目の社長、専務といった後継者たちは、現場のことをあまり知らないケースが多い。お父さんから、いやお祖父さんから、長として全体をまとめていくマクロの帝王学は教わっていても、ミクロの現場のことはわかっていない。そのため経営者として、本当の意味で会社を動かせないのである。もし、企業のトップとして本当に自分の思う通りに経営をしていこうとするのなら、足繁く現場へ出て、現場の雰囲気、現場のことを知らなければならない。そこからでなければ帝王学も生きてはこない。マクロだけでなくミクロもわかっていなければ、経営者は自由自在に会社を経営することはできないのである。』

 

だからこそ、実力主義で考えるべきなのである。私的な甘えた考え方は決して通用しないから、時間の無駄だ。そんなことに頭を使う時間があれば、己の実力を1分でも多く磨くべきである。

 

 

Vアニメ「ワンピース」15周年記念!15の名場面で綴る感涙PV

※画像は以下の参考文献から引用しています。

 

一言

この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。