仏教の開祖 釈迦(画像)
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内省
全ては流動、変化しているのだ。
同じ場所に在ると思っても、見えないレベルで動いている。同じ形で在ると思っても、分子のレベルで分かれている。宇宙は今この瞬間も動き続けていて、星はいつでも衝突して消滅する可能性を持っている。
時間は流れ、宇宙はうごめき、命の火は消え、物質は分かれる。風は吹き荒れ、大地は鳴り響き、海は揺らいで、炎は燃え盛る。
それについて憂う必要などない。もし憂い、嘆き、苦しむというのであれば、それは単なる無知だ。我が儘であり、強欲であり、傲慢であり、エゴイストだ。最初からそうなっているのだ。だとしたら人間がやるべきことは一つだ。
『悔いの無い人生を』。
ブッダの言葉を通した内省は、ひとまず今日で終わる。小池龍之介氏の『超訳 ブッダの言葉』が、この内省の参照元であった。29歳~31歳という年齢で彼ら四聖と向き合ったことは、私の人生に大きな影響を与え、そして人生の黄昏時に悔いを残さないだろう。
参照文献
仏典
長部経典『大般涅槃経』。
関連する『黄金律』
『愛があれば全ては解決する。』
『流動変化が避けられないことを知っているかどうかは、人間の運命を大きく変える。』