キリスト教の礎 イエス・キリスト
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内省
人に対して善い行いをすると、人は心が暖まるような幸せな気持ちになる。だが、悪い行いをすると、人は心を削がれたような嫌な思いをする。人の心を剥ぎ、骨から肉を削ぎ、その肉を食らい、骨をかみ砕く。そういう行動を俯瞰で見たとき、異常だと思わないか、考えてみるといい。
不義理、横領、隠蔽、捏造、強奪、強盗、強姦、殺人。
それらの行為は、人の心を極めて歪曲させる。なぜならその行為は、人の心を剥いで、削ぎ落とすようなものだからだ。削ぎ落とされた人の心は、文字通りすり減り、その部分が『枯渇』している。そこを『穴埋め』しようというエネルギーが渦巻き、ときにそれが『負のエネルギー』となって、暴発する。それが『負の連鎖』である。
そしてそれは異常なスピードと規模で広がり、あっという間に人間全体に蔓延する。 それはさしずめ、史上最悪の『ウイルス』なのだ。自分の『些細な』行動が『究極のウイルス』だと知り、『人の肉を食らう行為』だと知れば、もう少し慎重な行動を取るのではないだろうかまるで、ニトログリセリンを扱うときのように、まるで、爆弾を止める為の赤か黄色のコードのどちらかを切る、究極の場面のように、
まるで、カンナを人の身体に当て、力を込めたら肉が削がれてしまう場面のように、 落としたら一瞬にして国中の人に汚染する、最悪のウイルスを扱うときのように、 核爆弾を扱うときのように、自分のその行為が、他人に、そして自分に、どういう影響を及ぼすか、もう少し、慎重になるといい。
なってからでは遅いことが、世の中にはあるのだ。
参照文献
ミカヤの書 第3章。