名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
人生はもちろん、美味で、魅力的で、甘い。そしてそれだけじゃなく、恐ろしいし、奇怪だし、苦い。それは、誰しもが、経験しているからすぐに理解できることだ。では、片寄っている人はいるだろうか。どちらか一方の印象しかない人はいるのだろうか。美味で、という側の印象しかこの世に持っていない人は、ただの『鈍感』である。
by吉行淳之介
恐ろしい、という側の印象しかこの世に持っていない人は、ただの『ナルシスト』である。
byブッダ
聖書の『伝道者の書 5章』にはこうある。
『見よ。私がよいと見たこと、好ましいことは、神がその人に許されるいのちの日数の間、日の下で骨折るすべての労苦のうちに、しあわせを見つけて、食べたり飲んだりすることだ。これが人の受ける分なのだ。実に神はすべての人間に富と財宝を与え、これを楽しむことを許し、自分の受ける分を受け、自分の労苦を喜ぶようにされた。これこそが神の賜物である。こういう人は、自分の生涯のことをくよくよ思わない。神が彼の心を喜びで満たされるからだ。』
『骨折る労苦』=『苦い体験』。
『美味しい食事』=『苦い体験をすることが条件』。
例えば、いくら寿司が好きだと言っても、2週間連続で寿司が出たらどうだ。嫌気がさすだろう。それは『苦い体験』になる。しかし、最初は『寿司が好き』と言っていたはずだ。それは、『なかなか食べられないから』であり、『その食べられない間に、我慢していた』。それは『苦い体験』になる。つまり、この世は混沌としている。善玉菌と悪玉菌が腸内に混在している様に、『聖性』と『魔性』、『善』と『悪』、『光』と『闇』が共生、あるいは対立しているように、我々は、その混沌とした矛盾の要素の、一部に過ぎない。
『負』があるから、『正』があるのだ。『負荷』を負うから、『価値』を見出すのだ。では、混沌とせず、どちらかに片寄るとどうなるか。アナトール・フランスはこうも言っている。
人間は実に、理不尽で自分勝手な生き物である。複雑で、いい加減で、そしてどこまでも愛おしい。我々はこの人間として生まれた以上は、この世の全てを受け入れて理解し、そして最期まで人間を生き貫きたい。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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ゴーリキー『明日、何をなすべきかわからぬ人は不幸である。』 キケロ『「名誉を軽んぜよ」と書物に書く人も、我が名を書物に記す。』 プルタルコス『人間である限り、誰でも過ちはある。しかし賢者や善人は、自分の過ちや失敗の中から、未来に備えるための知恵を学び取る。』
関連する『黄金律』
『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』