キリスト教の礎 イエス・キリスト
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内省
怒りに身を任せ、支配され、復讐心に乗っ取られることがある。人生を生きていると、そういう負の感情に心を支配されることは、往々にしてある。 だから自分だけが損をしているわけではないことを、まずは知る必要がある。別に、巻き添えにしたいわけでも、道連れにしたいわけでもないと思うが、
(自分だけではない)
と考えることで、幾分か気が楽になるだろう。まずはそれでいいのだ。気にすることではない。必ず制裁は行われる。そう考えるとむしろ、相手がかわいそうに思えて来るはずだ。その姿を俯瞰的に見て見よ。
理不尽を受け、それを耐え忍び、それどころか赦し、そして哀れむ。 その姿はとても、慈悲深い。人間としての最高の姿が、そこにある。つまるところ人間の真価が問われるのは、理不尽に直面したときだ。そのことについて、考えてみよ。
参照文献
聖書
ルカによる福音書 第22章。