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考察
『武士道』というのは、美学そのものである。新渡戸稲造の著書、『武士道』は、実にそうそうたる人物と照らし合わせ、その道について追及していて、奥深い。キリスト、アリストテレス、ソクラテス、プラトン、孔子、孟子、ニーチェ、エマーソン、デカルト、織田信長、徳川家康、豊臣秀吉、枚挙に暇がない。
本にはこうある。
『武士道においては、名誉の問題とともにある死は、多くの複雑な問題解決の鍵として受け入れられた。大志を抱くサムライにとっては、畳の上で死ぬことはむしろふがいない死であり、望むべき最後とは思われなかった。』
つまり、武士道を掲げた人間の心にあるのは美学であり、美の追求である。格好悪い、女々しい、惨めだ、恥である、何でもいいが、とにかくそこに『美しさ』を見出せないのであれば、それは命を失う方がましである、と考える思想が浮き彫りになるわけである。
かつて、欧米は『罪』の文化で、日本は『恥』の文化と言われた。海外の人間から見れば、日本人が自決することに尊さを見出すのを見た時、とても『不気味』だという印象を得たことは想像にた易い。『恥』であり『無様』。こと、恋愛における武士道というのは、宇野千代の言う通りだ。未練がましい『ストーカー化』など、言語道断である。
私も、理不尽な別れ方をすることになった時、その問題をどう解決すればいいか悩んだ時期があった。それでも愛すべきなのか、相手の心が整うまで、10年でも待つべきなのか。どちらにせよ、未練がましくなることは絶対にするべきではないことを知っていた。知っていたからこそ、どうすればいいかの判断を悩んだ。即決できるような恋愛はしていないのだ。しかし、最終的には、別れることを選んだ。もちろん、心残りはあった。しかし、今振り返ってみると、その話はとても綺麗で、いつまでも心の中で輝きを失わない。もし、あの時に少しでも『恋愛の武士道』を逸れて歩いてしまっていたら、私は今、その時の思い出が曇って見えたことだろう。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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