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エマーソン『我々は、春と夏には改革者だが、秋と冬には保守の側に立つ。朝は改革者であり、夜になると保守主義になる。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

『我々は、春と夏には改革者だが、秋と冬には保守の側に立つ。朝は改革者であり、夜になると保守主義になる。改革は積極的であり、保守は消極的である。改革は真理を目指し、保守は安寧を目指す。』

 

朝と春夏の共通点は、空が明るく、温かく、人間の心理としても活発的になることである。夜と秋冬の共通点は、空が暗く、肌寒く、人間の心理としても不活発になることである。

 

 

この言葉のとある解説に、『人間は若いときと年老いたときでは態度が変わる』という内容が書いてあるが、それはいささか短絡的な解釈である。『改革は真理を目指す』と言っているわけで、年老いても『真理を追うこと』は十二分に出来る。むしろ、歳をとった方が、無駄な私利私欲が削ぎ落され、真理への道がハッキリ見えるようになってくるのが、人間の普遍的な実態である。『春』と『青春』を重ね合わせたのだろうが、人生、一生青春だ。あるいは、バーナード・ショーに言わせれば、

 

ということなのである。夜や秋冬に上着を一枚着込んで、会社ではなく家へと返ってくつろぎを求める様に、人間の活動は、外部要因によって大きく影響されやすいことを、この言葉は示唆しているわけだ。

 

投影バイアス』とは、『今もこういう感情なのだから、1時間後も、1年後もこういう感情だろう。』と決めつけてしまう先入観の事を指す心理学用語である。例えば、お腹が空いているときと、お腹が空いていないときにスーパーに買い物に行く。すると、前者は後者よりも、余分に食べ物をかごに入れてしまう傾向がある。それは、食後の自分を投影出来ないからだ。その時の自分の感情を理解できない。今の感情が、その時もまだ続いているという錯覚を覚えてしまう。つまり、人間の人格は実際には一つでも、およそ多重人格者の様に、条件によってコロコロとその都度、考え方が移ろいやすいのが、人間の特徴なのである。

 

まずはそれを知ることが、力になる。後はそれをどうにかして上手く活かす方法を考えればいい。例えば、夜を迎えるころにその日のストレスでむしゃくしゃしてしまった人は、ぐっすり睡眠を取って脳を整理し、不要な情報を削除し、また朝を迎えて、一日を活発に過ごす。こういう考え方でいいのだ。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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